ザポリージャ原発については、station blackout ⇒
メルトダウン の心配が主に報道されていますが、
このINSIDERによる報道では、内部でロシア軍が
ひどい暴虐無人を働いている、とされています。
その報道を紹介しますね。
いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
INSIDER (アメリカに本拠を置くオンライン メディア
企業による金融ニューズのウェブサイト)
Russia Tortured Workers at Zaporizhzhia Nuclear Power Plant (businessinsider.com)
Charles R. Davis
2022年11月19日JST
Dirty Bomb Nightmare
私のオイルパステル作品
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- ウクライナのものでありながらもロシアに
制圧されている <ザポリージャ> 原発の
地下には牢獄が網の目のように設営されて
おり、 同原発の職員たちなど捕えられて
いる人たちをロシア兵たち殴打し、飢えさせ、
電気で虐待するなどしていたと、脱出に
成功した作業員たちが語っている。 同原発で以前勤務していた従業員たちに
よると、ロシア兵たちがザポリージャ原発で
作業員たちを拷問にかけている。 - ロシアに占拠されているウクライナ南東部に
ある同原発は、ヨーロッパでは最大の
核施設である。 - ある作業員がThe Wall Street Journalに
述べたところでは、「ある人たちはあまりに
ひどく殴打され、心がボロボロになっている」
No, Dad, please don’t!
私が昔描いたオイルパステル作品
ウクライナのロシアに占拠されている地域にある、
このヨーロッパ最大の原発では、ロシアの諜報員
たちが200名以上の原発職員を勾留、場合に
よっては残虐な拷問を加えている。そこには地下の
牢獄の網の目が設けられており、一部の被害者
たちは何週間もそこに閉じ込められていると、
脱出した職員たちはThe Wall Street Journalに
語っている。
今回の侵略が始まったのは2月24日だったが、
それから間もなくロシア軍はザポリージャ原発を
占拠した。ここでは断続的に戦闘が行われ、
ウォッチャーたちは目を覆っている。その1つが、
国際原子力機関 <IAEA> だ。9月に、同原発の
6基ある原子炉のうちで最後に残っていた原子炉を
シャットダウンしたが、停止していても原発には安全を
維持するため暗転した電源が必要だ。
同原発の以前のディレクターであったイホール
ムラショウ氏は、ロシア軍に占拠されてから7か月
間、この原発の稼働を続けていた。The Wall Street
Journal とのインタビューで同氏は、そうしたロシア
による地下牢の1つに自らも勾留されていた様子を
回想していた。彼はこの10月に、国際社会からの
強い要請に応じて釈放された。
Biz Corp.
かなり昔の、私のアッサンブラージュ作品
ムラショウ氏によれば、彼を勾留したのはロシアの
FSBという諜報機関で、これはソヴィエト連邦時代の
KGBの後身である。同原発の近くにある 「穴」 と
いう施設での勾留で、地下に数か所設けられた勾留
施設の1つだ。ムラショウ氏をはじめとする職員たち
は、<ロシアの> 尋問者たちによる殴打や食事を
与えられず飢えていたこと、電気を使っての拷問など
の様子を述べていた。中には、鉄砲で撃たれた職員
もいた。少なくても職員1名が、拷問で死亡した。
職員たちの一部はロシア軍の選挙に対し、たとえば
デスクにミニチュアのウクライナ国旗を置くなど、
受け身ながらも抵抗を続けていたが、そこで
不可欠な原発要因たちへの攻撃が始まった。
「そうすることで、こうした人たちの心を変えさせる
ことができると考えているわけだ」 と、ムラショウ氏
は述べている。
ウクライナの国営核発電企業であるエネルゴアトム
によれば、最低でも200名の職員が勾留されている
そうだと、The Wall Street Journalは報じている。
職員の一人ヴォロディミル ザヨロノクによれば、
彼は地下牢に53日間閉じ込められていた。
ひっきりなしに殴打されていたと述べており、
記者たちに剝がされた爪の跡を見せていた。
尋問者たちが剝ぎ取ったものだという。
この9月、IAEAの代表チーム14名が同原発を
視察、そのうえで報告を公表した。それによると、
地下牢に閉じ込められてはいなかった同原発の
職員907名も、「ロシア軍の支配下にあって極度の
ストレスを感じ」 ながら任務を続けており、これは
「続けるわけにはいかない」 と記している。侵略開始
以前には同原発には1200名の職員がいたため、
それよりも人数は減少していた。
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Sunflower、私のかなり昔の作品
ヒマワリは、ウクライナの国花です。
メニューにあるページ d-6) で、核発電の
軍事的リスクとして5種類を取り上げました。
(今後、さらに増える恐れあり)
その 5) が 「5) 「原発ドロボーが事故起こし
やがった」 リスク」 というものでしたが、上記の
ような現状では、この 5) も現実化してしまう恐れを、
誰も笑えないですよね。
現実にならないことを、そしてロシア軍が早く撤退
してくれることを、祈っております!