トランプ政権の、世界各地の紛争に及ぼす影響は?

パキスタンのウルドゥー語TV SAMAAの
ウェブサイトより
https://www.samaa.tv/2087323660-trump-s-foreign-policy-2-0

トランプの2期目がもうすぐ始まります
~~ あーあ。
果たして、ウクライナやイラン(2015年
の核合意を一方的に破棄したのは、
トランプでしたよね)には、どのような
影響が??
それを考察する記事を。

いつもどおり、
私の日本語化
< >内は私からの補足説明
です。
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What to expect from Trump 2.0?
(トランプ2.0 は何をするのか?)

トランプ大統領が二期目の任に就くが、
アメリカの外交は予想が難しくなる。

20-min croquis, precision can ruin the space-object interaction --- / 20分クロッキー、正確性が物体と空間の間の相互作用をつぶしてしまう場合も
暗中模索
私の20分クロッキー

Muhammad Asim Siddique記者
2024年11月7日

2024年、先日行われた大統領選挙の
結果は、大方の人々を驚嘆させるもの
であった。 ドナルド トランプが、
ホワイトハウスでの2回目の任期を
始めることになった。彼の選挙キャン
ペーンは彼らしい闘争的なレトリック
に代表されるものであった。トランプ
の復帰に伴う疑問が無数にあるが、
その一つとして外交政策もある。

ジョー バイデン大統領による政治が
4年間続いたのだが、国際的な同盟諸国
との関係再構築、そして多方面外交を
焦点としたものであった。トランプの
下での外交は、より孤立主義的なもの
となろう。

現在進行している世界的な危機の例と
しては、中国とアメリカの間の緊張、
ウクライナ問題、中東の不安定、
その他がある。そうした諸問題に加え、
専門家たちは二期目のトランプ大統領
の下でアメリカの外交は今よりも予測
しがたいものとなるだろうと警告して
いる。こうした重要な各分野で、今後
何が起きるかは予想を超えるのだ。

我が家さえよければ~~
実は自集団中心主義??

「アメリカ ファースト」外交の再開

トランプの第一任期の外交の特徴は、
「アメリカ ファースト」というもの
であった。これはつまり何よりもアメ
リカの利益を優先させる、ということ
だ。昔からの同盟諸国や諸外国との協力
関係を犠牲にしてでも。パリ気候合意
からの脱退であれ、イランとの核合意
からの脱退であれ。相手とのやり取りの
中で何かをやり遂げようとするよりも、
一方的に事を進めるのがトランプの
やり方なのだ。第45代大統領であった
トランプがオーヴァル オフィスに
帰ってくることで、アメリカは再度国外
の紛争に関しては孤立主義をとるだろう
との予想をする人が多い。トランプは
アメリカが国際紛争に加担することを
やめると約束しており、徐々に焦点を
移民問題やインフレへと移すとして
いるためだ。

そうした約束を守るためであろうか、
選挙キャンペーンでの演説でもトランプ
は国外での紛争の終結、特に中東での
それを終わらせることに取り組むと
述べていた。中東に派遣されているアメ
リカ軍部隊を帰国させるとの約束で
ある。やはりオブザーバーたちの味方に
よれば、トランプのやり方では既に世界
各地で燃え盛っている炎に油を注ぐ
危険性もある。トランプの決定は予想
困難であるため、同盟諸国も敵国も彼
の考えが読めない。その結果として
何が起きるかは、予測不能となること
も多いのだ。

イスラエル: トランプの、中東での
「ベスト フレンド」

ドナルド トランプの一期目における
外交面での特に重要な成功事例の一つ
として、イスラエルへの支援がある。
実際、イスラエルのベンジャミン
ネタニヤフ首相が述べていたように、
トランプは「イスラエルにとっては
今までのホワイトハウスにいた友人
たちの中でも、ベスト フレンドだ」
アメリカ大使館をテル アヴィヴから
エルサレムに移設したが、これもゴラン
高原に対するイスラエルの主権を認め
させる行為だ。このイスラエル寄りの
決定でトランプはイスラエル指導者たち
との絆を強め、イスラエルでは多くの
人々がトランプを称賛したのであった。

