ザポリージャ関連の記事2つ

Zaporizhzhia nuclear reactors won’t restart
until Russians leave, its operator says
(ペトロ コーティン、「ザポリージャ原発は
ロシア軍が撤退するまで再稼働しない」)

原発を敵軍が占拠した場合、結局は 「撤退して
くれるまで、稼働させられない」 ってことに
なっちゃいますよね。予想通りの事態に
なっています。

一方、ロイター報道では9月18日(JST) 付の
記事で、メインの送電線のうち1本の修復が
できたとされています。

こういう場合、やはり原子炉の基本的な仕組みが
分かっていないと、ことの深刻さを理解できなく
なってしまいますよね。

以前にも申しましたが、「原発には反対です」 と
おっしゃる方が 「でも、停止したんだから、
もう安全なんでしょ??」 と真顔でおっしゃって
いるようでは ・・・

無論、原子炉の基本を学んでいない方にも、
原発に反対する権利はありますよ。
でも、「反対する」 ってことと、「反対活動を
する」 ってことは、別物ですよね。
「何も知らないけど、とにかく反対」 という
活動では、社会への説得力がない。

では、ザポリージャ原発の現状に関する
報道記事を2つ、いつもどおり
私の抜粋・日本語化
で紹介しますね。

まず
アメリカの半官半民非営利メディア機関、
National Public Radio (npr) から
ザポリージャ原発関連のニュースです。


“Run for Your Life!”, 中央部
私の昔の作品

Ukraine’s Zaporizhzhia nuclear reactors won’t restart until Russians leave : NPR
Kat Lansdorf記者、2022年9月15日

いつもどおり、私の抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明
******************************
ウクライナ、キーフ発 ― ウクライナの
ザポリージャ原発の運営機関は、同原発を
占拠しているロシア軍が原発から撤退するまで
同原発を再稼働しないと、運営機関のヘッドで
あるペトロ コーティンがNPRに述べた。

同原発では砲撃が続き、ウクライナの作業員たちは
損傷を受けた同原発を安全のため先週停止させた。
火曜日 <9月13日> には作業員たちは3系統
あるバックアップ電源供給線の復旧を完了した。
これは、同原発周辺で戦闘が続く中、関係役人たち
やエネルギー問題の専門家たちが警告している
大破局を回避するうえでは、多少良い知らせでは
ある。

それでも、ザポリージャ原発の状況は緊張に
溢れ予測を許さない。ヨーロッパ最大の同原発は
今年3月初めにロシア軍に占拠され、稼働に
当たるのは引き続きウクライナ人のスタッフたちだ。
ウクライナ南部にあるこの原発周辺地域では今も
戦闘が激化しており、核災害のリスクが不安を
募らせている。

Computer Operator
“A Computer Operator”、私のかなり昔の作品

同原発を最近調査したIAEAは、損傷の跡が
不安を募らせ、作業員の労働環境は過酷で疲弊を
招くものだと発表している。

同原発の運営に当たっているウクライナの核
エネルギー機関エネルゴアトムのペトロ コーティン
社長は 「とにかく、ひどい状況だ。スタッフが自由に
稼働を行えず、原発の安全性を考えて行動できない。
そうではなく、スタッフは次に自分と家族に何が
降りかかるのかを考えている。拘束されないか、
拷問を受けることにならないか、場合によっては
殺されるのじゃないか、と気が気でないのだ」

ウクライナの作業員たちが今も同原発を稼働させ
てはいるが、ロシアはロシアから別の各エンジニアや
専門家を連れてきている。だがそうした核発電
専門家たちによると、ウクライナのシステムは
ロシアのものとは異なっており、安全かつ効率よく
ザポリージャ原発を稼働できるのは <ウクライナの
原発用に> 訓練された人員だけだ。

コーティンによれば、彼自身はキーフにある自分の
オフィスにいるのだが、ザポリージャ原発のスタッフ
とは定期的に連絡を取っている。同原発は、
ウクライナの首都キーフからは南東のエネルホダル
という都市にある。だがロシア軍部隊はコーティンが
原発スタッフと音声電話で話をすることだけを許可
しており、ビデオの使用を許可していない。コーティンが
監督しているザポリージャ以外の各施設の管理者
たちとは、ビデオを用いてやり取りをしているの
だが。

ポーズ 6, 20分クロッキー
痛々しい ・・・
私の20分クロッキー  April 11, 2017

ウクライナ人スタッフに対する身体的な虐待が
行われているとの報告が以前からあり、NPRでは
個別の事態を独自に確認できてはいないが、
IAEAも何か月も以前からザポリージャでの極度に
ストレスの強い環境下で勤務するスタッフの健康を
憂慮している。

コーティンはウクライナのスタッフに対する暴力の
実例を認識しているとしており、それらを列挙して
いる。拘留されたものは数十名にのぼり、
何日も拷問を受けたそうだ。ロシア兵に殴打され、
死亡したスタッフも1名いる。別の1名は、自宅
アパートで家族の目前で5回も銃で撃たれた。

先週、稼働していた最後の原子炉が停止した。
いわゆる 「コールド シャットダウン」 モードに
なったのだ。再度原子炉への外部電力が失われ
ても、安全性を高めるモードだ。これはまた、原発
スタッフのストレスを軽減するためでもある。原発の
管理に必要なスタッフ人数が、このモードなら少なく
て済むからだ。またこのモードでは原子炉は
発電を行わないのだが、冷却システムの稼働の
ために外部電力供給をなお必要とする。そのため、
電力線の修復が極めて重要なのである。

国の中で最大の原発を停止させるのは、
ウクライナの発電にとっては巨大な喪失だ。
ウクライナの発電用原子炉15基のうち、6基が
ザポリージャのものだ。同原発の戦闘で発電が
支障をきたす以前には、ウクライナの原発
依存率は50%を少し上回っていた。

戦闘はまだ続く ・・・

戦闘はまだ続く ・・・

現時点では、原発での発電量喪失を埋め合わせ
るために石炭火力を利用しているが、石炭火力
発電所の多くはウクライナ東部にあり、周辺では
熾烈な戦闘が行われているか、あるいはすでに
破壊されている。国内のその他の地域ではある
程度の安定が戻りつつあるため、市民は自宅に
戻り冬が近づきつつある。そのため、電力需要は
間違いなく増大する。ウクライナでは、電力不足が
生じる恐れがあるのだ。

IAEAやその他の国際機関がザポリージャ原発
周辺に非武装地帯を設けるよう要請しているの
だが、現実化はあまり進んでいない。

だがコーティンはウクライナが同原発を近く再び
掌中に取り返すとの希望を捨てていない。

「ロシア軍部隊は、いてはいけない所にいると
いうことに、今更ながら気がついてほしい。
彼らができるベストの行動とは、出て行って
ロシアに帰ることなのだ」 とコーティンは言う。

先日、ウクライナ軍が東部での反撃構成で
大きな成功を収めた。そのため、こうした楽観論
が浮かび出ているのだ。ロシア軍撤退という
望みが、新たに強まりつつある。

*******************

攻撃するのも、容易ではない ・・・

攻撃するのも、容易ではない ・・・

では次に、
メインの電力供給船が1本修復できたという、
ロイターの報道を

やはり、
私の抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明です。

Main power line back up at Zaporizhzhia nuclear plant, IAEA says (msn.com)
********************
Main power line back up at Zaporizhzhia nuclear plant, IAEA says
(IAEA: ザポリージャ原発でメインの電力供給戦修復)
2022年9月18日 (JST)
Francois Murphy記者

