先日も約束した通り、CANDU(R) についてあれこれ調べております。
一通りまとまったら、新ページ can-0) can-1) としてアップロードしますね。
しばらくお待ちくださいな。
先日も約束した通り、CANDU(R) についてあれこれ調べております。
一通りまとまったら、新ページ can-0) can-1) としてアップロードしますね。
しばらくお待ちくださいな。
ZNPPのドローン攻撃で作業員が死亡との報道
The Kyiv Independentのウェブサイトより
Drone attack reportedly kills worker at Russian-occupied Zaporizhzhia Nuclear Power Plant
そもそもコールド シャットダウン中とはいえ、核施設に
ドローン攻撃なんて、どういう神経なのでしょうかねえ??
でも、実際に起こっていることです。正規軍がやらかした
ことなら、もはや正規軍がテロリスト組織に近づいています。
核施設がある限り、それに対するテロ攻撃の危険性は
払拭できません。

再掲 外部電源喪失が招き得る破局
なお、「電源車」では長時間の稼働は無理です。
別に原子炉を直接
攻撃しなくても・・・
ドローンで外部電源供給系統
(グリッド)を破壊
+
トロイの木馬などで非常用ディーゼル発電装置を稼働不能に
⇒ 原子炉の冷却不能 ⇒ メルトダウン ⇒ 巨大ダーティ ボム
では、ZNPPでつい先日に何があったのか、Kyiv Independentの
記事を。
いつもどおり、私の日本語化・要約です。
< > 内は、私からの補足説明。
**********************************
Drones attack reportedly kills worker at Russian-occupied Zaporizhzhia Nuclear Plant
(ロシアが占拠中のザポリージャ原発でドローン攻撃、作業員が
死亡との報告)
Tamara Nowakowskyさん
202610月30日
★ IAEAが <ソーシャル メディアの> Xで発表した報告に
よれば、10月29日にZNPPでドローン攻撃があり、原発の
従業員が死亡した。
★ その報告によれば、この犠牲となった作業員は同原発の
集中修理作業場に勤務していた溶接技術者であったとのこと。
★ やはりIAEAの発表によれば、去る10月3日にも一連の
ドローン攻撃があり、この原発近隣のザポリージャ火力
発電所の変圧器に損傷が発生、原発への外部電源供給に
問題があった。
★ 今回発表の原発での死亡事件があった当日には、
ロシア軍がザポリージャ市に対しミサイルとドローンによる
攻撃を複数回実施、少なくても14名が死亡した。その中には、
子供1名も含まれていた。ウクライナの国家警察からの
発表による。
**********************************
こんなことがすでに幾度もあったので、読者の皆様も
慣れてきちゃってるかも。
でも、忘れないでください。原発など核施設があると、
軍やテロ組織にとっては格好の攻撃標的になるわけですね。
イランが核施設を再建している兆候はない ~~ IAEA
Arab Newsウェブサイトより
Arab News | No sign Iran is rebuilding nuclear sites but 440 kg of uranium unaccounted for, UN watchdog says
ここをクリックして、元の記事をぜひお読みくださいな
トランプ大統領はイランへの攻撃を再開するとか言ってますが、IAEAによればイランが核施設を再建している兆しは見られない
そうです。だったら、トランプさんは何の根拠があって攻撃
再開を正当化するつもり??
