Oklo社とNuScale社の株価急落

NYSEでの話: SMR関連リスクが増大、Oklo社とNuScale社の
株価急落し、から売りが支配的

BENZINGAウェブサイトより
Shorts Prevail as Oklo and NuScale Stocks Dive as SMR Risks Rise – NuScale Power (NYSE:SMR), Oklo (NYSE:O – Benzinga
(2026年9月20日)

核発電に賛成する人たちの多くも、反対する人たちの多くも、核発電の
実態や歴史的な「正体」を知らないで賛成/反対していることが
多いです。
極端な実例を挙げると、すでに 付録 w-15) や 付録 w-23) などで
説明したように、原発は停止中でも冷却が不可欠です。その単純な
事実を知らない人が、どちらの陣営にもいらっしゃいまして~~

(; ◎O◎) え!? 原発って、停止中でも冷却しないといけないん
ですか?
と真顔でおっしゃる反対派 → 原発など核施設で事故があった場合だけ
危険が発生する、と「あま~~い誤解」に陥っていないか?

( – o-) 世界情勢に左右されにくい電源を確保し、CO2も減らすには、
原発は必須だ
と主張する賛成派 → 原発は廃炉が決まった後も何年も冷却が必須。
つまり、何年も電力をただ消費するという事実を知らずに
賛成している。

で、NYSEでのSMR関連株価でも、こうした「正体を知らずに」
行われてきた投資の悲惨な結果が、今年になって以降見られて
いるそうです。

向こうが見えない~~
私のスケッチ、オンタリオ湖

では、それを述べているBENZINGAウェブサイトの記事を、
私の日本語化・要約で。
<  > 内は、私からの補足説明です。

************************
★ 今年に入ってからSMR関連のトップ銘柄が急落しており、
空売り投資家がそれを利用して大儲けしている。<空売り投資家は
証券会社から株を借り、その株価が高いうちに売ります。株価が
下落したらその株を買い戻し、証券会社に返却します> Oklo社の
株価は今年になってから49%下落し、今までの最高値と比べ80%下で
取引されている。またNuScale Power Corporationの株価も同様で、
今年になって43%下げ、今までの最高値より86%安い。

★ この株価下落の進行をうまく利用しているのがshort sellersつまり
空売り投資家だ。Okloのshort interestは17%、NuScaleは16%で、
これは、向こう何か月かは両銘柄は下落を続けると多くの投資家が
見ているという兆しだ。<short interestとは、空売りされたが
まだ買い戻されていない株式の比率>

★ Financial Timesの推定では、こうした株価状況の中で今年
ここまでに空売り投資家たちが得た儲けは、20億ドルを超えている
そうだ。一方で両社の時価総額は300億ドル以上下落した。

★ 今年になってこうした銘柄が急落したのには、原因がいくつかある。
そのうち最大のものとして、OkloもNuScaleもまだ利益をあげて
いない。
現時点ではまだ技術の研究開発中であり、特にAIブームが広がる中で
自社技術が普及することを目論んでいるのだ。

★ その利益を上げるまでには、まだ道は遠い。これは1つには、
HALEUが今のところ不足しているせいで、HALEUが確実に供給される
のは2028年後半になると見込まれている。
**********************

まだ眠っている ・・・
私の20分クロッキー、Croquis Cafeをベースに

つまり、
・ SMRは現在のところまだ開発中の技術であり、利益を上げられるに
至っていない
・ SMRの多くで燃料となるHALEUもまだ不足している
というわけですから、
そうした現実を知っている投資家なら、SMR関連株にいたずらに
投資などしなかったはずですよね。
おそらく、
AIの発展は確か ⇒ データ センター用電源が多数必要 + それには
SMRが有望 ⇒ SMR株が上昇するはず
といった単純な予想で動いてしまい、SMRの現状がどのような
ものかなど、調べもしなかったのでしょうね。

「実際には、どんなものなのか?」を調べてから、投資判断も
賛成/反対の意思決定も、すべきですよね。

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ZNPP周辺で8回目の調停による停戦、変電所の修復へ

この8回目の局地的停戦を最後に、今の戦争そのものが終わって
くれますことを!

