ザポリージャ原発、展開次第で停止? いや、あくまで稼働??

ザポリージャ原発について、各社の報道内容が錯綜してますね。
ザポリージャ原発のコントロールがウクライナからロシアに
移った場合、ウクライナは同原発を停止させる可能性が、
という報道も流れています。

戦争の場合、現場の状況については報道内容がこのように
錯綜してしまうのは、よくあることですよね。私たちも、
しっかりと目を開いて複数の報道を照らし合わせていきたい
ですね、平和の回復を祈りながら。

そんなわけで、上記の 「停止可能性」 を否定する報道記事を、
いつも通り私の抜粋・日本語化で紹介しましょう。
例によって、< > 内は私からの補足説明です。
2022年6月3日付のReuters報道です。

元の英語記事は、次のリンク先にあります。ぜひ、元記事を
お読みください。
REUTERS
Ukraine power operator denies report it may turn off Russian-held nuclear plant | Reuters

ウクライナの戦力公社、ロシアが選挙中の原発の稼働停止
という可能性を否定

キーフ発、6月2日 (ロイター)  –  ウクライナの国営核発電事業
企業のエネルゴアトムは木曜日 <6月2日>、ロシア軍部隊が
占拠している地帯にある <ザポリージャ> 原発の現場での
稼働コントロールをウクライナが失った場合には同原発を
停止する可能性を否定した。

ウクライナ南東部にあるザポリージャ原発はヨーロッパ最大の
原発だ。ロシア軍部隊が占拠したが、今でも稼働に当たって
いるのは、ウクライナの専門家たちだ。

インターファックスの報道によれば、ウクライナ大統領側近が、
ウクライナが同原発のコントロールすべてを失った場合には、
同原発をシャットダウンする可能性もあると述べた。

だがエネルゴアトムは声明を発表、「技術的、安全面、経済的、
政治的な各面で、同原発を停止させることはできない」とした。

またウクライナの国営電力グリッド企業 <であるウクレネルゴ> は
先週、ロシアの政府関係者からの同原発からロシアへと送電すべき
との提案について、「物理的に不可能」 と拒否している。
*****************

現地での実情などに詳しい方は、情報を私 (ひで) まで
お知らせくだされば、ありがたいです。

yadokari_ermite[at]yahoo.co.jp
まで!

 

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ページ add-4) 「原発問題」という1つの分野があるわけじゃ、ない!

add-4) 「原発問題」という1つの分野があるわけじゃ、ない!
をアップロードしました。
私が前々から言いたかった内容です。
エッセンスとしては、
イタリア料理のトラットリアに入って、
”大トロ握ってくれ~~” というのは、オカシイ!
ってことです。

ドーゆーことかは、上の黒いメニューの底のほうにある
add-4) をクリック!
メニュー内の項目は基本的にはアルファベット順に
配列していますが、add -x) と 付録 とは、一番下に
まとめてあります

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ページ mr-3) をアップロード

固定ページ mr-3) をアップロードしました。
上の黒いメニュー(項目は基本、アルファベット順で配列)
で mr-3) をクリックして、お読みくださいな。

これで、2022年5月時点での新型原子炉の
proliferation riskに関するページを終わりとします

本ウェブサイトでまだ取り上げていない新型原子炉については、
ここまでの該当ページをお読みくださった読者の皆様であれば、
適切な書籍やウェブサイトをお読みになれば、ご自分で
問題指摘がお出来になると思いますのでね。

で、次回アップロードでは
「原発問題という1つの分野があるわけじゃ、ない
ということを取り上げたページをアップロードします。

さらにそれ以降は、いよいよ核問題の本質である
「核抑止理論」を考えていきたいと思います。

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ページ mr-2) をアップロード

固定ページ mr-2) をアップロードしました。
MSRのメルトダウン以外の事故危険性や
環境汚染の可能性を、UCS による論文からの
抜粋・日本語化で紹介しています。

さらに学びたい方は、その論文
“Advanced Isn’t Always Better” (Lyman, 2021) を、
ぜひ原文でお読みください。

でも、「英語の論文を読みましょう」なんてこと
ばっかし言っていると、いつまでたっても
日本の反原発運動には、新型原子炉のリスクなどに
関する情報が広まらないですよね。
それは致命的なので、「やかんをのせたら~~」では、
国外からの新しい技術的見解などを紹介するよう、
努めております。

では、上の黒いメニューでは項目を基本的に
アルファベット順で配列しておりますので、
mr-2) をクリック!

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ページ mr-1) をアップロード

ページ シリーズ mr-x) の2枚目のページ、
mr-1) をアップロードしました。

MSRとはどういうものなのか、概要を図などで説明しております。
後半では、
UCS(憂慮する科学者同盟)が公表している論文を
紹介するとともに、
原子炉が宿命として逃れられない自己矛盾に
ついても説明しております。

では、上の黒いメニューの項目は、基本的にアルファベット順
ですので、mr-1) をクリック!

