What we know about Nova Kakhovka dam incident – BBC News
6月6日JSTに報道されたこの大惨事、
報道を見かけるようになってから数時間
はごく短い報道しか見つかりません
でしたが、同日夜(JST) になってから
詳しい記事を見るようになりました。
とにかく、ザポリージャ原発の惨事に
つながらないことを、また
直接・間接に被害を受けた方々のために、
祈ります!
かなり巨大な貯水池なのですが、原発は
ここまで大量の水を必要とします。
「やかんをのせたら~~」で幾度か
指摘している通りですね。
(上の黒いメニューで下のほうにある、
付録 w-2)、付録 w-10) など)
さらに、どうもロシア軍が何らかの悪さ
をやらかしたように見える本件ですが、
まさしく「核兵器の製造に原発を利用
していない場合でさえ、原発そのものが
一種の核兵器になりかねない」リスクが
ハッキリ現実化してしまいましたね。
(ページ d-6) にある 3) 巨大ダーティ
ボム化リスク)
いまだに「平和利用という洗脳」に
マヤかされている皆さん、目を覚まし
ましょうよ!
ついに・・・
ここでは、BBCウェブサイトにある
関連記事をいつもどおり私の日本語化で
紹介します。
< > 内は、私からの補足説明です。
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ノヴァ カホヴカ ダムの惨事について、
分かっていること
ウクライナ南部でロシア占拠下にある
地域の巨大ダムが破壊され、洪水が
発生している。
ウクライナ軍とNATOは、ロシア軍に
よるダム爆破だと主張、非難している。
一方、ロシアはウクライナの仕業だと
主張している。
ダム周辺市域のコミュニティからは、
何千人もの住民が避難している。どの
ようなものであれ洪水となれば破局を
招きかねず、それを恐れている。
では、現時点までに判明していること
を以下に紹介する。
このダムは、どこに?
カホヴカ水力発電所は、ウクライナは
ケルソン(ヘルソン)地区のノヴァ
カホヴカという町にある。現時点では、
この地区はロシアが占拠している。
このダムは旧ソヴィエト時代に建設
されたもので、ドニプロ川にある6か所
のダムの1つだ。この川はウクライナ
北部から南部を貫通して黒海に流れ込む。.
大変大きな貯水池であり、地元の人たち
は「カホヴカ海」と呼んでいるほどだ。
湖岸の場所によっては、対岸の陸が見え
ないためだ。貯水量はアメリカはユタ州
にあるソルトレイク湖の水量に匹敵する
ほどだと、Reutersは報じている。.
エスカレートしたら・・・
何が起きたのか?
静画画像や動画を見ると、このダムが
大きく破損している。大量の水が零れ
落ち、下流のケルソン方面が洪水に
なっている。
ダムの損壊がいつ発生したのかは、
はっきりしていない。だが衛星画像
からは、何日か前に損壊した模様だ。
このダムに至る道路には、すでに6月
2日に損傷がみられたが、水の流れに
変化が見られたのは6月6日のこと
だった。6日の画像では、壁の欠損と
周辺建築物の崩壊とが明らかだった。
現時点では、この道路の損傷が6月6日
のダム崩壊と関連しているのか否かは
不明。
ウクライナのノヴァ カホヴカ ダムの
受けた損害
下流での洪水がどこまで広がるのかは
明らかではないが、重要な集落を壊滅
させてしまうのでは、という不安が
広まっている。そうした重要地域には、
およそ16,000人の住民が暮らしている。
ノヴァ カホヴカの画像を見ると、
建築物が洪水に囲まれている様子が
わかり、自治体役所周辺ではなんと
白鳥が泳いでいる。
こんなことに、ならないことを!
ダムの下流80㎞に満たない距離にある
ケルソン市の低地帯に住む住民には、
可能な限り早く非難し高台に避難場所を
見つけるよう警告が出ている。
ケルソン地域の首長Oleksandr Prokudin
が今朝ウクライナのTVに述べたところ
では、すでに8か所の村落が完全に洪水
に沈んでおり、被害はさらに広がる
模様だ。
ドニプル川はさらに150トンもの産業用
潤滑剤で汚染されており、加えてさらに
300トンが漏出するリスクがあると、
ヴォロディミール ゼレンスキー大統領は
述べている。
攻撃されたのか?
このダムの決壊原因は、まだ明らかに
なっていない。ウクライナ軍は、ロシアが
意図的に爆破したのだ、としている。
確かに、そう見える。このダムに至る
道路を進軍してウクライナ軍がダム
経由で川を渡りロシア占拠地域に入り
込んで反攻をしかけてくるのでは、
とロシアは恐れていた可能性がある。
だがクレムリン <ロシア政府> の
スポークスパーソンDmitry Peskov は
ロシアの関与を否定しており、
ウクライナによる蛮行だと主張して
いる。クリミア半島から水供給を奪おう
とする、ウクライナによる破壊工作だと
いうのだ。クリミア半島は、2014年
以来ロシアに占領されている。
BBCは、いずれの主張もまだ検証
できていない。
このダムを爆破すれば、~~
このダムは極めて重要なもので、用途が
いくつもある。
このダムの水がある貯水池は巨大なも
ので、上流の集落多数に上水を供給して
いる。農業用水として作物の栽培を
支えており、今回の決壊被害が広まれば
何万人もの住民が被害をこうむる。
このダムはさらに、160㎞ほど上流に
あるザポリージャ原発の冷却水も供給
している。同原発は現時点ではロシアが
占拠しており、この貯水池からの水が
なければこの原発は問題を起こす。
IAEAによれば、これで直ちに核事故
発生のリスクはないが、状況を凝視して
いくという。
IAEAが後に発表した声明によると、
ダムの水位がポンプでくみ上げられる
最低水位である12.7mを下回ったと
しても、ダムの上流では今もザポリージャ
原発へのポンプ給水は可能で、冷却水源
としては他の水源も利用できるそうだ。
その一例として、今回の破壊現場の隣
には大型の冷却水プールがある。
闇で何が行われたのか??
カホヴカのダムと貯水池
そうであっても、このダムはドニプロ川
の水をロシアが占拠中のクリミア半島
へと供給するための不可欠な設備だ。
つまり、クリミアの上水供給に影響が
出るものとみられる。
2014年にロシアはクリミア半島を占拠
したが、それ以来ウクライナはノヴァ
カホヴカからの水供給チャネルを
ブロック、クリミア半島では水不足に
よる危機が発生していた。
昨年、ロシアがウクライナへの全面
侵略を開始し、ロシアはこの水チャネル
を再度開通させた。だが、このダムが
決壊した今、水位が低下しており同
チャネルの水の流れが再度停滞する
可能性がある。
今回の侵略開始以来、ロシア軍は
ウクライナ全土のダムに攻撃を幾度も
加えており、洪水や停電を引き起こし
てきている。
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凝視を続けます
私の昔の作品
Kettle2015Oct19
凝視を続けます
私の昔の作品
では、このダム破壊とそのザポリージャ
原発への影響については、今後も
適宜、報道記事を紹介してまいり
ますね。