そのIAEAから発表について、Arab Newsのウェブサイトより。
いつもどおり、私の要約・日本語化です。
< > 内は、私からの補足説明。
***********************************
No sign Iran is rebuilding nuclear sites but 440 kg of uranium unaccounted for, UN watchdog says
(イランが核施設を再建している兆候なし。だが <戦争開始の
前からあったとされる> 440kgのウラニウムの行方は不明と、IAEA)
Ephrem Kossaifyさん
2026年10月28日
ニューヨーク シティー発
★ 火曜日 <10月27日> にIAEAが国連安保理事会に述べた
ところでは、
昨年のアメリカとイスラエルによるイランの核施設への爆撃の
ため査察官たちがイランから出国せざるを得なくなって1年以上
経過しているが、イランの高濃縮ウラニウム440kgの行方は
不明のままで、イランが核物質を転用していないか、確認は
できていない。
★ 先月、15か国代表からなる安全保障理事会にイラン代表も
出席するよう、IAEA理事会が正式に依頼していたのだが、
それ以降にIAEA事務局長のグロッシが行った同安全保障理事会
での最初の発表であった。この20年間で初めて、イランが
核不拡散の規定に違反したという発表がなされた。その決議は
この9月9日、賛成23票、反対3票、棄権8票で成立したもの
だった。イランはこれを、政治的意図によるもので規定違反
だと拒否した。
★ グロッシによるとIAEAによる遠隔からのモニタリングでは、
昨年と今年の爆撃を受けたイランの核施設で修理や再建が
行われている兆候は見つかっていない。
だが、「核施設の現場で査察することに勝検査はない」とも
グロッシは語っている。
★ グロッシによれば「イランであれ世界のどこであれ、
長期的に核の拡散を防止できるのは、IAEAの確認に基づく
外交努力だけだ」
最後の結論には私も合意するのですが、高濃縮Uが440㎏も
所在不明になっているのは実に問題ですね。核技術のノウハウ
は、いったん出来てしまうと伝播を防ぐのは極めて困難です
から、核物質を厳密に管理しませんと。全世界での一元的
管理を実現したいものです。たとえば、IAEAの査察や
safeguardsを全面的に受け入れないと、だれも核物質を買う
ことができないように してしまうとか。
核施設を爆撃しても、核物質の拡散を防ぐことはできない ~
今回のアメリカとイスラエルによる攻撃は、そんな実例ですね。
特に今回の場合、イスラエル(おそらく)とアメリカというか
兵器保有国が、現時点ではまだ保有していないイランを
攻撃したという非対称性が明らかですしね。
おわび
今まで私は、単純にCANDUと表記してきました。
たいていの技術論文などでも、単にCANDUとなっている
からですね。
ところが
Atomic Energy of Canada Limited社から出ている、proliferation
resistance関連の論文を読んでいると、CANDU(R) との表記が!
つまりCANDUって、PWRとかBWRと違って、登録商標だった
のです!
今までうっかりしており、お詫び申し上げます。
画像をアップロードしてみたら、できました!
CANDU関連のページを準備中なので、
完成次第、マンガも含めてアップロードしますね。
しばしお待ちを。
10月24日午前10:42 JST 現在、私が契約しているサーバーの調子が悪く、
画像を投稿できません。
ご覧の通り、「やかんをのせたら~~」では あほバカ漫画以外にも
説明図なども多数使っております。
そのため、サーバーが回復するまで投稿ができません。
しばらくお待ちくださいな。
NYSEでの話: SMR関連リスクが増大、Oklo社とNuScale社の
株価急落し、から売りが支配的
BENZINGAウェブサイトより
Shorts Prevail as Oklo and NuScale Stocks Dive as SMR Risks Rise – NuScale Power (NYSE:SMR), Oklo (NYSE:O – Benzinga
(2026年9月20日)
核発電に賛成する人たちの多くも、反対する人たちの多くも、核発電の
実態や歴史的な「正体」を知らないで賛成/反対していることが
多いです。
極端な実例を挙げると、すでに 付録 w-15) や 付録 w-23) などで
説明したように、原発は停止中でも冷却が不可欠です。その単純な
事実を知らない人が、どちらの陣営にもいらっしゃいまして~~
(; ◎O◎) え!? 原発って、停止中でも冷却しないといけないん
ですか?
と真顔でおっしゃる反対派 → 原発など核施設で事故があった場合だけ
危険が発生する、と「あま~~い誤解」に陥っていないか?
