アメリカ、ミシガン州の老朽Palisades原発を”再稼働”という暴論

Beyond Nuclear Bulletin
2024年1月18日号

Holtec’s “nuclear white elephant” secret
plans revealed:
SMRs at all decommissioning sites,
$3.3 billion+ bailout for unprecedented
Palisades zombie reactor restart
(Holtec社の「核の巨大ゴミ」を利用
する秘密計画、暴かれる:
すべての廃炉原発をSMRに建て替え、
ゾンビ―化したPalisades原発の
再稼働という前例なき暴挙に33億
ドル以上の資金援助)

Beyond Nuclear Bulletin 2024年
1月18日号からの日本語化ですが、
元記事がかなり長いので
主に前半から抜粋して日本語化
しました

抜粋した個所だけでも、
・  アメリカでも、「ゾンビ―原発」
を再稼働しようとする動きがあること、
・ しかも、それに伴い巨額の税金が
投入されてしまうこと
を、実例からお分かりいただける
でしょう

「いや、全文をぜひ読みたい」と
仰る方は、下のリンク先で原文を
どうぞ。
Holtec’s “nuclear white elephant” secret plans revealed: SMRs at all decommissioning sites, $3.3 billion+ bailout for unprecedented Palisades zombie reactor restart – Beyond Nuclear

エラそーな口を~
私の10分クロッキー

ちょっとエラそーな口を叩くことを、
お許しください。
上の黒いメニューにある固定ページ
s-0) ~ s-8) で明らかなように、
本「やかんをのせたら~~」では
以前からSMRを大きな問題として
きました。
ところが。
日本の反原発団体などから、SMRに
関する見解などがいまだにあまり
聞こえてきません (2024年1月
現在)。あっても、短いものなの
ですね。
対する原発推進勢力の方は、s-0) の
冒頭で紹介したように、既に2021年
秋の時点でSMR導入を検討して
いました。
それなのに、SMRの問題点を指摘
する声が日本ではあまり聞こえて
こないのです。
これじゃ、「小型原子炉ならメルト
ダウンはしにくいそうだよ」なんて
いう言説ばかりが、日本の一部に
広まってしまいかねないですよね。

それで、私(ひで)は以前からSMRが
関連する問題には、ページを割いて
きているわけです。
日本の反原発団体の皆様も、SMR関連
の問題を今から指摘してくださいな。

売れてないので、SMR各種大安売り~~

で、アメリカではいくつかの反核団体が
以前からSMRの問題点を指摘して
きましたが、今回紹介のBulletinを発行
しているBeyond Nuclearさんも
そうです。
ニュージャージー州に本社を置くHoltec
International社はエネルギー産業向けの
設備や機器類のサプライヤーで、SMR
の設計開発も行っています。
そのHoltecが特に物議を醸しだして
いるのが、ミシガン州のミシガン湖
沿岸に立つPalisades原発です。この
原発、1971年12月に稼働開始という、
かなりのお年寄りです。その後、2007年
にEntergyという企業に売却され、その
Entergy社は2022年5月に同原発を
閉鎖、同年にはHoltecに売却しました。
このHoltecがなんと、公的補助金まで
申請してPalisadesをゾンビーのように
再稼働しようと努めている、という問題
です。
さらに廃炉後には、SMRを新たに建設
しようと ・・・(2023年12月に
Holtecが発表)
つまり、SMRも関与していることが
発覚したようです。

では、Beyond Nuclear Bulletin 2024年
1月18日号から、それを紹介している
記事を。
日本語メディアではほとんど見かけ
ない問題ですが、だからこそ日本の
反原発の皆様には、なおさら読んで
いただきたいのですね。
ただ、原文は長いので、主に前半から
私が抜粋しております。

この記事の日付にもご注意ください。
上述の通りHoltecによるSMR建設
計画の公表は12月のことだったの
ですが、Beyond Nuclearは既に同年
10月には情報公開法に則り
その計画をつかんでいた、
ってことですね。
日本の反核勢力も、こうした情報力
を身に付けられないものでしょうか?

