そんなこんなを取り上げているうちに、中国ではまた新たなICBM用サイト現場が建設されていると、アメリカの研究者たちは主張しています。
The Wall Street Journal の記事を、途中まで、私の日本語訳で紹介します。
The Wall Street Journal
July 27, 2021
Chun Han Wong
「ウォール ストリート ジャーナル」、2021年7月27日
チュン ハン ウォン記者
https://www.wsj.com/articles/china-appears-to-be-building-new-silos-for-nuclear-missiles-researchers-say-11627401364
中国、核ミサイル用サイロをさらに新設中と見られる、と研究者たち
アメリカのシンクタンクの分析では、商業用衛星画像から見て、中国がさらに新たなミサイル用サイロ建設プロジェクトを進行中とみられる
(写真下)
研究者たちによれば、この画像から、中国のシンチャン地区にある施設での核ミサイル用サイロ建設が進んでいることが窺える。
写真提供: PLANET LABS
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(記事本文、途中まで。私による日本語化)
香港発 — 核ミサイル発射用サイロの新たなネットワークを中国が建設中であることが衛星画像から窺えると、アメリカのシンクタンクが発表した。アメリカのアナリストたちが中国政府をこの種のプロジェクト進行で非難するのは、ここ数週間で2度目になる。
この月曜日に発表した報告で、アメリカ科学者連盟の研究者2名が、中国北西部のシンチャン地区で中国がミサイル用サイロ施設建設の取り組みとみられる活動を続けていると述べている。商業用衛星画像を検討したうえでの主張だ。
その画像を見ると、サイロ建設現場とみられるものが14か所あり、グリッド型のパターンで配置され、サイロとサイロの間の間隔は1.9マイル(約3㎞)だ。いずれのサイロにも、雨風などから保護するための社ルターがあると、同報告は述べている。さらにそれ以外にも、建設工事に備えて地面を整備したとみられる現場が19か所あると、この報告は主張している。
研究者たちによると、今回の現場にはその全体におけるグリッドの輪郭から考えて、およそ110のサイロが最終的には設けられる模様だ。この現場は、シンチャン地区東部のハミという町の近郊にある。このサイロ フィールドの建設が始まったのはこの3月のことのようだと、同報告は述べている。
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ご注意願いますが、私はこの惑星に暮らす一市民であり、親米でも反中でもありません。
しかし、核兵器というのは問題の性質が実に深刻なものですから、中国政府は「風力発電だ」と主張するなら、その証拠を世界に公表してほしいものです。
上の紹介記事にあるように、「構造物」と「構造物」の間の間隔が約3㎞というのは、
「風力発電所」にしては奇妙です。
それに、シンチャンという地域も問題です。
加えて、香港の西、タイシャン原発の事故についても中国政府からの続報を待っていたら、先にCNNが新たな報道を ・・・
それを、次回紹介しますね。