ネットでお読みになれます ~~ 英語ですよ

まず、ページ g-2) の公開が遅れておりますが、現在、鋭意執筆中です。今しばしお待ちくださいませ。1950年代の日本での ”多数派市民” の核発電に対する意識に関して、どうも私には理解できない問題があって、それについて記しております。

で、すぐ下の投稿に続き、ネットで利用できる有益なリソースのうち、旧日本軍による原爆開発努力に関するものを紹介しています。

今回は The New York Times のアーカイブにあるもので、1995年8月8日付のNicholas D. Kristof という方がお書きになった “Japan’s A-Bomb Project: One of War’s ‘What Ifs'” という記事です。もう25年ほど昔のものですが、この記事が指摘している問題点は今の日本でも大して改善されていないように思います。(困ったものです!)
https://www.nytimes.com/1995/08/08/world/japan-s-a-bomb-project-one-of-war-s-what-ifs.html でお読みになれます。

「アメリカが半世紀前に広島と長崎に投下した原爆によって殺された人々の魂に対しては、日本は鎮魂の念を惜しまないのだが、核時代の夜明けにおけるもう1つの側面に関しては、同国ではほとんど忘れ去られてしまっている。教科書にも、演説にも、平和資料館などでも言及がないのだ。

その側面とは、日本自体が第二次大戦中に原爆を製造しようとしていたという事実だ。」

という主旨のテキストで始まっています。もちろん、日本の原爆開発が成功には程遠かったことも明記してあります。
この記事は、ウラン濃縮の方法などの技術的側面をあまり取り上げておりません。

むしろ、日本の多数派市民の認識を問題にしている箇所が多いです。たとえば、
「平和運動家たちや二次大戦について広く学んだ人たちを除けば、日本が原爆を製造しようとしていたことを知る日本人は極めて少ない。広島に高校生たちのあるグループによれば、日本の原爆開発については聞いたことがなく、有名な広島平和記念資料館でも取り上げていない。・・・
”広島資料館も教科書も、日本の原爆製造プロジェクトのことを取り上げるべきだと思いますよ。結局日米の違いといえば、日本の方が核技術で遅れていた、ということだけですよ” と広島大学の学生のイシダ ショー氏は述べている。”もし日本が先に作っていたら、日本が使用していたかもしれませんからね”」

詳しくは、New York Timesのウェブサイトでこの記事そのものをお読みくださいな。

なお、私は何も広島や長崎の悲劇を軽んじているわけでもなければ、アメリカの原爆使用を弁護しようとする意図も皆無です。
そうではなくて!
1) 広島や長崎の悲劇が明らかに示すように、大量破壊兵器なんてものは、そもそもこの惑星に存在してはならない。
2)  したがって、大量虐殺兵器の開発や製造、保有、使用は、どこの国であろうと、どういう集団であろうと、許可されてはいけない。
3) そうである以上、告発/非難する人物自身の国籍国であっても、大量破壊兵器の開発や保有などに関する限り、容赦すべきではない。(私の場合なら日本国が私の国籍国ですが、日本国による原爆開発計画も他国のそれと全く同じように非難しているわけですね)

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YouTubeでご覧になれます~~ 日本語ですよ

このウェブサイトで紹介している情報ソースとしてのウェブサイトや書物、ビデオなどには、英語のものが多いことは自覚しております。
これは、核問題となると英語の情報の方が圧倒的に多く、日本語だけではあまりにも頼りないという現状が反映されたものでして、私としては英語ソースを基本にせざるを得ない世界の現実なのですね。

特に、イランのファクリザデ博士の暗殺を受けた動きなど、日本語メディアでは報道を見つけるのに苦労します! Al Jazeera Englishはもちろん、インドやトルコなどの英語ニュースまで見てみないと、お話にならないのです。

ただ、旧日本軍による原爆開発計画については、日本語での情報もあってしかるべきですね。そこで、YouTubeを探してみたところ ~~~ ありました!

