イラン政府、核兵器を声高に叫ぶと同時に 国内の反体制派への弾圧を強化

チューリッヒに本拠を置くドイツ語
日刊紙Neue Zürcher Zeitungの英語
ウェブサイトより
Iran ramps up nuclear threats, toughens control of dissent (nzz.ch)

Iran is mentioning nuclear bombs
out loud and at the same time, is
tightening control over dissidents
(イラン、核兵器を声高に叫ぶと同時に
国内の反体制派への弾圧を強化)

”核+言論弾圧”というセット~~そんなもん、拡散してほしくないのですが ・・

本「やかんをのせたら~~」では、
以前からイランの核開発関連の国外
メディアによる報道を日本語化紹介
してきました。
同時に、対立国であるイスラエルが
秘密裏に恐らく保有している核兵器に
ついても、上の黒いメニュー(項目は
基本的にアルファベット順)にある
ページ c-3) や c-4) その他で取り
上げてきました。

その両国が先日、直接に軍事衝突を
起こしましたよね。当然、この二国が
核兵器で睨み合うようになるのでは、
という不安が高まります。

この問題について、Neue Zürcher
Zeitungの英語ウェブサイトにある
記事を。
いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。
*****************************

イランは今のところはイスラエルとの
戦争を回避したが、イランの憂慮がなく
なったわけではない。政府批判者たちや
頭部スカーフ着用法令に抗議する女性
たちへの弾圧を強め、核兵器保有に
ついても強硬な発言を行っている。
いったい、こうした現象は何を意味
しているのか?

Ulrich von Schwerin記者
2024 年4月30日

公式には、イランは先日のイスラエルとの
軍事衝突で勝利を収めたと主張している。
だが国内情勢を見れば、政権が気を揉んで
いることが分かる。4月14日にイランが
行ったイスラエルへのロケット攻撃に
ついてもイラン国内に批判の声が
上がっているのだが、政府はそうした
批判者たちを弾圧しており、しかも
ヒジャブ関連の放棄に反対している女性
たちへの抑圧も強化している。イラン
政権が伝えているメッセージは、明らか
だ。この複雑な状況にあって、支配体制
への異議申し立ては一切認めない、と
いうものだ。<この4月に死刑判決を
受けた、政府批判で> 人気の高い
ラッパーToomaj Salehi の死刑判決
からも、このメッセージが伝わって
くる。

ラップで政権批判したら死刑??
ほな、「やかんをのせたら~~」の筆者なんか、何回殺されたらええんや??

この4月最後の木曜日、イスファハン
<というイラン中西部の都市> の革命
法廷はSalehiに <死刑> 判決を
下したのだが、その罪状は「地上に
腐敗をもたらした」というもので
あった。だがこれは定義不明瞭な罪状
であり、それをイラン政府は政権
批判者たちに向かって使用することを
好む。2022年秋にイラン全土で
「女性、生命、自由」という抗議活動
が高まったが、Salehiはそうした政府
批判の声となった。そんな彼への死刑
判決は、反政府派すべてへの警告と見る
ことができる。イラン政府はもう何年も
前から、国民を恐れさせるために死刑を
利用してきた。

イランでは、どこかで死刑執行が毎日の
ように行われている。Iran Human
Rights <「イランの人権」> という
団体によるカウントでは、今年に入って
から既に136件の死刑が執行されて
いる。今回のイスラエルへの攻撃が
あって以来、イランの道徳警察
<あるいは、「風紀警察」とも> は、
2022年の抗議運動以来勢力を増やして
きている服装規則に違反して頭部の
スカーフなしで外出する女性たちへの
取り締まりを強化している。今では
成人女性も少女も、頭に覆いを着用
せずに外を歩いている女性たちは
イラン全土で、警察に補導されている
のだ。

女性:「これなら、いいんでしょ!?」

あらゆる議論に対抗して先手を
打つ、イラン政府
この、ヒジャブ規則を執行するための
新しいキャンペーンが告知されたのは、
イスラエルへの攻撃を開始したのと
同じ日であった。4月14日夜、イラン
はイスラエルに向けてドローンや
巡航ミサイル、ロケット弾約300発を
発射するという前例のない攻撃を実施
した。これは、ダマスカスのイラン
領事館をイスラエルがミサイルで攻撃
したことに対する報復であった。
それは4月1日のことで、Mohammad
Reza Zahedi将軍をはじめとするシリア
駐在のイラン革命防衛隊の指導者たちが
死亡した。イランがイスラエルを直接
攻撃したのは、これが最初のことだ。

両国は既に何年も以前から代理戦争を
展開してきているのだが、今回の攻撃
で本格的な開戦の寸前にまで至った。
イラン政府内では、どの政治陣営も
この攻撃を承認した。穏健派である
Hassan Rouhani 前大統領も、この攻撃
でイスラエルは教訓を学び攻撃的な姿勢
を改めるべきだと主張した。その前任者
であったMohammad Khatamiは大統領
としての任期中には改革を志向していた
のだが、今回の攻撃については「計算
ずくのもので勇断と論理性に裏打ちされ
合法的なものだ」としていた。

