タイシャン原発、結局シャットダウンした模様

BBC Newsによると、問題の香港西にあるタイシャン原発は、
結局シャットダウンされた模様です。

BBC News
(記事本文は、下のリンクをクリック)
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-58026038

(私による日本語化)
中国のタイシャン原発、燃料棒損傷の原子炉をシャットダウン
2021年7月30日(JST)

中国の原発で、原子炉1基で燃料棒の損傷があり、メンテナンスのため停止となった。

グアンドン(広東)省のタイシャン原発の運営者は、技術者たちと「長時間の」話し合いをしたうえで、同原発のユニット1をシャットダウンしたと発表した。

タイシャン原発は、世界でも初のEPR型原子炉を稼働させている原発である。

このEPRという原子炉は今後、フィンランドやフランス、英国のヒンクレー ポイントCなど、中国以外の諸国でも建設される見込みだ。

タイシャンの同原子炉で燃料棒に損傷が発生していることを中国当局が認めたのはおよそ1か月前のことだが、今になってシャットダウンに踏み切った。ただし当局は、これは「よくある」問題で心配するには及ばないとしている。

中国広核集団(China General Nuclear Power Group (CGN))が金曜日に発表したところでは、同原子炉は「完全にアンダー コントロールである」そうだ。

技術者たちがこの燃料棒損傷の原因を突き止めて交換すると、その発表は述べている。

「アンダー コントロールだってさ~~」

「アンダー コントロールだってさ~~」

この6月のCNNによる報道では、アメリカ政府は同原子炉で放射線漏れがあったという報告を検討していた。

CNN によれば、同原発の運営を支援しているフランスのエネルギー企業EDFがアメリカ政府に対し、中国の核規制当局が同原発周辺での許容放射線レベルを引き上げ、シャットダウンを回避したと警告していた。

EDFが後に述べたところでは、燃料棒の損傷のため気体が蓄積しており、 それを大気中に放出する必要がある。

燃料棒とは、密閉した金属製のチューブで、その中には原子炉の燃料となる核物質が収納される。

先週、EDFのスポークスパーソンがCNNに述べたところでは、フランス企業であるEDFはできることならば同原子炉を停止させたいと願っていた。

だがその決定を下す権限は、中国の運営企業にあった。

同スポークスパーソンによれば、タイシャン原発の状況は「緊急を要するほどのものではないが」、「深刻なものではある」。

中国当局は、このCNN報道を否定している。

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結局シャットダウンにするのなら、1か月前にしておけばよかったものを~~
それにしても、「アンダー コントロール」というのは、現在の世界では、嘘つきが好む常套句になってしまったようですね。。。

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