ロシア軍、エネルホダルでアパートを略奪、 ロシア人の居宅に

Ukrainska Pravda (2000年4月創設の、
ウクライナのオンライン新聞) の英語
ページより

Invaders take apartments in Enerhodar to house Russians | Ukrainska Pravda
侵略軍、エネルホダルでアパートを略奪、
ロシア人の居宅に

前回、ザポリージャ原発で多くのウクライナ
人職員がロシアのRosatomとの契約を
拒否しているとの記事を紹介しましたが、
そうなると当然予想される事態が発生中
だとウクライナのUkrainska Pravda が
報じています。

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は、私からの補足説明
です。

*****************
Invaders take apartments in Enerhodar
to house Russians

Iryna Balachuk記者
2023年1月12日

ザポリージャ州にある <ザポリージャ原発
の立地自治体である> エネルホダルは
一時的に <ロシア軍に> 占拠されているが
侵略ロシア軍が地元市民が居住している
アパートの横取りを始めた。ロシア連邦から
徴用される原発作業員たちの住居とする
ためだ。

アパート ・・・ の絵を、私が持っておりません。同じ建物でも、こちらはミネソタにある教会。

アパート ・・・ の絵を、私が持っておりません。同じ建物でも、こちらはミネソタにある教会。

情報源  National Resistance Center
(NRC) のウェブサイト

NRCによる報道からの引用 「 エネルホダル
は一時的に占拠されているが、侵略ロシア軍
が地元市民が居住しているアパートの横取り
を始めた。ロシア連邦から徴用される原発
作業員たちの住居とするためだ」

詳細 報道によれば、侵略者との契約締結を
拒否しているザポリージャ原発職員たちに
代わる新規職員たちを <ロシアから連れて
くるので、その住居にするため>占拠軍が
この横取りを始めたものだ<ウクライナ側
の> 職員たちは今も、ウクライナの法規に
則り職務を引き続き行っている。

NRCによれば、原発職員たちによるロシア
領土からエネルホダルへの非合法な出張は、
体系的に行われている。ウクライナへの
「出張に行こう」 をロシア国民に勧めようと、
ロシア議会はウクライナ出張に同意した
従業員たちに手当てを給付する法案さえ
可決している。
**********************

まったくもう~~ 私のデッサン練習 (Based on Croquis Cafe 200)

まったくもう~~
私のデッサン練習
(Based on Croquis Cafe 200)

まったくもう~~
いかにも現在のロシア政府がやらかしそうな
事態ですね。
プーティンが1日も早く失脚し、ロシア政府
が勝機を取り戻すことを祈っております!

それにしても、原発が敵軍に占拠されて
しまうと、どれだけヤヤコシイ事態になるか、
その実例ですね。ウクライナの原発職員の
皆様が、早く本来の就労に戻れますことを。

日本にいる私たち反核勢力としては、引き
続きウクライナ市民の皆様への支援を
続けるとともに、核発電の軍事リスクに
関する情報発信などを展開していきたい
ものです。

Posted in Uncategorized | ロシア軍、エネルホダルでアパートを略奪、 ロシア人の居宅に はコメントを受け付けていません

占拠ロシア軍、 ロシアのパスポート発行を拒否 したザポリージャ作業員1,500人の入構を 拒否

The New Voice of Ukraineの報道より

ザポリージャ原発の状況について、ウクライナ
のThe New Voice of Ukraineによる報道記事
を紹介します。

いつもどおり、
私の抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

"Urban Mirage II
入れないって、どういうこと??
“Urban Mirage II”
私のかなり昔の作品

*********************
ザポリージャ原発への侵略者、
ロシアのパスポート発行を拒否
した作業員1,500人の入構を
拒否

2023年1月11日 (現地時間)

