英国の報道企業Mirrorのウェブサイト
より
WW3 fears as Sweden tells citizens to prepare for nuclear war and stockpile food and water – World News – Mirror Online
WW3が近い!などと不安をあおる趣味は
まったくないのですが、笑って済ませる
わけにもいかない世界情勢のようです。
確かにMirrorはタブロイドではあります
が、逆にタブロイドなるがゆえに、こう
した情勢も取り上げやすいのかも。
いつもどおり、
私の日本語化
< > 内は私からの補足説明
です。
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WW3 fears as Sweden tells
citizens to prepare for nuclear
war and stockpile food and
water
(第三次大戦への不安がよぎる中、
スウェーデンは市民に核戦争に備え水と
食料の備蓄を薦める)
スウェーデン政府は「危機や戦争が起き
た場合には」という6年前に作成した
文書を改訂した。ロシアがウクライナ
への侵略を開始して以来、「安全保障の
状況が悪化」しているためだ。
アメリカのニュース担当シニア
レポーター Liam Buckler
2024年11月18日
スウェーデン政府はパンフレットを
500万部発行、その内容は市民に対し
食糧と水の備蓄を行うよう警告するもの
であった。そのわずか数時間前には
ヴォロディミール ゼレンスキーが
ヴラディミール プーティンに宛てた
背筋の凍るようなヴィデオ演説を発表、
アメリカ製のミサイルによる攻撃を
「味わってそのメッセージを知れ」と
警告を発した。
スウェーデン政府がその「危機や戦争が
起きた場合には」<というパンフ
レット>を改訂したが、これは6年前に
発行したもので、ロシアがウクライナ
への侵略を開始して以来、「安全保障
の状況が悪化」しているためだ。
ちょうど同時期にアメリカ政府は
初めて、アメリカ製ミサイルでロシア
領土を攻撃することを許可した。
ゼレンスキーはプーティンに対し、
ほんの数日でアメリカ製のミサイルを
使用する可能性があると警告を出した。
ゼレンスキーによれば「個別の活動に
対する許可については、メディアが
騒いでいる。だが攻撃とは、言葉で
行うものではない。攻撃の開始に
ついては、発表などしない。ミサイル
を見れば、すぐにそれと分かるはずだ」
それと同じころ、スウェーデンの政府
<原文はresidentsですが、何かの
誤りでしょう> は住民に対し、核戦争
の勃発に備え「シェルター」を準備する
よう警告を広めた。今回のパンフレット
の初版は第二次大戦時に発行された
もので、以来5つの版を重ねてきて
いる。今回の改訂で、ページ数は倍増
した。
その最新版には、「世界の安全保障の
状況から、核兵器使用のリスクが増大
している。核兵器や化学兵器、生物
兵器による攻撃があった場合には、
空襲の場合と同じように非難すること」
との指示がある。「最も効果的な保護
手段はシェルターで、<核攻撃の場合>
数日経過すれば放射性物質はかなり減少
している。
さらに今回のパンフレットの中ごろ
からはもう一つの深刻な警告も記され
ている。「他国がスウェーデンを攻撃
した場合、スウェーデンは決してあき
らめることはない。抵抗を止めようと
いう主旨の情報がもしあれば、それは
すべて偽りだ」
隣国のフィンランドも「事故や危機に
対する備え」というオンラインの
アドバイスを」公表・更新した。戦争
となった場合に市民が自力で対応する
方法を紹介している。このデジタル
小冊子の軍事衝突に関する章を見る
と、武力攻撃を受けた場合にフィン
ランド政府がどのように対応するのか、
説明がある。関係当局は「自国防衛の
ための準備を充分に整えている」との
行がある。
ノルウェー市民もパンフレットの配布を
受け、戦争勃発時や極度の気象災害、
その他の脅威が発生した場合には自力で
1週間を耐えるよう強く求められている。
この夏、デンマークの緊急対応庁が断言
したところでは、同庁ではデンマークの
成人市民に対し危機発生の場合に3日間
耐えられるだけの 食糧・水・医薬品を
用意するよう求めるEメールを送るそう
だ。各所帯で常備しておくべき品目の
リストを見ると、豆缶やエネルギーバー
<固形の保存栄養食品>、パスタ、
医薬品などが核攻撃を受けた場合の対応
品目とされている。
フィンランド政府が全世帯に配布する
手段として印刷物ではなくデジタルを
選んだのは、印刷では「何百万ユーロ
もかかる」ことと、デジタル バージョン
の方が更新もしやすいためだ。
<ノルウェーでは>「国内の全所帯に
220万部を発送した」と語るのは、Tore
Kamfjordだ。ノルウェー市民保護総局
(DSB)でキャンペーン活動を担当して
いる。
ロシア政府は月曜日<11月18日>、
アメリカのジョー バイデン大統領が
アメリカが供与した長距離射程ミサイル
でのロシア領土内の標的の攻撃を
ウクライナに許可したことについて、
戦争という「火に油を注ぐ」行為で
あり国際的緊張をさらに高めて
しまうと、警告した。
バイデンが方針を変更したことで、
ウクライナ戦争の開始から1,000日目
を迎えようという今、不確実な要因が
新たに加わった。ウクライナ戦争が
全面的に始まったのは、2022年の
ことだ。
Sheltering —
私の作品 “Whose Shelter?”
