急な予定変更 ・・・ 次のアップロードは、ウクライナ情勢

次回アップロードはトリウム サイクルに関するページにする予定でした。
ところが。。
ウクライナ情勢が緊迫しており、もしや戦闘状態になった場合、
ウクライナ国内にある4か所(いずれも、複数の原子炉)の原発には
危険性はないのか??
という差し迫った問題を、無視できなくなっております。

しかも、嘆かわしいことに、日本語圏の反原発団体などからは、
この差し迫った危険に関する警告なり問題指摘なりが、2022年2月21日JST現在、
あまり聞こえてきておりません。(一部新聞社などからは、この問題の指摘が
見られますが

反核の立場からの日本語での問題指摘をだれもやらないのなら、
私が自分で問題指摘をするしか選択がございません!

そんなわけで、予定変更して今週中にでも新固定ページ u-1) (ウクライナ)を
アップロードいたしますね。
それが一通り終わってから、トリウム サイクル関連の調査を続けます。

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ウクライナ危機と核兵器

なにも、不安をあおる意図はまったくありませんよ!

しばらく固定ページでのIFR関連の内容作成に追われていたので、
核に関する世界情勢の紹介などをお休みしておりました。
IFR関連のページ シリーズ if-x) が出来たので、世界情勢の話題に戻りますね。

2022年2月19日JST現在、ウクライナ情勢が全世界の心配と注目を集めて
いますよね。
ウクライナと言えば旧チェルノブイリ原発の立地ですし、旧ソヴィエト時代には
核兵器も配備されていた場所です。今も、ウクライナ国内には核発電所があります。
軍事衝突は世界のどこでも起きて欲しくありませんが、特にこんなところでは、
軍事衝突は何としても回避してほしいものです。
「核兵器・発電」の存在が深刻な事態をさらに危険で複雑なものにしてしまって
いる実例を、私たちはたった今、目撃しているのですね。

そうはいっても、私自身は軍事や国際情勢の専門家ではないので、専門家の見解を
見てまいりましょう。
Forbes誌に掲載されているMichael Krespanという方の論評から、私の抜粋・
日本語化で紹介します。Krespanさんは、アメリカのワシントンにあるStimson
Centerというシンクタンクの設立者です。

The Ukraine Crisis Could Have Serious Nuclear Repercussions (forbes.com)
にあります。2022年2月9日付のテキストです。

Wanna Get Nuked?
”Wanna get nuked?”
私の昔の作品より

(私による抜粋・日本語化、< >内は私の補足説明)
The Ukraine Crisis Could Have Serious Nuclear Repercussions
(ウクライナ危機、核を伴う深刻な反応を招く恐れも)

ヴラディミール プーティンは、以前には狡猾で警戒心にも優れていた。
今や、警戒心をかなぐり捨てさろうとしており、それで全世界の中止を
集めている。
・・・・・・・・(中略)・・・・・・・

だが今回の危機は発展してしまっており、核拡散と軍縮という点で悪い知らせだ。
最悪の場合、核兵器が使用される戦争もあり得る。ただ、今のところ、
そうした最悪のシナリオに近づいているわけでは、まったくない。だが、
そこまででなくても、核が絡めば深刻な事態を招く。しかも、現実にそうなる
兆候がある。

今のところ、核戦争の危機ではない。その理由は、次の3つだ。まず、ロシアは
(ウクライナに対して)圧倒的な通常兵力での優位さを有しており、核兵器を使う
理由がない。2番目に、戦時には核兵器は自国防衛のための手段として適切では
ない。さらに、ウクライナは核兵器をまったく保有していない。3つ目に、
アメリカはウクライナ領土で戦闘をすることはない。アメリカをはじめ
NATO諸国の一部はウクライナの戦闘を支援はするだろう。だが、ウクライナの
ために戦闘に参加することはない。戦闘以外の支援をする、ということだ。

<今では> ウクライナは核兵器を保有していない。これは、旧ソヴィエト連邦が
解体した後、<アメリカの1990年代の>クリントン政権からの支援の下、
ロシアがウクライナに残していた核兵器の回収をおこなったからだ。
その代償として、ウクライナは独立国としてやっていくために必要な援助を
手にした。このウクライナの非核化はベラルーシやカザフスタンの比較とも
相まって、
「核兵器の漏出」や核テロリズムの予防に貢献したのだ。<上の黒いメニューで、
ページ Add-3) も参照> さらにこの非核化によって、核兵器使用を防止する
ための基本的な防波堤の1つである核不拡散条約を無制限に拡大していく
ための道も出来たのである。

