a-3) 本ウェブサイトの想定読者と記載の特徴、連絡先

2022年10月

本ウェブサイトの想定読者と記載の特徴、連絡先

ページ add-4) でも使っている
「ぐちゃぐちゃな図」 で示したように、
反核活動では各種多様な問題系が絡みます。

add-4) の図、再掲。 ゴチャゴチャで申し訳ない~~ でも、多数の問題グループが絡み合った問題体系だってことは、お判りいただけるでしょ?

add-4) の図、再掲。
ゴチャゴチャで申し訳ない~~
でも、多数の問題グループが絡み合った問題体系だってことは、お判りいただけるでしょ?

その中から、自らの意思でたとえば 「新型原子炉」
という問題系を選んだ方々であれば、
station blackout
LOCA
Scram
といった英語の用語くらいは必須です。ですから、
本ウェブサイトでも 「当然知ってらっしゃること」
として、こうした基礎用語の説明はしません。
この問題系に進んでいくなら、その程度のことは
自分で学んでいく姿勢が必須なのですね。

なお。
日本政府は新型原子炉を進めようと公表している
ので、新型原子炉のことを学ぶ反原発派が、今、
急速に必要です。しっかり学んで、問題指摘の
情報発信をしましょう!
ただ、
「私は放射線医学の専門で ~~」 とか、
「私は、福島第一周辺から非難された方々の
ケアをしたい」
あるいは、
「ムヅイことは、私はわからない! とにかく、
ストリートで反核パフォーマンスをやる!」
といった方々は、確かにLOCAなどという原子炉
用語を学ぶ必要はありません。

音楽専攻の学生が、なんで量子力学の実験室にいるの??

音楽専攻の学生が、なんで量子力学の実験室にいるの??

こんな感じで、「やかんをのせたら~~」 では、
読者の皆様が 「核発電の軍事関連リスク」 を
学ぼうと自らの意思で選択してらっしゃる、と想定
しております。
したがって、「冷戦」、「キューバ ミサイル危機」、
あるいは 「中性子」、「同位体」、「核種変換」 と
いった基本概念はすでにご存じだと想定しています
ですから、「ウラニウム235」 なら235 U、
「プルトニウム 239」 なら239 Puなどと表記して
います。
さらに、本ウェブサイトをお読みくださる
方々であれば、日本の平均的な高校卒業程度の
英語はできるものと想定しております。
(1つの目安として、TOEICで500前後以上

この辺、本ウェブサイトの内容、また
想定読者の性質上、当然だと考えて

おります

ふざけんな~~ もっと基本事項も説明しろ~~!

ふざけんな~~
もっと基本事項も説明しろ~~!

\( > O<) /  「初心者にもわかりやすい内容・
記述にしろ!!」
とおっしゃる方もいらっしゃるかも。
そういう 「初心者」 の方々には、「やかんを
のせたら~~」 よりも、他の初心者向けのウェブ
サイトや書物で学んでいただくことを、お勧めします。
そのほうが、基本から学びたい皆様には
有益ですよ

そのうえで、「軍事関連リスク」 や 「新型原子炉」
といった分野に進みたい方々には、
「やかんをのせたら~~」 が何らかのお役に
立つかもしれませんし、そう願って書いて
おります。
英語についても、軍事関連や新型原子炉といった
諸分野では、多くの報道や論文などが英語なので、
これらの分野に進みたければ英語がある程度
できることは、現実上必須ですね。

そんなわけで、
「誰にでも分かりやすい」 ウェブサイトにする
つもりは、まったくございません!

