ザポリージャ原発、「危険に直面」 とグロッシ氏

カナダのCBC/Radio-Canadaの記事より
Zaporizhzhia nuclear plant’s situation ‘perilous,’ says UN agency head (msn.com)

ザポリージャ原発の状況については、
とにかく各種報道を紹介してまいりますね!

いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。

これだけ水があるんだから~~ と思っていても、蒸発が続けば、いつか必ずなくなりますよね

これだけ水があるんだから~~
と思っていても、蒸発が続けば、いつか必ずなくなりますよね

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ザポリージャ原発は危険に直面と、グロッシ氏

2023年3月23日
国連の核監視機関IAEAの事務局長が、
ロシア軍が占拠しているウクライナ南部の
ザポリージャ原発 (ZNPP) は基本的な
外部電源が1つしか残っておらず、その
現状は引き続き 「危険に直面している」
と述べた。

この水曜日 <3月22日> に発表した
リリースでIAEAは、ヨーロッパ最大の原発
であるザポリージャ原発への 最後に残って
いる330 kilovoltのバックアップ用外部
電源の接続が今も切られており、3月9日に
損傷を受けてから修理が続いていると
述べている。

同原発には原子炉が6基あるがいずれも
停止中だが、炉内にある核燃料の冷却など
安全とセキュリティ確保に欠かせない作業
のため外部電源を必要とする。

IAEAによれば同原発は3月9日に
ウクライナ全土へのミサイル攻撃があった
際に、主外部電源である750-kilovolt
外部電源を切断、外部電源をすべて喪失
している。そのため、緊急用ディーゼル
発電機に頼っていた。喪失から11時間後
に、外部電源との再接続を行った。

どっちにこけても~~

どっちにこけても~~

「IAEA のラファエル マリアーノ グロッシ
事務局長は、同原発の現状は引き続き
危険に瀕したものだと述べている」 と、
このリリースには記載されている。

IAEAによれば、主外部電源線は今後、
メインテナンスのために接続を切る可能性も
ある。だがIAEAによれば、そうした切断が
あった場合、それがいつ・どの程度続くのか
については、通知を受けていないという。

「同原発の核安全性は、今も余談を許さ
ない状況だ」 と、グロッシは声明で発表
している。

「この主外部電源を切断しての修理作業を、
残る330 kV外部電源が利用できない
状態で行われれば、外部電源をすべて
喪失する結果になり、原発はまたもや
ディーゼル発電に頼るしかなくなる。それは
最後の防衛線のようなもので、しかも今まで
にそんな事態が6回発生してきた」 と
グロッシは述べている。

同原発は、2022年3月にロシア軍により
占拠された。
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関連ヴィデオまで、あるの? 私の、かなり昔の人物スケッチより

関連ヴィデオまで、あるの?
私の、かなり昔の人物スケッチより

上記のウェブページには関連したヴィデオも
ありますが、そこでは西側が劣化U弾を
ウクライナに供与していると、プーティンが
避難している問題を取り上げています。
報道元は、インドの報道機関 WION。
英語のニュースを聞いて分かる方は、
ぜひお聞きください。
こうしたことも口実として利用して、
ロシア軍が核兵器を使うかも ・・・ という
不安がぬぐえないからですね。

結局は、核のない世界を実現するしか、
選択はないですよね!

下では、「英語のニュース、それもインド
なまりのものなんて、私は聞いたって
分からない!!」
と仰る方々のために、
私がヴィデオの音声から日本語化して
おきますね:

まあ、見てみましょ かなり昔の、私の20分ボールペン クロッキー

まあ、見てみましょ
かなり昔の、私の20分ボールペン クロッキー

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そのヴィデオの音声、日本語化
WION、2023年3月22日 (インド時間)