( – o-) 世界情勢に左右されにくい電源を確保し、CO2も減らすには、
原発は必須だ
と主張する賛成派 → 原発は廃炉が決まった後も何年も冷却が必須。
つまり、何年も電力をただ消費するという事実を知らずに
賛成している。
で、NYSEでのSMR関連株価でも、こうした「正体を知らずに」
行われてきた投資の悲惨な結果が、今年になって以降見られて
いるそうです。
では、それを述べているBENZINGAウェブサイトの記事を、
私の日本語化・要約で。
< > 内は、私からの補足説明です。
************************
★ 今年に入ってからSMR関連のトップ銘柄が急落しており、
空売り投資家がそれを利用して大儲けしている。<空売り投資家は
証券会社から株を借り、その株価が高いうちに売ります。株価が
下落したらその株を買い戻し、証券会社に返却します> Oklo社の
株価は今年になってから49%下落し、今までの最高値と比べ80%下で
取引されている。またNuScale Power Corporationの株価も同様で、
今年になって43%下げ、今までの最高値より86%安い。
★ この株価下落の進行をうまく利用しているのがshort sellersつまり
空売り投資家だ。Okloのshort interestは17%、NuScaleは16%で、
これは、向こう何か月かは両銘柄は下落を続けると多くの投資家が
見ているという兆しだ。<short interestとは、空売りされたが
まだ買い戻されていない株式の比率>
★ Financial Timesの推定では、こうした株価状況の中で今年
ここまでに空売り投資家たちが得た儲けは、20億ドルを超えている
そうだ。一方で両社の時価総額は300億ドル以上下落した。
★ 今年になってこうした銘柄が急落したのには、原因がいくつかある。
そのうち最大のものとして、OkloもNuScaleもまだ利益をあげて
いない。
現時点ではまだ技術の研究開発中であり、特にAIブームが広がる中で
自社技術が普及することを目論んでいるのだ。
★ その利益を上げるまでには、まだ道は遠い。これは1つには、
HALEUが今のところ不足しているせいで、HALEUが確実に供給される
のは2028年後半になると見込まれている。
**********************
つまり、
・ SMRは現在のところまだ開発中の技術であり、利益を上げられるに
至っていない
・ SMRの多くで燃料となるHALEUもまだ不足している
というわけですから、
そうした現実を知っている投資家なら、SMR関連株にいたずらに
投資などしなかったはずですよね。
おそらく、
AIの発展は確か ⇒ データ センター用電源が多数必要 + それには
SMRが有望 ⇒ SMR株が上昇するはず
といった単純な予想で動いてしまい、SMRの現状がどのような
ものかなど、調べもしなかったのでしょうね。
「実際には、どんなものなのか?」を調べてから、投資判断も
賛成/反対の意思決定も、すべきですよね。
この8回目の局地的停戦を最後に、今の戦争そのものが終わって
くれますことを!