2006年8月にテレビ朝日が放送したテレビ番組のようですが、「ザ スクープ スペシャル」というシリーズに「日本原爆計画&捕虜人体実験・生体解剖」というオドロオドロしいタイトルのものです。YouTubeにアップロードされたのは、2018年9月29日とあります。

前半が主に「二号研究」に関する報道で、GHQの機密文書によれば日本軍には原爆開発の意図はなかったとあるのに対し、1946年のアメリカの新聞では日本の原爆開発のことが報じられていたそうです。
また、朝鮮半島で日本軍が原爆実験に成功したという証言にも言及がありますが、原爆実験が成功したという主張は、今では大方否定されていますね。ただ、いずれにせよ朝鮮半島で旧日本軍が核兵器開発に手を染めていたことは、確かなようです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZQxMzeEkySI でご覧になれます。

* なお、本ウェブサイトのページ g-2) は、現在調査・執筆中です。公開まで、しばしお待ちくださいませ。

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続報 VIII — 爆撃が爆撃を、報復が報復を

現地時間の12月20日、バグダッドのアメリカ大使館に対するロケット弾攻撃があったそうです。

やはりWIONのニュース ビデオで、US Embassy in Baghdad condemns rocket attack on its compound という、12月21日アップロードのビデオです。( https://www.youtube.com/watch?v=XZ28GW-R560 )

実はこれ、アメリカVSイランの報復合戦の一幕でして、今回は今年1月のアメリカのドローンによるソレイマニ司令官暗殺、そしておそらくは例のファクリザデ博士暗殺への報復なのでしょう。(もっとも、ファクリザデ博士暗殺については、まだ誰も犯行声明を出してはいないのですが)

私はたびたび、暴力による介入は次の暴力を生んでしまうことが多く、解決につながるどころか自体の悪化を招きやすいと申してきました。

このイランVSアメリカの報復合戦など、その典型的な例でして、そもそもソレイマニ司令官の暗殺も、2019年末ー2020年初めにあった在バグダッド アメリカ大使館へのもう1つの攻撃に対する報復でした。こちらの大使館攻撃については、Wikipedia 日本語版の「バグダード国際空港攻撃事件 (2020年)」という記事(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E6%94%BB%E6%92%83%E4%BA%8B%E4%BB%B6_(2020%E5%B9%B4) )
に、概略紹介があります。

この日本語Wikipediaの記事を見るだけでもお分かりのように、報復が報復を呼んで流血の連鎖を形成してしまっており、これ以上悪化しないことを私は祈っております。

今回(12月20日)の大使館攻撃で、もう双方ともいい加減にしてほしいものですが、同じくWIONによる12月24日アップロードのニュース Trump warns Iran over US Embassy
( https://www.youtube.com/watch?v=C76MfohOUyU ) によれば、アメリカのトランプ大統領は例によってTwitterで “— Guess where they were from: IRAN. Now we hear chatter of additional attacks against Americans in Iraq”と tweet していますし、ポンぺオ国務長官はイランを明確に名指ししていました。
一方のイランのルハニ大統領は「イランを挑発するのは、やめよ」と応答、さらに「近年の歴史でイランは、二人のイカれた人物を相手にせねばならなかった。ひとりはサダム フセイン、もう一人はドナルド トランプだ」と ”挑発的”な発言をしています。

どちらのサイドも、責任ある立場の人間なら、解決を目指した建設的な反応を示してもらいたいものです!

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続報 VII – フォルドー地下施設の再建に関するインタビュー

11月27日のファクリザデ博士暗殺を受けての中東での動向に関する続報です。

西側の報道はコロナ ウイルスや「トランプの詭弁」などに埋め尽くされているので、Al Jazeera やインドのWIONなど中東地域のニュース ソースをあれこれ見ているのですが、TRTというトルコの公営放送のYouTubeビデオで Satellite images show fresh construction work at Iran’s Fordo nuclear site というものを見つけました。

https://www.youtube.com/watch?v=CQDfx4shTpU にあるニュース番組で、今年12月21日にアップロードされたものです。David Patrikarakos という核問題に詳しいジャーナリストの方をインタビューしています。
その内容を、ざっと手短に要約してみます。

インタビュワー
このフォルドー施設の再建に対する、国際社会の反応は?
Patrikarakos
JCPOA(本ウェブサイトのページ f-4) 参照)が崩壊したという点では、良い反応ではない。イランのメッセージとしては、「もう一度、交渉のテーブルに集まろう」というものだ。

インタビュワー
アメリカのバイデン次期大統領は、イランがJCPOAの規定を順守するなら、イランへの経済制裁を解除するとしているが、それに対するイランの態度は?

