|
11.10 NNAAメディア発表メッセージ |
「NNAA-Mongolia アルドラーさんより」 |
モンゴルのNNAAメンバーたちとともに、皆様に挨拶を申し上げます。地球から核をなくすという目的をともに掲げる皆さんとお会いできて、本当に良かったです。本日はこのように、私たち核に反対する者たちが国境を越えて力を合わせていることを世界に示すため、集まっています。
そこで私から申し上げたいメッセージなのですが、「私たちモンゴルの市民も、ウラン採鉱を非難しております。ウラン採鉱は放射性の廃棄物を生み出してしまいます。また、古代からいくつかの帝国が治めてきたモンゴルの大草原に原子力発電所を建設することも、非難しています。我々の子孫を末永く守りたいのなら、ウラン鉱山にも原発にも、反対するしか選択はありません」
みなさま、しっかりと力を合わせていきましょう。みなさまの各地での活動も、成功を収めますように。ともに、人類にとって安全な未来を作り上げましょう!
(日本語への翻訳: ひで)。 |
NNAA-Korea イー・デスさん
「NNAA結成−脱核平和のためのアジア市民共同行動のために」 2012.11.10
福島事故は、日本はもちろん韓(朝鮮)半島や中国をはじめ東アジアと全世界に途方もない衝撃を与えました。その被害はいまだに続いており、いつまで、どこまで広がるのか分からない状態です。広島と長崎の原爆被害を経験した日本国民が、数百倍の破壊力を持つ福島核発電所の爆発で体験している被害と苦痛、脱核(原発)への切実性は、隣人である私たちをして、この席に立たせるようにしました。 核発電所で生産される電気を使っている私たちは皆、福島事故を通じて警告状を受けたのです。しかし韓国の李昭博政府と核発電企業らは、核発電所を輸出しようとしています。福島事故を教訓にするのではなく、隣人の痛みを利用して不正な利益を得ようとする恥ずかしい姿です 日本も輸出競争を加速化しています。
日本と中国、韓国、台湾など東アジアには100基を越える核発電所が集中的に建設され、運転されています。これは、東アジアは核事故が連鎖する危険に絶えずさらされていることを意味します。急速な経済成長を基盤とした巨大中国の登場と米国のアジアへの帰還が招いた新しい冷戦の雰囲気の中で、領土紛争が続き、緊張と不安が拡大しています。
最近韓国では、腐敗した官僚と企業が不正部品を長時間使ってきたことが明らかになり稼動中断が相次いでいますが、政府は安全不感症状態です。 各国の原子力マフィアらは事実を隠蔽し、核発電所周辺の貧しい住民の人権を無視したまま脅迫し懐柔して核発電所建設を推進し、さらに老朽化した核発電所の寿命延長をしています。核発電所は社会的不平等、地域的不平等を招くだけでなく、社会統合と持続可能な社会発展を脅かしているのです。
チェルノブイリの経験でわかるように、事故の被害は一つの地域と国家に留まらず、土壌と河川と海そして大気など生態系全般に広がって被害を拡大させることになります。深刻に拡大している福島のゴミは、まさに人間がもたらした大量生産と大量消費の豊かさが招いた否定的な結果を見せつけています。核事故は広島と長崎の被害者の事例でわかるように、職業と性別、年齢と国籍を区分しません。ですから私たちは、核と人類の平和は両立できないと宣言します。私たちは本格化している日本の脱核(原発)運動を支持し、核(発電と兵器)の東アジアにおける拡散を憂慮し、アジア市民共同の行動に打って出るになりました。 韓国はさまざまな地域で、核発電所および核廃棄場建設反対運動の成功と失敗の経験をすべて持っています。 民主化された社会、市民の組織された力が集まる時、成功することが可能でした。韓国内各界各層の脱核運動は、近づく大統領選挙で脱核とエネルギー転換政策を掲げる候補が当選して、画期的な変化が始まることを期待しています。 多くの市民が自発的に参加しています。
私たちは脱核運動を通じて危険で疲労する社会を越えて、人権と生命と平和を優先する民主社会を実現しなければなりません。太陽と風は誰も独占することができず、請求書を送ることがない、人類だけでなく地球上すべての生命体の共同資産です。地域共同体が自然エネルギーを開発し、エネルギー自立の夢を実現する時代へと変化しています。都市産業文明からの転換はすでに始まりました。 福島を通じて私たち人類は覚醒し変化しており、その先頭に日本の脱核市民運動があると歴史に記録できることを期待します。
