国連 核拡散防止条約の会議、ヨーロッパでこの春に??

本来ならこの2022年1月にニューヨークで開催予定だった国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議ですが、COVIDパンデミックのため今年8月に延期されたことは、日本語
メディアなどでも報道されているのでご存じでしょう。関連して、各種団体からの
声明も出ていますよね。
一例として、日本原水協|核兵器のない平和で公正な世界 (antiatom.org) など。

で、共同通信の報道によると、延期を重ねたNPT再検討会議を今年春に開催しようと
する動きもあるそうです。その記事から、一部抜粋して紹介しますね。

Back, the tanktop alone
No Nukes と複数にしているのは、
「核兵器も核発電も」ってことです。
私がペイントしたタンクトップ

(私による抜粋・日本語化)
国連 核拡散防止条約の会議、ヨーロッパでこの春に開催の動き

共同通信 – 2022年1月27日

Spring talks in Europe eyed for U.N. nuclear non-proliferation pact (kyodonews.net)

ニューヨーク発 – 国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の議長に指名されている
人物が、同会議をこの春にヨーロッパで開催する可能性を探っている。これは、
今年の8月に開催しようという予定を繰り上げることになる。木曜日<1月27日>に、
外交筋が明らかにした。

このNPT再検討会議の議長に任命されているGustavo Zlauvinen がこの繰り上げを考えているのは、加盟諸国の一部からの要請を受けてのことだ。

・・・(中略)・・・

情報筋によると、今年3月には核兵器禁止条約の加盟諸国による最初の会議がウィーンで開催される予定で、その後でオーストリア、オランダ、スイスなどでNPY再検討会議を
開催することを、Zlauvinen は検討しているとのこと。

・・・(中略)・・・

核兵器禁止条約は核兵器の開発・保有・実験・使用を禁止するもので、昨年1月に
発効した。

この核兵器禁止条約には、核兵器保有国は1国も加盟していない。また世界で唯一
核爆弾投下の被害を受けた日本も、調印をしていない。これは1つには、アメリカの
核の傘の下で守られているという安全保障上の事情によるもの。
**************

まあ、日本が未加盟の理由は、良く知られたことですね。
問題は、日本の政治家たちの多くに見られる「冷戦期へのノスタルジア症候群」で
して ~~
上の黒いメニューにあるページ mo-2) の終わりでも短く言及した症候群です。
「核抑止」という発想そのものが、冷戦時代のノスタルジアではないのか??
世界的に核兵器を廃絶していくことこそ、真の安全保障ではないのか?
そうした「核抑止」という問題を、いずれ「やかんをのせたら~~」の最大の
フォーカス イッシューとして考えていく計画です。無論、核発電も不可分の問題
として絡み続けます。
「核抑止」問題を取り上げるまでに、かなりの準備が必要になりますので、
その準備期間中に新型原子炉の proliferation risks その他を説明しているわけ
ですね。

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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