New York Post ウェブサイトより
Iran claims it can build nukes, threatens Israel and US with ‘tooth-breaking’ retaliation
Iran claims it can build nukes,
threatens Israel and US with
‘tooth-breaking’ retaliation
(イラン、核兵器製造能力のあること
を主張、「奥歯の震えが止まらぬ
ような」恐るべき報復をするぞと
イスラエルとアメリカに脅し)
やっぱり、イランの核開発は核兵器の
製造も念頭に置いていた ~~それを、
イランの政権自らが白状してしまった
ようです。
では、いつもどおり
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
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Olivia Land 記者
2024年11月2日
<先日> イスラエルがイランの軍事
施設を標的とする攻撃を行ったが、
それに対する「奥歯の震えが止ま
らぬような報復」がありえるぞと
いうアメリカとイスラエルへの
脅しを、土曜日(11月2日)に
イランの最高指導者が語った。かく
して、イランは<実質的に>核兵器
製造能力があることを主張した。
アヤトーラ ハメネイ師は、1979年に
イランの学生たちがテヘランにあった
アメリカ大使館を占拠した事件の記念
式典を前に、学生たちと話し合って
いた。
「シオニスト政権であれ、アメリカで
あれ、敵国はイランならびにイランと
いう国家、そしてその抵抗の前線に立つ
<代理勢力>に対し攻撃を仕掛けている
が、間違いなく彼らは奥歯の震えが止ま
らないほどの報復を受けることとなる」
85歳になるハメネイは、国営メディア
で放送されたヴィデオでそう述べた。
この発言があったのは、あるトップ
アドバイザーがイランの核兵器製造能力
に関し<西側に向けた>警告を発した
翌日のことであった。そのアドバイザー
つまりKamal Kharrazi は前日の金曜日、
イランが直面する脅威があまりに深刻な
ものとなれば、核兵器の使用に関する
方針をイランは変更する可能性がある、
と語っていた。
「イラン国家の存亡に関わるような
脅威が迫った場合には、イランはその
核兵器使用ドクトリンを変更することと
なろう。わが国には核兵器を製造する
能力があり、その点には何の疑いもない」
とKharrazi はレバノンのメディアに
語ったと、Fox Newsは報じている。
その前日にハメネイはイラン軍部に
対し、イスラエルへの直接攻撃に備える
よう指示を出したと報じられている。
今回のイスラエルによる攻撃は、10月
1日にイランがイスラエルに向けて
200発以上のミサイルを発射したこと
への、報復であった。
「奥歯の震えが止まらない」という刺激
的なフレーズは、翻訳者によっては
「崩壊させる」という意味に捉えている。
核攻撃の時期や規模については、
ハメネイは詳しくは述べていなかった。
イランとイスラエル間でこれ以上攻撃が
あれば、中東全体が地域紛争に巻き
込まれる危険性がある。
ガザ地峡でのイスラエル対ハマスの
戦闘、ならびにヒズボラとレバノンへの
イスラエルの地上侵攻のため、既に中東
は全面戦争勃発の寸前という危機に直面
している。
イスラエルに配備した Terminal High
Altitude Area Defense(終末高高度防衛
ミサイル)略してTHAADという弾道ミサ
イル迎撃システムを,一部のアメリカ軍
部隊は現在モニターしている。
USS Abraham Lincoln という空母も現在、
アラビア海に配備されている模様だ。
ペンタゴンの広報担当書記官であるPat
Ryder少将が金曜日に述べたところでは、
駆逐艦や戦闘機部隊、タンカー、B-52
長距離爆撃機などもさらに中東に配備
する見込みで、イランとその同盟勢力
への抑止効果を狙ったもののようだ。
今回の衝突に関する以前の発言では、
ハメネイはもっと計算の上で口を開いて
いた。10月26日のイスラエルによる
攻撃を「誇張して捉えても、軽く見ても
ならない」と述べていた。
だが衛星画像を見れば、今回のイスラ
エルによる攻撃でテヘラン近郊の軍事
基地が損害を受けたが、これらはイラン
の弾道ミサイル プログラムに関与する
基地であった。衛星の発射を行う革命
防衛隊の基地も、損害を被った。
さらに一部のアナリストたちによれば、
ハマスとヒズボラはイランがさらに
攻撃を激化させて地域の紛争を熾烈化
させることを願う恐れがある。ハマスも
ヒズボラも、イスラエルの攻撃で深刻な
損失を被った。
上述のハメネイの発言が公表される直前
に発表されたインタビューで、イラン
革命防衛隊のスポークスパーソン
Mohammad Ali Naini 将軍はFarsという
通信社に対し、イランによる報復は
「賢明で強烈、敵の理解を超えるものと
なろう」と述べていた。
「シオニスト政権の指導層は自宅の寝室
の窓からしっかりと空を見上げ、イスラ
エルという小さな国内でパイロットと
呼ばれる犯罪者たちを守ってやるが良い」
とNainiは警告を発した。
一方でイランは国内での問題にも苦闘
している。その例として国際的な経済
制裁の圧力で低迷する経済や、<女性の
人権などを求める市民による> 抗議
活動などがある。
今回のハメネイの演説を受けイランの
通貨リアルは対米国ドルで691,500
リアルにまで下落した。史上最低値に
近い。
それとは別に、金曜日にイスラエル
海軍の特殊部隊はヒズボラの高官Imad
Amhazを、トリポリの南にある家屋への
特殊攻撃で捕獲した。The Times of
Israel紙の報道による。
偵察カメラの記録を見ると、25名を
超える兵士たちが拘留されたヒズボラ
高官を連行、最後はスピードボートに
乗ってその地域を離れていったという。
レバノンのジャーナリストがHasan
Illaik投稿したヴィデオによる。
一部のレバノンのメディアによれば
Ahmazは実はレバノン海軍の将校で、
彼がその制服を着ている写真があると
The Times of Israelは報じている。
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祈る ・・・
私の20分クロッキー
新たな中東戦争へと発展してしまわない
ことを、心より祈っています!
今後も、イランの核への注視を欠かさず
適宜紹介してまいりますね。
そして、「核兵器と核発電の不可分性」
という事実を、私たちはもっと社会に
情報発信していきませんと。