グラファイト減速・空冷式原子炉の代表格であるMAGNOX炉を
紹介する新固定ページ、まだ作成中です。
もうしばし、お待ちくださいませ!
グラファイト減速・空冷式原子炉の代表格であるMAGNOX炉を
紹介する新固定ページ、まだ作成中です。
もうしばし、お待ちくださいませ!
何日かポストをしませんでしたが、サボってたわけじゃございません。
すぐ下のポストで私は、
・・・
北朝鮮製の原子炉
とありますので、
ヨンビョンにあるようなグラファイト減速ガス冷却原子炉の
においが強いですね。
そういえば、重水減速原子炉もグラファイト減速ガス冷却
原子炉も、本「やかんをのせたら~~」では まだ取り上げて
いなかったですね。
そこで、次回は新しい固定ページでグラファイト減速
ガス冷却原子炉を短く説明しますね。
・・・
と申しました。
その新たな固定ページを、現在作成中です。
シリアの前政権が隠れて構築していたのは、
その北朝鮮との関係から推測して
・ グラファイト減速でガス冷却式の原子炉だった
可能性が高いと私は見ております。
そこで、その代表型であるMAGNOX炉をまず取り上げます。
「北朝鮮の核」というと、「日本も核を持って、北朝鮮の基地を
叩くべきだ!」といった強硬な主張が飛び交う今日この頃ですが、
歴史の事実を直視する客観性も必要ですよ ・・・ 韓半島
(朝鮮半島)に史上初めて核施設を作ったのは、「金王朝」では
なく、なんと旧大日本帝国の海軍でした!
そうした事実も、紹介しますね。
その後で、重水減速原子炉の固定ページも作成する予定です。
そんなわけで、もう少しお待ちくださいませ!
シリアの旧政権が作っていた原子炉は~~
The Guardianウェブサイトより
Syrian reactor could have been used for nuclear weapons if completed, UN says | Syria | The Guardian
ZNPPの緊急事態は、”今回は”落ち着いたようです。でもまあ、
またいつ「station blackoutの一歩手前」が襲ってくるか、
分かったもんじゃ ありませんが。
そんなわけで、この夏に報道されたシリア旧政権が構築していた
原子炉という話題に移りたいと思います。
日本語メディアの多くは、どうも夏に報道したきり、それ以上の
詳細を報じてくれて いないようです。そこで、英語圏の報道から
The Guardianのものを。
いつもどおり、私が要約抜粋して日本語化しますね。
< > 内は、私からの補足説明。
*****************************************
Syrian reactor could have been used for nuclear weapons if
completed, UN says
(シリアの原子炉、完成していれば核兵器製造に使用された
可能性と、国連)
このアサド政権時代に秘密裏に構築されていた施設は、完成して
いれば核分裂性物質を製造できていた恐れがあると、IAEAのチーフ
Guardianのウィーン駐在スタッフと代理人
2026年9月7日
★ バシャール アル・アサド前政権が密かに構築していた原子炉は、
完成目前であった。子の原子炉が完成していれば、核兵器に
使用可能な核分裂性物質を製造できていた危険性がある。国連の
核監視機関であるIAEAのチーフが、そう語った。
★ 先月<8月>、IAEAの査察官たちが問題の <シリア国内の>
2か所を訪れたが、1か所はDeir ez-Zor、もう1か所は現在のシリア
当局がIAEAに知らせた場所で、どこなのかは外部には公開されて
いない。<たとえばテロ組織などがその場所を知って盗みに来たり
すると、ヤバいことになる恐れがあるのでしょうね。それと、Deir
ez-Zor地区にはその昔、もう1つの建設中原子炉もあって、
イスラエル軍が2007年9月に空爆で破壊しました。上の黒い
メニューにある ページ c-2) 参照>
★ 月曜にIAEAのヘッドが述べたところでは、「前政権が秘密裏の
活動を進めていたことは、明らかだ」
★ 「この原子炉の構成や技術的特性を考えると、核兵器の製造に
直接的に使用できる核分裂性物質を大変効率的に製造できる
原子炉だ」
★ アサド政権時代のシリアは、<IAEAに> 申告せぬまま大規模の
核開発プログラムを展開していた模様で、その1つとしてシリア
東部のDeir ez-Zor地区にある北朝鮮製の原子炉も含まれていた。
