2021年12月
Reuters 報道、中国がCNNC開発のPBR (ぺブルベッド型高温ガス原子炉)原発を稼働開始 ・・・
2021年12月20日付のReuters報道によると、中国核工業集団公司(CNNC)開発のPBR(ぺブルベッド型原子炉)を採用した原発が稼働を始めたそうです。
日本語でも報じられていますので、
中国、ペブルベッド型高温ガス原子炉が稼働 CNNCが開発 | Reuters
をご覧くださいませ。
この、Shidaowan原子炉事業 (石島湾原子力発電所) の1号炉は、山東省栄成市(山東半島の先端あたり、黄海に面したところ)近郊に建設されたものだそうです。
それにしても、「やかんをのせたら~~」では、少し前にSMRやTWRといった新型原子炉を説明し、それらのproliferation risk(核兵器につながってしまうリスク)を指摘する固定ページをアップロードしたばかりです。(上の黒いメニューの s-0) 以下、また
tw-0) 以下を参照)
「これでしばらく、新型原子炉の解説はしなくて良いだろう」と思っていたのに、今度はPBRですか~~~。やれやれ。
「ちょっとやすませて~」
私の7分クロッキーより
しかし。
例によって例のごとく、日本の反原発団体からはPBRという言葉すらあまり聞こえてこないので、「やかんをのせたら~~」で取り上げるしか、ないですね。
エラそーなことをたびたびヌカスようですが、
反原発団体の皆様、しっかりしてください!
福島第一のメルトダウン後、「ほとぼり」が醒めたら、核推進勢力がTWRだのSMRだのPBRだのを掲げて核発電再興を訴えるだろうというのは、見え透いたことでした。果たして、現実にその「見え透いた」とおりになっております。そうして先を見据えていたから、私自身はTWRやSMR、PBRについても2012~13年ごろに私なりに学んでいたのですね。こうした新型原子炉や「第4世代原子炉」の危険性またproliferation riskについては、反原発団体などが迅速に問題指摘を発信しなければ、だれがやるのでしょうか??
そんなわけで、この固定ページ シリーズ p-x) の内容予定を。
変更の可能性もあります。何卒、ご了承を。
p-1) PBRの仕組み
p-2) PBRの安全性
p-3) PBRとproliferation risk
では、p-1) をアップロードするまで、しばしお待ちくださいな!
アレコレ準備が必要ですので。