ウクライナの一般幕僚が111日朝の最新
情勢発表で述べたところによれば、ザポリー
ジャ原発 ZNPP の職員のうち約1,500
がロシアによるパスポートの発行を拒否して
いたが、そのおよそ1,500名の同原発への
入構を、占拠ロシア軍部隊が拒否した。

同発表によると、「占拠ロシア軍が一時的に
占拠している地域で、精神的・身体的な圧力
をかけている」 そうだ。

(中略)

ロシア発行パスポートを拒否し、ロシアの
国営原子力企業Rosatomとの契約署名を
断った職員がZNPPには最大で1,500名
いるが、彼らが同原発に入構することを、
<占拠ロシア軍が> 拒否した。そうした職員
たちの通行証が取り上げられたと、
<ウクライナの> 一般幕僚は述べた。

侵略者当局はロシア国内で新規の職員を
募集しており、ザポリージャ地域から避難
した住民たちのいたアパートをロシアの言う
「国有化」 しているが、そうしたアパートを
新規職員の住居にしようとしている。

(中略)

2022年12月初めにウクライナの原子力
事業者Energoatomが報じたところによれば、
ロシア軍はZNPPの職員に対する抑圧を
強化している。

(中略)

たとえば、ロシア軍は <ウクライナ側の>
同原発職員2名に暴行を加えたうえで連れ
去った。行先は、まだ分かっていない。
************************

Truth Gone II
同じようでも、実は違う
“Truth Gone II”
かなり昔の、私の作品

発電所なんてものは施設ごとに特性がある
ので、たとえ同じ型の原子炉であっても
よその発電所の作業員たちを連れてきて、
「はい、今日からここの稼働をやってね」
なんてわけには、まいりません。

そうした 「現場の特性」 を無視して、
ロシアはザポリージャ原発を 「ロシアのもの」
にしたいようですね。しかしそこには当然、
「原発ドロボーが事故起こしやがった」
リスクが発生します。すでに、上の黒い
メニュー (項目は基本的に、アルファ
ベット順) にある d-6) でも指摘済み
ですね。

核発電に伴う軍事的リスクは、これ
ほど深刻なものです。

Posted in Uncategorized | 占拠ロシア軍、 ロシアのパスポート発行を拒否 したザポリージャ作業員1,500人の入構を 拒否 はコメントを受け付けていません

固定ページ fu-1) (核融合) をアップロード

固定ページ fu-1) (核融合) をアップロードしました。
WISEによる ITERのproliferation risks指摘を、
私の抜粋・日本語化で紹介しております。
2004年2月つまり 2023年1月現在からは
20年近く前に発表されたものですが、
逆に言うと既にそのころから、WISEさんは
核融合の proliferation risks を警戒して
問題指摘を行っていた、ということです。

その20年間、日本の反原発団体などからは、
核融合の proliferation risks の指摘を、
私は聞いたことがありませんでした。

日本の反核勢力の皆さん、もっとしっかり
しましょうよ!

では、上の黒いメニューでは項目を基本的に
アルファベット順に配列しておりますので、
fu-1) を見つけてクリック!

Posted in Uncategorized | 固定ページ fu-1) (核融合) をアップロード はコメントを受け付けていません

「核融合のproliferation risks」、しばらくの予定

核融合炉では基本、
H-2 + H-3  –> He-4 + n
という反応を起こすわけなので、
核分裂生成物が大量にできちゃうわけじゃ、
ありませんよね。
その意味で、従来の核分裂原子炉に
憑き物だった 「核ゴミをどうするの?」 と
いう難問は回避できるわけですね。