-韓国の脱核共同行動から
NNAA-Taiwan Rev. huang Che-Yenさん
「台湾の原発問題について」
2012.11.10
台湾には今三つの原子力発電所があります。また、もう一つの原発は二十何年をわたって、今もまた建てています。その原発は「核四」と呼ばれ、第四の原子力発電所という意味です。1969年の第一原発の工事開始から今日まで、台湾の原発はもう四十年以上の歴史を持っています。1987年は原発の発展にとって意味のある年であります。1987年において、反原発の運動を台湾社会運動の波に乗って、環境運動のひとつとして始まりました。その前には、「戒厳令」のもとで、また政府の政策と宣伝において、原発と核廃棄物処理所の建設は順序に建てられました。今、台湾の原発問題を大きく二つに詰めることができます。
一、 核廃棄物の問題
1978年の第一原発の運伝に伴う核廃棄物のものが出てきます。国民党はすでに台東の外にある先住民族のタウ族が住んでい島蘭嶼に核廃棄物をおく計画を立てていました。1980年からその核廃棄物処理所を造り始めました。それは、そのときに、タウ族の人々に魚の缶詰め工場を造ると騙して建てられたものであります。
1988年にタウ族の青年は核廃棄物を彼らの島に置くことを反対する「悪霊払い」デモを行いました。そのときに、彼らは核廃棄物を「悪霊」と呼んでいます。この反対運動は今日まで続いています。しかし、台湾の政府と台湾電力会社はいつも核廃棄物が人間や環境に対して安全であると主張しています。蘭嶼の核廃棄物処理所はすでに満タンであり、台湾の政府も次の置く場所を探しています。来年、次の処理所を台東の藍田に置くと決定する可能性が非常に高いと言われています。今台東県の環境保護団体は県内の反対運動(反核廃)を準備しています。
いま、蘭嶼の土地はすでに放射能の汚染をあびえています。去年の11月に台湾医学大学の教授張武修はこの三年の間に蘭嶼のセシウム137の量が高くなっていますという検出された結果を発表しました。しかし、台湾電力会社は、その現象は放射能が洩れるのではない、検査整備中において雨による流されたものであり、基準より低いものであると反論しました。今年の10月に日本首都大學放射醫學科教授加藤洋が蘭嶼で計った結果も放射能の洩れる恐れがあると分かりました。ですから、蘭嶼の土地の汚染程度と住民の健康安全が深刻の問題になります。
二、 第四原発の問題
第四原発については以下の問題があります。簡単に説明します。
1、 金の無駄使い
原発の部品を作る技術はなく、部品は全て外国からの輸入に頼っているが、その価格は国際市場の価格よりはるかに高いのです。ですから、建設する費用は最初の予算の1697億NTドールから今の3300億NTドールまで跳ね上がりました。
2、 安全性の問題
第四原発はアメリカがデザインし、日本(日立、東芝、三菱重工)が製造し、台湾が設置また建設するというようなものであるとよく言われます。建設するときに、台湾の技師が自ら設計図を変更して作ったので、アメリカのデザイン会社GEもその安全性を保証しないことを明らかにしています。また、部品の安全問題をあります。例えば、防放射能のないパイプを使っているので、電線がアースされて爆発する可能性もあります。そして、工事の手順の間違いによるネジの壊れ事件もありました。
元核四安全委員会委員の林宗堯博士は第四原発の安全性について疑っているが、原子能安全委員会や台湾電力会社が彼の疑問に対してまったく無視しているので、彼はその安全委員を辞め、第四原発の問題についてマスメディアに発表しました。
3、 事故が起きたら
一番厳しい問題はやはり事故が起こったらどうするのかという問題です。もし事故がおきったら、台北市と新北市に住む人々は逃げ道がないのです。大量の人間の避難は混雑し、行く場所もありません。しかし、政府や台湾電力会社はその大量の人々の避難対策が今にはありません。
台湾の原発問題は台湾だけの問題ではありません。台湾の近隣の国々の問題でもあります。ですから、原発の反対する連帯をつくって、原発のないアジア社会のために一緒に努力しましょう。
|
|