e-4) (運動のあり方) 長期的展望でやってます!

「やかんをのせたら~~」 は、長期的な
展望で作成しております。

\(;; > O<) ‘’/  「今ここで、岸田内閣の
“束ね法案” が提出されてるのに、それ
への言及が見当たらないのは、おかしー
じゃないか!!」
というご批判を、一部の皆様から
いただくことがあります。
でも実は、とっくに一昨年の秋から日本政府の
「核との復縁」 の動きにははっきりと問題指摘
をしております!
このページでは、「やかんをのせたら~~」 の
そうした方針について説明いたします

でもまずは、
Beyond Nuclear Bulletin、
2023年3月9日号より、記事を紹介して
おきましょう。
Beyond Nuclearは、アメリカのメリーランド州
に本部を置く、反核発電・反核兵器の団体です。
私も、そのBulletinを毎週送っていただいて
おります。

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最新の情報が毎週送られてきまっせ~~

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Beyond Nuclearも岸田内閣の 「核発電
復縁」 を批判

英語のニュースを読める方は、原文を
お読みください:
Japan’s next Fukushimas? – Beyond Nuclear

では、いつもどおり
私による日本語化
です。

****************************
Japan’s next Fukushimas?
(日本は、福島第一事故をさらに再現
するつもり?)

2023年2月9日

日本の内閣が、12年前の福島第一原発の
壊滅的な事故から何も学んでいないことは
明らかだ。同内閣は、既存の国内の原子炉
の最長稼働期間を現在の60年を超えて
延長しようという計画を承認してしまった。
日本政府の新しい GX 脱炭素電源法案を
見ると、引き続き化石燃料と核エネルギー
とに依存することを、再生エネルギー開発
よりも優先してしまっている。 日本の環境
保護団体や反核団体は猛烈にこの決定に
反対しており、この決定で安全規則が緩め
られ、しかも各原子炉の安全性劣化の程度
を無視した稼働期間延長がまかり通って
しまうと、主張している。こうした諸団体では
さらに、ウクライナ戦争が引き起こした燃料
価格高騰に便乗して、日本政府が核発電を
推進してしまっていると、政府を非難
している。
*****************************

12年前の火事 まあ、もういいでしょ~~? ひえー!

12年前の火事
まあ、もういいでしょ~~?
ひえー!

Bulletin本文では、上記のすぐ下に
Read More
というボタンがあって、クリックすると
日本の反原発団体CNICの英語ページ
CNIC Statement: We Protest the Cabinet Decision on the Nuclear Power Promotion Bundle Bill – Citizens’ Nuclear Information Center
にジャンプします。日本語は読めないけど
英語は読める、という方々に教えて
差し上げてください。
逆に日本語は読めるが英語は読めない
方々は
【原子力資料情報室声明】原発推進束ね法案の閣議決定に抗議する | 原子力資料情報室(CNIC)
で元の日本語声明をお読みになれます。

こんな復縁、やっちゃだめ!

こんな復縁、やっちゃだめ!

で、

(;; > O<) 「やかんをのせたら~~」 じゃ、
この “核との復縁“ については、あまり
取り上げてないじゃないか!!」 と
おっしゃる方もいらっしゃいますが
・・・
とっくに取り上げて
ます!
上の黒いメニュー (項目は基本的に
アルファベット順) にあるページ
s-0) をお読みください。
冒頭に
「2021年10月、日本の自民党の
甘利幹事長(当時)が「原発、小型炉で
建て替えを」という主旨の発言をしたと、
報じられています。」
と記したように、すでに2021年の秋、
日本政府が ”私が2011年から懸念して
いた予想どおりに“ 原発推進に ”復縁“
してしまう、という動きを察知してSMRの
問題点を5ページ費やして指摘しており
ます。(s-0)から s-4)
さらに、その他の ”新型炉“、あるいは
新型核燃料についても、
Th-0) – Th-2), tw-0) – tw-3), h-0) –
h-3), al-1) – al-5)
などなどでとっくに取り上げております

(  > O<) / 「そんなの、新型原子炉の解説で、
「束ね法案反対!」 と叫んじゃいないじゃ
ないか!」
と仰る方も。

どーせ、またやらかすんやろ??

どーせ、またやらかすんやろ??

でも、冷静に俯瞰してください。
a) 現在の 「束ね法案」 には私も反対します
が、今回のそれはウクライナ戦争による
エネルギー価格高騰などに 「便乗」 した
ものです。
仮に今回の束ねを潰せたとしても、また何か
”便乗の機会“ が将来発生したら、今の核
方針の政府では、また似たようなことを
やらかすでしょう
b) 既存の国内原発の寿命を60年超まで
延長 ・・・ が実現してしまった場合、いずれ
その60+年が経過したら、現在のような
「なんでもいーから原発やるんだ!」 原理
主義の政府(なんで多数派は、そんな
政党に投票したの??)であるかぎり、
「今度は、新型原子炉なら安全です、
新型を新設します」 とか
言い出すでしょう。(現に、自民党の
元幹事長が2021年10月に、そんな発言を
したのです

上の2点を考えるなら、
1) 現在の 「日本政府の核との復縁」 の動き
に反対するのは当然ですが、
これは既に上述のCNICさんなどがやって
らっしゃいます。
2) 将来を考え、新型原子炉のproliferation
risksや事故危険性などを広く市民に情報
発信する ・・・ そんな活動も不可欠ですよね
ところが、2) の方は、やってらっしゃる人たち
を私は知りません
だから、「やかんをのせたら~~」 では一人
でその情報発信をやったわけですね

今後の反核運動では、こうした分業と組織化
が必要ですと、今までにたびたび私は申し
上げてきました。

先を見通して ・・・ 私の点描練習

先を見通して ・・・
私の点描練習

特に、2) のように将来を考えた活動が、
今までの日本の反核活動では少なかったと
見ております。この35年間ほどを振り返ると、
・ チェルノブイリ原発事故 ⇒ 反原発デモ
など ⇒ しばらくすると、沈黙
・ 福島第一原発の事故 ⇒ 反原発デモの
ブーム ⇒ やっぱり、しばらくすると沈黙
というパターンになってますよね。

このパターン、もう乗り越えましょうよ。我々
の使命は、ストリートで騒ぐこと自体にあるん
じゃなくて、実際に核兵器と核発電を廃絶
することにあるのですから

先を見通し腰を据えた長期的な運動展開
が必要だ、というのも 「やかんをのせたら
~~」 の creedです。

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