それと、「Holtecなんてアメリカの
企業のことなんか、知らないよ」とか
言わないでくださいね。既に2020年
11月に、使用済み核燃料の乾式貯蔵
システムの日本での販売のため、
日立GE社と覚書を交わしています
でね。
米ホルテック社、日本で同社製使用済燃料貯蔵システムの建設目指し日立と覚書 | 原子力産業新聞 (jaif.or.jp)

「使用済み核燃料の乾式貯蔵って、
何??」と仰る方は、上の黒い
メニューで 付録 w-15) をお読み
くださいな。

「乾式」貯蔵用のキャスク、一例

では、いつもどおり
私の抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
*********************************

2023年10月16日

[Radio stationsミシガン州 St. Joeの
WSJM と ウィズコンシン州Madison
の WORT というラジオ局が、この
問題を報じていた。下記のプレス
リリースが公表されたのと同じ日に、
Beyond NuclearのKevin Kampsが
Zoom経由でサマリー発表を行った
— (以下省略) ]

要望 ・・・

Beyond Nuclearからニュース

Holtec社がPalisadesやその他閉鎖
済みの原発で何をしようとしているの
か、その秘密の真実が明らかになる
文書を発見

前例のない <閉鎖済みの> 原子炉の
再稼働をエネルギー省(DOE) に
申請したHoltec。そこから、同社の
裏の意図が発覚:
廃炉作業中のすべての原発にSMRを
建設し、補助金などで107億ドルを
得ようという「核の巨大ゴミ」
秘密計画

ミシガン州COVERT TOWNSHIP
ならびにワシントンD.C.発、2023年
10月16日

Beyond NuclearはHoltec International
社が秘密にしてきた42ページからなる
申請書を入手した。2022年7月5日付
で, アメリカ エネルギー省(DOE) に
提出された申請だ。その申請でHoltec
社は、原子力庁 (Office of Nuclear
Energy) に対し民生原子力クレジット
(Civil Nuclear Credit、CNC)で
「約20億ドル」を要請している
(2ページ、PDF文書のページ番号では
p.4)。 この交付金は、閉鎖済みの
Palisades原発を再稼働するためのもの
で、前例のない目論見だ。それ以前に
判明していた金額よりも、8億ドル
多い。

さらにHoltecは、「このプロジェクト
を開始するためLPO [DOEのLoan
Programs Office (ローン プログラム
庁)] からのつなぎ融資も要請している
・・・  その開始時点までに、州から
の拠出資金3億ドルはなくなって
しまうと見られるので」(申請、
2ページ、PDF文書のページ番号
では p.4)

正直に情報開示しろ!

Holtecからの申請書をBeyond
Nuclearが入手できたのは、情報
公開法(Freedom of Information Act、
FOIA)に基づく公開要請をミシガン州
政府の認可と規制関連省(Department
of Licensing and Regulatory Affairs、
LARA)に提出したのだが、それに
対する回答として967ページからなる
文書を入手、その中にこのHoltecの
要請に関する文書も含まれていた。
Beyond Nuclearの放射性廃棄物専門家
であり、 Don’t Waste Michigan
<”ミシガンをだめにするな”>と
いう団体の理事にして自分の出身地で
あるKalamazoo支部の代表も務めて
いるKevin KampsがこのFOIA要請を
提出、Holtecの要請に対する分析作業
とコメント作成も行った。

2021年のインフラストラクチャー
投資と雇用法に基づき、上述のCNC
資金拠出は承認された。この法律は、
Bipartisan Infrastructure Law(共和
民主両党の合意によるインフラ法)
とも呼ばれている。だが、法的にこの
融資が適用されるのは稼働中の原子炉
だけであり、Palisadesのような閉鎖
済みの原子炉には適用されない。
この「ゾンビ―原子炉再稼働に対して
州およびアメリカ全土から広く反対
運動が生じ、DOEに対してPalisades
のような閉鎖済み原子炉にはこの
CNC融資は適用できないことを、
度々訴えた。