ウクライナ国内・国外を問わず、ウクライナの領土から核兵器を撤去したのは
誤りであったと考える人たちが、<今となって> いる。だが、忘れてはいけない。
当時、ウクライナに残されていた核兵器のコントロール権をめぐり、ウクライナ
政府とロシア政府の間で争いがあったのだ。もし、兵力で劣るウクライナが
核兵器を掌中に収めようとしていたら、大変危険な結果を招いていた恐れがある。
さらに、ウクライナには核兵器を保持し安全に保管するための専門技術も資金も
なかったのだ。

Something Wicked This Way Comes
Something wicked this way comes —
私の昔の作品より

出来たばかりのウクライナ政府には、西側からの経済と外交両面での援助が
必要であった。その支援の前提として、非核化があったのだ。核兵器を手放す
ことの見返りに、ウクライナはロシア、アメリカ、英国から安全保障の約束を得た。
ただし、鉄壁の確約とまでは、行かなかったが。

それが、1994年のことだった。さらに5年後、ボリス イェリチンは核兵器という
城郭に入るためのカギをプーティンに手渡した。さらに2008年、<当時のアメリカの>
ジョージ W. ブッシュ大統領はNATOに圧力をかけ、ウクライナのNATO加盟を認める
よう迫った。そして2014年、ウクライナの市民たちは、当時のロシア寄りの汚職に
まみれた指導者を追放した。そこでプーティンは、ウクライナの安全保障の約束が
記された書類に火をつけてしまった。つまり、ウクライナ東部の領土を併合し、
さらにクリミア半島も併合してしまったのだ。そして今、彼はウクライナの東部1/3
ほどに進攻しようとしている。

プーティンが大掛かりな進撃を許可した場合には、ウクライナが非核化したことが
世界的な関心を集めることになろう。特に、自らは核兵器を保有せず、アメリカの
カバーを頼りにしている諸国の間では。国によっては、核兵器を手に入れるという
正式な決定は下さずに、核兵器入手の可能性も探るという「両面作戦」にうって
出ることもあろう。今の時点で、そうした実例の最も顕著なものがイランであり、
核開発をかなり進めている。それよりは軽度の「両面作戦」諸国の大半は、
アメリカと関係を結んでいる。その実例として、サウディアラビア、UAE、
トルコがある。それらに加えて、韓国、台湾、日本もウクライナ危機の今後の
進展をつぶさに見つめているのだ。


「やだ、落ちていく~~」
私の20分クロッキーより

・・・・・・・・(中略)・・・・・・・
冷戦の終結時には、軍縮が目を見張るほど成功した。核戦争防止のための
主要要素すべてが揃った。ジョージ W. ブッシュ、プーティン、ドナルド
トランプの誤った判断のため、そうした核戦争防止のための構築物の多くが崩壊して
しまった。ウクライナでロシア軍が大掛かりな攻勢に出ることになれば、その
構築物の再建は、さらに難しくなってしまう。さらに中国のXi Jinping(習近平)
首相は台湾を視野に入れており、<2022年の>北京オリンピックでの聖火ランナー
たちの行方も、まだ判明してはいないのだ。そうした中には、ウイグルの人たちも
含まれ、ウイグルの民族主義者たちは「再教育キャンプ」に収容されている。
また、国境紛争を抱えているインドとの国境地帯での戦闘で負傷した士官の行方も、
まだ知られていないのだ。

*********************
日本では1990年代以降、経済の崩壊ばかりが社会の関心を集めてきましたが、
そうしている間に世界は新たな冷戦に突入してしまったようにも思えます。
この新たな冷戦の世界で、核兵器の存在はこの惑星の生命の存亡を左右する
大問題ですよね。
つまりは、核兵器と不可分な宿命を背負う核発電も、全廃を目指していくのが
賢明ということになります。

それと、韓国、台湾、日本と併記されている箇所にもご注意ください。
日本も、潜在的核兵器保有国と「外からは」見なされているわけですよ。
その日本の反原発団体がproliferation risksに疎いようでは ・・・