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「革新炉」という日本語が見当たりますが~~

「革新炉」という用語をちらほらと目にするように
なっています。もちろん、原発推進勢力が使っている
用語のようですが。

どんな原子炉を指しているのかを調べてみると、
要するに本「やかんをのせたら~~」で既に取り上げて
きたような各種新型原子炉のことのようで、
「革新炉」という特異な原子炉タイプがあるわけじゃ、
ないようです。

特に「革新軽水炉」という用語が登場すると、
一瞬「PWRやBWRでない、新型の軽水炉でも???」と
自分の目を疑いますよね。
でも。
革新軽水炉」が具体的に何を指しているのかを調べてみると~~
たとえば、原子炉の格納容器の上に72時間分の巨大な水タンクがあって、
イザって場合には、そこから72時間水が落ちて原子炉を冷やす
(72時間以内に冷えなかったら、はいそれまでよ~~)
といったことのようです。(Westinghouse の AP1000(R) とか)

もうお分かりのとおり、「やかんをのせたら~~」の新型原子炉に
関する説明をここまでお読みくださった読者の皆様なら、
たとえば AP1000(R) の解説ページをインターネットで見つけて
お読みくだされば、問題点をご自分で見つけられるでしょう

それだけのことなので、本「やかんをのせたら~~」では、
特に「革新軽水炉」なるものの解説ページを設けることは、
いたしません

ご了解を。

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固定ページ mr-0) をアップロード

お待たせしました、MSRに関するページ シリーズの
最初のページ、mr-0) をアップロードしました。

なぜMSRを取り上げるのかを、説明しております。
確かに「絶対に核燃料のメルトダウンを起こさない」
原発では、あります ・・・ ただ、「メルトダウン」
という言葉の意味を、私たち反原発派はわきまえて
おかないと。。
単に「原発 ⇒ 大事故 ⇒ こわい!」ばっかしを
原発に反対する理由にしていると、原発推進側は
それを「かわす」ものを作り出してしまう
のですね。

実際には、原発にはメルトダウン以上の危険があります。
その代表が、proliferation なのですね。

このMSR関連ページシリーズは、以下の4つのページに
する予定です:

mr-0) 今日アップロードしたページ (なぜMSRを問題に?)
mr-1) MSRの概要
mr-2) MSRの事故危険性
mr-3) MSRのproliferation risk

では、上の黒いメニューは基本的にアルファベット順に
項目を配列していますので、mr-0) をクリック!

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独裁者が核兵器を持つと・・・

下記は日本語メディアでも報道されていますので、すでに
お聞きになってらっしゃるでしょう。
念のため、The Washington Postの5月6日付記事から
抜粋・日本語化してみます。

The Washington Post

Video shows Russian ‘filtration camp’ near Mariupol, Ukraine – The Washington Post
(ヴィデオが映す、ウクライナのマリウポル近郊の
ロシアによる「選別収容所」)

マリウポル市長室、ロシアの「選別収容所」を映した
ヴィデオを公表

記者: Joyce Sohyun LeeJonathan Edwards

2022年5月6日

木曜日<5月6日>にマリウポル市長室が公表したヴィデオには、
ロシアの「選別収容所」内部の様子が写っているという。

<ロシアのソーシャル メディアである> Telegramに公開された
3本の動画で、ウクライナのマリウポルの東にあるベジメニという村の
学校内部で撮影されたものだと、The Washington Postの位置特定
担当は述べている。この学校はアゾフ海の沿岸にあり、その位置は
このヴィデオでも短く紹介されている。

このヴィデオに伴う説明文によれば、マリウポルから強制的に
連行された人たちは「ベジメニ村の学校に入れられ」、医療も
受けられないという。ロシア軍の兵士たちが、拷問や処刑するぞと
頻繁に抑留者たちに脅しをかけていると、この説明文は述べている。

さらに同市長室によれば、抑留される人々には自分の所有物や
身分証明賞を持って出ることが許可されておらず、没収されている
という。代わりに、「選別用書類」を受け取っているそうだ。


“Silenced” (強いられた沈黙)
私の昔の作品です

・・・・(中略)・・・・

The Washington Postでは、上記の主張を独自に確認するには
至らなかったが、今年3月終わりに撮影された衛星画像からは、
ベジメネのこの学校からわずか数ブロックの位置に一時施設の
建設が急速に進んでいたことが分かる。