Abbas Abdiというジャーナリストの
ようにこの攻撃を批判したものも少しは
いたのだが、そうした人たちは直ちに
司法機関からの召喚を受けた。ある
ビジネス新聞は株式市場の下落を受け
戦争のコストに関する警告を掲載した
のだが、告訴された。さらに革命
防衛隊のシークレット サービスは、
インターネット上でイスラエル支持の
表明があれば何でも通報するよう、
市民に要請した。つまりイラン政府は、
この問題についての議論はすべて、
芽のうちに摘み取ってしまうつもり
なのだ。

モンスター:「文句は許さねー」

イランが主張しているほどには
効果がなかった攻撃
イラン政府は今回の対イスラエル攻撃が
成功であったと主張している。イランの
軍事力を示し、イスラエル国内の標的を
撃破しうる能力のあることを実証した、
と考えているのだ。ダマスカスのイラン
総領事館に対するイスラエルの攻撃への
報復として実施したもので、イランには
軍事的抑止力のあることを示した、と
している。イランのイスラム革命指導者
Ayatollah Ali Khamenei によれば、今回
の攻撃により「イランの国家としての
能力と意志とを実証した」とのことだ。
実際に何発のミサイルが標的に命中した
のかは、二義的な問題とされたのだ。

実は、この攻撃の標的とされたのは
イスラエル南部にある2か所の軍事空港
だったが、それらに命中したロケットは
9発だけであった。ドローンや巡航
ミサイルの過半数は、イスラエル領空に
侵入する前に、アメリカ、英国、
フランス、ヨルダンの戦闘機や軍用艦に
より撃墜されていたのだ。他に、技術的
問題で墜落したミサイルも数発あった。
その他のミサイルのほとんども、
イスラエルの防空システムに撃墜されて
いた。

イスラエルは軍事的にも政治的にも、
このミッションを成功であったと記録
できる。4月19日にはイスラエルは
イランのイスファハンにある軍事空港
を標的にドローンとミサイルでの報復
攻撃を実施したが、イラン政府はその
意味を軽視していた。衛星画像を見る
と、防空システムのレーダーが爆破
されていた。だがイラン政権周辺の
各メディアはこの攻撃のことを「笑止
千万」と呼び、イスラエルの絶望と
弱体性とを示すものだと主張した。

「ははは、リンゴを射る以外、何もできんのだな」
「??」

核兵器をほのめかすイラン政府
上述の標的を絞ったミサイル攻撃は
おそらく、さらにイラン国内の遠い
位置にある標的も攻撃できるぞという
警告として、イスラエルが行ったもの
であろう。そうした標的のうちには
核施設も含まれ、イスファハン周辺には
数か所の核施設がある。革命防衛隊で
核施設のセキュリティを担当している
司令官であるAhmad Haghtalabは後に
警告を発しており、こうした攻撃が今後
あれば
イランは核兵器に関する方針を
再考せねばならなくなるかもしれない
と語った。この発言の意味は明らかで、
そうした攻撃が再度あればイランは
核兵器を製造する可能性があるぞ、
ということだ。

それから2-3日後、議会の保守派議員
であるJavad Karimi Ghoddusiが述べた
ところでは、イラン指導層が命令を
発すれば、1週間以内にイランは核兵器
を爆発させることが可能だそうだ。
ただしこの議員は、この発言のゆえに
同じ保守派議員たちから非難を浴びた。
各種の新聞も、この発言はイランが
核兵器製造を目論んでいるという西側
の非難を是認するものだ、と同議員を
非難した。つまりこの発言は、敵国に
イランへの新たな制裁を求めさせる
前提条件となってしまう、という
わけだ。

ウラニウムの濃縮度と用途、再掲
60%なんて、核兵器以外の何に使えるゆうねん?

ここ何十年かイラン政府は、同国の
核開発プログラムはあくまで民生用途
のみを目的とするものだと力説して
きた。だが近年、ウラニウムの濃縮率
を大幅に高め、高濃度の濃縮
ウラニウムの備蓄量も増大させている。
IAEAの推定によれば、イランは数週間
で核兵器製造に充分なウラニウムを
製造できる。ただし専門家たちによれば
実際に機能できる核爆弾をイランが
製造するには1週間では無理で数か月を
要するだろうとのことで、これは
Ghoddusi も認めている。

ハメネイ、核問題での譲渡に
反対する警告を発する
そうは言っても、もはや問題となるのは
イランに核兵器を製造できるだけの
技術力があるか否かではなく、製造する
政治的意思があるかどうかだ。ガザでの
戦闘をめぐる緊張の高まりを受け、
戦争を抑止するためにイランには核兵器
が必要か否かという議論が膨張してきて
いる。イスラエルによる今回の
ダマスカスのイラン総領事館爆撃は
挑発的なもので、それを受けイランの
議会の一部議員たちの間では、核兵器
の必要性を唱える主張が強まっている
模様だ。だが、決定を下すのは
ハメネイ師だ。

「平和利用」という言葉が、悪魔の隠れ蓑になってしまう

イスラム革命指導者 <である
ハメネイ> は今まで度々、核兵器は
イスラムに反するものだと述べてきた。
だがそのハメネイ師も、核プログラム
を放棄することは望んでいない。
水曜日 <24日> に同師はアメリカ
への譲渡をしないよう警告を発した。
アメリカに譲渡などすれば、さらに
あれこれ要求を突き付けてくるはずだ、
というのだ。そもそもアメリカは、
イランの核開発プログラム全体の終了
しか受け入れないはずだとハメネイは
述べている。彼はさらに警告として
リビアの以前の独裁者モアマール
ガダフィの実例を挙げている。
ガダフィは2011年に核開発
プログラムを断念、その後でNATOの
軍事介入により権力の座を追われた。