Patrikarakos
イランは制裁の解除を望んでいる。そのため、新たに交渉をすることで制裁解除を実現できるなら、イランにとっては良いことで、交渉を受け入れるだろう。

インタビュワー
このアメリカとイランの関係は、世界を大きく左右するものだが、アメリカのバイデン次期大統領の政権は、この関係をどのように捉えているのか?

Patrikarakos
おっしゃる通り、実に重要な関係だ。それが、1979年の在イランアメリカ大使館の占拠人質事件(参照: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E9%A4%A8%E4%BA%BA%E8%B3%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6 )以来、緊張に満ちたものになっている。今では、世界でも特に重要な国家間関係の1つなのだが。イランには膨大な人材もエネルギー資源もあるので、無視することはできない。ジョー バイデンも、このことは理解していると私は見ている。なにしろ、いまや湾岸諸国がイスラエルと協力しつつあるのだし。
イランがその核能力をまったく放棄するとは考えられないが、その一方で同国は「核兵器への野望」はないと宣言している。イラン側もアメリカ側もそれは理解していると思うし、(新たな交渉を始めるための)用意はできていると思う。

インタビュワー
イランは(「合意を再度守ることで」)JCPOAに復帰すると思うか?
Patrikarakos
トランプは確かに一方的にJCPOAから脱退したのだが、彼の任期はこの1月で終わりだ。バイデン政権になれば、アメリカもJCPOAに復帰する可能性もある。(JCPOAが締結された)2015年から今までに、イランは(合意への違反だけでなく)核兵器の使用手段(ミサイルなど)も開発してきている。そのためバイデンは、湾岸諸国を再度JCPOAに復帰させようとはしないかもしれない。

JCPOAが再度の交渉の議題となるかもしれないし、それ以外の問題も議題に上るかもしれない。それは、その時にならないと分からない。だが、イランが経済制裁の解除を強く必要としていることは間違いない。だから、バイデンがイランの利益につながるような取引を持ち出せば、イランがそれを受け取ることは考えられる。

 

まあ、要するに今後のことは不確定要素が多くて良く分からない、ということですね。
イランに限らず、いったん核兵器を持ってしまうと、なかなかそれを手放そうとはしないのが現実でして、そこには「核の抑止力」という主張がよく持ち出されますよね。この「核抑止」という問題を、このウェブサイトでもまた後日取り上げたいと考えております。

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ページ g-1) (ジャパン) 「日本もやってた」を公開しました

お待たせしました、ページのシリーズは新たに g-x) (ジャパン) に進みまして、ページ g-1) では旧日本軍による2つの原爆開発プロジェクトを手短に紹介しております。

例によって上の黒いメニューで、g-1) をクリックしてみてください。

g-2) のための調査も進めております。やはり、公開までに時間がかかりそうです。

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続報 VI - ファルドーの地下施設で工事が進む??

11月27日のファクリザデ博士の暗殺を受けての各国の動きを追いかけておりますが、今日はその「続報 VI」。

すぐ下の投稿でも短く紹介した、インドに本拠を置くWIONというケーブルTVニュース放送局の報道なのですが、このニュース局はこのファクリザデ博士暗殺を受けての動向をよく追いかけてくれています。
そのWIONによるニュースとその解説シリーズでGRAVITASという番組シリーズがあり、それがYouTubeにもニュースをアップロードしてくださってます。
12月20日にYouTubeにアップロードされたビデオ ニュースより:

“Iran: Satellite images show construction work at Fordo nuclear site” (イランのフォルドー核施設で、建設工事が進行 — 衛星画像より) というビデオをYouTubeで探すか、
https://www.youtube.com/watch?v=mjJXtsdn0Lo
をクリックなさってみてください。

このニュースによれば、
イランのフォルドーという場所(テヘランの南南西120㎞ほどのところにクォムという有名な聖地がありますが、その近く)には核施設があり、衛星画像を見る限り、どうもそこで地下施設の建設が進んでいるようだ、ということです。
ただ、その地下施設の目的などはまだ判明しておりません。

もし地下核施設であるのなら、その建設工事を進めている動機としては、
・ ファクリザデ博士が殺されても、イランには核開発を続ける意図も財力も技術もあるのだ、と世界に示す
・ トランプと違いアメリカのバイデン政権はイランと交渉を再開しようとしていますが、その時点でイランとしては、交渉で有利に立てるような材料を増やしておきたい
などが推測できます。