ウィーン発 (ロイター) – ロシア軍が占拠している
ザポリージャ原発に4本あるメインの電力線のうち、
1本の修理が完了し、ウクライナの送電グリッド
からの電力を再び同原発に供給していると、
国連の核監視機関 <であるIAEA> が土曜日
<17日> に発表した。このグリッドからの電力
供給は、2週間前にいったん途絶えていた。

ヨーロッパ最大の原発であるザポリージャ原発の
6基の原子炉はすべてシャットダウンしているが、
その中にある核燃料はなお冷却を必要とする。
冷却ができないと、破局的なメルトダウンを起こす
危険性がある。つまり、シャットダウン後も原子炉
炉心に冷却水を通すためのポンプを稼働させる
ための電力は、今も必要なのだ。


電力線は平和たれ
“Dragonfly Heaven”, 私の昔の作品
メインの電力線のうちの最後の1本がいったん遮断
されて以来、ザポリージャ原発に電力を送ることが
できなくなったため、強い懸念の種となっていた。
その他の3本の電力線は近隣の石炭火力
発電所に接続されていたのだが、それらも切断
された。

そのためザポリージャ原発は、いわゆる 「island
mode」 に移行した。つまり、最後に稼働していた
原子炉から、他の停止中原子炉へと電力を供給して
いた。だが、このモードは長くは持続できない。そこで
1週間前にバックアップ用電力線を再度接続、最後の
原子炉もシャットダウンすることが可能になった。

「メインの電力線の1つを昨日午後に再度接続でき、
残る3本の電力線は再度、予備として保持されている」
と、IAEAは声明で発表している。

「残る3本の外部電力線は750 kVで、今回の戦闘の
ため以前から切断されていた。これらは、まだダウン
したままだ」 ともIAEAは述べている。

ロシアとウクライナは、ザポリージャ原発 (ZNPP) に
砲撃を行い建築に損害を招くとともに電力線の切断を
招いたとして、お互いを非難しあっている。

「ZNPPの電力状況は、この9月はじめと比べれば、
先週には大きく改善した。一時は、同原発の電力線
すべてがダウンし、最後に稼働していた原子炉からの
電力を供給していた。とはいっても、同原発は今も
戦闘地域のただなかにあり、状況は予断を許さない」
とIAEA は述べている。

(Francois Murphy記者の報告、
Louise Heavens と Helen Popperの編集)

***********************

本気で言ってるの??
私の20分クロッキー 2019 04 01

核発電には、「原発を敵軍が占拠 → 基地化されて
しまうと、下手に攻撃もできない」 というリスクが
あり、これだけ世界的な不安を招いているわけ
ですよね。
原発のリスクにはその他アレコレありますが、
このリスクだけでも深刻です。そんなリスクを
抱える原発の新設には、巨大な費用がかかり
ます。その費用を、消費者が広く負担したらどうか
という倒錯しているとしか思えない提案を、現在の
経産省は検討しているそうです。
原発新設に消費者が費用負担の案 経産省、発電所建設の促進策 (msn.com)

原発 ⇒ 事故が怖い ⇒ 運営電力会社
(TEPCOとか) が反省せよ
というパターンの反応が反原発派の一部に、
いまだに見られます。
もちろん、原発運営会社の責任は問われない
といけませんが、
そもそも原発推進が国策であり続けている
ことに、根本問題がありますよね。

とにかく、
早くプーティンが正気を取り戻してロシア軍を
撤退させ、
日本政府も正気を取り戻して適切なエネルギー
ミックスの実現に取り組むよう、
(上述のようにウクライナは各発電への
依存度が高かったのが、「人の嫌がることを
する天才」 であるロシア軍が原発を占拠した
理由の1つでしょう)
祈っております!

Posted in Uncategorized | ザポリージャ関連の記事2つ はコメントを受け付けていません

JCPOA再建交渉の様子、またイランの報道企業Tasnimより

US’ Realism, Resolve Key to Reaching Deal in JCPOA Talks: Amirabdollahian – Politics news – Tasnim News Agency

ザポリージャ原発の最新情報も、気になりますよね。
北東部でウクライナが失地を大きく奪還して
いるようですが、南部のザポリージャ地域も
取り返せるのか?
そうだとしても、緊急用ディーゼル発電装置の
燃料があるうちに、ロシア軍部隊を原発から
追い出せるのか?? そのあたりが実に
気になりますよね。そうした報道を見つけ次第、
また紹介しますね。

今日のところは、またイランのTasnim News
Agencyより、JCPOA再建交渉に関する記事を。
ご存じのように、イランの動静はウクライナでの
侵略戦争の今後にも影響を及ぼしえる可能性が
ありますしね。

いつもどおり、私の抜粋・日本語化
< > 内は、私からの補足説明

Wanna Get Nuked?
“Wanna get nuked?”
私の、昔の作品

******************
US’ Realism, Resolve Key to
Reaching Deal in JCPOA Talks:
Amirabdollahian

(アメリカの現実対応と決意とがJCPOA
交渉の成功のための鍵、とアミラブドラヒアン)

2022年9月14日

テヘラン発 (タスニム) –  イランのホセイン
アムラブドラビアン外相が、JCPOA債券交渉で
最終的に合意を締結し、イランへの経済制裁を
解除できるようになるには、アメリカ政府の現実
対応と決意とが必要だと、繰り返し述べた。

アムラブドラビアン外相はオマーンの外相との
電話会談をこの水曜日 <9月14日> に行い、
同イラン外相は制裁解除とJCPOA再建の
ための交渉と意見交換に対してイランが努める
ことを、改めて確認した。

ここ何か月間か合意を締結しようと努めた
努力を強調しつつ、イランの同外相は 合意
締結に向けて 「希望を叶えるためのパスワードと
なるのは、アメリカが現実に対応し必要な決定を
行動で示すことだ」


本文とは無関係ですが、私が昔ペイントしたシャツ
アムラブドラビアン外相は、強固で良好、持続
可能な合意を締結するための最終ステップに
至るための決断と善意とを、イランは有している
と強調した。

同外相はさらに、ウィーンでのIAEA理事会の
四半期会合に言及、イランにとって 「建設性
のない声明」 を発しても、何の意味もないと
警告した。

一方、オマーンのサイード バドゥル
アルブサイディ外相は、JCPOA再建交渉で
合意に到達すること、関係諸国すべてが
本来の姿勢・取り組みを取り戻すことの
重要性を強調した。

アルブサイディ外相はさらに、同交渉での
イランの建設的な役割を称賛、何か月も
かけた交渉から良い結果を引き出すことが
大切だとした。

・・・ (以下略) ・・・
*****************

Hollowness in the lovely model -- I might say / すてきなモデルさんの中に、潜む空白 ・・とでもいえばいいのか?
肝心なところが空虚 ・・・
私の20分クロッキー

西側の報道ばかり見ているとイラン側の
立場を見落とす恐れがあるので、タスニムの
記事を紹介しているのですが、肝心な問題
つまり 「60%もの濃縮度になった 235 Uは、
どうすんの??」 がわかりませんよね。
それを具体的に示してくれないと、ただ
「軍事利用の意図はない」 とだけ言い
続けられても ・・・・

やはりこれは、諜報機関にでも尋ねる
しかない問題なのでしょうかね??