ただし言うまでもないが、この姿勢は
西側との新たな核交渉の可能性を排除
するものではない。各種のメディア報道
によれば、オマーンでは目下、イランと
アメリカの間で間接的な話し合いが
進行中だそうだ。首長国であるオマーン
は既に過去においても、核をめぐる議論
で調停役を務めてきた。公式の核交渉が
最後に頓挫したのは2022年9月のこと
で、何の成果も生み出せなかった。それ
以降は非公式の交渉のみが行われて
おり、それらは基本的に紛争の激化を
回避することを目的としたものだ。
それ以外の成果は、こうした新たな
交渉からは望めない。
***************************

マジで、祈っています!
東京の某教会、私のかなり昔のスケッチ

私自身は決して、西側の立場に自分を
置くつもりはないのですけど、この
記事を読む限りでは、イランは核兵器
プログラムを隠ぺいしたがっている
ように聞こえますよね。
「そうじゃない!」と言いたいのなら、
自国市民への弾圧なんてやめないと、
信用できません。

しかも、西側との核交渉は絶望的状況
・・・ いずれ、イスラエルとの
核戦争が ~~
そんなことにならぬよう、
祈っています!!

Posted in Uncategorized | イラン政府、核兵器を声高に叫ぶと同時に 国内の反体制派への弾圧を強化 はコメントを受け付けていません

固定ページ 付録 w-16) をアップロード

新たな固定ページ
付録 w-16) 原発は激化した気候に耐えられるのか
をアップロードしました。

上の黒いメニューの終わり近くで、付録 w-16) をクリック!
(メニュー内の項目は、基本的にアルファベット順)

日本国の政府などは
「脱炭素化を進めるため」原発を増やそう →
しかし原発新設には30年ほど要する →
なら、既存(老朽)原発の再稼働を
といった主張を展開していますよね。

しかし。
そもそも台風や干ばつなど気候減少の激化は、
既に世界的に広まっています。つい先日も、
ケニヤなどで洪水が。

そうした激化した気候に、老朽化した原発が耐えられるのか?
きわめて現実的で切迫した問題のはずですが、日本語圏では
そうした議論をあまり聞きませんよね。
「気候変動」→ 「原発推進」といった短絡的主張が
まかり通ってしまっているように見えます

さすがは Yale 大学、とでも言うべき環境問題専門の
ウェブマガジンを Yale大学が発行してらっしゃり、
上述の問題も紹介してくださっています。

その記事から部分的に抜粋・要約・日本語化した
紹介をする固定ページです。

Posted in Uncategorized | 固定ページ 付録 w-16) をアップロード はコメントを受け付けていません

再稼働許可手続き、進む ・・ アメリカの話

再稼働許可手続き、進む
気候変動の影響を無視するNRC

Beyond Nuclear Bulletin
2024年4月25日号より

ゾンビ―原発の再稼働の動きを見て
いると、アメリカから日本政府に
対し、老朽再稼働を求める圧力でも
あったのか?と勘ぐりたくも
なりますよね。

その原発再稼働を求める主な理由の
1つに「気候変動の緩和」が挙がって
いますが、そもそも「気候」が猛威を
ふるうとき、老朽原発は耐えられるのか
???

この歳で、あの嵐や危険な夏に耐えられるのか??

では、いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
*********************

原発の稼働期間延長の許可、進む
NRC は気候変動の衝撃を無視

エール大学の環境学部が2024年4月
23日付で公表した <Yale E360という
学術雑誌の> 記事によれば、核発電
業界は既存の老朽化原発の稼働寿命を
延長する許可を求めており、しかも
加速化している気候変動危機の
ただ中で原発を延長稼働することに
伴うコストやリスクについての説明
責任は回避しようとしている。この
エール大学による記事は、そうした
原発業界の取り組みについて考察して
いる。著者のJames Dinneenは
「アメリカの老朽化した原発は、さらに
激化する気候に耐えられるのか?」と問う
ている。Dinneenはいくつかの視点から
その問いへの答えを提示しているのだが、
その視点の1つとしてBeyond Nuclearに
よるキャンペーンも含まれている。この
キャンペーンは変動する気候が原子炉の
稼働に及ぼす影響と、それがもたらす
原子炉の安全性に関わる問題点とを
明るみに出すものだ。原子炉はもともと
海の水位上昇や洪水、ハリケーンの激化
その他気候の激化、干ばつ、山火事と
いった気候変動に伴う諸問題については
全く検討に入れることなく設計され、
稼働許可され、建設され、稼働された
ものだ。つまり核発電産業とは本質的
に危険をはらむもので、こうした気候
問題は重大なものであるはずなのだが。
***************************

堤防作っても、海面が上昇したら~~

上記テキストの下にあるRead Moreを
クリックすると、下のウェブページに
ジャンプします:

Can Aging U.S. Nuclear Power Plants Withstand More Extreme Weather? – Yale E360

関心がおありで英語の報告書を
読める方は、ぜひご自分でお読み
くださいな。

「そんなこと、言われても~~」と
仰る方々のため、このE360の一部を
抜粋して、新たな固定ページ 付録 w-16)
に後日、要約紹介しますね。

Posted in Uncategorized | 再稼働許可手続き、進む ・・ アメリカの話 はコメントを受け付けていません

イランの前議員、イランの核兵器保有能力を認める

Although Iran lacks atomic bomb
strategy, yet still holds
capability, says former MP
(イランに原爆戦略はないが、製造
能力があることに変わりはないと
前議員)

アゼルバイジャンの報道機関Trend
News Agencyのウェブサイトより
Although Iran lacks atomic bomb strategy, yet still holds capability – former MP (trend.az)

2024年4月24日

Elnur Baghishov記者

下手をすればイランVSイスラエルの
本格的戦争も懸念される中、イランが
核兵器を手にしてしまったら ・・・
世界が恐れている事態ですよね。
イスラエルはとっくに核兵器を保有して
いると見られていますし。(上の黒い
メニューで、ページ c-3) と c-4) を
クリック)

まさしくこの問題に関する記事を、
Trend Newsのウェブサイトで見つけ
ました。

まあ、これは「笑うためのジョーク例」でして、実例ではないのですが・・・
正直、やはり英語圏以外からの報道ですので、元の英語に意味不明瞭な箇所が散見したことは予めご承知おきください。私の推察を含んだ日本語化です。

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
************************

アゼルバイジャンのバクー発、
2024年4月24日

イランには原爆を製造する戦略はない
が、核兵器製造が可能な国の1つでは
ある。イラン議会の国家安全保障外交
委員会の前議長でもあった前議員
Heshmatollah Falahatpisheh が述べた。
Trendの報道。

Falahatpishehによれば、イラン対
イスラエルの戦争が本格化した場合、
イランは対抗するため原爆を製造せざる
を得なくなってしまうだろう。ただし
近日の出来事を見れば、イランには
核兵器製造しか選択がないわけでは
ない、ということも読み取れる。中東
の緊張緩和は、関係するすべての方面に
とって有益である。

いまさら指摘しなくても、とっくにみんな心配してるよ~~

Falahatpisheh がさらに語ったところ
では、現在の状況下ではイランが核兵器
を手に入れるといった問題を指摘しても
関連する一部勢力が緊張をさらに高めて
しまうだけだ。IAEAの事務局長が少し
前に述べたところでは、イランは原爆
3個を製造する能力を有している。その
数日後、同事務局長は突如として発言を
変更、7個とした。

同事務局長によれば「核兵器を作ると
すれば、戦時であろう。イランは核兵器
製造にまた一歩近づいたのだが、後戻り
した。現時点でイランにとっての脅威
とは、国際社会での孤立が深まっている
こと、新たな経済制裁が科されている
ことである。今回のイランによる
イスラエルへの攻撃を受け、イランに
対する経済制裁が強化されている」

同事務局長によると、以前にはイランの
攻撃に関し次の3種類の主な脅威が指摘
されていた。イランによる核兵器保有、
イランの核不拡散条約(NPT)からの
脱退、そしてホルムズ海峡の閉鎖である。
だがこれら3つの脅威を実現させて
しまえば、法律や国際法の面ではイラン
の立場は弱くなってしまう。

一方、IAEAの事務局長Rafael Grossidi
が先日記者団に述べたところでは、
<JCPOAというイランと西側の核合意
の再建に関する> 交渉が失敗に終わっ
た後、イランはg燕麦製造にはっきり
と近づいていた。ウラニウムを60%に
まで濃縮した諸国はいずれも、核兵器を
保有している。しかもイランの濃縮して
いるウラニウムの量は、核爆弾1個を
作るための量を超えている。確かに、
原爆製造には濃縮度90%のウラニウム
が必要なのだが、60%まで濃縮して
しまえば90%にかなり近い。

0.7%  3-5%   60%  90%

注釈: 上述のイランの核開発
プログラムに関するJCPOA <いわ
ゆる「核合意」> はイランとP5+1
というグループ(アメリカ、ロシア、
中国、英国、フランス、ドイツ)との
間で、2016年1月に締結された。
だが2018年5月、アメリカがこの合意
からの撤退を宣言し、同年11月には
イランへの経済制裁を再開した。2020
年にはイランはこの核合意には何の
制限も設けないと宣言している。

2020年終わりごろには、イランの議会
が 経済制裁への戦略的な対抗計画を
採択、その際にイランと上述の6か国
の間で締結されたはずのJCPOAが履行
されていないこと、イランに経済制裁が
課されていることを理由として挙げて
いた。

そのイラン議会の決議を見ると、2月
23日の時点でイランはこの核合意に
含まれている追加の規定やプロトコル
の実施を停止している。その結果、
IAEAが <核施設の> 監視をする各種
メカニズムが20から30%も縮小して
しまった。

注釈:  イランの革命防衛隊(IRGC)
が4月13日に巡航ミサイルと弾道
ミサイルでイスラエルを攻撃、これは
True Promise作戦 <真の約束> と
いう作戦名であった。報道によれば、
この攻撃は4月1日にイスラエルが
ダマスカスにあるイラン大使館を爆撃
したことに対する報復であるそうだ。
イスラエルとイランが直接に軍事
衝突を起こしたのは、これが初めて
である。

4月14日、イランはこの対イスラエル
作戦を終了したと公表した。
*****************************

報復合戦の結果 ・・・

今まで直接には軍事衝突をしてこな
かった両国が、このままいくと両者とも
核兵器を保有しそうです。さらにイラン
が核兵器を持つなら、サウディなども
対抗して保有してしまう危険性もあり
ます。核の応酬にならないことを、
祈っています!

