カザフスタンでOranoが新たな ウラニウム鉱山

カザフスタンでOranoが新たな
ウラニウム鉱山
ー Trend News Agency (アゼル
バイジャンの通信社) の
ウェブサイトより
Orano names start date for uranium mining at new plot in Kazakhstan (Exclusive) (trend.az)

Trendの独占報道だそうです。
国別にみると、ウラニウム鉱石の最大
産出国はカザフスタンですが、そこで
フランスに本部を置くOranoが新たな
鉱山の操業を始めるそうだ、との
ニュースです。
あるいは、ニジェールの情勢なども
影響しているのかも。

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

バクーはカスピ海の西岸にありますが、有名な都市なのでご存じですよね。

バクーはカスピ海の西岸にありますが、有名な都市なのでご存じですよね。

***********************************
Orano names start date for uranium
mining at new plot in Kazakhstan
(Exclusive)
(Orano、カザフスタンの新鉱山での
ウラニウム鉱山操業の開始日付を指定)

2023年11月12日
Ali Gasimov記者

アゼルバイジャン・バクー発、
2023年11月12日
カザフスタンの南トルトゥクドゥク
(South Tortkuduk)にあるウラニウム
鉱山でのKATCO による採鉱業務が
今年年末に始まると、Oranoの情報筋が
Trendに告げた。KATCOは、フランスの
Orano Mining社とカザフスタンの国営
核企業である Kazatompromとによる
合弁事業だ。

「カザフスタンは、世界でも最大の
ウラニウム産出国だ。OranoはKATCO
を媒介として同国で業務を進めている。
KATCOはOrano Mining (株式保有率
51%) とKazatomprom (49%) とが
1996年に設立した合弁事業で、
トゥルケスタン(Turkestan)地域の
ムユンクム(Muyunkum)ならびに
トルトゥクドゥク(Tortkuduk)にある
ウラニウム資源を感発・利用することを
業務としている。トゥルケスタンは、
シムケント <という都市、Shymkent>
のおよそ300㎞北にある」と、
その情報筋は述べている。

Oranoによれば、現時点で同社の従業員
数は1200名を超え、運営しているISR
鉱山 <鉱山の採掘現地で進出を行う
鉱山> は年間でおよそ4,000トンの
ウラニウムを算出している。この
20年間でKATCOがその2か所の埋蔵地
で算出したウラニウムは40,000トン
にのぼる。

しばらく安泰ね ~~ 私の点描練習

しばらく安泰ね ~~
私の点描練習

「2022年8月、KATCOとカザフスタン
共和国のエネルギー省とは既存の下層土
活用契約の修正に合意、
南トルトゥクドゥク鉱山の活用を
進めた。この新たな鉱山を活用する
ことで、KATCOはウラニウム産出を
今後15年間ほど確実に続けられる
はずだ。この新しい埋蔵地での産出は、
2023年年末前後に始まる予定だ」と、
上述の情報筋は述べている。

その情報筋によると、Orano Miningと
カザフスタン国営企業である
Kazatomprom とは、2022年11月29日
に協力の覚書に署名している。

Oranoがさらに告げたところでは、
「その覚書でOrano Miningと
Kazatompromは、既に実り多い両者間
の既存のパートナーシップを発展させ、
ウラニウム鉱山業での協力を維持・
拡大していくという意志を表明した」

以前にOranoグループの最高業務
責任者 <CFO> が、カザフスタンの
Samruk-Kazyna JSC (政府出資投資
ファンド) の経営陣との会合で述べた
ように、フランスのOrano S.A. は
カザフスタンとの協力を拡大する意向で
それには同国以外での合弁戦略
プロジェクトの実施も含まれる。

私の反核シャツ作品の一例

私の反核シャツ作品の一例

2023年9月29日、Kazakhstanの
Kazatompromは2025年の同社の
ウラニウム産出戦略を発表した。
Kazatomprom の取締役会は、下層土
活用契約で定めた計画レベルの100%
にまでウラニウム産出量を2025年に
増大させるという企業戦略を承認した。

カザフスタンは、天然ウラニウムの
確認埋蔵量では世界第2位だ。全世界
のウラニウム確認埋蔵量の約14%が、
カザフスタンの地下に眠っている。
同国のウラニウム確認埋蔵量は、
700,000トンに達する。

2009年にカザフスタンは
ウラニウム産出で世界第1位になり、
それ以降世界市場で首位を保っている。
世界のウラニウム産出のおよそ40%を、
カザフスタンが占めている。2021年の
ウラニウム産出量は21,800トン、
2022年の実績は21,300トンに
のぼった。
***************************************
ついでながら、U産出量国の
ランキングを
Uranium Production by Country 2023 (worldpopulationreview.com)
で見ておきましょう。

1  Kazakhstan: 21,819 tonnes  U
2  Namibia: 5,753 tonnes U
3  Canada: 4,693 tonnes U
4  Australia: 4,192 tonnes U
5  Uzbekistan: 3,500 tonnes U
6  Russia: 2,635 tonnes U
7  Niger: 2,248 tonnes U
8  China: 1,885 tonnes U
9  India: 615 tonnes U
10 Ukraine: 455 tonnes U

やはり、面積の大きい諸国での産出量が
多いですね。
面積の小さい諸国にとっては、Uに
あまり依存すると世界のU市場の動向
に振り舞わされてしまうというリスク
を避けられません。

小さいと不利 ・・・

小さいと不利 ・・・

しかも上の黒いメニューでは項目を
基本的にアルファベット順に配列して
おりますが、その付録 w-6) の後半
「Uを欲しがる大国」の箇所で述べた
通り、カザフスタン産のUのかなり
の部分を中国が買い占めている模様です。
加えて、上述の通りフランスも
カザフスタンでウラン採鉱の合弁事業を。
ところが日本となると、カザフスタン
との正式な関係は1991年に始まった
ばかりで、歴史が浅いですよね。
そして日本国内には、今のところ
U鉱山はありません。

だからこそ、政府はFBRに固執するの
かもしれませんが、Pu-239を増殖する
にはそもそもU-238が必要です。
ページ if-3) の上から4番目の図を
参照)

いったい何のために、日本政府は
核発電に固執しているのでしょうか
ねえ???