少なくても言えるのは、
「軍事が絡むと秘密が多くなるが、ウラン濃縮に
ついても同じことだ」
ってことですね。

Posted in Uncategorized | JCPOA再建交渉の様子、またイランの報道企業Tasnimより はコメントを受け付けていません

ザポリージャ原発危機で明らかになった、情報発信の不足

反原発派の皆さん、情報発信をしっかり
やりましょうよ!

「原発の最大の問題 = 事故」 だと思うのなら、
事故危険性の基本を学ばないと ~~

2022年9月14日現在、ザポリージャ原発では
全原子炉が停止しています。
「だから、停電はしてるけど、停止してるから
もう安全なのでしょ?」 と
いう趣旨の質問を受けたので、下の9月6日、
「この記事は、必要ない方々は無視してくださいね」 と
いう記事を書きました。

"Undercover Treaty"
もっと怖いものが、裏にあって ・・・
私のかなり昔の作品 “Undercover Treaty”

ところが、「原発は、発電を停止したのちも、
なおメルトダウンのリスクは残る」 という基本的な
事実が、どうも日本社会ではあまり広くは知られて
いなかったようです。その証拠に、ここ2~3日、
ザポリージャ原発が停止はしていても、まだ
メルトダウンなどのリスクが残っているのはなぜ
なのか、日本語で説明する論評やニュース解説を
インターネット上で頻繁に見かけております
2011年3月の福島第一メルトダウンでも、
停止中だった4号機で水素爆発がありましたよね。
その爆発が起きたメカニズムを学んでいれば、
ザポリージャでのリスクも容易に理解できます。
「この11年半、いったい何を学んできたんだ?」 と
言わざるを得ない ・・・

世論調査で 「原発に賛成?反対?」 といったものを
よく見かけますけど、回答者の中に「停電はしてるけど、
原子炉は停止してるから、もう安全なのでしょ?」 と
いう基礎理解欠落者がある程度以上含まれていたら、
そんな世論調査にはどこまで意味があるのでしょうか?
そもそも、その程度の基本理解なしで 「原発に
賛成か、反対か?」 を、どうやって決めるので
しょうか?

私、まるで原発推進派のような口をたたいて
いますが、

・・・もちろん私は核兵器にも核発電 (原発)
にも反対して、本 「やかんをのせたら~~」 を
運営しております。
ただ、私の場合、本ウェブサイトの内容から
お分かりのように、
軍事関連リスク (proliferation risksなどなど) > 事故リスク
という優先順位で核発電に反対してきました。
(1990年ごろから、ずっと)
原発事故を軽視してるんじゃ、ないですよ!
それはそれで、深刻な問題です。
でも、核兵器拡散は原発事故を凌ぐ惨事ですよね。

今回のロシア軍によるウクライナ侵略でも、
核兵器を握っている独裁者が暴行をはたらいて
いると、他の諸国 (西側) が介入しにくいと
いう問題が明白ですよね。

Urban Mirage !
アレがある限り ・・・
私のかなり昔の作品、”Urban Mirage I”

で、「原子炉は停止してるから、もう安全なの
でしょ?」 の問題に戻ります

今まで 「原発は、事故が怖い」 (それ自体は
正しいですが、他のもっと深刻なリスクに目が
届いていない) ばかりをアピールしてきた一部
反原発派の方々は、その事故の原因として
重要なものである 「使用済み核燃料の冷却が
必須」 という事実を、どこまで社会に流布して
こられたのでしょうか?
充分な情報発信を、11年間半もの間展開して
きていれば、「原子炉は停止してるから、もう
安全なのでしょ?」 がこれ程までに巷に
蔓延ることは、なかったかも。

「福島第一の4号機で、使用済み核燃料
冷却プールの件は有名になったから、そんな
情報発信は不必要だった」 との主張もある
でしょう。でも、当時10歳前後以下だった方々は?
幼稚園児に使用済み核燃料の冷却の必要を
教えるのは、かなり無理がありますよね。
ですから、将来の長期的な展望も考えながら、
情報発信・教育活動を続けませんと


バカにしているのでは、ありません。
基本を学ぶことが大切だといいたいのです ・・・
私の1時間スケッチ

ある会議での珍事

2019年春、国内で反原発派の人間が数十名
集まった会議があって、私も日英間の同時通訳者と
して参加しておりました。
すると、ある方々から、「放射性元素を無毒化する
技術があるそうだよ」 との発言が。(実のところは、
上の黒いメニューで 付録 w-7) を参照)
私は、その発言の意味が分かりませんでした。
「IFRやTWRなどのように、中性子線で核種変換を
起こし、半減期の短い元素に変える、というのなら
分かるんだけど ・・・」
でも私は通訳を任命されていたので、勝手に
その任務を放棄して説明を始めるわけには、
まいりません。だから、誰かが説明してくれるのを
待っていたのですが、誰も何も言わない ・・・

会議が終わって帰宅後、私はネットで関連論文を
読み、やっぱり「無毒化じゃなくて、短寿命化」
あることを確認、説明をEメールで書いて会議
関係者に送信した次第です。そしたら、関係者の
一部は理解してくださいました。
(ただし、会議関係者であっても、この種の基本を
学んでらっしゃらない方々には、チンプンカンプン
だったようです)

前を向きましょ ・・・ 私のかなり昔の15分クロッキー

前を向きましょ ・・・
私のかなり昔の15分クロッキー

みなさん、基礎教育コースが必要だと思いませんか?

原発事故の現実などだけではなく、その原因となった
原子炉のメカニズム、崩壊熱。そして、原発の
「起源・正体」である核兵器製造、核拡散の歴史、
軍事リスク、放射線の健康被害、ホスト自治体への
交付金、
などなど多様な問題系が絡むので、何人もの
ボランティアが必要になりますが。
(ページ add-4) 参照)

そんな動きをご存じの方、私 (ひで) にも
お知らせくださいませ!
yadokari_ermite[at]yahoo.co.jp
まで!

Posted in Uncategorized | ザポリージャ原発危機で明らかになった、情報発信の不足 はコメントを受け付けていません

原発職員2名をロシア軍が殺害か

・・・ そんな報道がありましたが、
ロシア、原発職員2人殺害 ウクライナが主張 (msn.com)
などを見る限り、日本語の記事は
ごく短いですね ・・・

そこで、「モスクワ出身の」 独立系英語紙、
The Moscow Timesの記事を。
Russians Killed Two Zaporizhzhia Nuclear Staff, Abused Others – Ukraine – The Moscow Times

いつも通り、私の日本語化。
< > 内は、私からの補足説明

殺されたものの沈黙の嘆き ・・・ 私の、昔描いた作品用下絵

殺されたものの沈黙の嘆き ・・・
私の、昔描いた作品用下絵

*********************
2022年9月10日 (JST)
Dmytro Gorshkov記者、AFP通信

Russians Killed Two Zaporizhzhia
Nuclear Staff, Abused Others – Ukraine

(ロシア部隊がザポリージャ原発スタッフ2名を
殺害、虐待も とウクライナ側が主張)