Posted in Uncategorized | イランの前議員、イランの核兵器保有能力を認める はコメントを受け付けていません

固定ページ yards-4) をアップロード

新たな固定ページ
yards-4) (カネ) 廃炉ファンドの悪用? II
をアップロードしました。

Kampsさんによるプレス リリースの日本語化、
後半です。
上の黒いメニューでは、項目を基本的に
アルファベット順で配置しています。
終わりの方にある yards-4) をクリック!

このところ、このパリサデス原発の「ゾンビ―
再稼働」の話題を続けており、「やかんを
のせたら~~」本来のフォーカスである
proliferation risksという話題から離れている
ように見えるかも。

でも、原子炉はもともと核兵器製造のための
装置 → それに「やかん」をのっけて発電するのが
原発 → 核兵器に固執する国家なら、原発を手放す
わけはない → その結果、原発の異常なコストを
緩和するための補助金や交付金などもなくならない
→ 「核のための増税」の可能性
というリスクは、意識しておくべきでしょう。

Posted in Uncategorized | 固定ページ yards-4) をアップロード はコメントを受け付けていません

固定ページ yards-3) をアップロード

新たな固定ページ yards-3)  をアップロードしました。
上の黒いメニューア項目を基本的にアルファベット順で
配列していますので、終わり近くで yards-3) を見つけて、
クリック!

パリサデス原発再稼働問題で、Holtec社が「本来は廃炉用の
公的資金」からの資金を、再稼働に転用した疑いがあるという
深刻な問題を暴くプレス リリースの前半を紹介しています。

Beyond Nuclearによるリリースですが、かなり長いので
今回は前半を

元の英語リリースをお読みになりたい方も、
yards-3) にリンクがありますよ。

Posted in Uncategorized | 固定ページ yards-3) をアップロード はコメントを受け付けていません

イランの核技術開発 ・・ イスラエル側からの報道

イスラエルのThe Jerusalem Postの
ウェブサイトより
Iran announces breakthroughs in nuclear medical technology, energy production (msn.com)

イスラエル側からの報道ではあります
が、イランとの対立が激化する中、
核関連の「技術開発」は疑いを招きます
よね。どちら側による開発であれ。

Suspicion —

では、まずはその記事を見て
まいりましょう。
いつもどおり
私の日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。
**************************

Iran announces breakthroughs in
nuclear medical technology and
energy production
(イラン、放射線医療技術と核による
エネルギー製造でのブレークスルーを
公表)

Media Line スタッフ、2024年4月
10日(JST)

核開発プログラムを大きく進めている
イランが昨年達成した科学技術的な
開発成功事例150件を発表したと、
イラン核エネルギー機関(Atomic
Energy Organization of Iran、AEOI)が
発表している。この月曜日 <4月
8日> にはテヘランでイラン核技術の
日 (National Nuclear Technology Day)
という記念日のセレモニーが開催された
が、そこで AEOI のMohammad Eslami
理事長はそうした技術開発成功例のうち
15件は放射線治療の分野におけるもの
で、この分野ではイランは世界でも3本
の指に入ると語った。

私は、放射線の医療利用にはまったく反対しません。
ただ、そこからの「悪発展」を防ぐ手立てはしっかりしないと。
また、1987年9月にブラジルのゴヤニアで発生したような事故にも警戒しませんと。

Eslamiが強調していた成果として、
アルファ粒子をがんの治療に利用する
ための革新的な技術があり、これは
イランの成果の中でも際立ったものだと
いう。核技術の応用の歴史における
新たな章を招き入れるものだそうだ。
さらに AEOI は今後何年かで20,000
MWの電力を核エネルギーで発電する
計画を定めている。その一環として、
イラン南部に新たな原発を建設する
ようだ。

以前からイランは、その核開発プロ
グラムはあくまで平和利用、発電と
医療用研究などの目的のためのものだ
と主張している。だがイランの核関連
活動が兵器に応用されてしまうのでは
と世界は懸念してきており、実例と
して民生用には考えられないほど高濃度
のウラニウム濃縮を行っていたことの
証拠も挙がっていて、懸念に油を注ぐ
結果になっている。IAEAの査察官たち
が幾度かイランで未申告の核施設や
核物質を発見しており、イランの
核開発の真の狙いは何なのか、また
核兵器不拡散のための義務を順守して
いるのか、疑念が高まっている。
さらにイランは長距離弾道ミサイル
技術も開発しており、それには核弾頭
を搭載できる可能性もある。そのため、
イランの核の野望は平和利用を超えて
広がっているのでは、との不安が
なおさら高まっている。

2015年にいったんは締結された
核合意はJCPOA (Joint Compre-
hensive Plan of Action、包括的共同
作業計画)と呼ばれていたが、2018年
にアメリカが一方的に脱退して以来、
機能していない。ウィーン <IAEAの
本部があります> ではこの核合意の
再建に向けた話し合いが幾度か持たれ
たが、大した進捗を見せていない。
******************************