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NuScaleとユタのSMR取引、 電力消費契約の不足から崩壊

Beyond Nuclear Bulletin
2023年11月9日号より
NuScale-Utah SMR deal collapses for lack of electricity subscribers – Beyond Nuclear

NuScale-Utah SMR deal
collapses for lack of electricity
subscribers
(NuScaleとユタのSMR取引、
電力消費契約の不足から崩壊)

2023年11月9日付

下の2023年11月4日と6日の投稿
で、SMR販売が難航しているとの
記事をBeyond Nuclear Bulletinから
日本語化して紹介しました。
11月4日の投稿では、NuScale社が
契約を「でっち上げ」た疑いを
取り上げていましたね。
その続報です。

実は全然売れてないので、大安売り~~

実は全然売れてないので、大安売り~~

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

11月4日の投稿をまだお読みで
ない方は、スクロールダウンして
それをご一読の上で、下記をお読み
くだされば。
*****************************************

オレゴン州ポートランドに本拠を置く
NuScale Power Corp. とユタ自治体
連合電力システム <Utah Associated
Municipal Power Systems、UAMPS>
は <下の11月4日の投稿で言及が
あったように> 77 MWのVOTAGR
という小型モジュール原子炉(SMR)
6基 (合計462 MWe) をライセンス
取得・建設・稼働する契約を結んでいた
のだが、この度両社は同契約を終了する
ことで合意した。このSMRの開発は
既に10年間も進められており、アメリカ
エネルギー省からの補助金14億ドル、
さらには最近発効したインフレ軽減法
<Inflation Reduction Act> に基づく
追加補助金のオファーさえあった。
この追加補助金は、30/MWhドルと
推定されている。またエネルギー省の
アイダホ国立研究所からの連邦保有地
の優遇措置も受けていた。この
VOYAGR という設計は、従来型の
加圧水型原子炉を小型化したもので、
最大で合計12個のモジュール式
ユニットを1か所のコントロール
ユニットから稼働管理することが
可能だ。

小さい = 安全とは限らないから、 やはり審査は必要

小さい = 安全とは限らないから、
やはり審査は必要

VOYAGR原子炉の計画デザインは、
安全性と信頼性との関連で、まだ
アメリカ原子力規制委員会 <US
Nuclear Regulatory Commission、
NRC> からの認定を受けては
いない。つまりVOYAGRはまだ
幻の原子炉なのだが、その建設と
稼働に必要だとNuScale社が2023年
1月に公表した想定経費が膨大に
膨らんでおり、それを受けてUAMPS
のユタ州を主とする自治体電力協同
組合に参加している50の自治体の
うち27の町がNuScaleへの信頼を
なくした。さらにアリゾナ、
カリフォルニア、アイダホ、ネヴァダ、
ニューメキシコ、ワイオミングの各州
にも電力供給の自治体組合があり、
それらもNuScale社を考え直すに
至った。2023年3月現在、この
プロジェクトの計画電力アウトプット
のうち、NuScaleとの電力購入契約は
およそ26%を占めていた。NuScale
とUAMPSの契約加入者との間の契約
内容では、均等化発電原価 <Levelized
Cost of Energy、LCOE> を$89/MWh
未満に保ち、また2024年2月までに
電力購入契約の加入率をかなり大きな
80%にまで増大させることが求められ
ていた。その後でも、購入側である
組合は自分の選択で契約から脱退する
こともできる。NuScaleがかき集めた
契約加入者率は80%(370 MWe)には
遠く及ばず、提唱されている発電能力
462 MWeのうち120 MWeしか契約
されていない。この契約加入者率の
最低限にも、かけ離れている。

中身がなかった・・・

中身がなかった・・・

さらに最近になって、 Iceberg
Research社 <不正経理などを究明
する企業です>という「株式公開
企業の財務諸表にある収益の詐称や
経理不正」を専門に扱う投資調査
会社が、今年10月にある報告を
公表した。それにより、UAMPSの
NuScaleに対する信頼は、さらに
揺らいだ模様だ。この報告のため、
NuScaleは財務破綻の危機に瀕して
いる。Iceberg Researchの見解では、
NuScaleは Standard Power 社という
顧客1社とVOYAGR原子炉27基、
合計出力1,848 MWe、370億ドルの
契約を交わしたと主張していたのだが、
これが「でっち上げ顧客」であると
見られている。Standard Power 社は
アメリカのスタートアップ企業で、
暗号通貨のデータ マイニングを営む。
オハイオ州とペンシルバニア州で
プロジェクトを展開しようとしている。
Iceberg Researchの同報告によると、
NuScaleによるこの「契約には実現
される見込みが全くない。それは、
Standard Power 社にはこれほどの
規模の契約を守るための方法が皆無で
あるからだ」

裏で何かが~

裏で何かが~

このIceberg Researchによる報告は
さらに、NuScale社とUAMPSの間の
契約内容にも踏み込んでおり、
「UAMPSの無炭素電力プロジェクト
<Carbon Free Power Project> の
現状は、NuScaleが認めているよりも
はるかに悪い」としている。それに
関し Iceberg Research はさらに、
「当社の発見事項の1つとして、
(NuScaleの) 前CFO <最高財務
責任者> であったChris Colbert氏は
2023年5月以来現時点まで自分の
所有する同社株式を売りに出しており、
今年10月13日には持ち株すべてを売り
払った。同期間にそれにより彼が得た
利益は総計で170万ドルにのぼる。
これを見れば、NuScaleの実情が、
言わずとも分かるはずだ 」と
報じている。

このIceberg Researchによる報告の
結論によって、UAMPSに加盟している
NuScale株主たちの同社に対する信用が
高まったはずはない。「NuScaleが
Standard Powerと締結したと主張した
契約はでっち上げであり、戦略的な動き
などでなく、<実際のビジネスが低迷
している中で> 投資家たちの信用を
高めるため、やけを起こして取った
行動というべきであろう。同社の
ビジネスは低迷中で、政府からの
補助金などがなければ、同社の株式
にはほとんど何の価値もないと、当社
<Iceberg Researchのこと> は見て
いる。政府からの支援が今後も続いたと
仮定しても、エネルギー省の通常の行動
原理として、資金は民間部門とシェア
することになっており、したがって
既存の株主たちの保有株式の価値は
希釈されてしまう」
**************************************

ホントのことなんか、言うな!

