(Dig below, for an English post of the same thing.)
この10日間ほど、大急ぎのコピーライティングの仕事がひっきりなしに入っており、起きている時間のすべてを占拠してくれています。
そのため、現在進めている作品が停滞してしまっております。仕方なくその間、ずっと昔に描いた「退屈な」デッサンの類をあげておきますね。「退屈」ですが、どこか笑えるエピソードがあるものを。
下の彫刻ですが、90年代にある絵描きさんのアトリエにお邪魔した時に、そこに置いてあったので、いつも持ち歩く鉛筆とスケッチブックで描いたものです。その女性の絵描きさんとおしゃべりしながら、並行して描いたものです。
言葉を交わしながらデッサンが出来上がると、その女性の絵描きさんがおっしゃるには、「よく描けているけど、清潔すぎるわ」
もちろん私は、その発言が不思議で面白かったのです。「清潔すぎる … って、どういうことなんですか?? (^o^ ) 」
その絵描きさん: 「この彫刻、男性が描くとたいていは、どっかセクシーな感じに描くんだけど、あなたは それがないのよ」
私:「それは、どうもありがとうございます」
その絵描きさん:「誉めていったわけでもなくて、でもけなしてるんでも ないんだけど… 男性の多くは、女性の姿にどこか、セクシーな意味を見つけやすいんだけど、あなたはどっか別の方を見ているようね」
私:「それはちと、ステレオタイプですよ。たとえば、描く人がLGBTの方だったら?? まったく違う視点があるはずで~~」
どうも、この女性の絵描きさんは、まだLGBTの人たちのことをまだ、「奇妙な少数派」と見てらしたようです。
私自身は、すでにLGBTの知人が何人かいたので、まったく「普通の」人たちと見ていたのですね。振り返ってみると、彼・彼女らにお礼を言いたいくらいです。私の視野を広げてくれたからです。
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