でも事故危険性との関連では、
冷却材は核融合でも必要なので、
LOCAになったら、どうするの??
という問題は無視できないようです。

ただ、事故危険性は 「やかんをのせたら
~~」 のフォーカスではないので、いずれ
機会あれば短く論じる程度にしておきますね。

いずれにせよ、既存の日本の反原発団体
などが基盤にしている
事故~~  核ゴミ~~
ばかりを問題にするという視点では、

核融合の大きな問題点を見過ごしてしまう
危険性が。

そっちだけ見ていると … 私の昔の作品

そっちだけ見ていると …
私の昔の作品

はい、軍事面のリスクをフォーカスから外して
いると、肝心な危険性を見逃すことに ・・・

そんなわけで、「やかんをのせたら~~」
ではしばらく、核融合の軍事面のリスクを
調査しております。

しかし、得られる情報が現時点では
極めて限られており、困っております。

そんな中、「さすがはWISE!」 と言える
論考を見つけました。
2004年2月というかなり古いものですが、

現時点で融合炉研究の代表格である
ITERのproliferation risksに関する
ものです。

原文で読みたい方は、
THE PROLIFERATION RISKS OF ITER | Wise International
ですぐにお読みになれます。

そんなこと言われても ~~ 私のかなり昔の10分クロッキー

そんなこと言われても ~~
私のかなり昔の10分クロッキー

さすがに、深刻な内容の英語の論考を
原文で読め、とか言われても ・・・
とおっしゃる方々のために、
次回アップロード予定の固定ページ
fu-1) では、私の抜粋・日本語化で
そのWISEの記事を紹介しますね。

しばし、お待ちくださいませ!

Posted in Uncategorized | 「核融合のproliferation risks」、しばらくの予定 はコメントを受け付けていません

核融合の前途は ・・・

どうも核融合関連の報道は
「消費エネルギーよりも大きな産出エネルギー
が得られるのか?」 みたいな点に集中して
おり、proliferation risksにはほぼ言及がない
ようですね。
そんなわけで、調査が難航しております。
核融合でのProliferation risksの根源的な
問題は:
「核融合じゃ、H-2 (Deuterium、D) と H-3
(Tritium, T) とかの核融合でHe-4 とか
出来るんだから、UもPuも出てこないでしょ?」
と多くの人たちがお考えなのですが、
この融合の際にかなり強力な中性子線が
出るのです


中性子線が出たら、何が問題なの?
私の20分クロッキー

上の黒いメニュー (項目は基本的にアルファ
ベット順)にある if-3) や tw-1) をお読み
くださった方々ならお分かりの通り、
U-238に中性子線を照射すれば、Pu-239
ができます。そして、炉心周辺の中性子線が
強い 「ブランケット」 という箇所で出来る
Pu-239は原爆製造にとって 「おいしい」、
つまり容易に長崎型原爆の 「爆薬」 に
できてしまうのですね。

で、核融合の炉心からもその中性子線は
たっぷり出るわけです。

しかも、核融合でも冷却材は必要ですから、
その冷却材の中にU-238を混ぜられたり
したら ・・・・

といった問題は検討しないと。

あまりにも少ない情報、しかもあくまでまだ
開発中の技術ですから今後も変更が
当然あり得る、といった状況の中で調査を
続けております。

そんなわけで、核融合の proliferation
risks について、読者の皆様からもご教示
をお願いいたします。
yadokari_ermite[at]yahoo.co.jp
で、私 (ひで) まで

Posted in Uncategorized | 核融合の前途は ・・・ はコメントを受け付けていません

固定ページ fu-0) (核融合) はじめに をアップロード

読者の皆様にとって、全世界にとって、2023年
が戦争とインフレーションに悩まされた昨年
よりも 「ましな」 1年になることを祈っております!