ホントのことなんか、言うな!

NuScaleといえば、SMR業界を代表
する企業でした。それが、この
テイタラク。
SMRというビジネスが、少なくても
今までのところは、かなり無理な代物
だということが分かりますよね。
SMRに限らず、「もんじゅ」の例から
も明らかなとおり、核発電は巨額の
税金投入があって初めて成り立つ商売
ですね。まあ、それを隠ぺいするため
でしょうか、日本のMETIなどは
「原発は発電コストが安い」などと
いう見え透いた数値を発表して
いますが。

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CNBCより: ウクライナがロシアの原発3か所を 攻撃したとロシアが主張

アメリカのビジネス関係ニュース局
CNBCのウェブサイトより
Ukraine war live updates: Latest news on Russia and the war in Ukraine (cnbc.com)

ウクライナ侵略に関する、CNBCの
アップデートです。
真偽のほど(特にプーティンの言うこと
ですからね)は、現時点では不明です。

Ukraine war live updates:
Russia claims Kyiv attacked 3 nuclear
power plants;
Putin says post-Soviet space is being
weakened
(ウクライナ戦争に関するライブの
アップデート)
ウクライナがロシアの原発3か所を
攻撃したとロシアが主張
ソヴィエト解体後のスペースが弱体化
していると、プーティン)

なんか、証拠はないの??

なんか、証拠はないの??

このロシアの主張を支持する証拠を
見てみたいものです!
ウクライナの人々はチョルノービ原発
の大災害の時に、原発災害がどれだけ
悲惨なものかを実体験でご存じなの
ですから、ウクライナがロシアの原発を
攻撃したとの主張は、にわかには
受け入れにくいですよね。

ともあれ、記事を読んでみましょう。
いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

英語の記事を読める方は、
上のリンクをクリック!
*********************************
2023年11月8日
Holly Ellyatt記者

こちらは、ウクライナでの戦争の
進展を追跡報道しているライブ
ブログです。
最新のアップデートは、<元の
英語ページで> 下段をご覧ください。

ロシアの安全保障評議会のNikolai
Patrushev書記は、ロシアでは高い
地位にありプーティン大統領の側近
でもある。そのPatrushevが水曜日
<8日>、ウクライナ軍が原発
3か所への攻撃を試みたと主張した。

Patrushevによれば、レニングラード
原発、カリーニン原発、クルスク原発に
攻撃が行われたとのことだ。クルスク
原発の敷地内にある核廃棄物保管庫を
ウクライナのドローンが攻撃したと、
彼は述べている。ロシア政府はこの
10月末にこの攻撃がなされたと
非難している。

ロシアが問題にしている3か所の原発

ロシアが問題にしている3か所の原発

Patrushevは、この主張を支持する
証拠を何ら示しておらず、上述以上の
詳細も述べていない。ウクライナ側は
その主張についてはコメントして
おらず、ロシアの領土内に対する攻撃を
行ったか否かについては、肯定も否定も
していない。

一方、ロシアのヴラディミール
プーティン大統領は水曜日に、
ソヴィエト解体後のスペースを無効に
しようと「直接的に行動している」
国家が、いくつかあると述べた。
**********************************

意味不明 ・・・ 私の点描練習

意味不明 ・・・
私の点描練習

最後の段落、具体的に何を言っている
のか、私にも分かりかねます!

それと、Patrushevの方も、こんな
重大な問題、証拠を提示すべきですね。
私自身は、どうも彼の主張には疑い
しか持てません。
・ ウクライナ側から見ると、国内で
ロシア軍との戦闘が長期化しており
大変な事態なのに、カリーニン原発や
レニングラード原発までドローンで
攻撃するか??
・ ロシア側から見た場合、上の略地図
にあるようにウクライナ国境から
レニングラード原発まで、最短の直線
距離でも700㎞ほどあります。
ドローンで攻撃してきたと主張している
のですが、超音速ミサイルとかなら
ともかく、ドローンが700㎞飛行して
いる間に、なぜロシア軍の防空
システムで撃ち落とさなかったのか??
おかしいですよね??

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「核という選択肢」 ・・ 正気でできる発言では ・・・

Le Mondeの英語ウェブサイトより
Israel minister reprimanded over Gaza nuclear ‘option’ comment (lemonde.fr)

どうも最近、戦争を始めておいて
核で恫喝する輩がロシアにいまし
たが、イスラエルにもいて、
大目玉を食らっているようです。
逆に言うと、核兵器なんて使っちゃ
いけないものだ、ってことが世界の
共通認識になってるってことですよね。
だったら、廃絶しましょうよ!

こんなもん作って、何に使うねん??

こんなもん作って、何に使うねん??