ウクライナ戦争が激化を続ける中、西側
武器をウクライナに届けることが必要
不可欠になっています。英国は劣化ウラン
弾をウクライナに送ると発表しましたが、
これがロシアからの非難を招いています。
ロシアのヴラディミール プ~ティン
大統領によれば、劣化ウラニウム弾を
<ウクライナに> 送るなら、ロシアも
黙っているわけにはいかない、との
ことです。西側はウクライナに核を
構成要素として含む兵器を供与する
のかと、彼は西側を非難しています。
ロシアのセルゲイ ラグロフ外相は、
この種の弾薬を送るのは、国際法の
違反だと述べました。 <国際法の違反
だなどと、今のロシアがよく言えたもの
だな! と思いますよね>
しかし英国は、Challenger II戦車に
合わせて、敵戦車などの装甲を貫通する
弾薬を送ることには、放射線のリスクは小さい
と主張。<上の黒いメニューで d-5) を参照。
メニュー内の項目は、基本的にアルファ
ベット順>  英国軍は劣化ウラニウム弾薬
をもう何十年も使用しているとも述べて
います。英国によれば、劣化ウラニウム弾
は標準的な装備で、核兵器とは無関係だ
そうです。さらに英国の国防省は、ロシアが
誤った情報を発信していると、非難して
います。

先行きが見えない~~ 私のスケッチ、オンタリオ湖

先行きが見えない~~
私のスケッチ、オンタリオ湖

この問題の背景を少し説明しておきま
しょう。劣化ウラニウムとは軽度に放射性
の固体物質で、科学的には核爆弾や核
燃料の製造プロセスから抽出されます。
しかし劣化ウラニウム弾薬はイラクや
バルカン半島での戦闘 <1990年代に
民族対立などによる戦争がありました>
で使用されており、2022年の国連環境
プログラム報告書によれば、劣化ウラニウム
はウクライナでも環境面での憂慮問題に
なっています。

そうした問題について、国際問題の専門家
Greg Swenson氏にお尋ねしましょう。
Swensonさん、この番組にお越し
いただき、ありがとうございます。

Swenson
お招きいただき、ありがとうございます。

Newscaster
ヴラディミール プ~ティンは、不特定の
報復を匂わせて脅しをかけています。
しかし、彼は中国の首相がすぐ隣で座って
いる状況で、それを語りましたね。
そこには、もっと大きなメッセージでも
あるのでしょうか?

Swenson
ええ、おっしゃる通りだと私は思いますよ。
今回のプーティンによる発言は、核兵器を
使用するぞという脅迫の、補足に過ぎない
でしょう。
仰ったとおり、劣化ウラニウム弾は既に
もう何十年も使用されてきており、核兵器
ではないことは明らかです。ですから私と
しては、英国国防省の主張に同意します。
ロシアは以前から常にロシアの核兵器による
攻撃という脅迫を少なくても暗黙に利用して
おり、それを昨年は言ってみればポケットの
中に隠してきました。
私としては、これをあまり深刻には受け止め
ないようにしています。実際には、戦術
核兵器を使用するところまでエスカレート
させるつもりはないと、私は見ております。
そんなことをすれば、ロシアは自らの
壊滅を招くでしょう。

劣化Uが弾薬に使用される理由

劣化Uが弾薬に使用される理由

それでも、良い問題点を指摘されたと思い
ます。この全体像を私たちはしっかりと見て
憂慮すべきでして、プーティンと
<中国の> シー首相とが会合し、経済的
結びつきの強化を話し合ったわけですから。
シーがやって来て、無制限な友好関係を
唱えたのです。その会合では、厄介な発言
がいくつも飛び出しました。これは、実に
重大な問題です。
さらにアメリカはAbrams戦車の納品に
努めています。ご存じの通り、70トンもの
戦車の納品には1年以上の時間が必要で、
戦略を変更してM1やA1戦車の納品に
切り替えています。そうした戦車なら、
すでに在庫がありますからね。
そんなわけで、戦車の供給が増大する
はずです。似たような発言は、ドイツ
からも出ています。
ですから私が心配しているのは、増大と
いう方針でして、西側は武器供与について
は極めて慎重でしたが、開戦当初に供与
しておけばもっと効果があったはずです。
今になって、供与の量を増大させています。
これはたぶん、中国とロシアの関係強化を
受けての対応でしょう。その方が、劣化
ウラニウム弾の使用よりも憂慮すべき
問題ですね。

Newscaster
Gregさん、どうもありがとうございました。
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祈ってます! 私のスケッチより

祈ってます!
私のスケッチより

こうして戦況が激化する中、ザポリージャ原発
の緊急用ディーゼル燃料は残り少なくなって
います。
・ ロシア政府が早く正気を取り戻して軍を
すべて撤退させるよう、
・ さらには世界から核兵器と核発電が
なくなる日が早く来るよう、
祈っております!

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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