えらいこっちゃ~~ ZNPP、いよいよstation blackoutに向かう??

えらいこっちゃ~~ ZNPP、いよいよstation blackoutに向かう??

Ukrainian Newsのウェブサイトより
Occupied Zaporizhzhia Nuclear Power Plant without external power for over week—IAEA warns situation is critical | Ukrainian news

IAEAが警告を発したところでは、ザポリージャ原発(ZNPP)は
大変ヤバい状態です!

再掲 原子炉そのものでなくても、核施設にはいろいろな脆弱性が ・・・
この例では。
外部から原子炉への冷却用電力を切断

Herasimova Tatianaさんの編集による記事から、私が要点だけ
日本語化して紹介しますね。
日付は2026年8月29日となっていますが、現地自国で20:30
なので、JSTだと8月30日未明になります。

*****************************
・ ZNPPがまたもやグリッドからの外部電源供給を喪失してから、
すでに1週間を超えた
・ 非常用ディーゼル発電に頼っているわけだが、その燃料が残り
10日分ほどしかない
・ 最後にディーゼル燃料の搬入が行われたのは今年3月のことで、
5月にも予定されていたのだが、戦闘状態のため取りやめとなった
・IAEAは今回も、Ferosplavna-1送電線の修復ができるよう、
局所的な停戦地帯を設けるべく努めている
****************************

なお、ZNPPには全部で非常用ディーゼル発電装置が20基ある
そうですが、現時点ではそのすべてが燃料切れの危機に晒されて
いるそうです。
また、以前のblackoutでもそうでしたが、もともとZNPPに外部
電源を供給する送電系統は10系統もあったのですが、その
すべてが現在、戦争のため機能できないわけですね。

特に心配なのは、ZNPPはかなり大型だってことです。原子炉
6基のほか、使用済み核燃料の冷却プールにも外部からの電力が
必要です。

心配 ・・・
私の20分クロッキー

最悪の事態(station blackout –> meltdown)にならぬことを、
祈ります!

なお、「世界最大の原発」柏崎刈羽に外部電源を供給している
送電線は、全部で5系統あるそうです。(nuclear_power_150903_04.pdf  のp. 9/80)
単純に系統の数だけで決めつけるつもりはないですが、「大丈夫
かよ~~??」とは思いますよね。特に、日本の原発は全般に、
昨今のニュースで報じられているように、テロ対策が遅れて
いますし ・・・

なお、「え? 原発って、停止中でも冷却しないといけないの??」
といった初心者質問がおありの方々は、上の黒いメニュー
(ゴチャゴチャになってて、スイマセン!)にある
付録 w-10)  w-12)  w-15)  w-23)  w-24) などをお読みくださいな。

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ドナウ川のさざ波は、どうなった??

遅くなりましたが ・・・ ドナウ川のさざ波は、どうなった??

私が他の問題に関して執筆していた間に、ヨーロッパでは
ドナウ川の水位低下 → 原子炉の冷却水の不足/取水不能 →
原発の出力制限/停止
という問題が発生しましたよね。

対策として、
ハンガリーでは はしけ船を沈めてドナウの水位を上げる
ルーマニアでは国軍が出動して爆薬を使い、Cernavoda原発へと
川の水を向かわせる
ブルガリアでは、Kozloduy原発の出力を11.9%削減
といった策が講じられています。

ハンガリーとルーマニアについては、例えば Romania shuts nuclear plant, Hungary dams dry Danube River を、
ブルガリアについては例えば Romania’s Danube Nuclear Cooling Crisis を、
それぞれご覧くださいな。

再掲 PWRの場合の冷却
ヨーロッパの酷暑で問題になっているのは、
原子炉内を通る1次冷却水でも、
蒸気タービンを通る2次冷却水でもなく、
その2次冷却水を冷ますために河川や湖などから取水する水です。
なお、ルーマニアのCernavoda原発はPWRではなくCANDUですが、冷却水が必要であることに違いはありません。

で、Romania’s Danube Nuclear Cooling Crisis をお読みくだされば
分かることですが、
原発というのは単に「発電」だけの問題じゃなくて、国家としての
インフラ問題でもあるってことです。
川や湖などの治水問題まで深く関与しているという問題実例が、
現時点で実際に発生しているのですから。

