続報 VI - ファルドーの地下施設で工事が進む??

11月27日のファクリザデ博士の暗殺を受けての各国の動きを追いかけておりますが、今日はその「続報 VI」。

すぐ下の投稿でも短く紹介した、インドに本拠を置くWIONというケーブルTVニュース放送局の報道なのですが、このニュース局はこのファクリザデ博士暗殺を受けての動向をよく追いかけてくれています。
そのWIONによるニュースとその解説シリーズでGRAVITASという番組シリーズがあり、それがYouTubeにもニュースをアップロードしてくださってます。
12月20日にYouTubeにアップロードされたビデオ ニュースより:

“Iran: Satellite images show construction work at Fordo nuclear site” (イランのフォルドー核施設で、建設工事が進行 — 衛星画像より) というビデオをYouTubeで探すか、
https://www.youtube.com/watch?v=mjJXtsdn0Lo
をクリックなさってみてください。

このニュースによれば、
イランのフォルドーという場所(テヘランの南南西120㎞ほどのところにクォムという有名な聖地がありますが、その近く)には核施設があり、衛星画像を見る限り、どうもそこで地下施設の建設が進んでいるようだ、ということです。
ただ、その地下施設の目的などはまだ判明しておりません。

もし地下核施設であるのなら、その建設工事を進めている動機としては、
・ ファクリザデ博士が殺されても、イランには核開発を続ける意図も財力も技術もあるのだ、と世界に示す
・ トランプと違いアメリカのバイデン政権はイランと交渉を再開しようとしていますが、その時点でイランとしては、交渉で有利に立てるような材料を増やしておきたい
などが推測できます。

なお、フォルドーには以前から(イラン政府が公に「核施設」だと認めているか否かは、別にして)核施設があってU235の濃縮を行っており、この9月には濃縮の濃度を20%にまで上げたところです。

この衛星画像のニュースは、同じくYouTubeにあるBloomberg Quicktake: Now というチャネルでも短く取り上げられており、”Iran builds at underground nuclear facility amid US tensions” (米国との緊張が高まる中、イランが地下核施設を建設)というビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=lcIBnaTnFnk
にあります。

では、ページ g-1) の執筆を進めておりますが、アップロードまで数日かかりそうです。旧日本軍による原爆開発プロジェクトについて、短く紹介します。
しばし、お待ちくださいませ!

 

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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