イランがやるなら、イスラエルも・・・

European Jewish Pressのウェブサイト
より
‘Israel will act if Iran enriches uranium above 60%’ – EJP (ejpress.org)

Israel will act if Iran enriches uranium above 60%

やっぱり!~~イランの核開発の背後
には、イスラエルが。当然、
イスラエルがそろそろ、イランの
核開発に対抗するための動きに出てるん
だろうなあと皆様も見てらっしゃったと
思います。
それをにおわせる発言が、イスラエル
から。

影の交渉

影の交渉

では、報道記事を見てみましょう。

いつもどおり
私による日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

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Yossi Lempkowicz
September 12, 2023

JNS (Jewish News Syndicate) 発

イランが60%を超えたウラニウム濃縮を
行った場合には、イスラエルは何らかの
対応を取らざるを得ない。<イスラエル
の> 国家安全保障顧問 (National
Security Adviser) Tzachi Hanegbi が
月曜日 <9月11日> に、<テル
アビブ近郊の> ヘルツリーヤにある
ライヒマン大学で開催されたテロ対策
会議で、そう述べて警告を発した。

「イランが60%を超えるウラニウム
濃縮を行い、イスラエルがそれを確認
した場合イスラエルは必要な対処を
せざるを得ない。そうした濃縮を
すれば、イスラエルも世界も、認知
しないはずはない。対処するしか、
選択はないのだ」と Hanegbiは
語っている。

そうした濃縮のうごきがあれば、
「イランが核爆弾の開発に努めている
ことは明らかで、そうした方針なのだ。
イスラエルとしては、自国の命運を
リスクに晒すわけにはいかない」とも、
Hanegbiは語っている。ただし、
イスラエル政府がどのような対処を
取るのかについては、具体的な話は
なかった。

軍事衝突はだめよ

軍事衝突はだめよ

 

今年今までに、 IAEAの検査官たちは
イランのフォルドウという地下核施設
で、83.7%に濃縮されたウラニウム
「粒子」を検出している。

その当時に飛び交った報道で引用されて
いたのが匿名のイスラエル高官で、
その高官によればイスラエルる政府は
まだ軍事的対応を要する事態とは
みなしておらず、それは「イランは
まだ、この濃縮度の核物質を大量に
製造してはいない」ためだとしていた。

最大60%までのウラニウム濃縮を、
イランは2021年4月から実施して
きている。

Hanegbiの上述の発言の1週間前に
IAEAによる報告が発表されており、
それによればイラン政府はほぼ
核兵器グレードの濃縮ウラニウムを
大量に製造する努力を継続している。.

国連の核監視機関であるIAEAの
この報告によれば、イラン イスラム
共和国が蓄積している60%濃縮
ウラニウムは121.6kgあり、5月には
114kg、2月には87.5kgであった。

核兵器グレードとされるウラニウムは
90%以上だが、60%から90%に濃縮
するのはさほど困難ではない。

3-5%  <20%   <90%  90% < 再掲です

3-5% <20% <90% 90% <
再掲です

先月、イスラエルのベンジャミン
ネタニヤフ首相は、イラン資産数十億
ドルの凍結を解除し、その代わりに
アメリカ国籍の囚人5名を釈放すると
いう両国間の合意を激しく非難した。.

この合意の詳細は公表されていないの
だが、アメリカとイラン双方の高官
たちは、この9月末までに同合意が
執行されるものと見ている。

この6月にThe New York Timesが
この合意の裏にある間接的な交渉の
概要を報じた。それによれば、この
裏交渉の一部はペルシャ湾岸にある
オーマンで行われたそうだ。

この合意全体として、イラン政府は
ウラニウム濃縮を現行の60%までに
制限すると約束、さらにシリアと
イラクでアメリカの下請けに対する
攻撃を停止するとも約束した。イラン
の支配下にあるテロリスト集団が、
アメリカの下請けに対する攻撃を
行っていた。

さらにイランは、IAEAの査察官との
協力を強化、ロシアへの弾道ミサイル
販売を停止することも 約束するもの
と見られる。

それらと引き換えに、アメリカは
イランへの経済制裁をこれ以上強化
しないこと、イラン産石油の差し
押さえを停止する、国連やIAEAで
イランへの懲罰的な決議を求めない、
などの約束をするものと見られる。
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不穏な ・・・ 私の20分クロッキー

不穏な ・・・
私の20分クロッキー

こうした裏交渉は、国際情勢や政治の
世界では昔から頻繁にあるものですが、
それが公表されたとき、第3国が激怒
することも少なからずありますよね。

とにかく、元はといえばイスラエルが
(おそらく)核兵器を保有している
ので、イランが「俺も、核ほしいよ~」
となるのは、予想できましたよね。
(上の黒いメニューにある、固定
ページ f-2) — f-5)、ならびに c-3)、c-4)
を参照。メニュー内項目は、基本的に
アルファベット順です)

イランへの対抗から、サウディも
核開発を匂わせていたことも、
ありましたよね。

核兵器は、かように伝染しうるもの
です。単なる「不拡散」ではなく、
廃絶を実現したいものですね。

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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