で、このところ一部では 「アメリカの科学者、
核融合開発重要な一歩前進」 といった
主旨の報道を聞きますよね。

確かに核融合ではU-235やPu-239
などを分裂させるわけじゃないので、手に
負えない核分裂生成物を基本的には出さず、
核ゴミ問題に悩まされることはないよう
ですが。
でも、そうした側面ばかりが報じられています。
「やかんをのせたら~~」 の視点からは、
軍事的リスクはどうなの?」 って突っ込み
たくなります。

そこでインターネットで調べてみたのですが、
核融合のproliferation risksについては、見つかる
情報が極めて少ないのですよ。

やむなく、今回アップロードした fu-0) では、
そうした事情と今後の計画を短く説明して
おります。ごく短く、あまり内容はないです。
ご了承を。

現時点で見つかった情報を、次回の
固定ページ アップロードで紹介しますね。

やはり、まだ開発中の技術ですね。

Posted in Uncategorized | 固定ページ fu-0) (核融合) はじめに をアップロード はコメントを受け付けていません

みなさま、軍事リスクをもっと前面に出しましょうよ

読者の皆様、

2022年も 「やかんをのせたら~~」 を
お読みくださり、ありがとうございます!
2023年も、軍事リスク特に proliferation risks
にフォーカスを保って post-nuclear world を
アピールしてまいります。

で、私は原発推進勢力の主張も読むのですが、
日本語のそうした主張では、軍事リスクが
あまり言及されていないのに驚きます。

つまり、日本語圏ではいまだに
原発反対派も推進派もともに、
電力供給 + CO2  ⇔ 事故危険性 + 核廃棄物
という二項対立の中に留まっている
ってことですね。

しかも、ある推進派の主張を見ていると、
太陽光発電の問題点の1つとして、
老朽化したパネルの廃棄をどうするのか?
を指摘していたりします
なら、核廃棄物はどう廃棄するのでしょうねえ??
自分の大問題は棚上げして、相手の問題点だけ
指摘するって ・・・
そんな棚上げを、某有名大学の肩書のある論者が
平気でやらかしたりしています。

上の二項対立には、もっと深刻なリスクつまり
proliferationが抜けてますよね。
そうした最重要問題を見落としたフォーマットの中で
ディベートをしても、現実の建設性を持った
議論にはならない、という実例ですよね。

建設的な原発議論には、必ず proliferation risks を
強調して取り入れることが不可欠です。

「やかんをのせたら~~」 に同調してくださる
反核勢力が、日本語圏で増えていくことを
願っております!

Posted in Uncategorized | みなさま、軍事リスクをもっと前面に出しましょうよ はコメントを受け付けていません

ページ d-6) に加筆

ページ d-6) に加筆しました。

上の黒いメニューがゴチャゴチャと
膨張しており申し訳ないのですが、
項目は基本的にアルファベット順に
並んでおります。
d-6) をクリックすると、その末尾に
今回の加筆がございます。

「原発があると、戦闘ができない」と
いうオカシナ主張が、一部にあるよう
です。そのオカシナ主張を、今回の
加筆では批判しております。

あわせて、ザポリージャ原発での
ロシア軍の意図について、一人の
シロート市民としての推察もして
おります。

Posted in Uncategorized | ページ d-6) に加筆 はコメントを受け付けていません

Reutersの報道、「ロシアの核兵器があるから …」

Reutersの報道、日本語メディアでも広く
すでに取り上げられていますが

見出しやリードだけでなく、もう少し詳しく紹介
しておきましょう。

Only Russia’s nuclear arms preventing West from declaring war – Putin ally | Reuters
にございます。

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

「ヨロヨロだけど、建築工事はやめねーよ」

「ヨロヨロだけど、建築工事はやめねーよ」

***********************
2022年12月26日
プーティンの盟友、「西側の宣戦布告を防いで
いるものは、ロシアの核兵器だけだ」

David Ljunggren記者

12月25日 (Reuters) –  西側がロシアを
相手に戦争を始めていない要因は、ロシアの
核兵器とロシア政府がその使用についても
受けている規則だけだと、ヴラディミール
プーティンの最高の側近の一人が日曜日
<25日> に発表された記事で述べている。

ドミトリ メドヴェージェフ前大統領は、現在は
ロシアの安全保障評議会の副議長を務めて
いる。彼によれば、ロシア政府はキーフに
ある 「胸糞の悪くなるファシズムと呼んでよい
政権」 が排除されウクライナが全面的に非
武装化されるまで、ウクライナでの戦争を
やめないとも語っている。