ウクライナのザポリージャ原発を占拠しているロシア軍
部隊が同原発のスタッフ2名を殺害し、それ以外にも
数十名のスタッフを拘束・虐待したと、ウクライナの
核エネルギー機関のヘッドが金曜日 <9月9日> に
AFPに語った。

ヨーロッパ最大の原発であるザポリージャ原発は、
今年3月にロシア軍部隊によって制圧された。
ここ何週間か戦闘が激化しており、核災害
発生の不安が募っており、この戦闘激化について
ロシア政府とウクライナ政府はお互いを非難し
あっている。

<ウクライナ核エネルギー機関のヘッド> ペトロ
コーティンによれば、ロシア軍の支配下に入って
以来 「スタッフにハラスメントを加える体質が、
徐々に出来上がっていった」

「殴り殺された人が、2名いる。行方不明が、10名
いる。その10名は [ロシア軍により] 連行され、
それからどうなったのか全く消息に関する情報が
入ってこない」 とコーティンは述べており、さらに
200名ほどのスタッフが拘束されてきたとも指摘
した。

コーティンは同原発の現在の状況を 「極めて
困難だ」 と表現、スタッフの 「拷問」 や 「従業員
への殴打」 などが行われてきたと言う。

20min croquis, another pose of the same male model / 20分クロッキー、同じ男性モデルさんの別のポーズ
助けてくれ ・・・
私の20分クロッキー
「ロシア軍はウクライナ寄りの人員を探し、見つける
と攻撃する。従業員たちは、心理的にボロボロに
なっている」 と、コーティンはキーフにある自分の
オフィスで、AFPとのインタビューで述べた。

同原発には頻繁に砲撃が加えられ、立地市である
エネルゴダルも同様だ。そのため、この地域から
逃れる家族が通過できる安全な経路をスタッフが
探しているほどだと、コーティンは言う。

「原発敷地内でも、砲撃で負傷した人が2名おり、
男性一人、女性一人だが、それぞれ別々の砲撃に
よるものだった」 と述べたコーティンは、軍用の
ジャケットを身にまとっていた。

「この原発の核の安全性を守るのは自分たちだ、
ということをスタッフは理解している。そのため
スタッフは <いったん去っても> エネルゴダルに
戻り原発での作業を続けてくれている」 とも、
コーティンは語っている。

立ち上がると、また砲弾が ・・・ 私のかなり昔の10分クロッキー

立ち上がると、また砲弾が ・・・
私のかなり昔の10分クロッキー

武装地帯の設定が必要

国連のIAEAは先週、14名からなる使節団を
同原発に派遣、実地視察を行ったうえで
報告書を発表した。

コーティンによれば、その報告書には同原発では
作業環境が心理的に困難なものになっている
ことが記されており、そのため 「核放射線
安全規則の違反」を招いてしまっている。

「こうした状況は、すぐにでも改善しなければ」
と、彼はAFPに述べた。

この報告書でIAEAは、この原発が 「容認
できない」 状況にあるので、「核の安全と
セキュリティ保護ゾーンを直ちに設ける
べきだ」 と求めている。

ただしコーティンによると、そこには解釈の
余地もあるという。

「このゾーンというのがこの原発の非武装化の
ことで、我々も全面的に支持する。だが、
もしロシア軍部隊との協力によるコントロールを
行うセキュリティ ゾーンのことであれば、言う
までもなく そんな決定は我々には容認でき
ない」 とコーティンは語る。

原発そのものがモンスターになりえる ・・・

原発そのものがモンスターになりえる ・・・

「この原発周辺に非武装ゾーンを設けることに、
我々はこだわる。そこには、平和維持部隊も
加わるべきだ」 とも、彼は言う。

さらにコーティンによれば、ロシア軍が兵器類を
同原発から撤退させ、ロシアの核エネルギー
機関であるローザトムのスタッフもこの地域から
撤退するべきだという点で、ウクライナは譲歩
できない。

「そのため、世界のウクライナのパートナー諸国は
ロシアに対し、ウクライナ当局とIAEAとの定める
条件を守るよう強いプレッシャーをかける必要がある」

コーティンはさらに、同原発につながれていた
電力線はすべて、砲撃のために切断されており、
今も稼働している原子炉は <このインタビューの
時点でのことでしょう> 「大変少ない発電レベルで
稼働している」 とも述べた。

原発との電力線が修復されなければ、ザポリージャ
原発はステーション ブラックアウトに陥り、「核物質の
冷却には」 ディーゼル発電装置に頼るしかなくなる。

一方、IAEAも同じ点を述べており、近隣の砲撃の
ためにエネルゴダルではブラックアウトが発生して
おり、この原発の安全な稼働に支障が生じている
としている。

IAEAのグロッシ事務局長はSNS投稿で、最近の
砲撃のことを 「劇的な展開」 と述べた。

「こんな事態は、まったく容認できない。続いては、
ならない」 ともグロッシは述べている。

「ウクライナの送電システムを早急に作り直し、
他のエネルギー源からの電力を供給することが
必要だ」 と、コーティンは強調している。

*********************
Shock! 20 minutes / ショックな瞬間、20分
Shock!!
私の20分クロッキー

原発の作業員が殺害され、ステーション
ブラックアウトも発生している ・・・ そんな事態が、
現実に発生しているようですね。これほどの
リスクを抱えてでも原発を新設したい人たちの
考えが、私にはよくわかりません。原発が敵軍に
占拠された場合、これほど厄介な事態になりうる
のですから。
他のエネルギー源のミックスをうまく考えたほうが、
「国防」 のために良いとしか思えません。

以前にも申しましたが、ディーゼル発電装置の燃料は、
せいぜい2週間分ほどしかないと聞いております。
それに、砲撃が続く限り、ディーゼル発電装置が
被害を受けたら ・・・・
そんな事態にならないことを、祈っています!
さらに、プーティンが早く正気を取り戻して
くれますことを!

 

Posted in Uncategorized | 原発職員2名をロシア軍が殺害か はコメントを受け付けていません

中野駅北側にて ー 久しぶりの反原発ストリート メッセージ

私 (ひで) は東京の中野区というところに
住んでおります。
本日(9月10日)、中野駅北側を通りかかったら、
どこの団体の方かは存じませんが、反原発メッセージが。
久しぶりでした。反原発メッセージをストリートで
耳にしたのは。

ほんと、活動の仕方やメディアが私とは異なりますが、
多様なやり方が必要なので、お互い頑張りましょう!

そのストリートでのお話では、岸田政権の言う
「新型原子炉」にも言及してらして、これは良いなあと
思いました。
そして、
「その新型原子炉とやら、どんなものなのか、彼らにも
分かっていない」とハッキリおっしゃっていたのが、
痛快でした!

