REUTERSのウェブサイトより
IAEA: No explosives found on Zaporizhzhia reactor roofs after month-long wait | ロイター (reuters.com)
「ようやくIAEAの査察官がザポリージャ
原発原子炉の屋上を査察したけど、
爆発物はなかったよ~~」というニュース
です。
ま、何はともかく、Reutersによる報道
記事そのものを見てみましょう。
いつも通り、
私の日本語化
< >内は私からの補足説明
です。
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IAEA発表: 1か月待たされた上に
ザポリージャ原発原子炉の屋上を現地
調査したが、爆発物は見当たらなかった
Francois Murphy 記者
2023年8月4日
ウィーン発、8月4日(Reuters) –
国連の核査察機関IAEAは「ようやく」
ウクライナにあるがロシア軍が占拠中の
ザポリージャ原発のなかの、1か月前
から現地調査を求めていた個所への立ち
入りの許可を<ロシアから>得た。
爆発物はなかったと、金曜日<7月
28日>の発表でIAEAは述べている。
「IAEAの専門家たちは、3号機と4号機
の建物ならびにタービン ホールの屋上を
調査したが、地雷や爆発物を見つけられ
なかった。・・・屋上の調査許可が
<ロシアから>出たのは、昨日午後の
ことだ」と、IAEAは発表している。
IAEAのラファエル グロッシ事務局長は
さらに、「IAEAの専門家たちに、
現場の今まで許されていなかった区域を
調査する許可が出たという知らせを、
歓迎する」とも語った。
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社会常識がおありの方々ならもう
とっくにお気づきの通り、ソモソモ
爆発物などが初めからなかったのなら、
なんでまた、IAEAの現場検証をここ
まで待たせたのでしょうかねえ?
社会常識的には、
ロシア軍はヤバいものを屋上に配備
していた ⇒ IAEAがやってきた
⇒ まずいので、IAEAの査察官たちを
屋上に入れさせず、ヤバいものをその
間にこっそり撤去した
という見方が当然だと思いますよね。
2009年に北朝鮮のヨンビョンでの実例
もありますよね。
IAEAが査察しようとしても、その
核施設保有国が許可しなかった実例が。
(上の黒いメニューにある c-5) )
こういうところ、現在のIAEAによる
核管理には限界があります。
その後北朝鮮が核兵器を持つに至った
ことは、皆様もよくご存じのとおりです。
ザポリージャでは、これから何が
起こるのか??