ザポリージャ原発、続報

Ukraine connects nuclear power unit to electric grid (yahoo.com)

ウクライナ、原発の発電ユニットを送電グリッドに接続

2022年7月25日

ザポリージャ原発の状況に関する最新報道の紹介を続けますね。
Yahoo! newsより。
いつも通り、私の日本語化です。
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—- (前略) —–

現時点で、ウクライナで稼働している原発としては、ロシア軍
部隊が占拠しているザポリージャ原発の3基、リヴネ原発の3基、
ピヴデノウクラニンスカ原発 (以前の南ウクライナ原発、
4月に改名)の2基、そしてフメリニツキー原発の2基がある。

IAEAのラファエル マリアーノ グロッシ事務総長によれば、
「ザポリージャ原発とその周辺での出来事について」 の最新の
報告からは、事態は警戒度をさらに高めつつあることが分かる
ようだ。

ウクライナやその周辺の住民の健康にとって脅威となるような事態を
防止するため、最大限の注意を同事務総長は求めている。

—- (中略) —–

IAEAが注目している問題として、占拠されている原発のウクライナ
スタッフが直面している状況はさらに悪化しているとの報告が最近
あった。それも、マス メディアとIAEAが受け取った公式報告の両方だ。

さらに以前の報告によれば、ウクライナはその3番目の原発の燃料を、
ロシア製からアメリカ製に切り替えている。りヴネ原発の3号機炉心には、
アメリカのWestinghouse社の燃料集合体が入っている。

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日本では 「天然ガス価格が高騰 ⇒ 原発再稼働を急げ」 といった
飛躍した主張がまかり通っていますが、ウラニウム燃料も
輸入資源です。日本国内にウラニウム鉱山はございません。

ウクライナの原発で核燃料をWestinghouse製に変えたのは、
政治や戦争状況がエネルギー資源の入手にも影響する典型的な
実例ですね。

ウクライナの既存原発の原子炉はすべて、ソヴィエト時代に
開発されたVVERですが、一種の加圧水型原子炉ですので、
Westinghouseの核燃料で大丈夫なのでしょう。

では、またザポリージャ原発関係の報道が入ったら、紹介しますね。

 

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