New threat arises on Zaporizhzhia
NPP. Fuel life expires
(ザポリージャ原発に新たな脅威。
核燃料の使用期限が切れる)
Ukrainian Newsのウェブサイトより
New threat arises on Zaporizhzhia NPP. Fuel life expires | Ukrainian news (ukranews.com)
ザポリージャ原発の現在使用中の
核燃料の使用期限が迫っている、
という実に怖いニュースです。
ウクライナのUkrainian Newsのウェブ
サイトより。
私としては、誤報であってほしいの
ですが ・・・ 敵国が占拠している原発
ですから、こういう事態も充分に考え
られます。
日本にどこかの敵国が攻め込んできて、
その敵国がたとえば柏崎刈羽原発を占拠
したら?この記事と似たような事態が
起こらないとは、限りません。占拠軍が
原発を不適切に稼働させた場合、
大事故の可能性は否定しきれません
よね。
原発や再処理工場などの核施設がある
と、軍事的脆弱点になってしまいます。
では、まずはUkrainian Newsの記事を。
いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
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2024年1月26日
Tetiana Herasimova編集者
ザポリージャ原発の6基ある原子炉
全てで、使用中の核燃料の6年間と
いうメーカー指定の搭載期限が切れ
ようとしている。そのため、異常な
事態が発生する危険性がある。
<ウクライナの核エネルギー公社で
ある> エネルゴアトム社の取締役会
議長代理Petro Kotinが、この危機を
指摘した。
Kotinの説明によれば、期限切れの
核燃料を使用することは安全基準の
違反行為だ。そうした使用をすれば、
核燃料の固体単位が崩壊し事故が
発生する恐れがある。
「しかも侵略軍 <ロシア軍> は
原子炉を ”コールド シャット
ダウン” <水蒸気を発生させない
状態> から ”ホット シャット
ダウン” <水蒸気を発生させる
状態> へと交互に移行させようと
しており、そのため状況はさらに
悪化しかねない。こうした意向
そのものが、核施設の稼働のための
国家核規制検査局の認可要件への違反
である。つまり、ウクライナの規定と
国政的な規定の両方に違反する結果と
なってしまう」とPetro Kotinは
力説している。
既にウクライナ報道局(Ukrainian News
Agency)が報じたように、IAEA査察官
が今年1月初めにザポリージャ原発の
原子炉の建物内を査察しようとしたが、
入場が <ロシア軍から> 許可され
なかった。同原発を占拠中のロシア軍
は、この施設内の現状を見られたく
ないのだ。
また昨年の11月初め、ザポリージャ
原発の5号基の冷却水からホウ素水が
漏れたと、IAEA 査察官たちは発表
した。<ホウ素は中性子をよく吸収
するので、一次冷却水中にホウ酸など
を混ぜれば、核分裂反応の調整に
役立ちます。ホウ素の濃度が高まれば
核分裂反応が少なくなるのですね。
それが漏れ出たということは、
そうした調整能力が劣化した恐れが
あるわけです>
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原子炉を敵軍が占拠してしまった場合
どれだけ厄介な事態となり、しかも
原発事故を招くリスクが発生するか
・・・ その実例ですね。
ロシア軍が結局はウクライナに侵略
しましたが、当初は日本に侵略すると
いう選択肢もあったと、日本語
メディアでも報じられていますよね。
もし、柏崎刈羽とかが占拠されて
いたら ・・・
やはり、ここまで軍事的に脆弱な
施設は持つべきでないですね。
それとも、「いざとなれば短期間で
核兵器意を製造できるよう、核施設と
核物質・核技術は保持せねば」という
のでしょうかねえ??でも、その
核施設自体が占拠されてしまったら、
何の意味もなくなってしまいますよね。