いろんな色があるから、楽しそうなのです (私が以前に作ったスカーフリング)

いろんな色があるから、楽しそうなのです
(私が以前に作ったスカーフリング)

で私がそれを聞いて思ったのですが、
「ストリートでは、あの程度の言及で終わらせて良いよなあ」

なにせ、ストリートの演説で、
・ 新型炉としては、要は従来のPWRなりBWRなりを小型化した
SMRも考えられるけど (上の黒いメニューで s-0) — s-3) )、
まずコスト効率が悪い。小さい原子炉を多数配置するので、
テロ対策をどうするのか?
・ トリウム サイクルでは確かに 235 Uは使わないが、
代わりに 233 U を核分裂させているだけ。
そしてこの 233 U も、すでに
原爆にされた実例がある。(Th-2) 参照)

なんて詳細を、長々と話するのは賢明じゃないですよね。
1) ストリートでは、短く言及。
2) 書物や「やかんをのせたら~~」のようなウェブサイトで
新型原子炉として考えられるものの問題点を、詳しく紹介
⇒ 2) まで学んだ反核勢力が、新型原子炉として考えられるもの
各種の問題点を社会に発信 ⇒ 次回選挙で、原発推進政党を
少数派に追いやる

というのが、健全なやり方の1つでしょう。
つまり、1) と 2) は分業になります。

2011年ごろの反原発運動を見ていて思ったのは、こうした分業が
少なく、みんなで同じようにマーチ (デモ)をやっちゃってた、
という問題点です。
ストリートで演説する人、NO NUKESのTシャツを着て歩く人、
専門的な反核書物を書く人、「やかんをのせたら~~」のような
ウェブサイトを運営する人、そして ・・・・

各人が、自分の長所・適性を生かしましょうよ!

Posted in Uncategorized | 中野駅北側にて ー 久しぶりの反原発ストリート メッセージ はコメントを受け付けていません

皆様が心配していた最悪の事態へと?? ザポリージャ原発

もう日本語メディアでも報道されていますが、
ザポリージャ原発は最悪の事態へと向かいつつ
あるようです。すぐ下の9月6日で私が 「初心者の
方々向けに」 説明したように、原発は発電を
停止すれば安全というわけではなく、構内に
使用済み核燃料の冷却保管プールがあり、
そこに使用済み核燃料が冷やされていて、
まだ危険な熱を発しています。この冷却用の
外部からの電力が途切れると、最悪の場合、
福島第一事故での4号機のような事態がありえる
のですね。

実に心配ですので、NPR (National Public Radio、
アメリカの半官半民放送局) のウェブサイトからの
報道を紹介しましょう。
いつもどおり私の抜粋・日本語化、
< > 内は私からの補足説明です。

戦闘をやめないと、すぐに ・・・

戦闘をやめないと、すぐに ・・・

****************
At Ukraine’s Zaporizhzhia Nuclear Power Plant, risk of an accident has increased : NPR
(ウクライナで核事故が発生するリスクが
「大幅に増大」 してしまった事情とは)

2022年9月9日 5:22pm (JSTでは、10日の朝6:22am)
Geof Brumfiel

IAEAのヘッドが、ザポリージャ原発周辺での戦闘の
継続を受け、同原発で核事故が発生するリスクが
「大幅に増大してしまっている」 と警告を発している。

「はっきりさせておくが、ザポリージャ原発周辺
での砲撃はやめねばならない」 と、IAEAのグロッシ
事務局長は、金曜日 <9月9日> に発表した記録済み
声明で述べた。

グロッシはさらに、今後も戦闘が続くなら、同原発で
最後に稼働を続けている1基もシャットダウンせねば
ならなくなる可能性があるとも警告した。そうなると
事態が次々に悪化し、すでに現在進行している核の
危機が拡大してしまう。その様子を、以下に示す。

原発には外部からの電源供給が必要

・・・ この箇所は、下の9月6日の記事と重複する
ので省略 ・・・

ザポリージャでは通常、この外部電源供給を4本の
高圧線で行っていた。これによって、この原発を
ウクライナの送電グリッドに接続していた。だが
今回の紛争のため、送電システムが切断されて
しまっている。最後に残っていた750kVの電線も、
IAEAによると9月3日に切断された。

その2日後にはバックアップ電線も、火災のため
遮断された。ザポリージャから戻って間もなく開催した
記者会見でグロッシは、電力線への意図的な攻撃が
加えられていると思えると記者団に述べている。

「砲撃の標的を合わせる人間であれば、被害の
大きくなる位置を狙うのは明らかだ。当然、この
原発が大変な問題になることを狙うだろう」 と、
同原発から戻って間もなく開いた記者会見で語った。

原発とイカれた軍隊とは、化け物よりも怖い!

原発とイカれた軍隊とは、化け物よりも怖い!

ザポリージャ原発では自家消費用の発電を行って
きているが、それでは限界が

9月5日には同原発は送電グリッドとの最後の接続も
喪失したが、それ以来 「islanding operation mode
(孤立稼働モード)」 と呼ばれる稼働の在り方で稼働
してきている。このモードでは、6号機原子炉が低い
レベルの電力を発電、それで原発施設の消費する
電力を賄っていた。

ザポリージャ原発の原子炉は始動時にはこのモードで
作動するように設計されていると、同原発現地で作業を
しているある核エンジニアは述べている。1980年代に
この原発が稼働を開始した時にも、そうであった。
だが現在の彼の雇用者は、このエンジニアが公に話す
ことを許可していない。

そのエンジニアによれば、「このモードでの稼働は良い
ことではない。長期間、それを続けることはできない」
問題は原子炉そのものというよりも、タービンや発電装置、
その他の各種システムにある。これら機器はいずれも、
islanding operation モードでの電力よりも高いレベルの
電力を必要とする。

グロッシの声明によれば、この問題に加え、同原発の
ウクライナ人オペレーターたちの緊張がさらに高まって
いる。現時点でこの原発に勤務しているスタッフは
1,000名を少し下回る人数だが、その多くは江ネルホダルと
いう町に暮らしている。ここ何日か、同町では同原発
周辺のl電力線の断絶を引き起こした戦闘のため、上下
水道も電気も止まっている。

「砲撃のため、オペレーターもその家族も危険に晒されて
いる。そのため、同原発では適正なスタッフ配備が難しい」 と
グロッシは語っている。

ストレスでもうダメ~~ かなり昔の、私の10分クロッキーより 実際、このクロッキー会の現場では、この後モデルさんが倒れるというアクシデントがありました。着衣か脱衣かなんてことよりも、ポーズを考えて10~20分間同じポーズを人前で保つというのは、かなり集中力が必要な疲れる仕事なんです!

ストレスでもうダメ~~
かなり昔の、私の10分クロッキーより
実際、このクロッキー会の現場では、この後モデルさんが倒れるというアクシデントがありました。着衣か脱衣かなんてことよりも、ポーズを考えて10~20分間同じポーズを人前で保つというのは、かなり集中力が必要な疲れる仕事なんです!

最後の原子炉をシャットダウンしてしまうと、緊急用発電
装置を稼働するしかなくなる

悪化を続ける状態のただなか、ウクライナ当局は最後の
原子炉も停止させる決定を下しそうだ。だがこれは
短期的には、危機を悪化させてしまう恐れがある。

これは、原子炉とはガスレンジよりも炭火グリルに近い
からだ。火を消した後も、長時間高温のままなのだ。
炉心での冷却水の流れを保持しないと、メルトダウンの
危険が残る。

ザポリージャの全原子炉をシャットダウンした場合、
原子炉の冷却を続けるため緊急用ディーゼル発電装置に
切り替えることになる。この緊急発電装置そのものは、
原子炉の冷却手段としては実証済みのものだ。
実際、アメリカの原子力規制委員会 (NRC) では
アメリカ国内の原子力発電所に対し、<緊急時には>
ただちに緊急ディーゼルに切り替えるよう求めて
いる。ザポリージャのようなislanding operation
モードを採用するなという規定なのだ。

「ディーゼル発電に切り替えたくはないが、そうすれば
しばらくは対応できる」 と語るのは、核エンジニアで
アメリカ原子力協会 (American Nuclear Society) の
メンバーであるSteven Nesbit だ。たとえば、
フロリダ州にあるTurkey Point 原発では、1992年の
ハリケーンAndrewのときに外部電力を喪失したのだが、
緊急ディーゼルで何日か稼働を続けた。

ディーゼル発電装置(中央)も被弾したら・・・!?