アブラハム = 三教の共通祖先

さらにトランプ政権はアブラハム協定を
推進したが、これはアラブの数か国と
イスラエルとの関係正常化を実現した
歴史的な合意だ。トランプ政権のイスラ
エル外交の在り方を一方的で、平和維持
のために兵器のやり取りや財政援助に
依存していると非難した人たちもいた。
批評者たちの指摘では、まさしくそう
した政策のため長期的には状況は悪化
してしまう恐れがある。ことにこの種の
政策は、中東の緊張に油を注ぐものと
捉えられ、ことにパレスティナの諸団体
に圧力をかけこの地域での紛争を招いて
しまう。

トランプはアメリカの中東での「終わり
なき戦争」を終わらせると約束していた
のだが、実際には彼の政策のため中東
でも特に一側即発とされる事態が発生
した。2015年締結のイランとの核合意
からトランプは一方的に脱退し、さらに
イランの経済をマヒさせるほどの制裁を
実施したが、そのため中東の緊張は
高まり安全保障は脅かされた。イラン軍
でも特に重要な司令官であったQassem
Soleimani将軍の殺害を許可したが、
そんなことをしても問題が緩和される
わけではなく、むしろ今後の戦火を招き
かねない。

おいら、いちぬけた~~

トランプが対イランで追及した戦略は、
今後の二期目でも継続する見込みが
強い。トランプは「最大限のプレッ
シャー」をイランに加えることを強調、
しかも経済制裁の役割を訴えているが、
外交対話を行う様子が見られない。
そのため多くの人は、トランプの方針
のため紛争が悪化を続ける一方になるの
では、と不安視している。ことにイラン
は核兵器への切望を強めており、中東
全般での代理組織の活動を進めている
のだが、これらは深刻な問題になって
いる。

トランプの決定は予想が困難で、その
ために不安定性が加速する恐れがある。
外交問題の専門家たちによれば、トラン
プの発言は好戦的なもので一方的な
行動に出やすい。シリア、レバノン、
イラクでのトランプの二期目の出方
とは、どのようなものになるのか。

ウクライナとロシア: 予想外の交渉?

トランプが今回の選挙キャンペーン中に
主張していたことの中でもっとも大胆な
ものは、ウクライナ対ロシアの進行中の
戦争を24時間で終わらせるというもの
だ。「私が大統領になれば、あの戦争を
1日で終結させる」とトランプは主張
して譲らず、外交担当の人々からは残念
がられている。トランプの公約の大半は
無理なものだが、ロシアのヴラディ
ミール プーティン大統領との関係は
以前から警戒を招いている。

助けるの、これでやめ

バイデン政権はウクライナへの支援継続
を決定しているが、それをトランプは
たびたび非難しており、再選されれば
今後の支援に対し拒否権を行使する
可能性もあるとの報道もある。こうした
政策の転換があれば、ウクライナに
対するアメリカの政策が転換、ウクラ
イナにとってはロシアによる侵略という
悪夢が悪化してしまいそうだ。ロシアが
ウクライナ国内で奪い取った領土を確実
に手に入れてしまう空白が生じそうだ。

一部の人々にとって極度に恐ろしい問題
として、トランプのレトリックが孕んで
いる結末が、現実に最悪のシナリオを
実現してしまう危険性もある。トランプ
が実際にプーティンと会談し、ウクラ
イナの国益を二の次とするような合意を
締結した場合だ。その場合、東ヨー
ロッパのパワー バランスが大きく変化
してしまう恐れがある。トランプが
ロシアとの妥協を図る見通しがあり、
そのためウクライナは領土喪失を避け
られなくなってしまいかねない。
これはアメリカのNATOに対する協力
と東ヨーロッパでの民すすぎ的原理に
対する最悪の裏切り行為だ。

中国:口論か、取っ組み合いか?