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固定ページ if-3) をアップロード

固定ページ if-3) をアップロードしました。
上の黒いメニューで、if-3) をクリック!
メニュー内の項目は、アルファベット順に配列してあります

IFRのproliferation riskについて、推進派と反対派両方の主張を紹介して
おります。そのため、かなり長いページになっております。
たとえ長くなっても、pros and cons 両方の主張を知っておくのは、必須です
そうでないと、相手の主張の問題点も指摘できなくなってしまいます

よく見られる現象として、
核発電推進派は推進勢力の書物やウェブサイトしか読まない
反対派は、反対派のものしか読まない
という閉鎖性が見られますよね。
それでは、対話も始まりようが、ありません。

( > O<) / 「推進派の言うことなんか、どーせウソばっかりなんだから、
聴く必要なんてない!」

といった姿勢の人たちも、一部の反原発団体などで見かけたのですが、
それでは「具体的に、推進勢力の主張のどこがウソなのか??」を
指摘できないじゃないですか!

すでに、核発電勢力は「新型原子炉なら、安全」をうたい文句に
巻き返しを始めています。反対派が「IFRって何??」なんて言ってる
ようじゃ、核発電推進勢力の主張ばかりが社会全般に飛び交うことに ・・・
っていうか、すでにそうなっていますよね

そんなわけで、次回の固定ページ シリーズでは、「新型の核燃料サイクル」
である「トリウム サイクル」を論じていきます。
かなりアレコレ調べないといけないので、何週間かお待ちください

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固定ページ if-2) をアップロード

固定ページ if-2) をアップロードしました。

IFRとそのフォロワーの「主張されている」主な安全面での特性を紹介し、
その問題点も指摘しております。

確かにメルトダウンはしにくいのですが、高速中性子炉である以上
つきまとう、Naの反応性の問題などは残っていることが、お判り
頂けることでしょう。

上の黒いメニューはアルファベット順に項目を並べております。
if-2) をクリックなさってくださいな。

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固定ページ if-1) をアップロード

IFRとそのフォロワーの問題点を取り上げるシリーズ if-x) のページ if-1) を
アップロードしました。
EBR-II –> IFR –> S-PRISM それぞれの構造や特長を短く説明しております。
それを知れば、問題点もお察しいただけるかも。

上の黒いメニューで if-1) をクリック!
メニュー内の項目は、アルファベット順に配列してあります。

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固定ページ if-0) をようやくアップロード

お待たせしました、IFRとそのフォロワーに関する固定ページの
シリーズ if-x) の最初のページ、if-0) をようやくアップロードしました!

「IFRって、何??}とかおっしゃる方は、とにかく上の黒いメニュー
(項目は、アルファベット順に並んでいます)で、if-0) をクリック!

もちろん、続くページ if-1) の作成も始めております!
アップロードまで、しばらくお待ちくださいな。

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付録 w-4)をアップロード

上の黒いメニューの下部にある通り、新たな固定ページ付録 w-4) を
アップロードしました。
新たな固定ページとしては、EBR II –> IFR –> S-PRISMを取り上げる
つもりだったのですが、どうも日本語メディアでは「日本の元総理大臣
5名による、EU Taxonomyへの抗議書簡」が今のところ喧しいですね。

そこで、このTaxonomyと書簡を、短く取り上げました。
書簡は、その全文を読んだうえでのことです。
日本語メディアの報道を見ると、書簡全文を紹介してはいない
記事が多いのですが、読まずしてとやかく言うのは~~
私は、全文を読んだうえで私見を述べております。

さらに、高名なアメリカの Al Gore元副大統領の核発電に関する発言も
対比紹介しております。
日本の政治家の皆様には、「しっかりしてくれ!」と
お願いしたいです!

EBR II –> IFR –> S-PRISMについては、さらに何日かお待ちくださいませ!