Ukrainian National Newsのウェブサイトより
A local ceasefire has taken effect near the Zaporizhzhia Nuclear Power Plant — IAEA | УНН

いつもどおり、私が日本語で要約しますね。
<  > 内は、私からの補足説明です。

自爆テロリストが原発を占拠したら?

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A local ceasefire has taken effect near the Zaporizhzhia Nuclear Power Plant — IAEA
(ザポリージャ原発周辺で局地的停戦が発効)
2026年10月17日

IAEAの仲介による第8回目の局地的停戦が、ZNPP周辺で発効。

★ 10月15日にZNPP周辺での局地的停戦が発効、配電用変電所の
修復作業が可能になった。IAEAの発表による。
★ IAEAの調停によるZNPP周辺での局地的停戦はこれで8回目で、
<ZNPPに外部電力を供給している> 330kVの配電用変電所の
修理作業を進められる。この変電所には、軍事行動による損傷が
発生している。
★ ZNPPに外部電力を供給している送電網として残っているのはこの330kVの送電網だけであり、 修復作業によってそれとZNPPの間の
接続を強化できる。
★ ウクライナのSybiha外相によると、ウクライナの
<チョルノービルを除くと4か所ある> 原発の安全な稼働に
欠かせない19か所の変電所に、IAEAは使節団を派遣するそうだ。
*******************************

困った~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

原発がいかに深刻で厄介な軍事的脆弱性になりえるか、その
実例ですね。
今回のような「大っぴらな」軍事活動でなくても、
テロリストによる外部電源への攻撃もあり得ますしね。
(上の黒いメニューにあるページ g-5) や g-6) も参照)

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Deep Fission社にIPO関連での詐欺行為の疑い

株主向け法律事務所SBSのウェブサイトより
FISN Investors Have Opportunity to Join Deep Fission, Inc. Fraud Investigation with SBS Law

Deep Fission社については、たとえば原子力産業新聞の昨年10月
10日付の記事などをお読みください:
米新興企業 地下設置型SMRのサイトを選定 | 原子力産業新聞

要するに、地下1.6km程度という大変深いところにSMRを設置しよう
というビジネスですね。NASDAQに上場しており、略称はFISNです。

そのDeep Fission社が今年6月にIPOを実施したのですが、それに伴い
詐欺行為があったのではという嫌疑が生じており、株主向け法律
事務所のSBS(Schall, Brown & Schwartz LLP)がDeep Fission社の
株主を代表して調査に乗り出している、という事態になっております。

地下のSMRに到達するだけで、目が回る~~

何がイケナイのか?今年9月26日付でIceberg Researchという
調査会社が報告書を公表しているのですが、それによればDeep
Fission社の主張する技術は誇張が過ぎ、実際に商業的に採算が
採れるものにはなりそうにない、とのことです。この報告を受け、
FISNの株価は急落したそうです。

SMRそのものがまだ現時点では開発中の技術だってことを、一部の
投資家が忘れてしまっているようですね。

はるか彼方の ~~
私の15分クロッキー、かなり昔のもの

それにしても、日本語で反原発派の人たちと話していると、NYSEやNASDAQといった言葉をほとんど耳にしません。原発の事故危険性や
放射線の健康影響についての話は、しょっちゅう出てくるのですが。
原発事故や放射線被害をなくそうという願いそのものは、もちろん
正解です。
ただ、どうやってなくしていくのか?それも考えないと、いつまで
たっても「夢の彼方の正解」を語っているだけです。

我々は金融資本主義の世界に、否応なく生れ落ちました。なら、
核発電ビジネスの資金源を枯らす、という方策も考えるべきでしょう。
別に、巨額資金を集めてそうした企業を買収、原発事業をやめさせろ
とか言ってるんじゃありません。SMRならSMRの真実を社会に
発信することなら、できるはずです。投資家の多くとはそうした情報に
踊らされる存在であることは、上述のFISNのIPOがあったという事実
そのものにも表れていますよね。