ディーゼル発電装置(中央)も被弾したら・・・!?

発電装置の燃料が切れると、メルトダウンが
発生する危険が

IAEAによると、ザポリージャ原発には緊急用発電
装置が12台以上あって、いつでも稼働できる。IAEAに
よれば通常なら、同原発にはディーゼル燃料10日分を
用意しており、現時点で約2,250トンの燃料の貯蔵がある。
この燃料が劣化したり、さらなる戦闘でディーゼル
発電機も損傷を受けた場合には、メルトダウンに至る
恐れがある。

だがNesbitによると、そうなったとしても、チョルノービの
ような大破局になるとは限らない。チョルノービの
メルトダウンでは、設計の欠陥とオペレーターの
エラーとが他に見られないような形で重なり、これを
ザポリージャで再現する小糸は不可能だ。

さらに2011年の福島第一の大事故とも異なり、
ザポリージャの原子炉のいくつかはすでに長期間
停止している。そのため、その中にある核燃料も
ある程度は冷めていると、Nesbitは述べている。

Nesbitがいうには、最悪の場合でも、ザポリージャの
原子炉は近代的な設計で、重い 「格納」 容器に
覆われている。「その容器は強化コンクリート製で、
平均で90㎝から120㎝もの壁だ。内部圧力が極めて
高くなっても、耐えられる設計になっている」

その容器によって、放射性物質はすべて内部に
とどめられる。

だがIAEAでは、こうした設計の現実での強度を試す、
というつもりは全くない。そのためグロッシは関係
各方面に対し、直ちに同原発と周辺に安全ゾーンを
設けるよう要請しているのだ。

「1分1刻を争うのだ」 とグロッシは断言している。

****************

赤ちゃんのために平和を求める「あの」気持ちを、取り戻してくれ!

赤ちゃんのために平和を求める「あの」気持ちを、取り戻してくれ!

原発の基礎知識がおありの皆様には、
「当然こんな事態があり得るよなあ」 と予想していた、
でも実現してほしくなかった現状ですよね。

とにかく、一刻も早く安全ゾーンが設けられ、
ザポリージャ原発が砲撃などを一切受けなくなることを、
そしてステーション ブラックアウトが解消することを、
祈ります!
プーティンが早く正気を取り戻してくれるように!

Posted in Uncategorized | 皆様が心配していた最悪の事態へと?? ザポリージャ原発 はコメントを受け付けていません

「来年4月まで、2基を予備として保持しておく」 が、 「脱原発を先送り」 と報じられてしまう不思議

1言語の報道だけに頼ることの危うさが如実に表れている
実例が、現在の日本語報道に溢れていますよね。
はい、確かにドイツ政府は “既存の原発2基を、来年4月
まで予備として置いておく” ことに決めました。しかし、これを
「ドイツ、脱原発を先送り」 といった言葉で報じるとは、
どういう言語理解なのでしょうか?? それとも、日本語圏
での世論誘導を図っている??

みなさん、何も私は 「複数の言語を充分に使えないと、
原発反対活動はできない」 などとは、一言も申しておりませんよ。
ただ、上の黒いメニューの下のほうにある add-4) にある
「ぐちゃぐちゃの図」 をご覧いただければ、すぐにお分かりに
なるはずです。
・ この図の右端にある 「核兵器拡散 → 核抑止理論」 や
「軍事・世界情勢や経済」 の分野で活動したい方々は、
少なくても英語が充分に使えないとお話にならないことは、
すぐにお分かりですよね。
・ 「原子炉工学」 や 「新型原子炉」 分野でも、英語の論文を
読む必要性がとても高いです。
・ 「放射線と健康被害」 でも、英語の医学論文を読む必要は
高いですよね。

でも、たとえば日本の原発での 「作業員の被ばく」 問題や
「原発ホスト自治体の経済や交付金」 問題を扱うのなら、
日本語さえ使えればよいですよね。

各人が自分の能力適性に合った活動分野を選べばよい、
という当たり前なことです

自分の道を進みましょう かなり昔の私のスケッチ

自分の道を進みましょう
かなり昔の私のスケッチ

で、現在の日本語メディアによる報道を見ていて、やはり
「原発広報」 という問題系でも、複数言語を充分に使え
比較ができることの必須性が明らかになりましたね。

しっかりと他言語 (ここでは、英語) での報道内容を読んでみよう

たとえば、カナダの若年株式アナリスト向け情報ウェブサイト、
the deep dive による今回のドイツ政府の決定に関する報道を
紹介しましょう。ご注意くださいね、反原発派団体の主張とか
じゃなくて、株式アナリスト向けの情報ですよ。

Germany Confirms Nuclear Power Phase Out By 2022, Keeps Two Plants In Reserve Until April | the deep dive
September 6, 2022

German Nuclear Power
Germany Confirms Nuclear Power Phase Out By 2022
But Keeps Two Plants In Reserve Until April 2023
(ドイツの核発電
ドイツ政府、2022年での各発電廃止を確認するが、
来年4月まで原発2か所を予備として保持)

以下、いつも通り私の抜粋・日本語化で。
< > 内は、私からの補足説明。
****************

・・・・・ 前略 ・・・・・
ドイツは、国内に残っている稼働中の原発3か所の
うち2か所の稼働可能性を、予備発電施設として来年4月
中旬まで続けると発表した。本来の計画では、核エネルギーは
今年末で終了とする予定であったが、その予定を遅らせる。

ヨーロッパ最大の電力輸出国 <であるドイツ> が
今回の決定を下したのは、送電グリッドのストレス
テストを電力各社が実施した結果を受けてのことだと
されている。その結果によれば、ヨーロッパ大陸の
エネルギー市場の緊迫する中、電力供給が危機的
レベルに落ち込む場合があり得ることが判明した。

「そうした危機的状況や極端な事態を迎える可能性は、
あくまでかなり小さい。安定供給を保証するため、必要な手は
すべて打たねば」 と、ドイツの経済大臣Robert Habeckは
語った。

電気 ・・・・ 私の soft pastel over oil pastel の実験

電気 ・・・・
私の soft pastel over oil pastel の実験

バイエルンとバーデン・ヴュルテンブルクにある2基の
原子炉を、来年4月まで予備として稼働できるようにしておく
計画だ。上述のテストでは、ドイツの送電グリッドに対する
リスク要因 数種類を取り上げ、その例としては干ばつ
による水力発電への影響、フランスの原発の問題
<上の黒いメニューで 付録 w-10) を参照>、ヨーロッパの
エネルギー市場に緊迫状況をもたらしたロシアの
ウクライナ侵略などがある。

