実験 ・・ クロッキーを切る / (English post is just below)

「物体とその周囲の空間」という問題を考えるとき、我々は3D空間にいることを自覚したいものです。
だからこそ、我々は絵画という2D平面の全貌を見ることができるのですね。
我々がもし2D世界の住民であるのなら、つまりクロッキーの表面に住んでいるのなら、我々が見ることができるのは、外部の3次元世界でそのクロッキーを見ている人物の影だけでしょう。
つまり、どのような2D絵画であっても、実は3D空間内に存在しているわけですね。

なら、この「3次元内の2次元存在」という現実を、利用しても良いのでは?

12月10日、いつものようにクロッキー会がありました。例によって6ポーズで、1ポーズあたり20分です。
そこから、3点。いずれも、「ありふれた」クロッキーですね。
でも、いずれにも奇妙な切れ目が入っています。

そこが「実験」だったのですが、一体何をしたのか?
それは、次回の投稿をお楽しみに!

20分クロッキー3枚
紙に鉛筆、紙に切れ込み
非売品 ・・ あくまで、実験です

* ポーズ1 では、頭が大きすぎるように見えますが、実際のモデルさんの体型の特徴です。
とりあえずポーズ1では「ありのままに」描き、ポーズ2と3では、調整しました。

各画面をクリックして、拡大してご覧くださいませ

ポーズ1.頭が大きく見えますが、「ありのままに」まず描いたものです。数か所に「切れ込み」があることにご注意。

ポーズ1.頭が大きく見えますが、「ありのままに」まず描いたものです。数か所に「切れ込み」があることにご注意。

 

ポーズ2.やはり、紙に切れ込みがあります。

ポーズ2.やはり、紙に切れ込みがあります。

 

ポーズ3.なお、私は人体を切ることに楽しみはまったく感じておりません! ここで切っているのは、あくまで「紙」です! (^O^  ;;;)

ポーズ3.なお、私は人体を切ることに楽しみはまったく感じておりません! ここで切っているのは、あくまで「紙」です! (^O^ ;;;)

 

About Francis

Painter, artist of hand-painted / dyed clothes and bead accessories, print designer
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