もちろん、火力であっても太陽光であっても風力、水力であっても
インフラは不可避的に関与しますね。ただ、核発電に固有の
問題として、少なからぬ放射性物質が漏出した場合(事故に限り
ません、テロリズムや戦争も含めて考えないと)、原発周辺も
汚染されるので、インフラの修理やメインテナンスが困難に
なっちゃいますよね。

う~~ん、私の専門外だわ ・・・
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

インフラ問題は私の専門外なので、私は詳細を論じることが
できませんが ~~
今後、インフラ問題に詳しい方々が、インフラの一部としての
原発という問題を研究し論じていただきたいものです。

さらに今回のドナウ川の件で明らかになったように、国際河川や
湖などの水位、治水といった問題が絡む以上、国家間の摩擦や
衝突といった問題すら考えられます。
これについても、専門家の方々の研究発表を聞きたいものですね。

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ZNPP、また blackout

下で申しました「原発問題プロジェクト」さん向けの原稿が
出来たので、平常運転に戻ります。
たった今、午前1:20 JST という異常な時刻では、ありますが。

そんな時刻にどうしてもポストしたいのは、ZNPP がまたもや
blackoutに陥ったとの報道が今月20日にあったからですね。
今回の戦争が始まって以来、これで27回目だそうです。

20日の時点では、私が上記の原稿作成で塞がっていたので、
すぐに紹介できませんでした。

再掲 放射性物質からは崩壊熱が出るので、原発の停止中であっても、グリッドから電力を原発に供給して崩壊熱を冷まさないといけない

UA Newsのウェブサイトより
The Zaporizhzhia Nuclear Power Plant has recorded its 27th blackout since the occupation of the plant began | UA.NEWS

2026年8月20日

以下、私が要点だけ日本語でまとめますね:

****************************
Energoatomの発表によれば、8月20日の夜 <現地時間でしょう>、ZNPPで現在の戦争が始まって以来27回目のblackoutが発生、
同原発では <原子炉内の核燃料の崩壊熱や使用済み核燃料冷却
プールなどの冷却用電源を、送電グリッドから> ディーゼル発電
装置に切り替えた。
<ZNPPは停止中ですが、停止中でも原子炉には冷却が必要である
ことが不思議と仰る方は、上の黒いメニューにあるページ  付録 w-15)
をお読みくださいな>

ウクライナのものであるこの原発を一時的に占拠しているロシア側の「マネジャーたち」の能力不足のため、同原発はたびたび深刻な
危険に晒されてきている。
*****************************

イカレてる!
私のかなり昔の10分クロッキー

もちろん、ウクライナ側からの報道なので、ロシア側からは
アレコレ反論もあるでしょう。
そうであっても、現実の発電所の稼働運営にはその発電所固有の
「クセ」や「独自の問題」があるものです。

しかも現時点でZNPP周辺では戦闘が続いており、現在のblackoutも
原因はロシアからの攻撃だった可能性も否定できません。

原発が戦争に巻き込まれると、どれだけ面倒で困難な事態に
なりえるか ・・・ その実例ですね。

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聖公会「原発問題プロジェクト」さんの連載原稿を作成中

シリアの現外相とIAEAのグロッシ事務局長との共同会見、
ZNPPが再度 station blackout 、日本国内では大飯原発の再稼働
延期など、取り上げるネタには事欠かない状況ですが、ご覧の通り
対応できておりません。申し訳ない!

理由は単純明快で、ある原稿作成の依頼を受けているためです。
日本聖公会さんでは2012年ごろからずっと「原発問題プロジェクト」
なる活動を展開しておられます。
そのプロジェクトのウェブサイトに掲載する連載の原稿を作成中
でして、そのため本「やかんをのせたら~~」にときどき手が
回らなくなっております。

向こう1年くらいは続く連載の予定なので、今後は時々こんな
「手が回らない」状態に陥る場合がありそうです。
なにとぞ、ご了承くださいませ。

「原発問題プロジェクト」さんのウェブサイトは
昔話じゃ、ないんだよ!①「『今』起きている世界情勢の裏にある『原発』 前編」 | 原発問題プロジェクト | 日本聖公会 正義と平和委員会
にございます。

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シリアの前政府がとんでもないものを~~

AFPのウェブサイトより
UN atomic watchdog says found tons of nuclear material at Syria site

