ロシア、原発2か所に給電する変電所も標的に

ロシアがウクライナのエネルギー施設に大規模攻撃
原発2か所に給電する変電所も標的に、とSybiha外相

The Kyiv Independent (ウクライナのオンライン英語紙)より
Russia targeted substations powering nuclear plants during large-scale overnight energy attacks, Sybiha says

Dmytro Basmatさん
2025年11月9日

ウクライナの原発での緊急事態というと、今のところどうしても
ザポリージャが広く取り上げられているのですが、
外部電力供給が途絶えた ⇒ 原子炉と使用済み核燃料冷却プール
との冷却ができなくなる ⇒ メルトダウンへ
というパターンは、どの軽水炉でも起こりえます。
(このパターンをご存じない方は、上の黒いメニューで
付録 w-15) をお読みくださいな)

すると、ウクライナにある他の原発でも、外部電力供給が確保
されているのかどうか、注視しておりませんと ・・・

まさにそうした問題をロシア軍が引き起こした、とウクライナの
Sybiha外相が述べたそうです。

The Kyiv Independent紙の関連記事を、私が抜粋・要約・
日本語化して紹介しますね。
いつもどおり、<  > 内は私からの補足説明です。
****************************************

簡略化した地図ですよ

<ウクライナの> フメルニツキ原発とリウネ原発とに外部電力を
供給している変電施設を、ロシア軍が攻撃の標的にした。11月7日
から8日にかけて夜通しでロシア軍が行った大規模攻撃の一環である。
ウクライナのエネルギー関連インフラストラクチャーを破壊しよう
とした大攻撃であったと、ウクライナのAndrii Sybiha外相が述べた。

「<今回の標的選択は> 偶然ではなく、入念に立案した攻撃だった。
ヨーロッパを巻き込んだ核の安全を、ロシアは意図的に危険に
さらしている」とSybihaは11月8日にソーシャル メディア
<日本でいうSNSのこと> で述べている。標的にされた変電施設が
損害を受けたのか否か、実際に今回の攻撃で被弾したのかどうかに
ついては、同外相は言及していない。

ウクライナの関連高官たちからは、両原発の稼働中断は報告されて
いない。

・・・(中略)・・・

今回の攻撃を受け、ウクライナ国内数地域では緊急の停電措置が
取られた。・・・(中略)・・・

・・・(中略)・・・ SybihaはIAEAの緊急理事会の開催を求めた。

同外相はロシアからのエネルギー輸入のツートップである中国と
インドに呼びかけ、「ロシアが核を脅迫に利用しているが、それを
やめさせるよう国際的なプレッシャーが必要だ。核エネルギー施設
への攻撃は無謀であり破局を招きかねない。ロシアに対し、
そうした無謀な行為をやめるよう要請していただきたい」
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原子炉そのものをどれだけ頑丈にしても、外部電力供給が絶たれれば原発は ~~

核発電所(原発)があると、攻撃を受ける場合にいかに面倒で深刻な
問題になるのか、もう明らかですよね。
ウクライナの原発は現在4か所(チョルノービリを除いて)ですが、
日本には廃炉が決まっている福島第一・第二を除いて15か所あります。
停止中のものも含めての数値ですが、停止中であっても
そこには核燃料(使用済みも含む)があり、冷却が必須であることに
違いはないです。(「なんで?」と思われた方は、上の黒いメニューで
付録 w-15) を参照)
実際、ロシア軍が東海第二原発(新宿から約118㎞)を軍事標的の
1つにしていたことは、上の黒いメニューにあるページ d-11) で
紹介済みです。

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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