巨大カネクイムシ

HoltecがDOEに対する申請を提出
したのは、同社が2022年6月28日
にPalisades原発を取得してから
わずか5日後のことであった。この
事実からも、Holtecは表明していた
ところとは異なりPalisades原発を
廃炉する意図などないことが窺える。
同原発を取得する以前には何年も同社
は、廃炉すると公然と発表していたの
だが。申請書類のIntroductionという
箇所の最初の段落に、Holtecは下記の
ように記している:

「廃炉作業を成功させているからと
言って、当社は核エネルギーを推進
する企業であることをためらいなく
表明している。・・・ 実際、Holtec
では以前から老朽化した原発を買い
取ってきているが、その主な理由の
1つとして、そうした立地は当社が
この10年以上開発を進めている
SMR-160原子炉を建設するのに、
完璧な適地であるからだ」 (1ページ、
PDF文書のページ番号では p.3)

この数年間、Holtec は閉鎖済みの
原発を数か所買い取ってきた。ニュー
ジャージー州のOyster Creek、
マサチューセッツ州のPilgrim、ニュー
ヨーク州のIndian Point、そして最新
事例がこのPalisadesとミシガン州の
Big Rock Pointだ。これらの原発は
もともと廃炉するといっていたのだが
それが虚偽であったことは今では
明らかだ。当初、HoltecがSMR-160
(小型モジュール式原子炉 <Small
Modular Reactor> で、発電容量が
160MWe)を建設すると吹聴していた
のは、数年前にはOyster Creek 、
そして今年 <2023年> になって
からはPalisadesとBig Rock Point
であったはずなのだが、Indian Pointや
PilgrimでもHoltecがSMR建設を目論
んでいる可能性のあることが、今回の
書類入手で初めて判明した。さらに
同社が今後も閉鎖原発を入手した場合
には、そこでもSMRを建設する可能性
があることも。やはり、廃炉のみを目的
とする、という騙し文句を活用して。

実はウソついてカネを食い荒らす・・・

Holtecが最初に、PalisadesにSMRを
建設するという 発表をしたのは、
2022年4月のことであった。これを
受け、同社を見張っていた諸団体は
直ちに強烈な反対を表明した。だが、
PalisadesでのHoltecのウソの全貌が
暴かれたのは、2022年9月9日のこと
であった。この日同社は、50年以上
もの年齢に到達している恒久的に閉鎖
されたはずの原子炉を再稼働するため
のCNC資金を2か月前にDOEに
対して申請したと、発表したのだ。

あたかも宗教的な使命感でもあるかの
ように、HoltecはそのCNC申請書の
タイトルを「Palisades原発復活のため
の資金拠出の要請」としている。前例の
ない計画だが、Holtecはそれをアメリカ
だけでなく世界的なシンボルであると
している。次のように、同社は記して
いる:「関係各位がこのプロジェクトに
おいて心から協働し、しっかりと役割を
果たすなら、全世界の核エネルギー産業
にとって輝く良い兆しとなりえる」
(申請、2ページ、PDF文書のページ
番号では p.4)

核という魔術

「Holtecとそのゾンビ―原発再稼働を
支持する人たちとは、こんな魔術の
ような観念にとらわれており、それ
では立地地域に利益をもたらす
どころか危険に晒しかねない」と、
Kampsは反応している。.

Holtecはさらに、こう述べている:
「Palisadesの再稼働が成功すれば
・・・ 前例のない偉業であり、
ミシガンはクリーン エネルギーである
ことが分かっている原発を失わずに
済み、西ヨーロッパで勃興できるはず
の原発事業者各社に活力を再度もたらす
ことにもなる。西ヨーロッパでは
アメリカよりも、原発を閉鎖しようと
する動きが強い」

これに対しKampsは、次のように応答
している:「今年既に、ドイツは苦労
して最後の原子炉をシャットダウン
した。これは環境保護という点で実に
偉大な勝利であり、それを支えたのは
グリーン党と社会民主党だけではなく、
保守党も参加しての達成だ。核発電が
招く放射性物質による汚染、核廃棄物
に伴うディレンマ、とてつもない費用、
さらに深刻な危険性を直視しての
ことだ」

核はいらん、ひっこめ!