「事故コワい!原発廃止!」
「それ自体は正しいけど、事故よりさらに怖い危険があるやろ?」

日本で原発問題というと、すぐに
原子炉の事故に関心が集まりますし、
事故も深刻な問題であることは確か
です。
ですが、原子炉の大事故以上の惨劇
と破滅をもたらしかねない危険性と
してproliferation riskがあります。
それに何となく感づいてらっしゃる
方々もいらっしゃるのですが、
具体的に
・ どの国で、どのように
このリスクが現実化してしまった、
あるいはしてしまうところだった
のか、そうした実例を指摘する
反核市民が少ないですよね。
・ したがって、原発のプロセスや
部位の中のどこに・どんなproliferation
riskがあるのかという具体的な指摘を
できる人たちも少ないです。

Suspicion — mutual

対してイスラエルのように既に周辺国
からの核の脅威にさらされている国
では、一般メディアも上のような記事を
当然のように発表しているのです。
(逆にイランは、イスラエルの核に
脅かされていますし)

しかし、チョット待ってください
・・・ 日本国だって、周辺の北朝鮮
からの核兵器の脅威に晒されていない
のでしょうか?韓国では、それに対抗
するため韓国も核兵器を、という声が
高まっていますし。日本の多数派市民が
暢気すぎるのでは??核の撲滅を
求める声が、日本の市民からもっと
高く上がってほしいものです。

Posted in Uncategorized | イランの核技術開発 ・・ イスラエル側からの報道 はコメントを受け付けていません

ザポリージャ原発への攻撃、その後

インドに本拠を置く国際英語ニュース
チャネルWIONのウェブサイトより
UN nuclear watchdog sets emergency meeting as Russia, Ukraine exchange barbs of drones over Zaporizhzhia (msn.com)

UN nuclear watchdog sets emergency
meeting as Russia, Ukraine exchange
barbs of drones over Zaporizhzhia
(ロシアとウクライナがザポリージャで
ドローン攻撃を応酬するなか、IAEAは
緊急会合を)

逃げろや逃げろ~~

ザポリージャ原発でドローン攻撃があり、
それから攻撃の応酬が展開されている
ことは、日本語メディアでも少し報道
されてますよね。
インドに本拠を置く国際英語ニュース
チャネル WIONのウェブサイトから、
もう少し詳しい記事を。

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
**********************************

Mukul Sharma記者、2024年4月10日
(JST)

ザポリージャ原発とその周辺ではこの
3日間絶え間なく軍事攻撃が繰り広げ
られており、ロシアはそれをウクライナ
のせいにしているが、そうした中、国連の
核監視機関 <であるIAEAの> 理事会が
木曜日(4月10日)<← 11日の誤りと
思われます> に緊急会議を開催する
予定だ。

同原発は現時点ではロシアが占拠して
いるが、同原発をウクライナが攻撃
しようとしているとロシアは主張して
いる。だが、ウクライナはそれを否定
している。

IAEAが確認したところでは、1機の
ドローンが同原発に命中、原子炉建屋
に損傷をもたらした。IAEAはこの
攻撃がだれによるものかは述べていない
が、攻撃をとにかくやめるよう強く
求めている。

「私はここに理事たちに対し、理事会
の会議を次の通り招集することを
お知らせする: 2024年4月11日
木曜日、午後3時(GMTでは13:00)
より」と、そのIAEAのノートには
ある。

このIAEA議長によるノートには、
ロシア語とウクライナ語の書簡も添え
られていた。ロシア側は、
ザポリージャ原発での「ウクライナ軍
による先日からの攻撃と挑発行為」と
に関する会議を要請していた。 一方の
ウクライナは、「ウクライナの状況と、
安全、安全保障、防御策にとっての
意味」についての会議を要望している。

日々、祈っております!
東京・原宿の教会(教会ぽくありませんが、
教会です)
私のスケッチ

(各種機関からの情報に基づく)

近日中に、さらに詳細を追加する予定
***************************************

ザポリージャ原発に災害が発生せず、
ウクライナに早く平和が戻ります
ことを!

Posted in Uncategorized | ザポリージャ原発への攻撃、その後 はコメントを受け付けていません

「ガザに核兵器を~」!?!?

Beyond Nuclear Bulletin
2024年4月4日号より

核兵器保有国の指導層の一部は、
何かあると核兵器使用をほのめかし
脅迫に使うことがお好きなよう
ですね。
核兵器を保有している ⇒ 使うぞ、
と脅迫すれば効果がある
という心理がどこかにあるようです。

この心理、いずれは実際の核使用にも
つながってしまう危険性がないで
しょうか??