現在の政権が核開発を進めていなくても、その前の政権が残した
「核の遺産」が残っている場合がある ・・・ そんな実例ですね。
それにしても、現在のシリア政権は、よく正直にIAEAに申告して
くれました。
IAEA自体のウェブサイトでの公表を探したのですが、2026年
8月19日 JST現在で見つからないので、AFPの記事を私の要約・
日本語化で紹介しますね。

<  > 内は、私からの補足説明
*************************************

「潜った核物質」 ・・・

UN atomic watchdog says found tons of nuclear material at Syria site
(IAEA、シリアの施設で何トンもの核物質を発見と発表)

2026年8月19日 JST

国連の核監視機関 <であるIAEA> のヘッドが火曜日 <8月18日> に
述べたところでは、IAEAはシリアで数トンの核物質を発見した。
この7月に現在のシリア政府がIAEAに申告した核施設に存在していた。

<IAEAの> 査察官たちは今回、2か所の核施設を査察した。1つは
デリゾール <というシリアの中央から東部にある町> の施設、もう
1つは「最近になって現在のシリア政権が発見した核物質に関係する
施設」であると、<IAEAと現在のシリア政府による> 合同声明は
述べている。

ダマスカスでの記者会見でIAEAのヘッドであるラファエル グロッシ
は、現在のシリア政権が「勇気ある決断により」発見した <シリア
旧政権の残した> 核施設をIAEAに申告したことを称賛した。この
核施設は <2024年12月に追放された> Bashar-al-Assad 前大統領の
政権が残したものだ。

「問題になっているのは、数トンに及ぶ核物質があって、それを
邪悪な用途にも転用できることだ」と述べたグロッシは、この核物質を
国際的なセイフガード管理 <悪用防止策> の下で管理すると述べた。

「何で、あなたが知らせてくれなかったんだよ!?」

グロッシとの合同記者会見でシリアの <現在の> Asaad al-Shaibani
外相は「7月17日、シリア新政府はIAEAに公式の書簡を送った。
そしてまだ申告されていなかった核施設の存在を申告した。これは、
新政府が自発的に決めたことだ。この施設は、以前の政権が残した
ものである」

Shaibaniによれば、技術的な検査の結果としてこの核物質が即危険物と
なることはない。さらにこの物質は「シリア国家の所有のままで、
IAEAのセイフガード システムによって管理される」

・・・(中略)・・・

グロッシによるとIAEAでは長年にわたり、シリアが秘密裏に原子炉を
建設していたのでは、という疑念を抱いていたのだが、今回の発見に
よってそれが証明された。IAEAの人員が「デリゾールの施設に ・・・
配備されているが、そこで発掘や検査の作業を包括的に実施中だ」

昨年IAEAが公表していたところでは、2024年の査察の際に
この現場でウラニウムの粒子を検出していた。

・・・(以下略)・・・

**********************************

先代がやらかして~~

いったん原子炉だのU濃縮工場だのを作ってしまう(たとえ、
未完でも)と、たとえその政権が消えても、後続の政権に面倒を
かけてしまう ~~ そんな実例ですね。
シリアの現政府がIAEAに自ら申告したのは、ほんとにアッパレ!

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「付録 w-28) クラゲが見せる本質的課題」をアップロード

付録 w-28) クラゲが見せる本質的課題(初学者向け)  を
アップロードしました。

フランス北部のGravelines原発で原子炉3基がクラゲの大群のため
停止しました。単に「クラゲって、キモイ~~」といった問題じゃ
なくて、原発が本質的に持っている自己矛盾、つまり
「放射性物質は内部に密封したまま、環境へと熱は放出(冷却)
せねば、メルトダウンしてしまう」
という問題を、クラゲが如実に実証してくれています。初心者にも
分かりやすい実例だと思います。

そこで、PWRとBWRの根本的なメカニズムを、「クラゲによる停止」
を参照点にしながら初心者向けに説明しております。
あくまで初心者向けのページですので、「そんな基本的なことは、
とっくに習得済みだよ」と仰る方々は、この 付録 w-28) を無視なさって
くださいな。

