2020年の殺害事件の真相??

The Express Tribune (2010年設立の、カラチに本拠を置く
パキスタンの報道機関。The International New York Timesと提携)
による報道

Soleimani killed to stop plot against 500 Americans: Pompeo (tribune.com.pk)
(2020年1月のソレイマーニ司令官暗殺は、アメリカ人500人に
対する謀略をやめさせるためであったと、アメリカのポンペオ元国務長官)

「その謀略を阻止する機会があったので、そうしたのだ」 と、
アメリカの元国務長官

Anadolu Agency 発  2022年6月18日

さて、そんなことあったかしら ・・・ 私の練習作から

さて、そんなことあったかしら ・・・
私の練習作から

2020年1月3日、イラクのバグダッド国際空港そばで
イランのソレイマーニ司令官が殺害されたのは、覚えてらっしゃる
でしょうか?アメリカ軍のドローン攻撃によるものでしたよね。
1979年のイランのイスラム革命以降の展開を背景に、
ウラニウムの過剰濃縮にそもそもの端を発した憎悪と敵対の流れは、
ここまで発展してしまったのでした。
そしていまや、イスラエル VS イランの「影の戦争」です。

ソレイマーニ司令官暗殺に関する、ポンペオ元国務長官の発言が
以下の記事で取り上げられているので、紹介しておきますね。
ただ、情報源がAnadolu Agencyというトルコ政府の 「プロパガンダ機関」
なので、偏向があるかもしれない可能性は、予め承知しておいて
くださいな。ご存じのとおり、トルコとイランは中東での覇権を
めぐり、代理戦争のようなことを展開してきておりますからね。

いつも通り私による抜粋・日本語化で紹介します。< >内は、
私からの補足説明です。

アンカラ発

イラン軍のカシーム ソレイマーニ元司令官が殺害されたのは、
500名のアメリカ国民を標的にした陰謀をやめさせるためで
あったと、アメリカの元国務長官マイク
ポンペオ氏は述べた。

「ソレイマーニ司令官は、アメリカ人を新たに500名殺害しよう
という策略に加担していた。我々はその策略をやめさせる機会を
得たので、そうしたのだ」 と、ポンペオはAl Arabiya<という放送機関>
とのインタビューで述べた。これは、金曜日 <6月17日> に
報じられた。

<イランから> 警告があったにも関わらずソレイマーニ司令官を
殺害した背景状況についての質問があったが、ポンペオは「その
警告というのは言ってしまえば、アメリカがJCPOA (イラン核合意)
から脱退するなら戦争になるぞ、アメリカが在イスラエル大使館をテル
アヴィヴからエルサレムに移すなら戦争になるぞ、そしてソレイマーニ
司令官を攻撃するなら戦争になるぞ、といったものだった」

「さて、アメリカはその3つの1つや2つではなく、いずれも実行した
のだが、戦争にはならなかった」 とポンペオは語った。


Watching you —-
私の、かなり昔の作品

<ソレイマーニ司令官殺害という> 決定はアメリカ政府が急速に
下したものであったのかという質問に対して、ポンペオは
「アメリカ政府は以前から、イラクにあるアメリカ資産やシリアに
いるアメリカ市民、さらに実のところ全世界のアメリカ市民を
守ろうと、相当以前から務めてきている」 と述べた。

「アメリカ政府は、<イランの革命防衛隊の中でも諜報活動などを
専門にする> クズ部隊の動きを監視していた。その意味で、この
<殺害> はアメリカ政府が継続的に行ってきた活動の1つであり、
アメリカのリソースや資産、市民などに対する差し迫った攻撃を
やめさせる機会を得た。そして大統領が、それを実行するという
決断を下したのだ」
ソレイマーニは2020年1月3日に、アメリカのドローン攻撃で
殺害された。
・・・・(以下略)・・・・

********************

このポンペオ発言の真偽に関わらず、ウラニウムの過剰濃縮が
ここまでの事態のエスカレートに拍車をかけた、という事実を
我々はすでに2年半ほど前に体験したわけですね。

「原発問題」 というものを単に 「環境・エネルギー分野」 だけに
矮小化して捉えていては、大変なリスクを見逃す結果になってしまう
・・・ それを、ご理解いただきたいのです。

当時のイランは既にHEUの濃縮はやらかしていましたが、
まだ核兵器は保有していなかった模様ですよね。
もし2020年1月の時点で核兵器を保有していたら、
どうなっていたか ・・・?

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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