ZNPPの750kV外部電力線喪失、軍事攻撃ではなくサボタージュによるものだったと、グリーンピースが主張
グリーンピースのウェブサイトより
The 750 kV power line at Zaporizhzhya Nuclear Power Plant shows no signs of major damage: new satellite investigation by Greenpeace – Грінпіс Україна
2025年10月1日付の記事でして、少し紹介が遅くなってしまい
ましたが、重要な問題なので抜粋・要約・日本語化で紹介して
おきます。
ウクライナのザポリージャ原発に外部電力を供給していた
750kVの送電線が、10月1日の時点で使えなくなっていた
問題について、グリーンピース ウクライナさんからの報告です。
長いので、私が抜粋・要約、日本語化して紹介しますね。
< > 内は、私からの補足説明です。
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The 750 kV power line at Zaporizhzhya Nuclear Power Plant
shows no signs of major damage: new satellite investigation
by Greenpeace
(ザポリージャ原発の750kV電力線に大きな損傷の兆候なし:
グリーンピースによる衛星画像の新たな精査の結果)
Greenpeace Ukraine
2025年10月1日
ザポリージャ原発の該当地域周辺にある鉄塔や送電線ネット
ワークには、いかなる軍事攻撃の痕跡も見当たらない。
グリーンピースが新たに調査を実施したのだが、ZNPPへの
外部電力送電が途絶えたのは、ロシアによる意図的な
サボタージュ<破壊活動> によるものであると断定できる
新たな証拠が得られた。そのサボタージュの狙いとは、
同原発をウクライナの送電グリッドから切り離し、ロシア占拠
地域のグリッドと接続しなおすことであった。
<こうした「原発ドロボー リスク」については、関連した
記載をすでに2022年9月、ページ d-6) の ”5) 「原発ドロボーが
事故起こしやがった」 リスク” という段落で言及済みです。
上の黒いメニューが肥大化しすぎていて使いにくいのですが、
探してクリックしてみてくださいな>
2025年10月1日、キーフ発: McKenzie Intelligence Services社
(MIS) で軍事遠隔検知を担当していた専門家たちに、今年
9月26日に撮影した高解像度の衛星画像をグリーンピースが支給、
分析を依頼した。そのMISの専門家たちの報告書によれば、
件の750 kV送電鉄塔の地点には、砲撃や軍事攻撃は全く行われて
いない。ZNPPへの外部電源供給が途切れたのはウクライナの
軍事攻撃によるものだとロシアは虚偽主張していたが、それが
偽りであることが明らかになった。McKenzieの結論として、
この送電線に何らかの損傷があったとしても、それは最小限の
もので容易に修復できるはずだ。
「衛星画像からは、ロシアが意図的にこの外部電力送電線を
サボタージュしたことが判る。これは、ウクライナ領土のうち、
現時点でロシアが一時的に占領している地域のグリッドに
ZNPPを接続しようという狙いだった。ロシアは <ウクライナ
からの攻撃で送電システムに損傷が生じたという> 偽りを発信、
偽プロパガンダを展開したが、事実とは異なることが露呈した。
現時点でZNPPへの外部電力供給が滞っているのは、全体としては
ロシアが意図的にやらかしたことだ。2~3か月前にロシア側の
占領軍がIAEAに知らせたところによれば、外部電力供給が
失われた場合、ZNPPをロシアが占領している地域のグリッドに
接続する計画を、占領軍は有しているとのことであった。
ロシア軍は必須送電網をサボタージュし、そうした状態を人為的に
作り出したのだ。こうしたロシアによる核の安全や安全保障に
対する無視について、IAEAのグロッシ人ぬ局長は警告を発する
べきだし、ZNPPは直ちにウクライナ配下のグリッドに再度
接続しなおすべきだ。警告を発さずロシアの暴挙をとめられ
ない場合には、この原発での核の脅威が悪化していくだけだ」
と、 グリーンピース ウクライナの核問題スペシャリスト
Shaun Burnie は述べている。
・・・(中略)・・・
2025年6月の時点で、750kV Dniprovska送電網が機能しなく
なった場合には、それをチャンスにロシアが占領中の地域の
グリッドにZNPPを繋ぎ変えるつもりでいたことは、ロシア政府
そのものも明らかにしていた。それから3か月後、ZNPPと750kV Dniprovska送電線との接続は切られた。グリーンピースが最近
実施した分析で文書化したことだが、ZNPPの冷却水池でロシアは
新たな送電線の建設などを進めており、ZNPPの原子炉のうち1基を
低出力で再稼働できるための充分な冷却水を供給できるような
工事である。
・・・(以下略)・・・
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やれやれ、戦争には偽情報やプロパガンダが憑き物ですが、
よくもまあ、こんなすぐにバレた嘘を抜け抜けと ・・・
核発電関連でも偽情報は結構見かけます。まあ、東通原発での
不正報告がつい先日も報道されてましたよね。
(まだお読みでない方は、ここをクリック)
その程度に留まらず、新型の原子炉トンの関連では次のような
デマを私は見聞きしてきました:
・ 小型原子炉(SMR)ならメルトダウンは起こさない ⇔ 上の
黒いメニューでページ s-0) ~ s-10) を参照
・ トリウム原子炉なら、ウラニウムを使わないんだよ~~ ⇔
ページ Th-0) ~ Th-2) を参照
・ 原発はCO2を出さないんだよ~~ ⇔ ページ 付録
w-1) w-3) w-8) w-18) を参照
騙されないためには、学び続けることも大切です。
そしてそもそも、Pu-239製造装置に「やかんをのせ」て
発電したら「平和利用」ですよ~っていうのが、大嘘ですよね。
















