ZNPP、19回目の外部電源喪失
トルコの国営通信社Anadolu Ajansi(設立は1920年)の
ウェブサイトより
Zaporizhzhia nuclear plant loses all external power after substation attack
ヒトは似たような問題が19回も発生すると、慣れっこになって
反応を鈍らせてしまいやすいものですが ・・・ 現実には、
何度目であろうと極めて危険であることに変わりはありません。
最悪、メルトダウンを招く危険性に変わりはないのです。
なお、「原発への外部からの電力供給が途切れると、なんで最悪
メルトダウンになるの?」については、上の黒いメニューに
ある 付録 w-15) 付録 w-23) 付録 w-24) などをお読み
くださいな。
では、Anadolu Ajansiの報道を。
いつもどおり、私の抜粋・要約・日本語化
< > 内は、私からの補足説明
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Zaporizhzhia nuclear plant loses all external power
after substation attack
(ザポリージャ原発、変電所への攻撃のため外部電源すべてを
喪失)
「またしても外部電源を失ったという事実から、送電グリッドが
極度に脆弱なもので、核の安全性という点で常に危険を抱えて
いると いうことが浮かび上がっている」と、IAEAのラファエル
グロッシ事務局長
Burc Eruygurさん
2026年6月11日
イスタンブール発
木曜日 <6月11日> IAEAは、ザポリージャ原発 <に電力を
供給している> 変電所への軍事攻撃があり外部電源すべてを
喪失したと発表した。
この電源喪失が発生したのは水曜日 <6月10日> の夜のことで、
<ザポリージャ原発が立地している> ドニプロ川の対岸への
軍事攻撃を受けてのことであると、IAEAはアメリカのソーシャル
メディアであるXで公表した。
「またしても外部電源を失ったという事実から、送電グリッドが
極度に脆弱なもので、核の安全性という点で常に危険を抱えて
いるということが浮かび上がっている」と、IAEAのラファエル
グロッシ事務局長は述べている。
そのX投稿によれば、同原発は現時点では緊急用のディーゼル
発電機で6基ある原子炉すべての冷却を行っており、核の安全の
ために必要なその他設備すべてもディーゼル発電に依存している。
今回の外部電源喪失で、現在のロシア vs ウクライナ戦争が
始まって以来、同原発が外部電源を喪失したのは19回目になると、
このポストは述べている。
IAEAによれば、今回の電源喪失の原因はFerosplavna-1という
330 kVのバックアップ用送電線が破壊されたことにある。
同原発へのメインの送電線は750 kVのDniprovska送電線だが、
その修理をするための準備が進行中である。このDniprovskaは
3月24日に損傷を受けて以来送電を停止していると、このポスト
には ある。修復作業を進めるため、ロシアとウクライナは
<当該地域での> 局地的な停戦に合意しており、その停戦状態の
中でザポリージャ原発へのバックアップ送電線の修復を行う。
・・・ (中略) ・・・ この原発周辺では軍事攻撃が続いており、
ロシアとウクライナ双方が互いに相手を非難しあっている。
・・・ (以下略) ・・・
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いろいろ言いたいことはありますが、今回は1つだけ:
原発は発電所でもありますが、巨大な電気食い虫であることも
忘れないでくださいな。
( > O<) / 電気代が高いし、電気が足りなくなりそうだ ⇒ 原発を
もっと増やせ!
といった「発作的な反応」を頻繁に耳にする昨今ですが、
原発事故がなくても、たとえば定期点検中にも放射性物質が
ある限り「崩壊熱」の除去つまり冷却は必須で、そのためには
かなりの電力を消費することになります。(たとえば、付録 w-15)
参照) さらに事故が皆無で寿命がきて廃炉作業が始まったと
しても、SFP(使用済み核燃料プール)内の放射性物質の冷却は、
何十年も続けないと火災発生などを招きます。そのプール冷却
にも、電力を消費します。既に廃炉作業が始まった段階での話
ですから、当然発電はしておりません。単に電気を食うだけの
期間が、何十年も続くのですね。
核発電推進派: ( > O<) / 電気代が高いし、電気が足りなく
なりそうだ ⇒ 原発をもっと増やせ!
VS
反対派: ( > O<)/ 原発事故が起きたら、どうするんだ!?
といった発作的な反応を繰り返していたのでは、対話は成立せず
結局は「罵り合い」が続いてしまいます。(現実、そうなって
ますよね)
上述のような基本的事実を、双方とも学ぶことが必須なのですね。





