広範な反対の声が上がっているにも
関わらず、ミシガン州政府は既に
Palisades原発の再稼働のためHoltec
への交付金1億5千万ドルを承認済み
だ。Gretchen Whitmer州知事をこの
再稼働を強く支持しており、2023年
6月28日に州議会は予算案の一部と
してこの交付を承認した。この承認を
Holtecが要請している3億ドル総額が
承認されたものと解釈する人たちも
いる。現在の会計年度と先年度とで
1億5千万ドルずつ、というわけだ。
州からの補助金は、連邦からの補助金
が認められるか否かによって決まる
が、その連邦からの支出も承認手続き
が進んでいる。

Holtecが州と連邦の納税者が納めた
税金からの支出を求めている総金額は
33億ドルで、これには最近発表された
電力購入契約(Power Purchase
Agreement、PPA) は算入されて
いない。この契約は、Holtec とミシガン
州のWolverineそしてインディアナ州の
Hoosierという農村部の電力組合との
間で締結されたものだ。Holtecの発表に
よれば、この契約で年間に推定で4億
1,250万ドルの収益が得られるそうだ。
・・・(中略) ・・・ この新たな
PPAのモデルになったのは、Palisades
の元の所有者であったConsumers
Energy社 (1967-2007) ならびに
2番目の所有者だったEntergy 社
(2007-2022) の間で2007年から2022
年まで締結されていた PPAだ。
Consumers Energyのスポークス
パーソンが2022年にBridge Michigan
<という報道機関> とのインタビュー
で明らかにしたところでは、最初の
PPAでは場合によっては、消費者に
請求する電気料金が市場相場よりも
57%高い場合があった。これは、
EntergyがPalisadesを恒久的に閉鎖
した、まさにその日に報じられた。
Michigan Public Service Commission
(ミシガン公共サービス委員会、MPSC)
はミシガン州民にコスト競争力のある
電力を供給する義務を負っているはず
なのだが、過去のPPAを認めたのみ
ならず今回の新たなPPAも承認する
見込みだ。既に承認している恐れも
ある。これは、MPSC内部のスタッフ
やコミッショナーのEメールに現れて
おり、それには州知事オフィスと
MPSCの間のやり取りも含まれている。
そうしたやり取りは、今回のFOIAへの
解答文書967ページの中に記録されて
いる。

ウチはこれで手を引くけど、おたくは?

実際、前回のPPAは2022年5月で
満了したのだが、まさにそれを理由に
Palisadesの以前の所有者だった
Entergyはこの原発を恒久的にシャット
ダウンすることを決定したのだった。
Palisades原発には大掛かりな修理が
必要だったが、それには費用がかかり
過ぎ発電市場という自由市場で今後の
競争力を保てないというのが、Entergy
の判断であった。今回のHoltecの策略
では、ゾンビ―化しているPalisades
原発のために政府から30億ドルもの
補助金が出るため、この原発は自由
市場での競争から守られる。しかも
今回の新たなPPAによる収益が年間
4億1250万ドルあるため、これも
一種の補助金になる。

・・・(中略)・・・

「警告してますよ ~~」
「そんなもん、売ったらあかんやろ!」

<ある報告に関し> Kampsは次の
ように応答している:「Krauseさんの
仰る通り、反核団体などが連帯し
Palisades原発の深刻なリスクをもう
何十年も、度々警告してきている。
それなのにNRCは <核発電業界など
に> 抑えられていることで悪名高い
規制当局であり、長年業界の飼い犬の
ように振舞っていて警告を発して
こなかった。そうした実例の1つと
して、NRCはこの何十年か加圧熱衝撃
(PTS)に関する規定をたびたび緩和
してきている。そのため、アメリカ
でも最も中性子脆化 <金属などに
中性子線が当たると、その金属の劣化
が進みます。これを中性子脆化と呼び
ます。原子炉の圧力容器も金属で出来て
いますが、当然、中性子線を浴びます>
のひどい圧力容器を有するPalisades
原発の稼働継続というリスクを許容する
ようになってしまっている。ミシガン州
の関係役人たちが充分に調べもせずに
NRCの軽薄な規定緩和を容認して
しまうなら、災害を招く結果になる
だろう」