関連記事を、Le Mondeの英語ウェブ
サイトより:
いつもどおり、
私による日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。
***************************************
Israeli minister reprimanded
over Gaza nuclear “option”
comment
(イスラエルの大臣、ガザへの
核攻撃という「オプション」が
あるという発言で、大目玉を食らう)

<イスラエルの> アミカイ エリヤフ
(Amichai Eliyahu)遺産大臣(minister
of heritage)は、ネタニヤフ首相の連立
政権を形成している極右政党の一員だが
政府の会合に参加することを禁じ
られた。首相府によれば、エリヤフは
「現実から遊離してしまっている」
そうだ。

Le Monde と AFPによる報道
パリ発、2023年11月5日

ベンジャミン ネタニヤフ首相の首相府
によると、この日曜日 <11月5日>、
イスラエルのある大臣が「次の指示が
あるまで」政府の会合に参加すること
を禁じられた。この大臣はある
インタビューで、ガザに核兵器を使う
ことを提唱した。

遺産大臣のアミカイ エリヤフだが、
ネタニヤフ連立政権を構成する極右
政党の党員だ。イスラエルのコル
バラーマというラジオ局で述べた
ところでは、イスラエル南部で
10月7日にハマスの戦闘員が攻撃を
仕掛け死傷者を出したのだが、それを
受けてのイスラエルによるパレスチナ
自治区での報復活動が不充分な規模で
あり、この大臣は全面的に納得して
いるわけではないと語った。

ほな、どないしたいねん??

ほな、どないしたいねん??

この大臣がガザ地峡に「何らかの核爆弾
を落として皆殺しにする」ことに賛成か
どうかとインタビュワーが尋ねたところ
エリヤフは「それも選択の1つだ」と
答えた。

ベンジャミン ネタニヤフ首相の首相府
はこの大臣による発言に直ちに対応、
発言は「現実から遊離したものだ」
とした。さらにイスラエルはガザの
「非戦闘員」を攻撃対象にはしない
とも述べた。

<インタビューでは> ガザで拘留
されている人質についての質問が続き、
エリヤフは「戦争なのだから何らかの
犠牲を払うことになるが ・・・ 兵士
たちの人名よりも人質の人名の方が
大切だというのは、どういうことか?」
と述べた。

ハマスの人質にされている人々の
親戚縁者を代表している「人質と行方
不明者と家族のフォーラム」<The
Hostages and Missing Persons and
Families Forum> はエリヤフの発言を
「野蛮で残虐なもの」であると激しく
非難した。「国際法はもとより、人間の
道徳の基本原理や常識からも、大量破壊
兵器の使用はあってはならない」という
声明を発表している。

内緒の話はあのねのね~~

内緒の話はあのねのね~~

自分の発言に対する騒ぎを受け、後に
エリヤフはXつまり以前のTwitter
での投稿で自らの核爆弾に関する
発言は「暗喩の一種だ」と主張した。
イスラエルは核兵器の保有を認めた
ことはない。

アラブ連合のアフメド アブール
ゲイト議長の述べたところでは、
エリヤフの発言からは「イスラエル
が核兵器を保有していることが窺え
これは実は誰もが知っている秘密
事項だ」 さらに同議長は、
「この発言により、イスラエルが
パレスティナ人に対して抱いている
差別意識が明確となった。それが
<パレスティナを占領している
イスラエル> 政府の真の姿なのだ」

サウディ アラビアも、エリヤフを
辞職させなかったという点で
ネタニヤフ政権を批判している。
「このような大臣を直ちに政府の職位
から追放せず、単に職務を停止させる
だけというのでは、人間のあらゆる
道徳的・宗教的・法的な価値においても
イスラエル政府は最高レベルの軽蔑に
値する」と、サウディの外務省は声明
で述べている。 ヨルダンも、今回の
同大臣による発言は「大量虐殺を
求めており、パレスティナ人に対する
ヘイト クライムの一種だ」と
している。.
**************************************

ああ、いやになる~~ 私のデッサン練習より、Croquis Cafe 366をベースに

ああ、いやになる~~
私のデッサン練習より、Croquis Cafe 366をベースに

そもそもユダヤ人はゲットーや
ポグロム、そしてホロコーストと
いった大量虐殺を受けてきた文化
集団ですが、それが今度は
パレスティナ人に対し「核兵器も
選択の1つだ」とは ・・・
虐殺の連鎖なんて、あっては
いけませんし、とんでもない大量
虐殺を起こしうる技術つまり
核兵器や生物兵器などなども、
あってはいけませんよね。

それと、「やかんをのせたら~~」
のページ c-3) や c-4) で述べた
ように、イスラエルの核兵器保有は
とっくの昔に「公然の秘密」となって
ますよね。

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同じくBeyond Nuclear Bulletin 11月2日号より、これもSMR関連

同じくBeyond Nuclear Bulletin
11月2日号より
Expediting SMR Construction?! – Beyond Nuclear

Expediting SMR construction?!
(SMR建設を早期化?)

SMR業界を代表する企業のうち、
NuScaleの窮地については下の記事
日本語化で紹介しました。
他にHoltecという企業もあり、
「やかんをのせたら~~」でもページ
s-3) に言及があります。
で、Beyond Nuclear Bulletin 11月2日
号には、このHoltecが廃炉見込みの
原発を買い取っている件についての
記事もあります。以下に、その記事を

私による抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明
で、紹介しますね。

潰したら、別のを建てる ・・・

潰したら、別のを建てる ・・・

 

************************************
SMR建設を早期化?

2023年11月2日

<・・・ この記事の情報源が
ミシガン州Grand Havenにある
Michigan Safe Energy Futureと
いう団体のShoreline支部の Kraig
Schultz さんからの会議録音である
ことなどの断りが冒頭にあるの
ですが、それは割愛します ・・・
Michigan Radioがこの情報を放送
済みだそうです>

Beyond Nuclearからのニュース
緊急リリース

<・・・ 問い合わせ先も記されて
いますが、ここでは割愛します。
問い合わせをなさりたい方は、
上のリンク先をご覧いただき、
英語でEメールをお送りください。
・・・>

どういう会議やねん??

どういう会議やねん??

 

メディア向けお知らせ

原子力規制委員会がHoltec社と
会議を開催、廃炉予定の既存原発現場
でのSMR建設をリスクを無視して
早期化する意図か?