それなのに、反原発団体の一部の人たちと話していて、「SMRって、
なんですか?」といった反応がいまだにあるのは ・・・・

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その原稿で使う、SMR概略説明図

その聖公会さんの原発問題プロジェクト用原稿ですが、
現在の世界ではどうしてもSMRなどにも言及することになります。

再掲 PWR型のSMRのメカニズム
かなり簡略化したもの

今年3月のトランプ・高市会談で、アメリカのSMR建設に日本が公金で
「投資」する、という合意があったりしましたもんね。
でも、その関連の報道を見ると、
現在開発中のSMR各種のうち、およそ2/3では核燃料として
HALEUを使う ⇒ proliferation risksを悪化させてしまう
という深刻な問題について、ほとんど言及がありません!

そこで、件の原稿で私はこの会談合意に言及、SMRのproliferation risksに
ついて短く取り上げているのですが、問題は ・・・

< (;;  ?o?)  SMRって、なんですか??
という反応が、当然のようにあるわけですね。

こまった~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

いずれ、SMRの特集を聖公会さんの原稿でもやらないと~~

なお、本「やかんをのせたら~~」では、とっくの昔にSMR関連
ページ シリーズとして   s-0) — s-12) をアップロード済みです。

反原発団体の皆さん、SMRのリスクについても、しっかり
情報発信をしましょうよ!

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その原稿の中身

すぐ下で言及した原発問題プロジェクトのための原稿ですが、現在作成中の Episode 4 の内容は、こんな感じ:
・ パキスタンが核兵器を保有するに至った経緯の概略
・ 北朝鮮が核兵器を保有するに至った経緯の概略
・ Al Goreさんと石破茂さんの発言
・ アメリカのSMR推進に伴う、HALEUのproliferation risks
と、それに対する日本の公金「投資」

ただし、本「やかんをのせたら~~」に比べると、
かなり簡略化した内容になってます。
想定読者の現時点での理解度や知識レベルに合わせている
からですね。
別に、バカにしているわけじゃなくて、
・ 義務教育の子供には義務教育の学校や手段が、
・ 中等教育には中等教育の学校や手段が
・ 高等教育にはそれに適切な学校や手段が、
それぞれ必要だという、現在の社会では当然とされている
前提によるものです。

私のかなり昔のデッサン
小学校の美術の時間に、こんなデッサンを誰も要求しないですよね?

本「やかんをのせたら~~」は、いうなれば「中等教育」
以上の読者を想定しており、特に基礎的・初心者向けの
内容のページには「基礎的内容」などと明記しております。

しかし、初心者の方には「核問題入門」といった感じの
学習用ウェブサイトが別にあるべきだと、昔から考えて
おります。

ではまた、Episode 4の作成が進んだら、ここでも
お知らせしますね。

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しばらく、原発問題プロジェクトの原稿作成に

聖公会さんの原発問題プロジェクトのための原稿作成を、
1か月に 1episodeのペースで作成するよう依頼を受けて
おります。
今月も、そろそろ その原稿作成に着手します。

そのため、本「やかんをのせたら~~」に私独自のポストを
するのは、しばらく(10日くらいかな??)お休みになります。
独自ポストを再開したら、CANDUを短く紹介するページを
投稿する計画です。

それまでは、プロジェクト用原稿を短く、ちょくちょく
紹介していきますね。

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イラン、U濃縮の停止も既存の濃縮Uの引き渡しも拒否

イラン、U濃縮の停止も既存の濃縮Uの引き渡しも拒否

アゼルバイジャンのAzerNewsウェブサイトより
Iran refuses to halt uranium enrichment or hand over stockpiles

アメリカ側がとにかくイランには濃縮Uを持たせたくない
のに対し、イランは「手放さない」と固執しています。
交渉が進まないのも当然といえば当然ですね。

では、イランの隣国アゼルバイジャンのAzerNewsの
記事を、私が日本語化・要約で紹介しますね。
<  > 内は、私からの補足説明です。

お前のせいだ!いや、お前のせいだ!