アメリカと中国の競り合いは、21世紀
最大の、世界の在り方を決める地政学
的な問題だと言ってよかろう。この対立
では、統治も経済も文化も異質な二国が
向かい合っている。実質的には、超大国
同士が反目しあっている。トランプの
下では、アメリカは中国製品に対し
何十億ドルもの関税をかけ、全面的な
貿易戦争を展開した。中国の経済力拡大
に歯止めをかけようとしたのだ。

あなたは確かに強いけど ~~~

確かにトランプははっきりと習近平を
「強力な指導者」と呼び、彼と「優れた
関係」を築いたと主張していたのだが、
同時にトランプ政権は貿易不均衡や知的
財産の窃盗行為、人権抑圧などの問題
では中国への圧力を強めていた。

中国に対するトランプの強硬なスタンス
は、第二期においても続くだろう。中国
からの輸入品に対する関税の60%増大
などの貿易関税の引き上げを実施すれば
アメリカと中国の関係を著しく締め
付けるはずだ。南シナ海や台湾における
中国の動きや技術の発達に対抗しようと
いうトランプの姿勢も、二期目には一層
強まりそうだ。

どの観察者にとっても、トランプの
対中国の姿勢は、競合と協力の間でバラ
ンスを保とうというものだ。イデオ
ロギー上の相違よりも顕在的利益が優先
される場合も時にある。だが中国は
グローバル パワーとして台頭しつつ
あり、第二期のトランプがいつ中国との
関係に取り組むのかは、予断を許さない。

グローバルな協力関係: かなわぬ夢
なのか?

トランプの第一期の特徴として、多方面
の関係を嫌った。気候変動対策のための
パリ合意やイラン核合意から一方的に
脱退したことから、トランプは国際協力
よりも二国間での取り組みを好むことが
窺える。トランプはNATOに限らず、
国連など国際機関にいして敵対的な
スタンスを取っており、同盟諸国を憂慮
させている。とくにヨーロッパ諸国だ。
世界秩序が混沌に陥るとの憂慮に悩ま
されているのだ。


心配 ・・・
私の20分クロッキー

ヨーロッパ諸国の指導層は、トランプの
復帰に関し深刻な憂いを表明している。
トランプア大統領に再就任することで、
NATOのような安全保障の枠組みもG7
のような経済的パートナーシップも、
くずされてしまうのではないかと憂う
人たちが多くいる。トランプが
「アメリカ ファースト」という方針を
さらに強化した場合、ヨーロッパは過ち
だらけで予測不能なアメリカがリーダー
シップを握る世界の中で孤立していく
恐れもある。

結論として、トランプの第二期の公約は
国際情勢の不確実性を増大させてしまう
ものだ。トランプ政権はおそらくアメ
リカの経済的・軍事的利益を追求する
ものとなろうが、多国間合意からは撤退
して単独で行動しようとするトランプの
方針により、友好国とも敵対諸国とも
緊張は緩和する可能性もある。ウクラ
イナ危機から中国に至るまで、新たな
競争の中にあってトランプ2.0はアメ
リカの対外政策を作り替える可能性が
ある。その変化は、今後何十年間も
全世界に影響を及ぼすこととなろう。
そうした変更によってグローバル政治
の地図が安定化するのか、それとも
不安定化を強化してしまうのかは、
予測できない。全世界が見つめる中、
ホワイトハウスにトランプが復帰する
ことで、今後のアメリカの対外政策は
更に予想不能となり、孤立主義を強め
つつグローバルな同盟関係のバランス
にも変化をもたらす恐れがある。
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Hollowness  in the lovely model -- I might say / すてきなモデルさんの中に、潜む空白 ・・とでもいえばいいのか?
先が思いやられる・・・
私の20分クロッキー

「やかんをのせたら~~」で特に気に
しているのは、
・ ウクライナへのアメリカの支援・
関与
・ イランとイスラエルの核への、
アメリカの外交政策の変化による影響
の2点ですね。

・ ザポリージャ原発の今後は?ロシア
が下手にいじって、巨大ダーティ ボム
と化してしまう危険性は?(上の黒い
メニューで d-6) も参照)  いずれ、
NATO対ロシアの戦争になってしまう
のか?その場合、アメリカはNATO
から脱退するつもりなのか??
(まさか)
・ イランがさらに圧力を受けた場合、
ついに核兵器の製造とイスラエルへの
使用に踏み切る恐れはないのか?
すると当然、イスラエルは既存の核兵器
で (上の黒いメニューで c-3) , c-4) )
報復するだろう。→ 中東での核戦争へ
と拡大? → ホルムズ海峡が航行不能に
でもなれば、既にのたうちまわっている
日本経済は、お亡くなりに??

やたらに不安を煽るつもりはないのです
が、いずれの危険性も否定しきれません
よね。
「やかんをのせたら~~」では、今後も
上述のような情勢を紹介してまいり
ます。

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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