Ukrainian National Newsのウェブサイトより
A local ceasefire has taken effect near the Zaporizhzhia Nuclear Power Plant — IAEA | УНН
いつもどおり、私が日本語で要約しますね。
< > 内は、私からの補足説明です。
*****************************
A local ceasefire has taken effect near the Zaporizhzhia Nuclear Power Plant — IAEA
(ザポリージャ原発周辺で局地的停戦が発効)
2026年10月17日
IAEAの仲介による第8回目の局地的停戦が、ZNPP周辺で発効。
★ 10月15日にZNPP周辺での局地的停戦が発効、配電用変電所の
修復作業が可能になった。IAEAの発表による。
★ IAEAの調停によるZNPP周辺での局地的停戦はこれで8回目で、
<ZNPPに外部電力を供給している> 330kVの配電用変電所の
修理作業を進められる。この変電所には、軍事行動による損傷が
発生している。
★ ZNPPに外部電力を供給している送電網として残っているのはこの330kVの送電網だけであり、 修復作業によってそれとZNPPの間の
接続を強化できる。
★ ウクライナのSybiha外相によると、ウクライナの
<チョルノービルを除くと4か所ある> 原発の安全な稼働に
欠かせない19か所の変電所に、IAEAは使節団を派遣するそうだ。
*******************************
原発がいかに深刻で厄介な軍事的脆弱性になりえるか、その
実例ですね。
今回のような「大っぴらな」軍事活動でなくても、
テロリストによる外部電源への攻撃もあり得ますしね。
(上の黒いメニューにあるページ g-5) や g-6) も参照)
株主向け法律事務所SBSのウェブサイトより
FISN Investors Have Opportunity to Join Deep Fission, Inc. Fraud Investigation with SBS Law
Deep Fission社については、たとえば原子力産業新聞の昨年10月
10日付の記事などをお読みください:
米新興企業 地下設置型SMRのサイトを選定 | 原子力産業新聞
要するに、地下1.6km程度という大変深いところにSMRを設置しよう
というビジネスですね。NASDAQに上場しており、略称はFISNです。
そのDeep Fission社が今年6月にIPOを実施したのですが、それに伴い
詐欺行為があったのではという嫌疑が生じており、株主向け法律
事務所のSBS(Schall, Brown & Schwartz LLP)がDeep Fission社の
株主を代表して調査に乗り出している、という事態になっております。
何がイケナイのか?今年9月26日付でIceberg Researchという
調査会社が報告書を公表しているのですが、それによればDeep
Fission社の主張する技術は誇張が過ぎ、実際に商業的に採算が
採れるものにはなりそうにない、とのことです。この報告を受け、
FISNの株価は急落したそうです。
SMRそのものがまだ現時点では開発中の技術だってことを、一部の
投資家が忘れてしまっているようですね。
それにしても、日本語で反原発派の人たちと話していると、NYSEやNASDAQといった言葉をほとんど耳にしません。原発の事故危険性や
放射線の健康影響についての話は、しょっちゅう出てくるのですが。
原発事故や放射線被害をなくそうという願いそのものは、もちろん
正解です。
ただ、どうやってなくしていくのか?それも考えないと、いつまで
たっても「夢の彼方の正解」を語っているだけです。
我々は金融資本主義の世界に、否応なく生れ落ちました。なら、
核発電ビジネスの資金源を枯らす、という方策も考えるべきでしょう。
別に、巨額資金を集めてそうした企業を買収、原発事業をやめさせろ
とか言ってるんじゃありません。SMRならSMRの真実を社会に
発信することなら、できるはずです。投資家の多くとはそうした情報に
踊らされる存在であることは、上述のFISNのIPOがあったという事実
そのものにも表れていますよね。
それなのに、反原発団体の一部の人たちと話していて、「SMRって、
なんですか?」といった反応がいまだにあるのは ・・・・
その聖公会さんの原発問題プロジェクト用原稿ですが、
現在の世界ではどうしてもSMRなどにも言及することになります。
今年3月のトランプ・高市会談で、アメリカのSMR建設に日本が公金で
「投資」する、という合意があったりしましたもんね。
でも、その関連の報道を見ると、
現在開発中のSMR各種のうち、およそ2/3では核燃料として
HALEUを使う ⇒ proliferation risksを悪化させてしまう
という深刻な問題について、ほとんど言及がありません!
そこで、件の原稿で私はこの会談合意に言及、SMRのproliferation risksに
ついて短く取り上げているのですが、問題は ・・・
< (;; ?o?) SMRって、なんですか??
という反応が、当然のようにあるわけですね。
いずれ、SMRの特集を聖公会さんの原稿でもやらないと~~
なお、本「やかんをのせたら~~」では、とっくの昔にSMR関連
ページ シリーズとして s-0) — s-12) をアップロード済みです。
反原発団体の皆さん、SMRのリスクについても、しっかり
情報発信をしましょうよ!