e-3) (運動のあり方) 壊滅90秒前?

「終末時計」、黙示録的壊滅の90秒前へ

2023年1月26日

アメリカのabc NEWSのウェブサイトより
2023 ‘Doomsday Clock’: This is how close we are to the apocalypse, scientists say – ABC News (go.com)

Doomsday Clockは世界的に有名なので、
皆様もご存じですよね。
もう日本語メディアでも報じられていると思い
ますが、そもそも 「やかんをのせたら~~」
はこうした 「終末」 を回避したいからこそ、
やっているウェブサイトです。ですから、この
「時計」 が現在 「何分・何秒を指しているか」
は、ここでも紹介しておきます。

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

崩壊まで、あと・・・

崩壊まで、あと・・・

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2023 ‘Doomsday Clock’: This is how close
we are to the apocalypse, scientists say
(2023年のDoomsday Clock、我々はもう
黙示文学的週末の一歩手前にと科学者たち)

ロシア軍によるウクライナ侵略が始まって
以来、初めての発表

Teddy Grant記者、Bill Hutchinson記者
2023年1月25日

火曜日 <1月24日>、「終末時計」 が先に
進み、深夜の90秒前になったと科学者たちが
発表した。人類がアルマゲドンに最も近づいた
時代となった。

Bulletin of the Atomic Scientists <原子力
科学者会報> は、この暗喩的時計をこの
2年間あった位置から10秒進めた。その
理由は、2022年2月に始まったロシアに
よるウクライナ侵略の激化だ。

なに、隠しとんねん??

なに、隠しとんねん??

「ロシアは核兵器使用という脅迫をほぼ剥き
出しにしており、偶発事故や悪意、また謀略に
よる紛争の激化がいかに恐ろしいリスク化を、
世界は体験しているのだ」 と語るのは、
Bulletin of the Atomic Scientistsの理事長に
してCEOのRachel Bronson だ。「この紛争
は、誰の手にも負えなくなってしまう危険性が
あり、しかもその危険性は今も高い」

Bronsonの指摘では、昨年8月に国連の
アントニオ ゲテレス事務総長は 「冷戦の最悪
期以来、最悪の核の脅威に直面する時代に
世界は入ってしまった」 と警告している。

「さらにこの戦争の影響で、気候変動に取り
組もうという諸国の努力も無駄になって
しまっている。ロシアの石油や天然ガスに
依存している国々が、<ロシア以外での>
天然ガスへの投資を増額しているためだ」 と
Bronsonは述べている。

また、ウクライナが放射性物質拡散装置
<ダーティ ボムのようなもの> や化学兵器、
生物兵器を使用することを目論んでいると、
ロシアは 「偽りの非難」 を語っているが、
これにも 「新たな意味がある」 と同CEOは
述べている。「ウクライナにあると主張されて
いる生物兵器研究所について、<ロシアは>
引き続きデマを流し続けており、逆に言えば
ロシア自体が生物兵器の使用を検討している
のでは、という懸念が生じる」

"Facing Off"
Facing Off (にらみ合い)
私の、昔の作品

この75年間、世界の指導者たちやノーベル賞
受賞者たちが構成する非営利のメディア団体で
あるBulletin of the Atomic Scientistsでは、
核戦争や気候変動、さらに最近ではCOVID-19
蔓延などによって世界が崩壊するまで、後どれ
だけの猶予があるのかを発表してきている。

「この時計は一種の暗喩で、この惑星で人類が
生き続けたいのなら、どういう危険に対処せ
ねばならないのかを指摘している」 と、この
時計の作成者である同会報はウェブサイトで
述べている。さらに、<この時計は> 「社会
全般に対して、人類自らが作り出してしまった
危険なテクノロジーでこの世界を破滅させて
しまう日がどれだけ近づいているのかを思い
起こさせるためにある」

この火曜日の発表は、ロシアによるウクライナ
侵略が始まって以来、最初の発表だ。ただし
担当パネルはその最新の Doomsday Clock
記者会見で、国際的安全保障環境が緊張を
高めつつある中、ウクライナがその揮発点に
なる恐れがあるとの警告を、既に発していた。

「Bulletin of the Atomic Scientistsが本日
発表したチャレンジは、その本質上、これ以上
グローバルな危機はないという危機だ」
火曜日の記者会見でそう語るのは、アイル
ランドの前大統領で国連の人権高等弁務官
でもあった Mary Robinsonだ。「どれだけ
人口の多い国であれ、経済力があれ、あるい
は軍事力が恐れられていようと、単独でこう
した危機に対処できる国など、存在しない」

やめてくれ~~!

やめてくれ~~!

1947年に <Bulletin of the Atomic
Scientists が設立された> 当時には、
その科学者たちはアメリカと <当時の>
ソヴィエト連邦の間での核兵器競争に
ともなう破局の危険性を社会全般に訴えよう
としていたのだと、このBulletinは述べている。
その当時、「人類にとって最大の脅威は、
核兵器によるものだった」

この 「時計」 は、理論的に予想される最後
の日を深夜12時として、それまでに残された
時間を示している。

Bulletin of the Atomic Scientistsの活動開始
時点では、このDoomsday Clockは深夜
7分前を指していた。これは、この会報の
1947年6月号に掲載された 「時計」 を
描いたアーティスト、Martyl Langsdorfが
「<7分前を> 気に入っている」 といった
ためだと、この団体は述べている。

2020年以前には、この時計の針が最も
深夜に近づいたのは、2分前の時だった。

もはや時間は~~

もはや時間は~~

ロシアがウクライナ侵略を始めた直後には、
このBulletinの時計は深夜の100秒前を
指していた。ロシアのヴラディミール
プーティン大統領が、もしNATOがウクライナ
を支援するために介入するなら、ロシアは
核兵器を使用するという脅迫をしていた。
それが、「深夜の100秒前という状況をよく
表していた」 という。

昨年9月、プーティン大統領は、ウクライナ
との戦いでロシア軍が幾度も敗退を体験した
ことを受け、核兵器の使用も辞さないとの
脅迫を、ほぼあらわに述べた。

2022年3月以降ロシア軍が制圧している
ウクライナのザポリージャ原発には、幾たび
も砲撃が加えられており、核災害のリスクが
拡大している。

国連機関であるIAEAの事務局長Rafael
Grossi が先週 警告したところによれば、
地球が抱えるリスクについて、世界は鈍感に
なっているという。

この 「時計」 が深夜から最も離れたのは
1991年のことで、17分前を指していた。
当時のジョージH. W. ブッシュ米国大統領と
当時のソヴィエト連邦指導者ミハイル
ゴルバチェフとが、それぞれ自国の核兵器
保有量を削減することで合意したのだ。

「そのころ、世界はリスクのある諸問題に
真剣に取り組み、その軽減に努めていた」
と、Bronsonは語った。
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頭が痛い~~
私の20分クロッキー

「原発問題」 というと、日本ではいまだに
電力供給 + CO2問題  VS 
原発事故 + 核ゴミ問題
という二項対立で論じられてしまっている
ことが多いですよね。

この 「やかんをのせたら~~」 でしつこく
説明してきたように、
原子炉とは本来、核兵器用Pu製造装置です。
つまり原発問題とは、上述の 「終末時計」 が
指す時刻に深く影響する問題ですね。

この深刻な問題を日本語でも説明し続けて
くださる方々が、「やかんをのせたら~~」
以外にも多数現れることを、願っております

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