また、20分 X 6ポーズのクロッキー会に行ってきました。今日のモデルさんは、大変痩せた方でした ・・・ 悪意や侮辱は、まったくありませんよ!そうではなく、モデルさんのやせた体を見ていて、インスピレーションを受けました。痩せた身体というものは、何らかの犠牲、社会的圧力、虐待などを示唆する場合があります。いえ、そのモデルさんがそうだというわけじゃ、まったくないですよ。でも、そうした方向に描いていけると、彼女の身体を見ていた思ったのです。今日のクロッキーからは、社会意識の強い作品が生まれそうです。
左下のデフォルメのない画像でお分かりのように、モデルさんはとっても健康な方で、優れたモデルさんでした。そしてその細さが、私には社会的圧力に削り取られる身体をインスパイアーしたのです。
そこで、右下のボールペンのクロッキーを描きました。これは、多くの方々にとっては、わけのわからぬものであることは、重々理解しております。単なるアイデアのスケッチですから。いずれ、フルの絵画にしたいと思います。
裸体というものを描くとき、危険にさらされた脆い存在として描くという方向性があります。私は時折、その方向性で裸体を描きます。今回は、この方向性が適切だと思えるのですね。
左: 紙に鉛筆; 右: 紙にボールペン
(非売品 — いずれも単なるクロッキーですから)