ロシアだけではなく、アメリカでも
下院議員がガザへの核攻撃を奨励する
ような発言をしてしまい、叩かれて
います。使用せずとも、核兵器を保有
していること自体が指導層の心理や
判断を狂わせてしまう、そんな実例
ですね。

おれたち、すげーもの持ってるんだぜ~

この発言そのものについては、たとえば
次の報道などにも詳細があります:
House Republican suggests US should nuke Gaza in resurfaced clip: ‘Get it over quick’ (msn.com)

では、いつもどおり
私の日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。

************************
NUKE GAZA?
(ガザに核攻撃?)

Walberg下院議員の脅迫発言、非難を
浴びる

「<ガザへの> 人道援助なんかに、
1円もつぎ込むべきではない。広島や
長崎みたいにしてしまえばよい。<この
戦闘を> 早く終わらせるんだ」 この
トンデモナイ発言をしたのは、
ミシガン州選出の共和党下院議員Tim
Walberg だが、先週 <3月の最後の
週> の選挙区集会でなされたものだ。
Walbergが話題にしていたのはガザの
情勢だが、さらにウクライナ情勢に
ついても語っていた。Beyond Nuclear
やその他の団体では、 人間に対して
再度核兵器を使用しては、という
道徳的に卑劣なこの発言を強く非難して
いる。Walbergの発言はまた、核抑止と
いうものが神話に過ぎないことも示して
いる。 核兵器は惨劇を招きすぎるため
使用できないのであれば、このところ
Walbergに限らずイスラエルの <文化
遺産担当> 大臣のAmichai Eliyahu、
ヴラディミール プーティンといった
面々が核兵器使用をほのめかす脅迫
発言をしているのか?核兵器という
ものが存在する限り、何らかの誤りや
判断の異常な指導者のため、核兵器が
使用されてしまう危険性も存在する
のだ。
********************************

防空コンピューターによるご認識などが、過去に実際にありました。
詳しくは、いずれ将来に。

Read Moreをクリックすると、The
Guardianのウェブページへと
ジャンプします。
長い記事なので、私が抜粋して
日本語化しますね
やはり、< > 内は私からの補足
説明です。
***********************

Congressman rebuked for call to bomb Gaza ‘like Nagasaki and Hiroshima’ | Michigan | The Guardian
The Guardianのウェブページより
抜粋・要約して日本語化

Ramon Antonio Vargas記者
2024年3月31日

ガザに人道支援を続ける代わりに、
アメリカはガザに核攻撃を行い
第二次大戦末期の「長崎や広島の
ように」してしまうべきだ ・・・
そう語ったのは共和党の下院議員
だった。その議員の選挙区で比較的
少人数の会合があったのだが、
その場でこの衝撃的な発言が録音
された。

この議員、つまりミシガン州選出の
下院議員Tim Walberg による発言は
政界の進歩的な人たちから非難を集めて
おり、そうした人たちの一部は以前は
キリスト教の牧師であったはずの
Walbergがガザに暮らすパレスティナ
人の撲滅に匹敵するような行為を推奨
するなんて、と不信を表明している。
<Walbergは、以前にはGrace
Fellowship Churchというプロテス
タント教会の牧師でした。モスクワの
総大主教といい、このWalbergと
いい、現在はキリスト教の一部が
イカレてしまっているようで、健全化
に努めるべきでしょう>

牧師がなぜ~~??

「現職のアメリカ下院議員が秘密の
選挙区会合で特定集団の撲滅を嬉しそう
に語るなんて」と、X(以前のTwitter)
ユーザーの一人が先週金曜日夜に
広まったWalberg発言のヴィデオに
関して呟いていた。それに対する返答
コメントの1つには、「キリストも
そんなことをやらかすわけかい?」

続く日曜日にWalbergが述べたところ
では、メディアは彼の発言をまげて
報道しており、誤解を招いている。
ただし彼はあくまでイスラエルが
「出来るだけ早急に」勝利を収める
べきだという信念を抱いており、
それに変わりはない、とのことだ。

Walbergの議員スケジュールを見ても
ソーシャル メディア <日本でいう
SNS> を見ても、3月25日 <月曜
日> にミシガン州のDundeeという
場所で一般市民と会合していたことは
確かだ。Mediaite <というアメリカの
ニュース ウェブサイト> の土曜日
の報道にあったように、その会合の
ヴィデオがYouTubeやその他のウェブ
サイトに投稿されており、ある活動家が
それを記録したものだ。それを見ると
Walbergは聴衆に対し、アメリカはガザ
への人道支援には「1円たりとも」資金
を使うべきではない、と発言している。
ガザではここ数か月、イスラエルが軍事
作戦を展開している。

「あいつらに核をぶち込んで~」
「おい、おい」

そんな人道支援をする資金があるのなら
イスラエルへの支援に使うべきだと
Walbergは語った。彼はイスラエルを、
アメリカの「全世界での最大の同盟国と
見なしてよい」としている。

「<ガザを> 長崎や広島のようにして
しまえ」とも、Walbergは述べていた。
この、日本にある2都市には、二次大戦
末期にアメリカが原爆を投下、何十万人
もの人々を殺害したが、その多くは
非戦闘員であった。<そんなことを
Walbergは> 「早くやって、片付けて
しまえ」とした。

Walbergはさらにウクライナでも同様の
対応を提唱していた。ウクライナは
2022年以来、ロシアの軍事的侵略に
対抗して自国の防衛に努めている。
だがWalbergによればウクライナでの
核兵器使用を提唱する狙いは、戦争が
長引く中で「ウクライナ向けの ・・・
人道的支援に」巨額のアメリカの資金を
費やすよりも、ロシアの指導者ヴラディ
ミール プーティンの軍隊を速やかに
排除することにあるそうだ。

Wanna Get Nuked?
核で倒そうとしたら、相手も核を使ってきますよ?
私の昔の作品 “Wanna get nuked?”