・・・・(中略)・・・・

今年5月1日の時点での防衛相がそのTelegram投稿で述べた
ところによれば、「救出された」マリウポルの住民たちは
ベジメニに連行されたという。

・・・・(以下略)・・・・

*********************
私は確かに日本国という西側の国に今のところ暮らしておりますが、
何もロシアを敵視する意図はなく、西側の主張がすべて正しいとも
考えておりません。
しかし。上記のヴィデオの主張が真実であるなら、世界中が騒ぐべき
戦争犯罪です。
調査団の派遣、抑留者の救出、といった活動がすでに始まっていても
おかしくはありませんよね。
でも現実には西側が動きにくいのは、端的に言ってしまえばロシアの
核兵器のためだということは、世界的によく知られている通りですよね。

要するに、
独裁国家などが核兵器を保有してしまうと、そこでどれだけ虐殺や
人権侵害が行われていても、他国や国際機関が下手に手を出せない
という問題ですね。北朝鮮についても、同じパターンを私たちは経験
しています。
やはり、核兵器はこの世界から廃絶するしか、根本的な解決はない
わけですね。

直接的な因果関係ではありませんが、長期的な影響関係を考えると、
実は悪循環が現実に見られますよね

ここで、上の黒いメニューにあるページ 付録 w-4) でも紹介済みの、
アメリカのアル ゴア元副大統領のインタビューを思い出してくださいな。
For eight years in the White House, every weapons-proliferation problem
we dealt with was connected to a civilian reactor program.
(そこで対応した核兵器拡散問題は、どれを取っても民生用原子炉に
関連していた。)
さらに
also the problem that if other countries make a massive commitment to it,
we make the problem of nuclear weapons proliferation worse.
(そして他の諸国が核発電に真剣に取り組むと、核兵器拡散という問題が
悪化してしまう)

特に、天然資源の大手輸出国が核兵器を保有しており、「悪さ」を始めた
場合、世界的なエネルギー源不足が起きえることは、現在私たちが経験
しているとおりです。

直接の因果関係ではなく、あくまで長期的な影響関係です。が、すでに現実に表れていますよね。

直接の因果関係ではなく、あくまで長期的な影響関係です。が、すでに現実に表れていますよね。

ここで、次のような「長期的影響関係」(直接の論理的必然では、
ありません)があることに気付いてほしいのですね。

原発の拡散 ⇒ 核兵器の拡散 ⇒ 天然資源の輸出国である独裁国家が
核兵器を保有 ⇒  その独裁国家が他国を侵略 ⇒
世界的なエネルギー不足や価格上昇 ⇒ 核発電推進勢力は、
そのエネルギー不足への対抗策として、「もっと原発を!」
(付録 w-6) で指摘した、ウラニウムも輸入資源として外国から
買わないといけない諸国が多いという事実については、
彼らは黙っている)

これは明らかに悪循環ですよね。

この悪循環を断ち切るためにも、私たち反核勢力はもっと声を上げないと。

では、MSR関連の調査を続けます。近日中に、
ページ mr-0) (MSR) なぜMSRを取り上げるの?
をアップロードできそうです。

こちらは、あくまでジョーク。ただ、最近の「原発回復論」の主張を聞いていると、どこかこんなジョークに聞こえてくるのですよ。

こちらは、あくまでジョーク。ただ、最近の「原発回復論」の主張を聞いていると、どこかこんなジョークに聞こえてくるのですよ。

「焦げた たこ焼の悪循環」

 

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MSRって、確かに「メルトダウン」の起こしようがない ・・・

ええ、そうなんです、言葉には定義ってものがあるんで。
Molten Salt Reactor (MSR、溶融塩原子炉)の核燃料は、
「メルトダウン」を絶対に起こしません。「メルトダウン」と
いう言葉の意味が「加熱して融ける」ってことである限り、
メルトダウンのしようがないんです。

\ ( > O<) / 「なんだお前は! やっぱり原発推進派の
回し者だったのか!!??」

などと、叫ばないでくださいな。
だって、「核燃料のメルトダウンが絶対に起こらない ⇒ 安全だ」
などとは、一言も私は申していないのですから!

確かにメルトダウンは、TMI、チョルノービ、福島第一といった
大惨事の主要要因の1つですが、
原発の危険性 = メルトダウン
という短絡認識では困る、ということが明確になる実例が
MSRなのですね。つまり、メルトダウン以外にも
(ひょっとしたら、それ以上の)危険が実際にある、
ってことが、MSRを知ればよく分かります。

では、まだ調査を進めておりますので、MSR関連固定ページを
アップロードするまで、しばしお待ちくださいな。

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付録 w-6) をアップロード

2011年3月の福島第一メルトダウンから、現在のウクライナ危機に
至る11年間を思い起こすと、「11年間も、何をやっていたんだ??」
と言いたくなります ・・・
・・・ 2つの方面に向かって。

日本の原発推進勢力(政府や原発メーカー、電力会社など) と、
日本の反原発勢力の多く
の両方面に対してです。

たまに、私がエラソーな口を叩くのを、許してください!

上の黒いメニューの底の方にある、付録 w-6) を
クリックして、お読みくださればうれしいです!

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