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次の固定ページ制作、難航しております

次にアップロードする固定ページ、制作を進めているのですが、
難航しております。

何を取り上げたいのか??
端的に言えば、GEHによるS-PRISM(あるいは、単にPRISMとも
呼ばれています)という新型原子炉を紹介し、例によって
そのproliferation risksを指摘したいのですが ・・・
実はその一種の前身として Integral Fast Reactor (IFR) なる
「原子炉というよりも、使用済み核燃料の処理施設」が
あり、S-PRISMも「使用済み核燃料の処理装置」と見るべき
でして、「副業として発電も行う」ということなのですね。

要するに、使用済み核燃料というものが、どれだけ処分に困る
難物かが如実に表れている実例と呼べます。

「ずっと向こうまで続くのね ・・・」 私の人体デッサンより

「ずっと向こうまで続くのね ・・・」
私の人体デッサンより

しかも、IFRにもさらに「前身」があって、Experimental
Breeder Reactor II (EBR II) と呼ばれています。EBR II
では1986年に「意図的にメルトダウンを起こさせようとする」
実験が実施されたのですが、LOCA (Loss Of Coolant Accident、
冷却剤喪失)になっても原子炉内の核分裂が「勝手に」
シャットダウンしてメルトダウンしなかったことで知られています。
つまり、「原発 ⇒ メルトダウンが怖い! ⇒ 反対!」という
論理だけでは、反対する根拠が見つからない原子炉なのですね。

でも、放射性廃棄物やproliferation riskを考えるなら、反対すべき
なのですね。
やはり原子炉とは本来、「Pu という ”核ゴミ” を製造
⇒ 原爆に使う」という「核兵器製造のための装置」として
作られた装置です。ですから「核ゴミとproliferation」という
視点を踏まえて見ていかないと、本質をとらえた反対活動が
できなくなるわけです。

その視点からIFR –> S-PRISMを説明したい~~そんな固定ページを
制作中なのですが、上記だけでもお分かりのように、S-PRISMという
1つの技術を説明するのに、IFRもEBR II も説明しないといけない
わけでして。
難航しております!

もうしばらく、お待ちください!

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JCPOA再建交渉の関連、「タスニム」の報道より

現時点でのJCPOA再建交渉の様子を知りたいのですが、どうも報道があまり多くは
ないです。
そこで、報道内容に「イラン寄り」の偏りを私は感じるのですが、2022年1月30日の
タスニムによる記事から抜粋・紹介しますね。タスニムは、イラン政府寄りの報道
機関です。

Sanctions Removal, Verification, Guarantees Imperative for Deal in JCPOA Talks: Raisi – Politics news – Tasnim News Agency
(経済制裁の解除、検証、確約がJCPOA会談で合意に達するために不可欠と、
ライシ大統領 – タスニム ニューズ エージェンシーより)

2022年1月30日

(私による抜粋と日本語化、< > 内は私からの補足)
テヘラン発(タスニム)–  イランのエブラヒム ライシ大統領がフランスの
<マクロン> 大統領に対し、<現在進んでいるJCPOA再建に向けた>
ウィーン会談で合意への到達を目指すのであれば、イランに対する制裁の
解除とその検証ならびにイラン政府に対する確約が不可欠だと明らかにした。

ライシ大統領とフランスのエマニュエル マクロン大統領とは、<2022年1月29日>
土曜日夜に電話で会談、多様な問題を論じ合った。

2名の大統領が話し合った話題の一部として、両国間の関係強化のための戦略、
地域の問題、そして包括的共同行動計画(JCPOA)再建を目指す交渉の現在の状況や
イランへの制裁の解除などもあった。

アメリカは最近までイランに対しては最大限の圧力をかけるという方針を採用して
きたが、今ではアメリカ自身がその失敗を認めていることにもライシは言及し、
「イラン イスラム共和国は、交渉の過程で合意に達する意志と誠意とを示した。
この点で、交渉相手も制裁解除と検証、有効な確約を必ず示す必要がある」と
強調した。

さらにライシは、中東地域での安全と安定を実現するには地域内での問題解決だけが
方策であり、外部からの介入では実現できないと力説、国際社会に対しイエメンでの
人権危機に注目し同国で弾圧されている人々を包囲解除するよう求めた。イラン
大統領の公式ウェブサイト <Lifting of sanctions, verification, valid guarantee basic principles of a deal / Discussing strategies to strengthen Tehran-Paris ties (president.ir)> の報道による。