・・・(中略)・・・

Walbergの発言を記録した
ヴィデオがあらゆる方面に拡散し、
Council on American-Islamic Relations
<イスラムとアメリカの関係に関する
評議会、CAIR> は同議員による発言
は「集団虐殺を求めるものであるのは
明らかだ」と非難する声明を発表した。

「こんな発言を ・・・ 人命と国際法
を尊重するアメリカ人すべては、非難
すべきだ」と、声明でCAIRの理事長
Dawud Walidは語っている。

Walidの団体はアメリカのイスラム
教徒による公民権団体としては最大の
もので、Walidはさらに「彼の提唱が
実施されてしまえば、結局はガザに
住む人たちが全員殺されることに
なってしまう。そんなことをこうも
やすやすと提唱するとは、パレス
ティナ人の生命は全く無価値だという、
血も凍るメッセージなのだ」とも
述べている。

日曜日にWalbergは、核兵器の使用を
提唱してはいないと弁明した。彼の
主張としては、イスラエルがハマスを
ウクライナがロシアを、それぞれ早期
に打ち負かすほど、「戦果の中で
失われる罪なき人命が少なくて済む」

「ショート版のヴィデオでは、私は
暗喩を用いて、イスラエルとウクライナ
が極力早期に勝利を収める必要を説いた
のだ」と、Walbergはある発表の中で
述べているのだが、では核兵器使用に
より非戦闘員が殺されることをどう
やって回避できるのかについては何も
述べていない。「この暗喩が誤解を招き
やすいものであるうえ、文脈が無視
されてしまったため、私の言いた
かった真意は曲解されてしまった。だが
私はあくまでそうした信念に立ち、
同盟諸国とともにある」

兵糧攻めだ~~

昨年10月7日にハマスがイスラエルを
攻撃、イスラエル市民1,100人以上を
殺害し人質も取った。それを受けて
イスラエルはガザに対し陸・空の両面
での攻撃を始めた。一方のガザでの
イスラエル軍の攻撃によるパレス
ティナ人の死者数は30,000人を超え、
金曜日にアメリカ政府が発表した
ところによれば、イスラエル軍の攻撃
によって既にガザ地域では飢餓が発生
している模様だ。

ジョー バイデン政権の民主党員たち
は、毎年アメリカがイスラエルに供与
している40億ドル近い軍事支援を
カットせよというプレッシャーを
強めている。イスラエルは、ガザへの
人道援助の運び入れを絶えず妨害して
きている。3月26日、国連では決議が
採択され、ガザでの即時停戦を求める
決議を14か国が批准したのだが、
アメリカは棄権した。このためイスラ
エルは世界政治の舞台でほぼ孤立を
強いられている。

にもかかわらず、それから数日後の
Reutersの報道によれば、バイデン
政権は数十億ドル分の爆弾やジェット
戦闘機の供与を承認した。この軍事
援助は、Walbergも含むアメリカの
共和党員の大半が一貫して支持して
いるものだ。

・・・(以下、略)
*****************************

"Facing Off"
”Facing Off”
私の昔の作品

核兵器の存在そのものがいかに巨大な
リスクを伴うものか、それを示す実例
ですよね。
そして、その核兵器を製造するための
装置の一つが、原子炉でした。(上の
黒いメニューでは基本的には項目を
アルファベット順に配列していますが、
その上部にあるページ シリーズ b-x)
で散々説明しました。また、下の方に
あるページ 付録 w-4) も参照)

そして、その原子炉に「やかん」を
のっけて蒸気タービンを回すのが、
核発電です。(ページ d-1) や d-2)
で説明済み)

核兵器廃絶を願うなら、核発電も
廃絶を求める必然性がお分かり
いただけると思います。

 

Posted in Uncategorized | 「ガザに核兵器を~」!?!? はコメントを受け付けていません

Join me in prayer — / お祈りください

Dear readers,
Join me in prayer for peace of the Middle East, especially between Israel and Iran.
As I already explained in this website (if you read Japanese), Israel probably has nuclear weapons already, and Iran seems to be heading for such possession.
And if Iran obtains nuclear weapons, some states along the Persian Gulf might follow suit.
Then, an all-out war between the two states can involve even an exchange of nuclear weapons, which can then expand to cover some Gulf states.

This must never happen. I’m praying it never will.
Please join me in this prayer!

みなさま、
中東の平和、特にイスラエルとイランの間の平和のため、一緒にお祈りください。
本ウェブサイトですでに説明したように、イスラエルはおそらく既に核兵器を保有しています。イランも現在、核保有目指して進んでしまっているようです。
さらにイランが核兵器を手に入れれば、ペルシャ湾岸諸国の一部も追随する恐れがあります。
ですからイランとイスラエルの間で全面戦争勃発となれば、核兵器の応酬となるだけではなく、一部湾岸諸国も巻き込んだものへと拡大してしまう危険性も。

そんな事態は、決してあってはなりません。決してそんな事態にならないよう、私も祈っております。
皆様も、ともにお祈りください!

Posted in Uncategorized | Join me in prayer — / お祈りください はコメントを受け付けていません