ワシントン DC、マサチューセッツ、
ミシガン、ニュージャージー、
ニューヨーク発 2023年11月1日 —
アメリカの原子力規制委員会 (NRC)
が水曜日、2023年11月1日にHoltec
International社とオンラインで会議を
行う予定だ。アメリカ東部時間で
1:30pmからだ。本件はNRCの
Meeting Details に記載がある。
この申請前の会合の目的は、Holtecの
SMR-160 の設計に関する限定作業認可
(Limited Work Authorization) のための
疑問点を話し合うことである。
<  ・・・ 以下、NRC担当者の連絡先
などがありますが、割愛します。NRC
への問い合わせなどしたい方は、冒頭の
リンクで英語原文をお読みください
・・・>

どういう会議や、II

どういう会議や、II

 

この会議の議題としては、米東部時間で
1;30pmから2:30pmまでが公開討議
(Holtecによるプレゼンテーションと
それに続くNRCとの討議が1:30から
2:20pm、2:20から 2:30pmまで一般
視聴者からのコメントや質問)、
2:30 から 3:30pmまで非公開の討議
(「秘密情報」の討議とされている)
である。 詳細は、NRCのMeeting
Infoをご覧いただきたい。Beyond
Nuclearの代表者やDon’t Waste
Michiganという団体、その他環境監視
団体でこの問題に関心を示す諸団体が、
この会合に出席し、発言することを
願っている。(<ミシガン州の湖岸の
町で、現在老朽化した原発がある>
パリサデスにSMRを新設しようと
Holtec社は目論んでいるが、それへの
世論の反応を調べるための発表が
初めてなされて以来、Beyond Nuclear
のKevin Kampsは反対を表明して
いる。<リンク先を読みたい方は、
次のリンクをクリック ⇒
Beyond Nuclear’s Kevin Kamps has expressed opposition

Holtecの SMR-160 という原子炉の設計
はまだ承認を受けておらず、同社は
<アメリカの制度で> 限定作業認可
(Limited Work Authorization、LWA 。
敷地の整備や補助的建築物の建設など)
の承認を求めており、ミシガン州
パリサデス <原文のページに写真あり>
やニュージャージー州オイスター
クリーク、その他の場所でのSMR-160
の新設を可能な限り早期に始めようと
している。こうしたLWAをNRCが
承認すると、NRCにはそのSMR新設
プロジェクトの全体を結局は承認し
なければ、というプレッシャーが
強まる。HoltecはLWA対象の工事など
にすでにかなりの出費をするわけで
あるし、「既成事実」が出来てしまう
ためだ。もっとも、後になって問題が
表れてくるであろうが。

陰で蠢く ~~

陰で蠢く ~~

 

ミシガン州の情報の州法 <Freedom
of Information Act、情報の自由法>
に基づく <問い合わせへの> 解答を
Beyond Nuclearでは入手済みだが
<その回答を読みたい方は、右のリンク
をクリック ⇒ response obtained by Beyond Nuclear>、
それを見ればわかるようにHoltec は
廃炉のみが行われるとされているはずの
原発の廃炉跡に、いわゆる小型
モジュール炉 (SMR) を建設する
計画だ。同社は既に数年前、ニュー
ジャージー州はオイスター クリーク
でのSMR新設に対する世論の反応を
示すための発表を実施している。
同様の発表をミシガン州パリサデス
では2022年4月に、ミシガン州ビッグ
ロック ポイントでは2022年6月に、
それぞれ行っている。

さらに2022年9月、Holtec は
パリサデス原発の廃炉約束を取り消すと
発表した。同原発は50年以上も昔の
もので、危険なまでに老朽化している。
そしてなんと、この「ゾンビ―」
原子炉を再稼働させるという前例なき
高リスクの計画を実施しようと、
連邦と州からの補助金33億ドル以上を
申請すると発表したのだ。

ゾンビ―だぞ~~

ゾンビ―だぞ~~

さらに最近、Beyond Nuclearのプレス
リリース <お読みになりたい方は 右の
リンクをクリック ⇒ Beyond Nuclear press release
でお分かりのように、Holtec は2022年
7月にアメリカエネルギー省 (DOE) に
対し、ニューヨーク州インディアン
ポイントやマサチューセッツ州
ピルグリムなどをはじめ恒久的に閉鎖
した原発を今後Holtecが (表向きは)
廃炉作業のために取得した場合、
それらは実はSMR新設のために
好都合であると、秘かに告げていた
のだ。実際には、こうした敷地を将来の
SMR新設のために確保しようというの
が真の主な狙いであり、廃炉ではない
と、Holtecは認めている。

HoltecはさらにDOEに、4基の
SMR-160設計の承認と建設、稼働の
ための原子力ローンの追加保証74億
ドルを申請している。公金からの支出
である。4基とは、ミシガン州
パリサデスで同社がミシガン州
パリサデスでの建設を計画している
SMRの数なのだ。この原子力ローン
の保証には、少なくてもHoltecに
関する限りはリスクも金利もない。
Holtecがこのローンの返済の不履行に
陥った場合には、連邦税の納税者たちが
肩代わりをする羽目になる。

今年も1986年のチョルノービ原発の
破局的事故の追悼行事が行われるわずか
数日前に、Holtec は戦争に苦しむ
ウクライナにSMR-160を20基建設
するとの計画を発表している。

戦場に原発計画!?!?

戦場に原発計画!?!?

***************************
核発電とは、このように巨額の税金を
狡猾に注ぎ込まねば存立できない代物
ですし、それには日本もアメリカも
変わりはないようですね。

税金を正直に払っている「良き市民」
なら、抗議すべきですよね。

Posted in Uncategorized | 同じくBeyond Nuclear Bulletin 11月2日号より、これもSMR関連 はコメントを受け付けていません

NuScale社、財務的危機に?