ドイツの総電力供給のうち、5-7%を核発電が供給している。

「ドイツの電力システムは、安定供給を極めて高いレベルで
実現している。ドイツにとって十分なエネルギーが、
国内にある。だが、あくまでドイツはヨーロッパのエネルギー
システムの一員でもある」 と、Robert Habeckは述べている。

ただしHabeckは、今回の決定が核エネルギーへの
依存を2022年で終わらせるというドイツ政府の当初の
計画を破棄するものではないことに、注意を促している。

「政府はあくまで、原子エネルギー法の定めるとおり、
原発を段階的に廃止していくという計画を固守している。
<既存の原発に> 新しい燃料棒を装填することはせず、
来年4月中旬には、予備の原発も廃炉に向かう」 とも
Habeckは述べた。つい最近、同経済相はドイツに残る
最後の原発を延命させるのは、誤った決定だと述べた
ばかりだ。

政治家の発言では、よくあること ・・・ 私の20分クロッキー

政治家の発言では、よくあること ・・・
私の20分クロッキー

予備とされている原発 <2か所> は、北部と南部で
発電量に差が開きすぎて送電グリッドが対応できなくなる
場合にのみ、稼働させる。

これとは別にニュースのブリーフィングで、Habeckは
「最悪の事態に備えておく必要はある。この2か所の
原発を再開するのは、発電量が足りない場合だけだ」

先日ドイツ政府は、暖房が必要になる冬に備えて
エネルギーの予備を充分に用意するよう努めているが、
その用意は予定より1か月先に進んでいると発表して
いる。それでも危機があり得るという不安は完全に
収まってはおらず、特に先日ロシアのガスプロム社が
ノルド ストリームのガス パイプラインを無期限で閉鎖する
ことを決めたのが深刻な懸念材料になっている。
ガス漏れの疑いがある、との理由ではあるが。

ドイツ政府による先日の宣言からも、長年続く核エネルギー
政策関連の遅延がうかがえる。2011年にアンヘラ
メルケル前首相が決議では、同国は2022年末までに
核発電を終了させる予定であったが、現在のエネルギー
供給への脅威を目前にして、再検討を始めている。

今回の提案も最終的なものではなく、ドイツ議会の承認を
受ける必要がある。

上述のストレス テストに先立ち、ドイツのオラフ ショルツ
首相は国内のエネルギー源としてドイツに残る最後の
原発を延命するのも 「意味がある」 かもしれないと
述べていた。Habeck も以前、このストレス テストの
結果から冬季の電力供給の安定を確保するために良い
のであれば、バイエルンに残っている原発を延命することも
検討できると発言していた。
************

よく見たいけど・・・ 私の、かなり昔のスケッチ

よく見たいけど・・・
私の、かなり昔のスケッチ

この報道でお分かりの通り、あくまで 「4か月弱、最後に
残った原発を延命するかも」 ということですよね。原発を
段階的に廃止するという基本方針は、変わっておりません。

英語ニュースを読める方々は、ぜひ上のリンク先にある元の
記事をお読みください。あくまで段階的廃止という基本方針に、
現時点で変わりはないことは明らかだとお判りいただける
はずです

さらに、もともと2011年の段階的廃止計画で、予備のための
原発は認めていました。
実は私 (ひで) は 2019年5月にある国際会議で、この基本
方針を決めたドイツの倫理委員会のメンバーであった Miranda
Schreurs博士の講演を議場で同時通訳し、ご本人と直接
会話もしたので、これは確認済みです。

雨が降らないと ・・・ 私の20分クロッキー

雨が降らないと ・・・
私の20分クロッキー

雨が降らなきゃ原発も ・・・

では、次の記事をReutersから。
「再生エネルギーは天候に左右されて、あてにならない。
原発なら、安定する」 という主張が日本ではまかり通って
いる現在ですが、上の黒いメニューで 付録 w-10) を
お読みくださった方々はお分かりの通り、現在フランスの
原発多数が 「天候のせいで」 稼働に支障をきたしており
ます。「なんで???」 とおっしゃる方は、付録 w-10) を
お読みください。

それと、2011年以来、日本では一種のフェイク ニュースが
一部にはびこっていて、
「ドイツは電力が足りなくて、フランスから原発の電気を
買ってんだってよ~~」 とか真面目な顔でのたもう方々が
いらっしゃいます。現実は、上の記事にもあったように、
ドイツは今までのところ電力輸出国です。
では、Reutersから、フランスとドイツのエネルギー取引に
関する記事を。

雨はどこに?? 私の20分クロッキー

雨はどこに??
私の20分クロッキー

これも私の抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明

:*Macron: France, Germany to provide each other with gas, electricity, to weather crisis | Reuters

September 6, 2022
Benoit Van Overstraeten 記者、Ingrid Melander記者
****************
Macron: France, Germany to provide
each other with gas, electricity,
to weather crisis
(天候危機に対応し、フランスとドイツは天然ガスと電力を
供給しあうと、マクロン)

パリ発、9月5日(ロイター) –  フランスは必要が生じれば
ドイツに天然ガスを供給する一方、ドイツはフランスに
いつでも電力を供給する用意ができていると、月曜日
<9月5日> にエマニュエル マクロン大統領は述べた。
ウクライナでの戦争の影響でエネルギー危機が発生して
いるが、その中でのヨーロッパの連帯を実証するものだと
言う。

ヨーロッパではガス料金が高騰、株価は急落しユーロも
月曜日にはロシアが主要供給ルートでガス供給することを
やめたのを受け、下落した。27か国からなるEUは
冬の訪れを前に緊急体制を整えているが、このロシアに
よるガス供給停止はそこへの新たな打撃となった。
・・・(中略)・・・

「ドイツはフランスのガスを必要とし、フランスはヨーロッパの
フランス以外の諸国、特にドイツからの電力が必要だ」 と、
ドイツのオラフ ショルツ首相との電話会談の後での記者
会見で、フランス大統領は語った。

必要が生じればフランスがドイツにガスを供給することに
関連した各種取り決めは、これから決まると同大統領は
述べた。さらに同大統領によれば、長年フランスは電力の
輸出国であったのだが、現在フランスの原発は技術的な
問題に直面しており <上の黒いメニューで 付録 w-10) を>、
近隣諸国からの支援を必要とすることになろう。
・・・(後略)・・・
*********************

水が ・・・ 私の20分クロッキー

水が ・・・
私の20分クロッキー

お分かりのとおり、水で冷却する原発 (代表は軽水炉) で
ある限り、原発は大気を温めない代わりに川や海を温めます。
干ばつなどで川の水が不足すれば、原発は稼働できません。
だからといって海岸に立てれば、津波が襲ってきたときに ・・・
かといって、空冷式原発なら、まともに空気を温めますし。
この 「原発の大水飲み問題」 については、
「やかんをのせたら~~」では ウクライナで戦争が始まる
何か月か前、まだ干ばつも始まっていなかった
2021年12月に 付録 w-2) で指摘済みです。
(自慢ではなくて、「水冷式」原発の仕組みを理解して
いれば、だれでも指摘できる問題ですね)

これに放射性ごみの保管問題、そして各種の軍事的リスク
(これが、「やかんをのせたら~~」 のフォーカスです) を
考え合わせるなら、原発は決して 「頼れる電源」 などでは
ありませんよね。
各地域の自然条件や需要に合わせ、各種の安全な電源の
適切なブレンドを考えないと。それこそが安定供給のための
リスク対処だと思うのですが、この11年半もの間、
日本政府は何をやってきたのでしょうか??