<これについては、下記参照>
★ IAEAは先週火曜日に加盟諸国だけの機密報告書を配布、
それをAssociated Pressが閲覧したのだが、その報告書によれば
査察現場では「クラッディングされた核燃料棒になった天然
ウラニウム金属」をIAEAが確認している。
★ ワシントンに本拠を置くNuclear Threat Initiative(NTI)で
核物質安全を担当しているディレクターのLogan Mintzによれば、
天然ウラニウム金属はそのまま核兵器に使用できるわけでは
ないが、「隠れた核兵器プログラムでさらに処理を行えば、
核兵器用プルトニウムにできる」そうだ。
*****************************
・ 核分裂性物質を大変効率的に製造できる原子炉だ
・ 天然ウラニウム金属
・ 北朝鮮製の原子炉
この3つの情報からだけでは、このシリアの原子炉がどのタイプ
だったのか、断定はできません。
しかし、天然ウラニウムを使うということ、核分裂性物質を大変
効率的に製造できるということから、
重水減速炉 または
グラファイト減速ガス冷却原子炉
のいずれかだろうなあ、ってことは皆様もすでに推測して
らっしゃいますよね。
さらに、
北朝鮮製の原子炉
とありますので、
ヨンビョンにあるようなグラファイト減速ガス冷却原子炉の
においが強いですね。
そういえば、重水減速原子炉もグラファイト減速ガス冷却原子炉も、
本「やかんをのせたら~~」ではまだ取り上げていなかったですね。
そこで、次回は新しい固定ページでグラファイト減速ガス冷却
原子炉を短く説明しますね。
しばし、お待ちくださいませ。
ザポリージャ原発、外部電源復旧
ウクライナの独立系メディアhromadskeのウェブサイトより
External power restored to Zaporizhzhia nuclear plant after more than 2 weeks on diesel generators
Thank God、今回のstation blackout危機は回避できたよう
ですね。
いつもどおり、記事の要点を、私の日本語化で。
< > 内は、私からの補足説明です
**********************************************
External power restored to Zaporizhzhia nuclear plant after more than 2 weeks on diesel generators
(ザポリージャ原発、2週間以上にわたるディーゼル依存を
終えて外部電源が復旧)
2026年9月8日、現地時間の10:03
編集: イリーナ グリチシュキナさん
★ ロシアが一時占拠中のザポリージャ原発への外部電源が
2週間以上ぶりに復旧したと、9月7日に <ウクライナの
エネルギー公社である> Energoatomが9月7日に発表した。
★ 午後7:02に、330 kVのFerosplavna-1送電線によって
同原発はウクライナのグリッドに再度接続、今のところ
11 MWの電力を取り入れている。
★ IAEAの調停による局地的な停戦によって修復作業が
可能になり、ウクライナのエネルギー関係作業員たちが
この修復を行った。
**************************************************
およそ核施設周辺では、戦闘をおっぱじめちゃいけない ~~
そんなあたり前のことを、世界的に「常識化」させていく
必要がありますね。
そもそも、ロシア軍がザポリージャ原発を占拠した時点で、
すでに自己破壊的な行為だったと言わざるを得ません。
メルトダウンでも起こしたら、放射性物質はロシア領土にも
飛散しちゃいますのでね。
ZNPP周辺で局地的停戦、送電線の修復へ
AOLのウェブサイトより、Reutersからの情報だそうです
Brokered ceasefire takes effect for repairs at Zaporizhzhia nuclear plant – AOL
IAEAの調停のおかげで、ザポリージャ原発周辺での局地的な
一時停戦が成立した模様です。
Ferosplavna送電線の修理が、もう(2026年9月6日 11:45pm
現在)始まっているのでしょうか?
それにしても、核施設やそれへの送電網の周辺での戦闘は、
恒久的になしにしてほしいものです!