Beyond Nuclear Bulletin
2023年11月2日号より
NuScale on financial hot seat – Beyond Nuclear

NuScale on financial hot seat
(NuScale社、財務的危機に?)
2023年11月2日

NuScale社といえば、SMRの代表的
企業の 1つですね。正式名称はNuScale
Power Corporationで、本社はオレゴン州
ポートランド、2007年設立です。
NuScale Power – Wikipedia) SMRの
設計や販売を営む株式公開企業ですね。
「やかんをのせたら~~」でも、
ページ s-0)、s-2)、s-3)、s-4) (多数)、
s-5)、s-6)、s-7) などでNuScale社に
言及しています。
「SMRって、なに??」と仰る方は、
ページ s-1) をお読みくださいませ。

SMRって? 人間だから、忘れることもありますよね

SMRって?
人間だから、忘れることもありますよね

そのNuScale社による「でっち上げ
契約」の疑惑が。
英語の記事を読める方々は、
NuScale Power ($SMR): A Fake Customer and a Major Contract in Peril Cast Doubt on NuScale’s viability | Iceberg Research (iceberg-research.com)
もお読みくださいな。

日本でも原発がらみでは、関西電力の
「自治体役人との癒着」、東京電力に
よる発表データの改ざん?隠蔽? など、
「キタねー行為」が後を絶ちませんが、
原発はもともと核兵器用技術に「やかん
をのっけた」ものですから、隠蔽や秘密、
巨額のカネの動きがひっついている
ものです。

では、そのNuScaleの疑惑について、
Bulletinの記事を。

いつもどおり、
私による日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。

原発業界の不正経理? またかよ ・・・

原発業界の不正経理?
またかよ ・・・

******************************************
アメリカのエネルギー省 <Department
Of Energy、DOE> は新型の小型
モジュール原子炉 <Small Modular
Reactors、SMR> 推進の「顔」として
NuScale Corporationを取り上げて
いるが、Iceberg Research <不正経理
などを究明する企業です> がNuScale
による発表に関して公表した報告を
受け、NuScale社は財務危機に陥って
いる。NuScaleはその発表で、同社の
最新式77MW加圧水型SMRの設計に
24基の受注契約を結んだというものだ。
この設計は、まだ承認はされていない。
Iceberg Researchの主張では、NuScale
はStandard Powerという「でっち上げの
顧客」と契約を締結したそうだ。この
Standard Powerもスタートアップの
有限責任企業で、業界全般に及ぶ暗号
通貨と核発電とを融合させている。だが
その核発電には、「実現する可能性が
全くない」。

Iceberg Researchは投資関連調査企業
として認められており、自社の目的を
「財務操作や不正経理を暴くこと」だ
としている。今回の同社による調査
結果から、新型原子炉業界全体に
ショック ウェーブが広がる恐れも
ある。NuScaleへの投資家たちの代理
で、司法捜査が始まっているためだ。
NuScale Corpがニューヨーク株式
取引場で株式を公開したのは2022年
5月2日のことで、同取引場での名称
NYSE: SMRである。それ以来、
同社の株価は下落を続けており、
2022年のピーク時の価格と比べ75%
以上も下落している。

2023年10月6日、NuScaleは新たな
原子炉の契約を締結したと発表したの
だが、 Iceberg Research によればその
発表は「偽りの契約」であり、アメリカ
のスタートアップ企業であるStandard
Power社というエンド ユーザー1社が
1,848MW相当の新型原子炉を370億
ドルで購入するというものだ。Standard
Power社は暗号通貨のデータ マイニング
を営む企業で、アメリカのオハイオ州と
ペンシルヴァニア州でプロジェクト開発
を計画している。Iceberg Researchの
報告を見ると、Standard Power の
従業員数は30名で、同社の経営の
在り方についてはinvestors beware
<要注意の投資先> という警告を
発している。

あそこに投資したら、あきまへんでえ

あそこに投資したら、あきまへんでえ

Standard PowerのCEO、Maxim
Sereshin はニューヨーク州への州税
引当債券5,400万ドルが未払いである
ことが判明しており、ここから彼の会社
(Aurelian Global Holdings) が納税
義務を果たしていないことが分かる。
同社の前取締役専務Adam Swickleは
以前United Currency Groupという企業
のCEOを2001年5月から2002年
12月まで務めていたが、誤解を招く情報
を流して詐欺性証券を販売していた。
さらに彼は、投資家に偽装したFBI
捜査官にも偽証をしていた。彼は有罪
判決を食らい、$483,989の変換を
Swickleに命じた。さらに利子として
$107,842、罰金も$120,000が課された。
だがIceberg Researchがさらに公表
している情報によれば、Swickle は
それ以前にも法廷から罰金などの
支払いを命じられていたのだが、
それらの未払いという前科があった。
Iceberg Researchがさらに報じている
ところでは、Standard Powerの取締役
会長Douglas Wurthは、Bluejay
Diagnosticsという診断・医療機器の
会社の会長を兼任している。同報告
によれば、Bluejay Diagnosticsの
「財務状態は悲惨なもの」だ。同社を
担当している公認会計士事務所である、
ボストンに本拠を置くWolf and
Companyは2022年の監査の結果、
Bluejayの「存続そのものが、深刻な
問題のまま」だそうだ。

要するに、つぶれかけ ・・・

要するに、つぶれかけ ・・・

Standard Power関連の原子炉取引では
NuScaleにはもう1社商的パートナー
がおり、 Entra1という。この企業が
NuScaleのSMRを開発・運用・保有・
稼働し、Standard Powerはエンド
ユーザーとしてブロックチェーン用
データ センターのサービスを営む、
という筋書きだ。Iceberg Research
では、デラウェア州に本拠を置く
Entra1の追跡調査も実施、すると
Fluor Corporationとのつながりが見つ
かった。Fluorはアメリカを代表する
核兵器製造メーカーでNuScaleに
決定権を有する投資企業でもある。
文字色強調は、私>

今回の NuScaleと Standard Power
の間での「でっち上げ契約」は、両社の
ぜい弱な財務状態にとっての大きな懸念
材料であり、これをきっかけに
核エネルギー業界という頼りない構造が
またもや崩壊してしまう危険性すら
ある。だが、それだけではない。
さらにIceberg Researchによれば、
今回の契約はNuScaleとしては最初の、
連邦政府のアイダホ国立研究所からの
場所に関する好意を得ての原子炉販売
契約であった。だが、その契約がでっち
上げであり、暗礁に乗り上げてしまった
のだ。もう1つの連邦政府がらみの契約
として、ユタ自治体連合電力システム
<Utah Associated Municipal Power
Systems、UAMPS> と462MWeの
契約があるのだが、それに加えて
77 MWeのおねじSMRを6基、
建設するという内容であった。
UAMPSはアメリカ西部のいくつかの州
の連合組織で、西部の自治体およそ
50に対し電力の卸売りを行っている。
NuScaleはこの連合体からの購入契約を
維持しようと苦戦している。その一番
最近の例として、ある自治体は核発電
への依存をやめ、太陽光と蓄電技術開発
に乗り換えた。

なんでまた、こんなつぶれそうな家を??