よく観察しないと、絵は描けない ・・・ 私が初めて描いた油彩

よく観察しないと、絵は描けない ・・・
私が初めて描いた油彩


根底にある意図

しかし、想定読者をここまで絞ったウェブ
サイトをやっている意図とは?
簡単に言えば、
詳しく学び、冷静に対話ができる反核運動
を広めたい
ってことです。

具体的な実例を挙げて説明しましょう。
2011年~12年ごろ、反原発マーチ (デモ)が
ブームでしたよね。
私自身は、デモ主体の運動のあり方には
賛同できないので、参加しようとせず、
他の反核活動に携わっていました。
「やかんをのせたら~~」 と同様、
日本国外の核関連情報などをアレコレ
調べてネットで紹介する、などしてました。

ところが、それに難癖をつける反原発勢力
の人たちもいらっしゃって、
「なんでもいいから、”みんな” (だれの
こと??) と一緒にデモをやれ!」
などと仰います。
そうした人たちと話していると、要するに
「充分に問題を学んでいないのに、その
問題で見解が異なる人たちとの対話が
できない」 人たちだというのが
見え見えでした。

私は、
「こんなことじゃ、いずれマーチも廃れ、
ほとぼりが冷めたら、日本政府は原発
再興とか言い出すだろうなあ」
と予想しました。
で、2021年秋ごろには、私のその予想
が的中してしまいましたよね。

対話など、無用だ! ・・・それで、問題を解決できるの??

対話など、無用だ!
・・・それで、問題を解決できるの??

私自身は “pre-Fukushima” 時代、具体的
には1990年ごろから今までずっと、
反核の立場です。(発電にも、兵器にも)
ところが、そんな私がその場の多数派と
異なる見解を述べると、反原発勢力の
一部が私を非難してくるじゃ、ありま
せんか。

具体的な実例をもう1つ:
廃炉技術や作業で、東芝や日立、MHI
には儲けてもらいたいと私は願って
います!
どういうことか?
・ 私 (ひで) は、核発電の廃絶を願って
います。
・ そして現時点の世界には、核発電所
(原発) が存在しています。それも、多数。
当然の結論として、廃炉作業と廃炉技術
は必ず必要になります。
そうである以上、原発メーカー各社には
優れた廃炉技術を開発していただき、
安全な (周辺地域にとってだけでなく、
作業員の方々にとっても) 廃炉作業を
進めていただく必要がございます。東芝や
日立、MHI 各社にはそうした廃炉技術と
廃炉作業で、全世界の原発廃炉
プロジェクトで大いに儲けてもらえば
よい、と私は考えております。

ところが、そんなことを2011-12年ごろの
「デモ隊」 の人たちに言おうものなら、
「貴様は、福島の人たちの苦しみを踏み
にじるのか!! 原発メーカーは、彼らを
苦しめた犯罪企業なんだぞ!」
といった暴言を浴びました。
もちろん私も、原発メーカー各社にも福島
第一事故の責任の一部があることは知って
おりますので、そうした責任は取って
もらいたいです。
しかし、廃炉を誰かがやらないといけない、
という事実に変わりはありません。
ですから、原発メーカー各社には、廃炉
でも責任を取っていただき、今後は
原発建設ではなく、廃炉プロジェクト
で大いに稼いでもらえばよい、
と考えています。

この実例からもお分かりの通り、
当時の 「デモ隊」 の一部には、
核問題を深く学ぼうとする姿勢も、
(たとえば原発推進論者と)丁寧に
対話を進めようとする姿勢も、
大きく欠落していました。

これじゃあ、
「反原発デモのブーム」 が廃れた ⇒
原発事故のほとぼりが冷めていった ⇒
日本政府は 「核発電との復縁」 を公言
しだした
という現状を招いたのも、無理からぬ
ことです。

一歩一歩、歩いていきましょ 私の点描練習

一歩一歩、歩いていきましょ
私の点描練習

「やかんをのせたら~~」 は、
・ 核問題を深く学ぼうとする姿勢
・ 丁寧な対話を深めようとする姿勢
を貫きたいと願っているわけですね。

ですから、読者としても、そうした
姿勢を望む方々を想定しているわけです。

ご意見がおありの方は、私 (ひで) までお知らせ
くださいませ。
yadokari_ermite[at]yahoo.co.jp
まで!

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