イエメン情勢は多面的だし、バイアスのかかった
報道が多いから、ここではやめておくわね ・・・
私の100分デッサンより

・・・(中略)・・・

マクロンはさらにイエメンの市民に対する軍事攻勢を非難、特に先日のサウディ主導の
軍事同盟による攻撃を弾劾した。

両大統領はそれ以外の中東地域情勢についても話し合ったが、それにはレバノン情勢も
含まれていた。
*******************

イエメンの問題に関しては、「やかんをのせたら~~」のフォーカスを離れてしまう
ので、説明はやめておきますね。
JCPOAのきっかけとなったウラニウム濃縮問題だけを見れば、簡単に言うと
イランが「平和利用」という名目でウラニウム濃縮 ⇒ いつのまにやら、
濃縮程度が20%に ⇒ 西側が問題にし、経済制裁や交渉へ ⇒ 2015年、JCPOA
合意成立 ⇒ 2018年、トランプ政権のアメリカが一方的に脱退、イランへの制裁を
再開 ⇒ そうこうしているうちに、イランのウラニウム濃縮が60%に ⇒ JCPOA再建
交渉開始、でもいろいろ難航
といった具合です。
つまり、ウラニウム濃縮を始めたら、後に抜き差しならない事態になってしまった
実例ですね。
そのためウラニウム濃縮はすべて国際管理下でのみ行うようにすべきだという意見も
昔からあるのですが (上の黒いメニューで下の方にある ページ add-2) を参照)、
まだ実現しておりません。
ウラニウム濃縮が、いかに厄介で危険な事態を招き得るか、その実例ですよね。
そして現在主流派の軽水炉 (PWRとBWR)は、ウラニウム濃縮なしでは、
燃料がないので稼働できません。

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国連 核拡散防止条約の会議、ヨーロッパでこの春に??

本来ならこの2022年1月にニューヨークで開催予定だった国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議ですが、COVIDパンデミックのため今年8月に延期されたことは、日本語
メディアなどでも報道されているのでご存じでしょう。関連して、各種団体からの
声明も出ていますよね。
一例として、日本原水協|核兵器のない平和で公正な世界 (antiatom.org) など。

で、共同通信の報道によると、延期を重ねたNPT再検討会議を今年春に開催しようと
する動きもあるそうです。その記事から、一部抜粋して紹介しますね。

Back, the tanktop alone
No Nukes と複数にしているのは、
「核兵器も核発電も」ってことです。
私がペイントしたタンクトップ

(私による抜粋・日本語化)
国連 核拡散防止条約の会議、ヨーロッパでこの春に開催の動き

共同通信 – 2022年1月27日

Spring talks in Europe eyed for U.N. nuclear non-proliferation pact (kyodonews.net)

ニューヨーク発 – 国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の議長に指名されている
人物が、同会議をこの春にヨーロッパで開催する可能性を探っている。これは、
今年の8月に開催しようという予定を繰り上げることになる。木曜日<1月27日>に、
外交筋が明らかにした。

このNPT再検討会議の議長に任命されているGustavo Zlauvinen がこの繰り上げを考えているのは、加盟諸国の一部からの要請を受けてのことだ。

・・・(中略)・・・

情報筋によると、今年3月には核兵器禁止条約の加盟諸国による最初の会議がウィーンで開催される予定で、その後でオーストリア、オランダ、スイスなどでNPY再検討会議を
開催することを、Zlauvinen は検討しているとのこと。

・・・(中略)・・・

核兵器禁止条約は核兵器の開発・保有・実験・使用を禁止するもので、昨年1月に
発効した。

この核兵器禁止条約には、核兵器保有国は1国も加盟していない。また世界で唯一
核爆弾投下の被害を受けた日本も、調印をしていない。これは1つには、アメリカの
核の傘の下で守られているという安全保障上の事情によるもの。
**************

まあ、日本が未加盟の理由は、良く知られたことですね。
問題は、日本の政治家たちの多くに見られる「冷戦期へのノスタルジア症候群」で
して ~~
上の黒いメニューにあるページ mo-2) の終わりでも短く言及した症候群です。
「核抑止」という発想そのものが、冷戦時代のノスタルジアではないのか??
世界的に核兵器を廃絶していくことこそ、真の安全保障ではないのか?
そうした「核抑止」という問題を、いずれ「やかんをのせたら~~」の最大の
フォーカス イッシューとして考えていく計画です。無論、核発電も不可分の問題
として絡み続けます。
「核抑止」問題を取り上げるまでに、かなりの準備が必要になりますので、
その準備期間中に新型原子炉の proliferation risks その他を説明しているわけ
ですね。

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