なんでまた、こんなつぶれそうな家を??

2023年3月現在、
NuScaleへの電力供給依頼件数は27の
都市にまで減少、これは想定していた
総出力の約26%に過ぎない。NuScaleが
UAMPSと締結している電力供給契約
では、 均等化発電原価 <Levelized
Cost of Energy、LCOE> を$89/MWh
未満に保ち、2024年2月までに供給
契約の締結者率を80%という高い率に
保つこととされているのだが、それ
にはもう時間が無くなりつつある。
この来年2月までという期限に間に
合わない場合には、UAMPSには契約
終了という選択肢もある。しかも現実
問題として、NuScaleが実際に契約を
得たのは、供給できる総量462 MWeの
うちわずか116に過ぎず、80%に
あたる370 MWeにはほど遠い。.

このIceberg Researchによる報告
では、NuScaleとStandard Powerと
いうベンチャー事業を評価した結論と
して、これは現時点では最大のSMR
プロジェクトであるが、「各種要因を
検討すると、Standard Powerの
バランスシートを見ればこうした契約を
維持できるだけの財務状態にないと見る
べきだ。現時点でも、今後も」と判断
している。

Icebergによる報告はさらに、こう
述べている。「NuScaleのStandard
Powerとのでっち上げ契約は、戦略的な
動きというよりも投資家の信頼を失わ
ないための切羽詰まった行為のようだ。
NuScaleは苦闘しており、政府からの
補助金などがなければ、同社の株式には
ほとんど価値はない。政府からの支援が
今後も続くと仮定しても、DOEの
通常の方針はあくまでコストは民間と
分け合うというものだ。つまり、既存の
株主にとっては軽減されてはいても
コストを負担することになる」

予想通り、2023年10月24日、
NuScaleはこの Iceberg Researchに
よる報告について、「不正確だ」と
反応した。
**************************************

やっぱり切り離せませんなあ

やっぱり切り離せませんなあ

ピンクの文字の個所、結局は核発電と
核兵器は不可分なのだという事実の
実例の1つですね。
Fluor社の核兵器製造への加担に
ついては、英語記事を読める方々は
Fluor – Don’t Bank on the Bomb (dontbankonthebomb.com)
もお読みになってください。

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固定ページ cw-3) をアップロードしました。

フランスは以前から核発電への
依存が極めて強いことで知られて
いますが、マクロン政権は新たな
原発を建設する計画ですよね。
それで、エネルギーの自給を
高めると。

でも、今回のニジェールでの
クーデターのような問題が。

フランス国内にも、こうした
輸入資源にまとわりつく
問題を指摘する記事がありました。
しかも、2022年2月発表のもの
でした!
Radio France Internationale(RFI)の
ウェブサイトより、その記事を
私の日本語化で紹介しております。

上の黒いメニューでは、項目は基本的に
アルファベット順です。
cw-3) を見つけてクリック!

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固定ページ g-8) をアップロード

固定ページ g-8) (ジャパン) をアップロードしました。
日本政府が1兆円以上もの税金を投入したにも
関わらず、わずかしか発電稼働しなかった「もんじゅ」。
しかも、その陰では不審死さえ。
結局、1兆円をドブに捨てたような廃炉。

それでもなお、次のFBRを ・・・ そこまで日本政府が
高速増殖に固執しているのは、いったいなぜなのか???

この疑問に今後取り組んでいきますが、まずは
その「疑問の概要」を説明しているページです。

上の黒いメニューは、項目を基本的に
アルファベット順に配列しております。
g-8) を見つけてクリック!

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ウクライナのドローンがロシア の核施設を攻撃??

Reutersのウェブサイトより
Ukrainian drone struck Russian nuclear waste facility, ministry says | Reuters

今度は、ウクライナのドローンがロシア
の核施設を攻撃した、との報道です
・・・ が、下のReutersによる記事に
しても、あまりにも短く詳細が分かり
ません。
はたして、
・ 本当にこの攻撃があったのが?
・ それとも、当該ドローンの撃墜や
故障などのため、「ヤバい施設」に
墜落したのか?
・ あるいは、ロシア政府による
でっち上げなのか?
確認ができません。

とりあえず今は、Reutersの報道を
読んでおきましょう。
いつもどおり、
私による日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。

おおざっぱな略地図ですよ

おおざっぱな略地図ですよ

**********************
Ukrainian drone struck Russian
nuclear waste facility,
ministry says
(ウクライナのドローンがロシアの
核廃棄物施設に激突と、ロシア政府の
外務省が発表)

Reutersのスタッフによる記事
2023年10月28日

モスクワ発、10月28日(ロイター)ー
ウクライナのドローン1機が木曜日
<26日>、ロシア西部のクルスク原発
にある 核廃棄物保管施設に激突した
と、土曜日にロシアの外務省が発表
した。

同外務省の声明によれば、今回の攻撃
行為によって全面的な核の破局が発生し
うることをウクライナ政府は認識して
いたはずだ、という。

ロシア政府の金曜日の発表によれば、
ロシア南部にある同原発でのドローン
攻撃を撃退したとのこと。2つの
ニュース機関によれば、<クルスク
原発の> 核廃棄物保管理倉庫で爆発が
あり、建物の正面に損傷があった
という。
****************************

で、放射性物質の漏出などあったので
しょうか?不明です。
漏出があったとロシア政府が主張した
場合、該当地域で放射性物質が検出
されないのなら、「でっち上げ」の
可能性が強まりますし。
詳細の報道を待ちましょう。

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ロシア軍、今度はクメリンツキー原発を?