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新ページ c-12) シオニズムと核兵器をアップロード

あたらしい固定ページ
c-12) (その他の「前科」) シオニズムと核兵器
をアップロードしました。

その昔、日本で「シオニズム」といっても、多くの方々がご存じ
なかったため会話が成立しませんでした。
昨今は、ガザでの虐殺、イランとの戦争、イランの濃縮U、
対抗してのサウディのU濃縮といった物騒なニュースが溢れているので、
日本でもシオニズムという言葉が知られるように なってきております。

そこで、そのシオニズムの運動の中にすでに核兵器を求める動きが
あったという研究を抜粋・日本語化で紹介しております。
ヘブライ大学の研究者2名による研究です。

お読みになりたいかは、上の黒いメニューで c-12) をクリック!
なお、そのメニューが大膨張してしまい大変使いにくいことは、
お詫び申し上げます。いちおう、アルファベット順に項目を配列して
おります。

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「シオニズムと核」、作成中です

ガザといい、イランといい、イスラエル絡みの問題が世界を揺るがす
昨今です。そこではイスラエルはとっくに核兵器を保有していると
見られてきましたし、イランも核兵器を半ば手にしている ⇒ だから、
イスラエルやアメリカは、「今のうちに叩いておけ!」という反応
+  イランの動き次第では、サウディも ・・・ と同国皇太子が
既に発言

こんな現状の世界ですので、シオニズムと核兵器との関係(論理的な
必然性ではなく、現実の歴史における関係)を考えることには
意味がありましょう。

そこで、シオニズムと核兵器との関係に関する新たなページを
作成中です。
アップロードするまで、しばしお待ちくださいな。

何やら、長いページになりそう~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

 

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ページ c-3) に追記

上のゴチャゴチャして使いにくい、黒いメニューにあるページ c-3)
そこに、いくらか追記を加えました。
イスラエル vs イラン戦争の関係で、このところイスラエルの核兵器が
世界的に話題になってますよね。
そのイスラエルの核開発に関して、多少の追記をしました。

近日中に、同国の核開発の裏に蠢いていたシオニズムに関する
新ページも作成する計画で、目下、準備中です。しばし お待ち
くださいな。

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「海から取水しているから、大丈夫」・・・ えっ?? 津波が来た時のことは??

「海から取水しているから、大丈夫」・・・ えっ??
津波が来た時のことは??

CNNのウェブサイトより
Hungary’s only nuclear plant on brink of shutdown as Europe heatwave threatens energy crisis | CNN

フランスで河川の水温上昇のために一部原発の稼働に問題が出ている
ことは、以前にここでも紹介しました。似たような問題が、
ハンガリーでも。
まずは、それに関するCNNの記事を一部抜粋・要約・日本語化で
紹介しますね。
英語の元記事を読める方は、ぜひそちらをどうぞ。

その後で、「じゃあ、日本の原発は?」を短く取り上げます。(断って
おきますが、アホみたいな反応を紹介せねば なりませんよ)
なにせ、サウディとアメリカの先日の核合意がどれだけ深刻な憂慮を
招いているか、それを日本語メディアはあまり取り上げていません
よね。
で、原発の稼働停止や事故危険性との関連となると、敏感に騒いで
くれます。しかし。このヨーロッパでの河川などからの冷却水温度の
上昇に伴う原発停止との関連では、要するに「日本の原発は海から
冷却水を取水してるから、大丈夫だそうですよ」という報道が目立ち
ますよね。
あのねえ~~ 海岸に原発があるがため、津波が来た時に何が
起きたのか??その実例を15年前に我々は体験したはずなのですが。

では、いつもどおり <  > 内は私からの補足説明です。

再掲 PWRの場合の冷却
ヨーロッパの酷暑で問題になっているのは、
原子炉内を通る1次冷却水でも、
蒸気タービンを通る2次冷却水でもなく、
その2次冷却水を冷ますために河川や湖などから取水する水です。

****************************************
Hungary’s only nuclear plant on brink of shutdown as
Europe heatwave threatens energy crisis

(ヨーロッパの熱波でエネルギー危機が迫る中、ハンガリー唯一の
原発が停止寸前)

Billy Stockwellさん
2026年8月4日 JST

ヨーロッパを襲っている熱波のため、気温は既に観測史上最高域に
まで上昇しており、灼熱の山火事が発生し、大量の住民たちが避難を
強いられている。そこに、新たな危機が迫っている。エネルギー
不足だ。