同日曜日に放送された別のインタビューで
プーティンは、今回の戦争に関わっている
すべての関係者とロシアは交渉をする用意が
あると述べたが、ウクライナ政府とその西側の
支援諸国とが交渉を拒否しているとも主張した。

メドヴェージェフは大統領であった2008年
から2012年にかけては、リベラルな近代化
主義者を振舞っていたが、現在の戦争では
最もタカ派の推進論者の一人だ。絶えず
西側を非難しており、西側はウクライナの
利益のためにロシアを解体しようとしている
のだと主張している。
***********************

「これでも、戦争を続けるつもり~~?」 私の点描練習

「これでも、戦争を続けるつもり~~?」
私の点描練習

核兵器の正当化主張では頻繁に、「抑止
能力」 が主張されてきましたよね。
はたして、「核抑止」 はどこまで現実なのか?
今後もそれに頼るべきなのか?
「やかんをのせたら~~」 では、今後、その
問題を考察していこうと思います。
本来、「やかんをのせたら~~」 の “本業”
とでもいうべき問題で、2021年秋にはそれ
に進みたかったのですが、
・ 2021年秋に自民党の甘利幹事長 (当時)
による 「メルトダウンしない小型炉を導入
・・・」 という主旨の発言が報じられ、
しかも日本語圏の既存の反原発団体など
からは、詳細な反応が聞こえてきません
でした。そこでそれ以後しばらく、
新型原子炉各種の事故危険性や
proliferation risksを紹介してまいりました。

・ 並行して2022年2月下旬にはロシア軍の
ウクライナ侵略が始まり、核発電の軍事的
リスク各種が現実化、あるいは浮上しており
ます。当然、「やかんをのせたら~~」 でも
取り上げてきております。

今後も必要に応じて、上記の2種類の話題は
取り上げていきますが、そろそろ 「本業」 に
戻りたいのも本音です。
そんなわけで、今後は 「核抑止」 を常に
考えつつ、何かあれば新型原子炉の問題や
ウクライナなどの核関連情勢も必要に応じて
取り上げてまいりますね。

( ? o?) じゃあ、原発問題よりも核兵器を主に
取り上げるわけ??

とか、認識されては困ります!
核兵器と核発電の不可分性を、今までずっと
訴えてきたじゃないですか。その不可分性の
故に、これら両者を廃絶した “post-nuclear
world” を呼びかけるのが、「やかんを
のせたら~~」 の仕事だと考えている
わけですね。

Posted in Uncategorized | Reutersの報道、「ロシアの核兵器があるから …」 はコメントを受け付けていません

ロシアでの報道も見てみましょう

RTというロシア国営テレビ網があります。
そのウェブサイトから、ザポリージャ原発に
関する報道も見てみましょう。
断っておきますが、私 (ひで) がロシア側の
主張を擁護しているわけじゃ、ありませんよ

日本語圏は現在、確かに 「西側」 の
一部なので、報道などがどうしても西側に
偏りますよね。ですから、時にはロシア
国営のメディアの言い分も知っておこうと
いうわけです

それにしても、ロシア政府や軍部には、
何の反省も見られないなあ、というのが
私自身の見解ですが。

Europe’s largest nuclear plant secure only thanks to Russian army – Moscow — RT Russia & Former Soviet Union
より。

まあ、あちらも見ておこう 私がかなり昔、あるウェブサイト用に描いたイラストより

まあ、あちらも見ておこう
私がかなり昔、あるウェブサイト用に描いたイラストより

いつもどおり、
私の抜粋・日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

************************
2022年12月22日

ヨーロッパ最大の原発が安全でいられる
のは、ロシア軍がいるからこそ — ロシア
政府

ロシアのゲラシモフ参謀総長、
ザポリージャ核施設へのたびたびの攻撃
を 「テロリズム」 であるとして、ウクライナ
を非難

ヨーロッパがザポリージャ原発 (ZNPP) の
破局を起こしていないのは、ロシア軍が弛まぬ
努力を払っているおかげだと、木曜日 <12月
22日> に <ロシア軍の> のゲラシモフ
参謀総長が述べた。