では、そのReuters情報を基にしたAOLの記事から、私が
一部抜粋してみますね。
< > 内は、私からの補足説明です。
*********************************
Brokered ceasefire takes effect for repairs at Zaporizhzhia nuclear plant
(停戦交渉成立、ザポリージャ原発での復旧作業開始)
2026年9月6日 1:23am JST
9月5日、Reuters報道
★ IAEAの調停による局地的な停戦がこの土曜日 <9月5日>
に発効、ZNPPの外部電源復旧のための作業を開始できる
状態になった。IAEAの発表による。
★ ウクライナの技術者たちは、該当地区の地雷撤去をした
うえで、損傷を受けたFerosplavna送電線の復旧作業を始める
予定だと、IAEAは発表していた。
★ <占拠者であるロシアの核企業> Rosatom社のLikhachev
によれば、この土曜日朝 <現地時間> の土曜日朝にこの
ZNPP周辺での停戦が発効、修復作業が可能になった。
その作業は1週間ほどを要する見込みだ。
*********************************
復旧作業に1週間ほどかかるということですと、現在の
ディーゼル燃料がなくなるのが日本時間で9月8日前後と
報じられているので、13日ごろにFerosplavnaを復旧できる
と仮定しても、そのおよそ4~5日間、原子炉が持ちこたえて
くれるのか??という心配もあります。
とにかく、原子炉の冷却とは深刻な問題で、現実にこれほど
の大騒ぎになっているわけですね。
「え?? 原発って、停止中でも冷却しないといけないの?」
とか思ってらっしゃる方は、上の黒いメニュー(ゴチャ
ゴチャになってて、スイマセン!)で
付録 w-15) 付録 w-23) 付録 w-24) d-15)
などをお読みくださいな。
JST(日本時間)だと9月8日(火)あたりでディーゼル燃料が
なくなると報じられている、ZNPP。
当然、私としては日々刻々と報道があるものと頻繁に
ニュースをチェックしているのですが、昨日から本日ここまでは
大きな動きがないようで、新しい報道が見当たりません。
局地停戦を求めるIAEAによる交渉は、どうなっているので
しょうかねえ??
その停戦も早く実現して、一刻も早く送電線の修理を終え
ませんと、station blackoutを回避できません。
回避できることを、そして今後は送電線への攻撃などが
なくなることを、祈っています!
緊急事態のZNPP。
JSTだと 8月31日未明時点で、非常用ディーゼル発電装置の残る
燃料が「あと10日分程度」と報じられていました。
新たな燃料の到着のニュースなど聞こえないまま、JSTでは
9月2日になりました。残る日数は、およそ8日程度ってことですね。
軍事攻撃が起因で原発がstation blackoutに近づいてしまう、
というのは未曽有の危機でして、IAEAなどもどういう事態が
起こりえるのか、正確には予想できないようです。
ただ、はっきり言えることとして、払拭しないといけないのは
「ザポリージャは全原子炉が停止中だから、大した事故には
ならないでしょ?」という呑気な無知による誤認識ですね。
そもそも、もし「停止中だから大したことにならない」ので
あれば、IAEAがここまで騒ぐ必要がないじゃないですか。
上の黒いメニューの終わり近くにある
付録 w-15) や 付録 w- 23)
などをお読みくだされば。
IAEAによる局地的戦闘停止が早く実現し、送電線が1日も早く
復旧することを!!
えらいこっちゃ~~ ZNPP、いよいよstation blackoutに向かう??
Ukrainian Newsのウェブサイトより
Occupied Zaporizhzhia Nuclear Power Plant without external power for over week—IAEA warns situation is critical | Ukrainian news
IAEAが警告を発したところでは、ザポリージャ原発(ZNPP)は
大変ヤバい状態です!
Herasimova Tatianaさんの編集による記事から、私が要点だけ
日本語化して紹介しますね。
日付は2026年8月29日となっていますが、現地自国で20:30
なので、JSTだと8月30日未明になります。
*****************************
・ ZNPPがまたもやグリッドからの外部電源供給を喪失してから、
すでに1週間を超えた
・ 非常用ディーゼル発電に頼っているわけだが、その燃料が残り
10日分ほどしかない
・ 最後にディーゼル燃料の搬入が行われたのは今年3月のことで、
5月にも予定されていたのだが、戦闘状態のため取りやめとなった
・IAEAは今回も、Ferosplavna-1送電線の修復ができるよう、
局所的な停戦地帯を設けるべく努めている
****************************
なお、ZNPPには全部で非常用ディーゼル発電装置が20基ある
そうですが、現時点ではそのすべてが燃料切れの危機に晒されて
いるそうです。
また、以前のblackoutでもそうでしたが、もともとZNPPに外部
電源を供給する送電系統は10系統もあったのですが、その
すべてが現在、戦争のため機能できないわけですね。
特に心配なのは、ZNPPはかなり大型だってことです。原子炉
6基のほか、使用済み核燃料の冷却プールにも外部からの電力が
必要です。
最悪の事態(station blackout –> meltdown)にならぬことを、
祈ります!
なお、「世界最大の原発」柏崎刈羽に外部電源を供給している
送電線は、全部で5系統あるそうです。(nuclear_power_150903_04.pdf のp. 9/80)
単純に系統の数だけで決めつけるつもりはないですが、「大丈夫
かよ~~??」とは思いますよね。特に、日本の原発は全般に、
昨今のニュースで報じられているように、テロ対策が遅れて
いますし ・・・
なお、「え? 原発って、停止中でも冷却しないといけないの??」
といった初心者質問がおありの方々は、上の黒いメニュー
(ゴチャゴチャになってて、スイマセン!)にある
付録 w-10) w-12) w-15) w-23) w-24) などをお読みくださいな。
遅くなりましたが ・・・ ドナウ川のさざ波は、どうなった??