ハンガリーのマジャール ペーテル首相は月曜日 <8月3日>、「特に
大変な5日間が目前に迫っている」と警告を発した。ドナウ川の
水位が観測史上最低の位置にまで低下、<そこから冷却水を取水
している> 同国では唯一の原発が稼働停止に追い込まれつつある、
というのだ。

PWRの取水口の例(冷却塔がある場合を例示)
あくまで説明用の概略図ですよ

ヴィデオ演説でマジャール首相は語った:「こうした事態は、
まったく未曽有のものだ。水位は今も低下しつつあり、原発を
停止させねばならない危険性は、現実のものだ」

同月曜日の後程、マジャール首相は今後数日間の「水資源管理の
予測」として、「若干」楽観的要素も出てきた、と述べた。

この停止が予想されている原発とはパクス原発のこと <ハンガリーの
ドナウ川沿いにあって、1982年12月に発電運転開始。現在、500MWの
VVERが4基稼働中。ドナウ川は、ドイツ南部 ⇒ オーストリア ⇒
スロヴァキア ⇒ ハンガリー ⇒ セルビア ⇒ ルーマニア ・・・ 黒海 と
流れています> で、44年前に発電を始めて以来、初めての停止となる。
停止となれば、大規模なエネルギー危機となると、同首相は述べた。
ドナウ川の水をこの原発の冷却に使っており、同原発はハンガリーの
電力の約半分を発電している。

念のため、PWR(加圧水型)の原理
再掲

また隣国のルーマニアでは当局が、ドナウ川の水の一部を主要原発の
1つへと意図的に流路変更しようと努めている。その手法の1つとして、
管理下での爆弾使用も行っている。

10か国を流れるヨーロッパでも2番目の大河であるドナウの一部で、
現在の記録的熱波のため水位が未曽有の位置にまで低下している。
そうした地域として、ハンガリーやその近隣諸国がある。これから
何日間、気温はさらに上昇する見込みで、マジャールによれば
「水位上昇につながるほどの降雨の予報はない」

ヨーロッパではここ数年、夏が来るたびに過酷な熱波が襲来しており、
そのもたらす被害の広大さは、この原発停止の見込みからも
いよいよ露になりつつある。ヨーロッパは、世界でも最も急速に
温暖化しつつある大陸なのだ。科学者たちによれば、この温暖化は
人間が引き起こした気候危機のため、さらに熾烈化しつつある。

————-(中略)————-

再掲 減速材としての、軽水と重水の違い

この月曜日、ルーマニア海軍はドナウ川にあるバラ運河で管理下での
爆発を実施、これは同国のチェルナヴォダ原発へと水を送り込むため
であった。同原発では原子炉2基がすでに停止中であったと、Reutersは
報じている。<同原発はルーマニア東部、黒海沿岸から西へ60㎞程度の
位置にあり、1号機は1996年12月に稼働開始。現在2基の原子炉が
稼働状態で、他に3基が建設中です。いずれもCANDU 6という重水型
原子炉で、1基当たりおよそ700MWだそうです>

————-(後略)————-

**********************************

で、「日本の原発はどうなの??」といった日本語の報道があるの
だろうなあと思っていたら、案の定 ・・・ 「海から取水している
から、大丈夫」といった報道が。

15年前の大事故をしっかり、事実として覚えておきましょうよ。
そのうえで原発の稼働安定性と自然(気候)災害とについて、全体像を
見てみると:

★ 海岸に原発、海水を取水 ⇒ 酷暑には強いが、海から津波が来たら
メルトダウンした(2011年3月)
(その他、クラゲの異常発生で原発が止まった実例も:
クラゲ大量発生でフランスの原発停止、温暖化で水温上昇か | ロイター

★ 河川や湖から取水 ⇒ 津波の影響は少ないが、熱波などのため水温が
上昇しすぎると、冷却が充分にできなくなり原発が停止するケースが
現在、実際に発生しています

つまり、巷で広く信じられているほどには原発の稼働は安定しては
いない、かなり自然現象に左右される、ってことですね。
そんなもん、「ベースロード」にしちゃうって ・・・

どっちもどっちと ・・・
私のクロッキー、Croquis Cafeベース

 

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