英国のオンライン日刊紙、
The Independentのウェブサイトより
Khmelnytskyi: Russian drones likely targeted nuclear power station, Zelensky says | The Independent

この疑惑、ないしは警戒事態、
すでに本日(2023年10月26日)に
日本語メディアでも取り上げられ
ましたが、どうも日本語以外の
報道内容だったものを、日本語化して
短く紹介するものが多いように
見受けます
そこで、例によって英語の記事を
全文、私が日本語化して紹介
しますね。
< > 内は、私からの補足説明です。

その前に:
* クメリンツキー原発
1987年稼働開始で、VVERという西側で
いえばPWRにあたる原子炉が2基
あります。
下の、私が雑に作った略地図で位置を
ご確認ください。

ウクライナの原発

ウクライナの原発

****************************
Russian drones likely targeted
Khmelnitzkyi nuclear power station,
Zelensky says
(ロシアのドローンがクメルニツキー
原発を標的にした模様と、ゼレンスキー)

ウクライナの主要原発の1つでドローン
攻撃により窓が破壊され、
国連は警鐘を鳴らす

Shweta Sharma記者
2023年10月26日

ウクライナ西部でロシアによるドローン
攻撃があったが、どうもウクライナに
4か所ある主要原発の1つを標的として
いたようだ。ヴォロディミール
ゼレンスキー大統領が述べた。

国連の核監視機関 <であるIAEA> は、
今回のクメルニツキー州での <ロシア
軍による> 攻撃に関し警鐘を鳴らして
いる。その攻撃は同州の原発を対象に
し、同原発周辺での放射線モニター
システムにも一時的な影響を与えた。

ゼレンスキー氏によれば、今回の水曜日
<10月25日> の攻撃からも、
対ロシア政策を強化することが必要だ。

このクメルニツキー州での今回の攻撃
によって、少なくても20名が負傷、
原発や周辺の窓が割れ、送電線が破壊
され、停電になったと、ウクライナの
関連役人たちが述べている。

PWR(加圧水型)の原理 再掲。原発を稼働させるには、外部からの電力供給が不可欠。たとえば、ポンプを動かす外部電力がないと、冷却水が循環せず炉心の冷却ができない。 それが途絶えると冷却ができず、最悪メルトダウン ・・

PWR(加圧水型)の原理
再掲。原発を稼働させるには、外部からの電力供給が不可欠。たとえば、ポンプを動かす外部電力がないと、冷却水が循環せず炉心の冷却ができない。
それが途絶えると冷却ができず、最悪メルトダウン ・・

同原発の一部部門への給電が一次的に
停止し、周辺では何百もの建築物に
損害があった。

「今回の攻撃ドローンの標的は
クメルニツキー原発であった公算が
高い。爆撃の衝撃で窓が割れたが、
その中には同原発の敷地内の建物も
含まれていた」と、夜間のヴィデオ
演説でゼレンスキー氏は語った。

「ロシアによる攻撃はいずれも
そうだが、特に今回のように原発や
その他重要な施設を標的にした攻撃
を見れば、ロシアというテロリスト
国家へのプレッシャーが不充分で
あることが分かる」とも、
ゼレンスキー氏は述べている。

同大統領によれば、今回の攻撃で使用
されたドローンを調査したところ、
「出所が他国にわたるミサイルを装着
していた。その製造企業はいろいろで、
西側企業も含まれていた」

国連の核監視機関であるIAEAによれば
今回のドローン攻撃の爆撃によっては、
同原発の稼働や送電グリッドとの接続
には影響はなかった。それでも、今回の
攻撃は原発の至近距離を狙っており、
懸念が消えない。

わ!金星人が来た!次は何が~~?

わ!金星人が来た!次は何が~~?

「原発の窓が無数に破壊されたという
事実から、攻撃が原発のすぐそばに
行われたことが分かる。次回の攻撃が
あれば、今回ほど運が良いわけでは
ない恐れがある」と、IAEAの
ラファエル グロッシ事務局長は
語っている。

同原発の周辺地域では、およそ1,700
の建築物に損害があった。そうした中
には、282のアパート、ならびに
1,400を超える民家、教育機関41か所、
医療機関6か所も含まれていると、
この州の知事Serhiy Tyurinは
述べている。

さらに今回の攻撃により、送電グリッド
にも障害があった。Netishyn やSlavuta
といった周辺の町では1,800名以上の
住民に影響があり、停電となった。

ウクライナ空軍は今回のロシア軍の
ドローン11機をすべて同夜のうちに
撃退したとウクライナ軍は発表したが、
今回の <建物などへの> 損害は、
爆破の衝撃と破片の落下とによるものだ
としていた。
「夜間に敵軍がクメルニツキー原発の
周辺地域を攻撃した。爆発のため、
同原発の管理部門と実験室建物との
窓が損害を受けた」とエネルギー省は、
Telegramというソーシャル メディア
で発表している。

今回の攻撃以前にウクライナ大統領は
「ウクライナ政府は、エネルギー施設
へのテロ攻撃に備えている」と語って
いた。「今年は、防衛だけでなく
応戦もする」
*******************************

忘れちゃってた ~~ 私の点描練習

忘れちゃってた ~~
私の点描練習

どうも多くの人は同じ戦争が長く続い
たりすると、関心が薄れてしまったり
しやすいものです。
しかし、ウクライナの苦渋も危機も、
まったっくなくなってはおりません
引き続き、ウクライナ戦争に関連
した核関連ニュースの紹介に努めて
まいりますね。

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