私が他の問題に関して執筆していた間に、ヨーロッパでは
ドナウ川の水位低下 → 原子炉の冷却水の不足/取水不能 →
原発の出力制限/停止
という問題が発生しましたよね。
対策として、
ハンガリーでは はしけ船を沈めてドナウの水位を上げる
ルーマニアでは国軍が出動して爆薬を使い、Cernavoda原発へと
川の水を向かわせる
ブルガリアでは、Kozloduy原発の出力を11.9%削減
といった策が講じられています。
ハンガリーとルーマニアについては、例えば Romania shuts nuclear plant, Hungary dams dry Danube River を、
ブルガリアについては例えば Romania’s Danube Nuclear Cooling Crisis を、
それぞれご覧くださいな。

再掲 PWRの場合の冷却
ヨーロッパの酷暑で問題になっているのは、
原子炉内を通る1次冷却水でも、
蒸気タービンを通る2次冷却水でもなく、
その2次冷却水を冷ますために河川や湖などから取水する水です。
なお、ルーマニアのCernavoda原発はPWRではなくCANDUですが、冷却水が必要であることに違いはありません。
で、Romania’s Danube Nuclear Cooling Crisis をお読みくだされば
分かることですが、
原発というのは単に「発電」だけの問題じゃなくて、国家としての
インフラ問題でもあるってことです。
川や湖などの治水問題まで深く関与しているという問題実例が、
現時点で実際に発生しているのですから。
もちろん、火力であっても太陽光であっても風力、水力であっても
インフラは不可避的に関与しますね。ただ、核発電に固有の
問題として、少なからぬ放射性物質が漏出した場合(事故に限り
ません、テロリズムや戦争も含めて考えないと)、原発周辺も
汚染されるので、インフラの修理やメインテナンスが困難に
なっちゃいますよね。
インフラ問題は私の専門外なので、私は詳細を論じることが
できませんが ~~
今後、インフラ問題に詳しい方々が、インフラの一部としての
原発という問題を研究し論じていただきたいものです。
さらに今回のドナウ川の件で明らかになったように、国際河川や
湖などの水位、治水といった問題が絡む以上、国家間の摩擦や
衝突といった問題すら考えられます。
これについても、専門家の方々の研究発表を聞きたいものですね。
下で申しました「原発問題プロジェクト」さん向けの原稿が
出来たので、平常運転に戻ります。
たった今、午前1:20 JST という異常な時刻では、ありますが。
そんな時刻にどうしてもポストしたいのは、ZNPP がまたもや
blackoutに陥ったとの報道が今月20日にあったからですね。
今回の戦争が始まって以来、これで27回目だそうです。
20日の時点では、私が上記の原稿作成で塞がっていたので、
すぐに紹介できませんでした。
UA Newsのウェブサイトより
The Zaporizhzhia Nuclear Power Plant has recorded its 27th blackout since the occupation of the plant began | UA.NEWS
2026年8月20日
以下、私が要点だけ日本語でまとめますね:
****************************
Energoatomの発表によれば、8月20日の夜 <現地時間でしょう>、ZNPPで現在の戦争が始まって以来27回目のblackoutが発生、
同原発では <原子炉内の核燃料の崩壊熱や使用済み核燃料冷却
プールなどの冷却用電源を、送電グリッドから> ディーゼル発電
装置に切り替えた。
<ZNPPは停止中ですが、停止中でも原子炉には冷却が必要である
ことが不思議と仰る方は、上の黒いメニューにあるページ 付録 w-15)
をお読みくださいな>
ウクライナのものであるこの原発を一時的に占拠しているロシア側の「マネジャーたち」の能力不足のため、同原発はたびたび深刻な
危険に晒されてきている。
*****************************
もちろん、ウクライナ側からの報道なので、ロシア側からは
アレコレ反論もあるでしょう。
そうであっても、現実の発電所の稼働運営にはその発電所固有の
「クセ」や「独自の問題」があるものです。
しかも現時点でZNPP周辺では戦闘が続いており、現在のblackoutも
原因はロシアからの攻撃だった可能性も否定できません。
原発が戦争に巻き込まれると、どれだけ面倒で困難な事態に
なりえるか ・・・ その実例ですね。