Jeff Donnという調査記者が福島第一
事故後にAssociated PressからAging
Nukes <老朽化原発> という4部作
の記事を発表している。Donnはこの
PTSに関する規定の水増しを、NRC
による危険で何十年も続いている
規定弱体化の最悪例として紹介して
いる。

「ミシガン州の Whitmer知事を
はじめ、州議会や <上述の> MPSC、
ミシガン州選出の連邦議会議員、
さらにはDOEも、Palisades原発の
安全性をNRCがしっかりと見張って
いるというウソに騙されては困る。
HoltecがPalisadesでやらかして
いるように、NRCはリスクを増大
させてしまうことが多く、警戒すべき
なのだ」と、Kampsは述べている。

こんなもん、ホンマに作るな~~!

ただしPalisadesの再稼働が本当に
行われるのかについては、<上述の>
LARAのKrause 氏ですら懐疑的だ。
MPSCのその他のスタッフたちも、
そうした印象である。これは、今回の
FOIA養成への解答文書のなかで幾度
も明らかになっている。
・・・(中略)・・・
Krause氏は2022年9月9日付の
Eメールで、Palisades – you won”t
believe this…..<Palisadesの関連で、
これは信じがたいのだが> という
表題の個所を設け、「私は今日の午後
何人かと話をしたが、全く未踏の領域
に入っていることが分かった。認可と
いう視点から見ると、この原発を閉鎖
せずにいることが可能なのかどうか
さえ、明らかではない」
・・・(中略)・・・

・・・(中略)・・・

「電気料金を支払う人々のカネに
たかるようなPPAをMPSCは調べも
せず市民の生活も考えずに承認して
しまったように見受けられるのだが、
確かにHoltecの利益になるように
行動していたのだ」とKampsは語る。
・・・(中略)・・・

なんも怪しいもんは持ってまへんで~、へへへへ

・・・(中略)・・・

「Palisades原発の再稼働が本当に
賢明であるのなら、Holtecと
Consumers Energy社、ミシガン州
政府の各種役人、しかも州知事
オフィスやMPSCまで含めた役人
たちの間に、これほど隠蔽された
やり取りや調整がなされたのだ?」
とKampsは問う。「Consumers
Energyのスポークスパーソンは、
自分の会社の方針について一般市民
と同程度に、何も知らなかったのか?
それとも、会社のため一般市民に
ウソをついていたのか?Holtec と
Consumersは、こうした秘密の行動
でMISOの規制をかいくぐろうと
していたのか?Holtec と
Consumers Energy とはPalisades
との関連で、再生可能エネルギーに
よる電力が送電グリッドに入り込ま
ないように暗躍しているのか?」

・・・(以下略)・・・

*******************************

おかしな商売が並んでいる・・・

やれやれ、日本の原発再稼働の関係
でも耳にするような醜聞が、Palisades
でも ・・・
原発というのは、このようにして建設
され、稼働され、そして今再稼働され
ようとしているってことで。
日本でも核発電は「国家の方針」と
されてきていますので、巨額の税金が
投じられてきているのは、皆様もよく
ご存じのとおりです。
たとえば、「もんじゅ」1つとっても
今までに投じられた税金は1兆円を
超えると、よく報じられましたよね。
アメリカでも似たような税金投入が、
という実例の1つがこのPalisades
なのですね。

それと、ご老体原発の再稼働ですが、
こちらは日本ではもっと差し迫った
問題ですよね。
個々の原発の中性子脆化の様子など、
具体的なデータを日本では入手し
にくいのでしょうか?私(ひで)は
ご存じの通りproliferation risksなど
軍事関連にフォーカスしているので、
個別原発の老朽化の現状については
疎いのですね。
個々の原発の立地地域にいらっしゃる
反原発団体などの皆さん、ご自分の
地域にある原発の老朽化に関する情報
をお持ちなら、可能な限りネットなど
で公表していただけませんか?

分離不能

もともと原子力業界というものは
核兵器開発から派生した業界ですので
隠蔽や秘密にあふれた産業になるのも
頷けます。市民がしっかりと見張って
いないと
そして、いずれ核兵器と核発電は
地球から駆逐しましょう!

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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