Posted in Uncategorized | 「来年4月まで、2基を予備として保持しておく」 が、 「脱原発を先送り」 と報じられてしまう不思議 はコメントを受け付けていません

この記事は、必要ない方々は無視してくださいね

核発電関連問題への初心者の方々、ならびに
20歳前後以下の方々だけを対象に

この記事は、上記の2種類の方々だけを対象にしています。
以前から原発問題を学んでこられた皆様にとっては
「当たり前の」 内容にすぎないので、無視してくださいね

2022年9月はじめ現在、ザポリージャ原発の状態が
世界の憂慮事項になっています。
放射性物質の漏出やメルトダウンなどに至らず、
一刻も早くロシア軍の部隊が撤退してくれることを祈りつつ!

で、このザポリージャ原発の現状について、反原発派を
自称される、ある年配の方からこんな質問がありました:
「原発が停止したってことは、どこかで停電になってるん
でしょ? かわいそうね。
でも、停止したんだから、もう安全なんでしょ??

ああ~~~
前半はその通りですけど、後半が ~~~
あまりにも基本的な学習不足ですね
そういう方に尋ねられてしまったので、「やかんを
のせたら~~」 のフォーカスから外れてしまうのですが、
不本意ながらもやむを得ず、簡単に 「事実はこうだ」 を
説明しておきますね。

説明のための略図 ~ 原発は、停止してもなお危険が残る

* 蒸気を発電用蒸気タービンに送り込み、またそこから水を原子炉へと引き入れるのに、ポンプが必要です。そのポンプは、外部からの (送電グリッドの) 電力で動きます。 このポンプが止まると、原子炉が「空焚き」 ⇒ メルトダウン、の可能性 ** 下に説明するように、使用済み核燃料の崩壊熱を冷ますため、冷却プールの水につけて冷やします。この水も冷却しないと、蒸発して冷却できなくなってしまう可能性が。

* 蒸気を発電用蒸気タービンに送り込み、またそこから水を原子炉へと引き入れるのに、ポンプが必要です。そのポンプは、外部からの (送電グリッドの) 電力で動きます。
このポンプが止まると、原子炉が「空焚き」 ⇒ メルトダウン、の可能性
** 下に説明するように、使用済み核燃料の崩壊熱を冷ますため、冷却プールの水につけて冷やします。この水も冷却しないと、蒸発して冷却できなくなってしまう可能性が。

こんなわけで、発電タービンとの蒸気/水のやり取りと、
使用済み核燃料のプールでの冷却のために、
外部からの電力供給が必要です。
この外部電力供給が途絶えた状態を station blackout と
呼び、大変危険な状態です。
それに備えて原発構内には非常用ディーゼル
発電装置などを原発構内に備えています。

使用済みの核燃料に起こること

放射性元素は、それぞれの半減期に従ったペースで
他の元素に 「変身」 していきますが、このときに
「崩壊熱」 という大量の熱を出します。たとえば、
235 U ⇒ アルファ崩壊 (半減期 約7億380万年)
⇒ 231 Th (トリウム) ⇒ β崩壊 (半減期 約25.52時間)
⇒ 231 Pa (プロトアクティニウム) ⇒ ・・・・・・・・・・・・・・・
というふうに 「自然に」 崩壊 (他元素への変身)をしていく
のですが、この際に膨大な熱を出します。
この 「崩壊熱」 を冷まし続けないと、事故になるわけですね。
ですから、高レベル放射性廃棄物などは、すぐに
「地下を掘って、捨てりゃいい」 というわけにはいかず、
何十年かの冷却が最初に必要です。電気事業連合会も、
それを認めています:
高レベル放射性廃棄物の貯蔵 - 高レベル放射性廃棄物の処理・処分 | 電気事業連合会 (fepc.or.jp)

この 「使用済み核燃料の原発内冷却プールでの冷却停止」
⇒ 「使用済み燃料の崩壊熱によるメルトダウン」 ⇒ 水素爆発など
という問題は、2011年3月に福島第一の大事故で、
現実化しております
そもそもこの4号機は事故発生当日、停止中で発電をしては
いませんでした。当の東京電力も、認めています:
4号機の事故の経過|福島第一原子力発電所事故の経過と教訓 (tepco.co.jp)

ですから、原発内に使用済み核燃料がある限り、原発は
発電稼働していなくても水素爆発など起こす危険性があるわけです。

なお、上記は2011年当時に広く報道されたことなので、
その当時にある程度の年齢に達しておられ、
原発問題の基本を学習されている方々には、このページは
不要ですね。

ただ、その事故当時にまだ幼稚園児だった (2022年9月
現在、15-16歳) というような皆様には、このページが
何かのお役に立つかも。

20-min croquis of strokes / ストロークのクロッキー、20分
そのころ、俺はまだ中学生だった ~~
* 私の20分クロッキー。描いた2018年1月当時、
このモデルの男性は21歳前後でした。

それにしても

こういう基本事項を一通り学べる、入門学習コースが必要ですよ
反核・反原発団体などの皆様、そういうコースを作りませんか??

核発電を廃止していくには、

・ 戦争や異常気象などの影響なども考えに入れた、
エネルギー源の確保
(現在、ウクライナでの戦争が続いておりますし、フランスでは
異常気象で河川の水温が上昇し原発稼働に支障をきたして
います ・・ 上の黒いメニューで付録 w-10) を参照)
・ 放射線の健康への影響 (因果関係を立証するには
専門的知見が必要、因果関係を否定しようとする勢力の存在)
・ 軍事関連のリスク (本ウェブサイトの、本来のフォーカス)
・ ホスト自治体の経済への影響 (本当に、原発誘致で
安定した雇用などが創出できるのか?)

などなどの各種問題系を扱っていくことが必須です。
分業・組織化が必要ですよね。
ところが、基本を学んでいない方々への対応ばかりに
追われてしまうと、正直なところ、こうした各種専門的な
動きの足を引っ張る結果になってしまいかねません。
(上の黒いメニューにある add-4) を参照)

ですから、「基本学習コース」を作成する必要があると
考えるのですね。
2011年3月当時にまだお生まれでなかった方々も
社会にはいらっしゃるわけですから、基本を教えて
いくことに特化していく人材も、必須です。

Posted in Uncategorized | この記事は、必要ない方々は無視してくださいね はコメントを受け付けていません

固定ページ al-1) (革新軽水炉)をアップロード

ある意味で不本意ながら、「革新軽水炉」の
ページ シリーズを始めました。
その最初は、Westinghouse の AP1000。

何が「不本意」なのかも、そこに記しました。
では、上の黒いメニューで al-1) (革新軽水炉) をクリック!

Posted in Uncategorized | 固定ページ al-1) (革新軽水炉)をアップロード はコメントを受け付けていません

「付録の付録」 に変更と追記

上の黒いメニューの末尾にある 「付録の付録」 に、
9月2日の追記と変更を加えました。

「家庭連合」 に限らず、カルト団体の看板を鵜吞みにしないよう、
ともに気を付けましょう!

Posted in Uncategorized | 「付録の付録」 に変更と追記 はコメントを受け付けていません