なお、フォルドーには以前から(イラン政府が公に「核施設」だと認めているか否かは、別にして)核施設があってU235の濃縮を行っており、この9月には濃縮の濃度を20%にまで上げたところです。

この衛星画像のニュースは、同じくYouTubeにあるBloomberg Quicktake: Now というチャネルでも短く取り上げられており、”Iran builds at underground nuclear facility amid US tensions” (米国との緊張が高まる中、イランが地下核施設を建設)というビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=lcIBnaTnFnk
にあります。

では、ページ g-1) の執筆を進めておりますが、アップロードまで数日かかりそうです。旧日本軍による原爆開発プロジェクトについて、短く紹介します。
しばし、お待ちくださいませ!

 

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続報 V ー イラン、「防衛革新研究組織」の予算を急増

11月27日のファクリザデ博士の暗殺を受けての各国の動きを追いかけておりますが、今日はその「続報 V」。

WIONというインドに本拠を置く世界ニュースのケーブルTV放送局があり、同局が12月16日にYouTubeにアップロードしたビデオ ニュースです。
“Iran announces 256% hike in budget for nuclear projects” というビデオを、YouTubeで探すか、
https://www.youtube.com/watch?v=x1yIe_YJeNo
をクリックなさってみてください。

イランの防衛大臣が発表したところによれば、同国の防衛の革新と研究を担当する組織(SPND という通称)の予算を256%増やすことになったそうです。
この組織、実はイランの各研究プロジェクトを指揮する組織なんです。

もちろん、11月終わりのファクリザデ博士暗殺を受けての決定で、暴力による介入が事態を悪化させてしまうことの、典型的な実例ですね。

暴力は解決どころか悪化を招くことが多いことを、私たちも肝に銘じておきたいものです。

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c-2) への補足 ・・ Sayeret Matkal の「おみやげ」

ページ c-2) で、2007年のイスラエル軍によるシリアの アル キバールという核施設への爆撃を短く紹介しました。Operation Outside the Boxと呼ばれる作戦ですね。

この作戦に関連した補足情報です。YouTubeのビデオですが。
2017年5月14日投稿のビデオで、Defense Updatesというチャネルにある “Top 5 Most Deadly Special Forces in the World & Their Operations” というものです。
https://www.youtube.com/watch?v=Zv8d-n6GQCA にあります。

それの5:10あたりから5:35あたりまでをお聞きくだされば ・・・
Sayeret Matkal というイスラエルの特殊部隊があり、”Outside the Box” に先立つ2007年8月中旬に、シリア側のユニフォームを着てこっそりとアル キバールに潜入したそうです。そして、何らかの物体をイスラエルに持って帰りました。
イスラエルの研究者たちがその物体を分析したところ、放射性物質の形跡があり、北朝鮮からのものであったことが判明した、とのこと。
この分析結果を受け、9月の爆撃に踏み切ったようです。

YouTubeにはこうした「軍事オタク」向けのビデオが溢れているので、どこまで信ぴょう性があるか、私は定かではないのですが、充分に考えられるシナリオではありますね。

もしこのビデオの報道内容が真実であれば、「核施設じゃないよ」と表向きはされていた施設に、世界でも5本の指に入るといわれるイスラエルの特殊部隊が潜入して「実は、核施設だった」ことを発見したことになります。なんとまあ!
核というのは、ここまで深い闇の世界なのですね。
ここまで危険で深い闇は、この惑星から消し去るに越したことはありません。核兵器と核発電は、この星から一掃するのが最も現実的な解決策でしょう。

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ページ f-8)、お待たせしました!

ページ f-8) を、やっとアップロードしました!大変お待たせしました。

北アフリカで核発電導入を隠れ蓑にして核兵器開発を進めようとした実例といえば、ガダフィ大佐時代のリビアが代表的です。そのため、その時期のリビアを取り上げないわけには、まいりません。リビアの関係者の皆様、私が個人的にリビアを嫌っているとか、アメリカ政府の言ってきたことをそのまま信じているとか、そういった誤解をなさらないでくださいね。

なお、これでページのシリーズ f-x) は終わりとして、次回は新しいシリーズ g-x) に入ります。日本の核兵器プロジェクトを取り上げますね。

 