この発言は、外国大使館の武官たちに向けた
ブリーフィングでなされたもので、同参謀総長は
2022年のウクライナでのロシア軍の活動を
強調していた。

ゲラシモフ参謀総長のスピーチのかなりの
部分はロシアとウクライナの間で継続中の
戦闘に関するもので、これは2月下旬に
始まった。同参謀総長はロシア政府による
ウクライナ政府への 「<ウクライナが>
核テロリズム」 を引き起こそうとしていると
いう非難を繰り返し述べ、ZNPPを繰り返し
攻撃することでウクライナがヨーロッパ全体を
脅威にさらしていると主張した。

「今年の夏、ウクライナは核テロリズムという
手段に訴えザポリージャ原発での核の破局
<という危険性> によりヨーロッパを恐怖に
陥れた。同原発の敷地への体系的な砲撃が
ほぼ毎日行われている」 とゲラシモフは
語った。

笑える ・・・

笑える ・・・

 

「わがロシア軍の優秀で効果的な活動が
あればこそ、この原発は守られており、安全
でいられるのだ」 と、同参謀総長は強調した。

ここ2-3か月、同原発には繰り返し砲撃が
加えられており、ミサイルや自爆ドローン攻撃
も頻繁だ。ロシア政府は同原発施設の損害が
ウクライナ軍によるものだと主張して譲らない
が、ウクライナはロシア軍が占拠している同
原発を自ら攻撃していると主張している。だが、
その根拠を明らかにしてはいない。IAEAが
明らかにしたのは、同原発への攻撃がなされ
てきたという事実だけであり、だれによる攻撃
なのかは明らかにしていない。

・・・・ (以下省略)
************************

ソモソモ、事実としてザポリージャ原発は安全
な状態にはありません。Station blackoutが
たびたび発生しており、緊急用発電装置で
対応してきております。
それにソモソモ、ウクライナが自国の電力
供給のかなりの部分を担当している発電所を、
ワザワザ自ら砲撃したりするとは考えにくい
ですよね。
Again ソモソモ、初めにロシア軍がこの原発を
占拠していなければ、こんな問題にはなって
いなかったわけでして

20-min croquis / 20分クロッキー

Under pressure —
私の20分クロッキー
大変きれいな身体をした男性モデルさんでした

ですからロシア側の主張の無根拠さは明らか
だとしても、戦争や軍事という世界ではまともな
論理など通用しない場合が少なくない、という
ことですね。
不当に侵略した側は、自国内にはこうしたデマ
を流すものですし。
上の黒いメニュー (項目は基本的にアルファ
ベット順) にあるページ d-6) で列挙した
リスクの2)  敵の軍事基地にされてしまうリスク
が実現してしまうと、抜き差しならない事態に
なってしまうという実例ですね。

日本政府は現在、原発の推進を再度国家方針
に決めてしまいました。
一方、自衛隊からの情報によれば、仮想敵国
が日本本土に侵略する場合、まず考えられる
場所は福井県にある若狭湾東部の某原発
だろうと聞いております

すると、防衛費を増やせ → 増税だ、という
流れにもつながるわけでして。

これほどの軍事的コストを要する発電手段を
わざわざ推進して、「原発は発電コストが
安い」 と喧伝するって ・・・
それと、やはり日本政府は国民に増税を
強いてでも、「潜在的核兵器保有能力」 に
固執しているのだな、と考えざるを得ない
ですよね

Posted in Uncategorized | ロシアでの報道も見てみましょう はコメントを受け付けていません