紙にワックスパステル
時期を同じくして、クラスター爆弾を
搭載したロシアの弾道ミサイルがウク
ライナ北部のSumyという住宅地に命中、
11名が死亡した。その中には未成年者
2名も含まれ、さらに84名が負傷した。
ウクライナ南部の港町オデッサでも
ミサイル攻撃があり、少なくても死亡者
10名、負傷者43名を記録した。その中
には未成年者1名も含まれていたと、
ウクライナの内務省が報じている。
アメリカ製のATACMSというミサイル
兵器でウクライナがどこまでロシアを
攻撃できるかについてアメリカ政府は
制限を緩めているが、これまでは何か月
もATACMSでのロシア領土内への攻撃を
許可してこなかった。これは、紛争を
激化させロシア対NATOの直接対立に
至ることを避けるためであった。肝心の
アメリカによる許容を、ロシア政府は
直ちに非難したわけだ。
<ロシアの>スポークスパーソンDmitry
Peskovが記者団に述べたところでは
「ワシントンで任期満了をすぐに迎える
<バイデン>政権がこうした許可を与え
ようとしているのは明らかで、彼等は
以前からそうしたことを話してきている。
火に油を注ぎ、紛争に伴う緊張をさらに
高めてしまう行為だ」
頭が痛い~~
私の20分クロッキー
一方で、英国から供与を受けたStorm
Shadowミサイルでロシア領土内への攻撃
を行うことが許可されるのか否かに
ついては、<英国の首相> Keir Starmer
は回答を控えた。
同首相によれば、戦争に切り裂かれた
ウクライナを支援することは自らの
「最優先」課題だという。ブラジルの
G20サミット会議に世界各国の首脳が
集まっていたが、その場での発言だ。
だが、ウクライナの兵器群の中に射程
190マイル<約304㎞>のStorm Shadow
ミサイルを入れるべきか否かについては
疑問が残る。同首相によると、「明日で
この戦争が始まって1,000日目を迎える。
つまり、ロシアによる攻撃が1,000日間
続いており、ウクライナの犠牲が
1,000日間続いてきた、ということだ」
この発言に先立ち、アメリカのジョー
バイデン大統領がヴォロディミール
ゼレンスキー大統領に、アメリカ製兵器
の一部をロシア領土内への攻撃に使用
することを許可していた。
Starmer首相はウクライナでのミサイル
に関し「使用の詳細に口をはさむことは
ない」と述べている。「そんな口を
挟んでしまえば、得をするのは(ヴラ
ディミール)プーティンだけだ」
同首相はまた、「かなり以前から私は、
大きな賭けに出ねばならないと確信して
いる。必要である限り、ウクライナが
必要物を確保できるようにせねばなら
ない。この戦争を、プーティンに勝た
せるわけにはいかないのだ」とも
述べた。
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この光は??
私の20分クロッキー、男性のモデルさん
ロシアに近い諸国では、これだけの
警戒・準備が実際に行われているわけ
ですね。
核兵器なんてものがあると、それを
持つ国家は横暴な行為に打って出て
周辺諸国まで巻き込んでしまう、その
実例ですね。
核兵器は地球上から廃絶せねばなりま
せんし、当然、その製造装置の一種で
ある原子炉も学術研究用のみにして
厳重な監視下に置きませんと。