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続報 IV、うがった視点 - Middle East Eyeより

割り込みニュースへの続報 IV (12月7日発信のニュースより)

今回のファクリザデ博士暗殺の件で、イラン指導層が宣言していた「報復」がいつ・どんな形で始まるのか、ハラハラと見守ってきた方々も多いはずです。
そうした皆様の中には、「イスラエルとアメリカが、イランを戦争に引き込もうとして ”餌をまいた” のじゃないか??」とうがった見方をしてらっしゃる方々も、いらっしゃるでしょう。私自身は、そこまでうがった見方はしていないのですが。(だって、サウディアラビアが裏で手を回していた可能性だって、現時点では否定できませんからね)

で、独立系ニュース組織の中にも、そうしたうがった見方を公表している団体があったので、紹介しておきますね。(あくまで「こうした見方をする人もいる」ってことでして、私自身は今のところ賛同していないのですが)

Middle East Eyeというロンドンを拠点とする独立系のオンライン ニュース報道機関でして、2020年12月7日(UTC) 付けテル アヴィヴ発の論説です。Yossai Melmanという方の書いたもの。

As time has elapsed since the killing of Iranian nuclear scientist Mohsen Fakhrizadeh on 27 November, the chances for quick retaliation are fading away.
(11月27日のイラン人核科学者モフセン ファクリザデ殺害から時間が経過するにつれ、直ちに(イランによる)報復行為が実行される恐れは薄らいでいる)

After the assassination, in an operation east of Tehran attributed to Israel’s Mossad, senior Iranian leaders have used harsh language to promise revenge, not only against Israel but also the United States and Israel’s new allies in the region, Bahrain and the United Arab Emirates.
(テヘランの東部近郊で行われたこの暗殺はイスラエルのモサドの作戦によるものだとイランの指導層は主張しており、激しい言葉遣いで報復を誓っていた。その怒りの矛先はイスラエルだけではなく、アメリカそしてイスラエルの新たな中東での仲間であるバーレーンそしてUAEにも向けられている)

It was most likely that Prime Minister Benjamin Netanyahu, who is the ultimate authority in approving or denying whether Mossad chief Yossi Cohen can carry out such a mission, had consulted with outgoing US President Donald Trump.
(イスラエルのベンジャミン ネタニエフ首相は、この種のミッションをモサドのチーフであるヨッシ コーヘンが実行すべきか否かを最終的に決定する権限を有しており、アメリカで任期終了をもうすぐ迎えるトランプ大統領と相談をした可能性が高い)

Trump and his security and military aides must have been privy to the secret decision, because the US had to prepare itself for all eventualities, including the worst-case scenario: Iran deciding to retaliate by hitting US targets, such as its bases in Bahrain or Qatar.
(トランプとその治安および軍事担当の側近たちは、今回のそうした決定に通じていたはずだ。その行為の結果どのような事態が発生しても、アメリカはそれに備えておく必要があるのだから。「どのような事態が発生しても」という以上、最悪事態のシナリオも想定しておかねばならない。つまり、バーレーンやカタールにあるアメリカ軍基地をイランが報復の標的として選んだ場合だ)

This leads to the almost inevitable conclusion that Netanyahu and Trump hoped to provoke Iran.
(こう考えると、必然的に次の結論に到達する。つまり、ネタニエフとトランプは、イランを挑発したかったのだ)

Their hopeful scenario could have been that after Fakhrizadeh had been killed, Tehran would retaliate against the US, which would leave Trump with no choice but to declare war on Iran. If this was their plan, they wanted also to embarrass President-elect Joe Biden.
(彼らが望んだシナリオでは、ファクリザデ暗殺に続きテヘランがアメリカに対し報復行為を実施、トランプはイランに対し宣戦布告をせざるを得なくなる。もしそうであれば、同時に次の大統領ジョー バイデンに困った課題を残してやろうという狙いもあったのかもしれない)

After their initial, emotional reaction, Iran’s leaders understood the Israeli-American conspiracy and decided not to fall into the trap.
(イラン側は、暗殺直後には感情的な反応を示していたものの、イスラエルとアメリカによる陰謀に気づき、「餌」には釣られないことにしたのだろう)

ま、あくまで「うがった見方の1つ」ということで。

では、次回のページ f-8) のアップロードまで、しばしお待ちくださいませ!

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