***************************
Iran refuses to halt uranium enrichment or hand over stockpiles
(イラン、ウラニウム濃縮の断念も既存ウラニウムの
引き渡しも拒否)

Ulviyya Poladovaさん
2026年10月9日

★ イラン原子力機関のヘッドMohammad Eslamiが、
イランはウラニウム濃縮をやめることもなければ、既存の
濃縮ウラニウムを他国に引き渡すこともない、と発言。
★ 記者会見でEslamiは、ウラニウム濃縮はイランの科学
技術開発に欠かせない活動であると語り、それに関しては
イラン政府はアメリカからの <濃縮を放棄せよという>
要求を受け入れるわけにはいかないと強調した。
★ 一方、アメリカのヴァンス副大統領は、イランはその
ウラニウム濃縮に制限を設けるための具体的なステップを
踏むべきだと指摘、そうでなければ交渉は進まないと
述べた。
**************************

もともと、お前が先にやらかそうとしたんじゃないか!

まあ、誰もが予想していた通りの現状になっちゃって
ますよね。
そもそも、今回の衝突では
・ 既に核兵器を(おそらく)保有しているイスラエルと、
核兵器の保有弾頭数世界2位のアメリカとが、現時点では
未保有のイランに「核なんか、持つんじゃねえ~~!」
と攻撃を仕掛けている。
・ 時間の順序として、最初にイランに核技術を導入した
のは、アメリカだった(上の黒いゴチャゴチャ
メニューにある、ページ f-2) を参照)

という構造的な無理があります。
中立的な第三国/機関による調停が必要になるはず
ですよね。
いったんはそうして成立したJCPOAから一方的に
脱退したのも、トランプ政権でした ・・・

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s-12) (SMR) SMRとHALEU をアップロード

新しい固定ページ
s-12) (SMR) SMRとHALEU
をアップロードしました。

多くのSMRで使用予定のHALEU、どんな深刻なリスクがあるのか?
それを紹介しております。

上の黒いメニューがゴチャゴチャで申し訳ないのですが、
s-12) をクリック!

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s-12) (SMR) SMRとHALEUを作成中

すぐ下に記した s-12) (SMR) SMRとHALEU、
目下制作中です。

LEUからの再濃縮 ⇒ 核兵器グレードのHEUに  の場合と
HALEUからの再濃縮 ⇒ 核兵器グレードのHEUに  の場合との
作業量の違いを、具体的なSWU数値で比較した試算の紹介も
ありますよ!

アップロードしたら、ここでもお知らせします。
しばし、お待ちを!

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CANDUの前に ~~ 割り込み

このままCANDUを短く紹介する固定ページの作成を始める
予定でした。
ところが。

どうも日本語メディアでもSMR新設の話題が登場しており、
しかも
・ 「小型でモジュール式」といった簡単な説明しかされておらず、
・  大事故を起こしにくいという記載はあるが、
・ SMRに現実的に付きまとっているHALEUというproliferation
関連の問題については沈黙している
そんな記事が目立ちます。

そりゃ、この方が90%まで濃縮しやすい

一例として、次の産経新聞ウェブサイトの記事を:
米原子力規制委、次世代小型モジュール炉SMR建設を初めて許可 AI需要で期待高まる – 産経ニュース

そこで、
・ まずは、現時点でよく報道されているBWRX-300について、
ごく短く紹介
・ passive safetyばかり話題にされているけど~
・ HALEUに伴うリスク

という内容で、新たな固定ページ s-12) (SMR) SMRとHALEU を
作成することにしました。

目下作成を進めておりますので、しばしお待ちくださいませ。
アップロードが出来次第、ここでもお知らせいたします。

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