ゼレンスキー大統領の総会演説の紹介

TIMETURK (トルコの報道機関) のウェブサイトより
Nuclear disarmament should not be sole means of preventing ‘final war,’: Zelenskyy – Timeturk Haber

Nuclear disarmament should not be sole
means of preventing “final war”,:
Zelensky
(「最終戦争」を防止するための手段は
核武装解除だけでなく ・・・
ゼレンスキー)

During speech at UN General Assembly
Ukrainian president accuses Russia of
weaponizing food, energy
(国連総会での演説で、ウクライナ
大統領がロシアを、食糧やエネルギー
資源を戦争利用したとして非難)

黒いTシャツに私がペイントしたもの

黒いTシャツに私がペイントしたもの

国連総会でのゼレンスキー大統領の演説
ですが、日本語メディアでは安保理会議
でロシアの代表者が妨害に躍起だったと
いう報道が目立ちますが、肝心の演説
内容をあまり紹介してくれていません。
そこで、TIMETURKのウェブサイトに
ある、演説内容紹介を私の日本語化で
取り上げますね。

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アンカラ発
2023年9月20日

「”最終戦争”を回避するうえで、
世界は核軍縮だけを手段とすべきでは
ない」 と、ウクライナのヴォロディ
ミル ゼレンスキー大統領が火曜日に
述べた。

20世紀には核兵器の配備や拡散、実験
をなくそうという戦いがあり、それは
「適切なやり方」であった。だが、
「世界を滅ぼす最終戦争を防止する
ためのやり方は、核軍縮1つであっては
ならない」とも、ゼレンスキーは演説で
述べた。ニューヨークで開催された
第78回国連総会でのことだ。

同大統領の指摘によれば、旧ソヴィエト
連邦の解体後にウクライナそれまで
同国内にあった核兵器を放棄、そして
「世界はそれを受け、核兵器はロシアが
管理すべきだと決めた」。

「だが歴史を見れば、1990年代に
核軍縮を最もすべきだったのはロシアで
逢ったことが分かる。今でも、ロシアは
そうすべきだ」とも、ゼレンスキーは
語った。

再掲 穀倉地帯が放射性物質で汚染 ⇒ 世界に出回る穀物の減少  ⇒ さらに食品値上げ、飢餓の拡大

再掲
穀倉地帯が放射性物質で汚染 ⇒ 世界に出回る穀物の減少
⇒ さらに食品値上げ、飢餓の拡大

 

核兵器以外にも、武器として利用すれば
恐るべき脅威となるものがあることが
明白だともこの大統領は述べており、
その一例が食料であった。ウクライナと
ロシアの間には黒海の利用に関する
重要な合意があって、それに基づき
ウクライナは穀物を輸出できるのだが、
それをロシアが「踏みにじった」と
いうのだ。

ゼレンスキーによれば「ドナウ川近辺に
ある特に重要な港が、今もドローン攻撃
の標的にされている」

ゼレンスキーはさらに、ロシア政府は
ウクライナから戦争で併合した領土を
ロシアの量だと世界に認めさせようと
しているとも、主張した。

ウクライナ政府が穀物輸送用に一時的な
港の使用を開始したことに触れ、それに
加えて「輸送陸路の保持にも懸命に
努めている」と、同大統領は語っている。

「困惑すべき事実だが、ヨーロッパ諸国
の一部が、ゆうっ広告であるはずの
ヨーロッパ諸国の一部が、この政治的
劇に便乗してしまっており、穀物を
不安を掻き立てる材料にしてしまって
いる」とも、ゼレンスキーは述べている。
おそらく、ハンガリーやポーランド、
スロヴァキアがウクライナ産の農製品
の輸入に制限を設けていることに言及
してのことだろう。

原発を占拠したぞ、攻撃できねーだろ~

原発を占拠したぞ、攻撃できねーだろ~

 

さらにゼレンスキーによると、ロシアは
エネルギー資源も兵器の一種として
利用しており、ウクライナ南部にある
ザポリージャ原発を占領し砲撃を加える
ことで、核の破局という不安により
世界を「脅迫」しているそうだ。

「侵略者を打ち負かすべく我々は一致
団結し、核兵器が管理されているうち
に、あらゆる能力と労力を集中させて
課題に取り組まねばならない」と、
ゼレンスキーは語っている。.
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そもそもロシアによる今回の侵略が
始まったのは2022年2月のことでした
が、ロシアの核兵器のため西側が対応に
手こずった、という事実を忘れちゃ
いけませんよね。核兵器の脅威は何も
20世紀に片付いた問題なんかじゃ
なくて、今も深刻な脅威です。

looking back -- the song remains the same 私のかなり昔の20分クロッキー

looking back — the song remains the same
私のかなり昔の20分クロッキー

ところが。日本の巷を見ると、
エネルギー資源を戦略的に利用 ⇒
供給不足、電気料金など高騰 ⇒
原発再稼働を!
という論調がはびこっていたりします。

★ そもそも、Uも高騰しうる輸入
だという現実をお忘れなく!(上の
黒いメニュー(項目は基本的に
アルファベット順)にあるページ s-0)
やcw-2) 参照、ならびに右の「アー
カイブ」の下にある2023年9月を
クリック ⇒ 9月3日の記事も参照)
★ しつこいようですが、核発電には
proliferation risksが伴います。この
重大なリスクをあまりアピールして
こなかったのは、日本の反原発団体の
多くの落ち度だと、私は見ております。
当然、proliferation risksを度外視して
しまった暴論が、巷にはびこる結果を
招きますよね。

エネルギーについては、やはり地産地消
こそ、今後の現実的なソリューション
でしょう。太陽光や風はもちろん、温泉
などの活用を。
まあ、「やかんをのせたら~~」では
エネルギー問題を扱おうとしているわけ
ではないので、そんな漠然とした方向性
しか言えないのですがね。

それと、食料を戦略物資にするのは、
言語道断ですよね。そうでなくても、
この世界にはすでに多数の餓死者が
出ているというのに。

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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