中国共産党の「人民日報」系列のタブロイド紙The Global Timesの
ウェブサイトより
IAEA chief voices concern over reported drone strike at Zaporizhzhia Nuclear Plant – Global Times

日本語メディアでの扱いが少ないのは、どういうことなの
でしょう??
中国共産党の系列紙でも、これだけ取り上げていると
いうのに~~

いつもどおり、私の抜粋・要約・日本語化
<  > 内は私からの補足説明
です。
*******************************************

再掲 グリッドへの軍事/テロ攻撃

IAEA chief voices concern over reported drone strike at
Zaporizhzhia Nuclear Plant
(IAEA事務局長、ザポリージャ原発でのドローン攻撃の報に)
憂慮を表明)

Xinhuaさん
2026年5月31日

IAEAのラファエル グロッシ事務局長は土曜日 <5月30日>、
ZNPPのタービン建屋へのドローン攻撃があったとの報に、
深刻な憂慮を発表した。核施設に攻撃を行うとは、
「火遊びのようなものだ」と警告を発している。

IAEAによれば、その土曜日に同原発のタービン建屋にドローン
攻撃があり、建屋の1つの壁に穴が開いたとの通報を受けた。
IAEAがこの出来事を、ソーシャル メディア <日本でいうSNS>
のXで発表した。

・・・ (中略) ・・・

グロッシがさらに述べたところでは、同原発に駐在している
IAEA のチームが攻撃を受けたタービン建屋への立ち入り許可を
求めた。報じられている損害について、直接の調査を
するためだ。

・・・ (以下略) ・・・

**********************************************

頭が痛い~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

原発では、原子炉自体は大変堅牢な構造物なのですが、
タービン建屋や外部電源供給用の変電所など、周辺施設が
テロ攻撃などに対して脆いことが多いのですね。そして、
タービン建屋が損壊 ⇒ PWRの場合、発電ができなくなる
…………………………………(当然ですが)
……………………………….. BWRの場合、放射性物質を含んだ蒸気が
………………………………….漏れだす恐れも
(BWRでは、炉内からの蒸気が直接にタービンを動かすので)

変電所が損壊 ⇒ 廃部電源供給が途絶えて、非常用のディーゼルや
……………………….電源車に切り替え
…………………..⇒ 非常用電源は長期間は使えないので、メルトダウン
……………………….の恐れも

それにしても、ドローンによる原発攻撃については、私は何年も
前から警告してきた(上の黒いメニューにあるページ g-6) )の
ですが、現実になってしまいました ・・・
ドローン攻撃 ⇒ メルトダウンというパターンが現実化しない
ことを、祈っております!

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ロシア軍のミサイルに劣化ウラニウム

ロシア軍のミサイルに劣化ウラニウム

Interesting Engineering ウェブサイトより
Depleted uranium being added to Russian missile warheads, Ukraine alleges

劣化ウラニウム入り兵器そのものはロシアの専売特許などでは
なく、アメリカ軍もイラクなどで大量に使用しました。
しかし。誰が使用しようが、放射性物質をばらまくわけ
ですから、健康被害や環境汚染を招くことに違いはありません。

では、まずは関連記事を見てまいりましょう。
いつもどおり、
私の抜粋・要約・日本語化
<  > 内は、私からの補足説明
です。

再掲 劣化ウラニウム弾を使った場合、
確かに弾薬からU-238が出て来ますが~~

**********************************************
Depleted uranium being added to Russian missile
warheads, Ukraine alleges

(ロシアのミサイル弾頭に劣化ウラニウムと、ウクライナが主張)

Abhishek Bhardwajさん
2026年5月21日

ロシアがキーフの施設などを標的とするミサイルの弾頭に
劣化ウラニウムを加えていると、ウクライナがロシアを非難した。
ウクライナ治安サービス(Ukraine’s Security Service (SBU) )
によれば、SBUがロシア軍の空対空ミサイルを入手したところ、
劣化ウラニウムを含む弾頭であったことが判明したそうだ。

そのSBUのチームは、ロシア軍が使用している改良型 Geran-2
攻撃ドローンに搭載されているR-60空対空ミサイルから発する
放射線レベルが高いことを発見した。関連当局の主張によれば、
このミサイルはロシア軍が今年の4月7日夜にチェルニヒフ地区を
攻撃した際に使用されたものだ。

再掲 劣化Uが弾薬に使用される理由

さらに当局によれば、この放射線の出所はミサイル内部に
使用されていた劣化ウラニウムであり、特にウラニウム235と
ウラニウム238であるそうだ。劣化ウラニウムとはウラニウム
濃縮のプロセスから出てくる副産物であり、鉄の約2.5倍ほどの
高い密度を有する。これほど高密度であるがため劣化ウラニウムは
戦場では、強固な装甲や物体を貫通する弾頭を作るために効果的だ。

貫通力があまりにも強い ・・・
私の、かなり昔の20分クロッキー

劣化ウラニウムは毒性の重金属で、かなり昔から装甲版を貫通する
弾薬に使用されてきている。さらに、戦車などの軍用車両を強固に
するためにも用いられてきている。

・・・ (中略) ・・・

治安サービスのプレスリリースによれば、該当地域の放射線測定を
実施、専門家が毎時12マイクロ シーヴェルトの放射線を測定した。
これは自然界での背景放射 <自然界で浴びる放射線> よりも
はるかに高く、人体の健康にとっての脅威となる危険性さえある。

・・・ (中略) ・・・

「劣化ウラニウムは有毒で放射性であるため、無人航空機や
ミサイル、その他の弾薬などの破片を見かけたら充分に注意する
よう、市民には警告を発している ・・・

・・・ (中略) ・・・

ウクライナは本件に関して提訴に先立つ調査を開始、国際法廷での
訴訟に持ち込む計画だ。ウクライナ政府からのこの主張に関し、
ロシアはまだ何ら声明を公表していない。

・・・ (以下略)・・・
***************************************************************

困った~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

どうも日本で反原発団体の方々などと話していると、原発事故や
使用済み核燃料の問題は頻繁に話題に上るのですが、
・ proliferation risks
・ 原発などの作業員の被ばく
・ 核施設が軍事・テロ標的とされた場合の問題点
・ 原発への外部電力供給とそれに伴う各種問題
・ 原発は認可や建設に長期間が必要となるため、
気候変動対策としてはもはや間に合わない
・ そして、上の記事で問題になっている劣化Uの発生
などは、あまり指摘を耳にしないです。

もっと視野を広く持った反核運動にしていかないと ・・・・

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外部電源が1本だけで ~~

Ukrainska Pravdaのウェブサイトより
Zaporizhzhia nuclear power plant has operated on single power line for two months, IAEA says

以前から本「やかんをのせたら~~」では幾度か取り上げてきた
ように、ザポリージャ原発(ZNPP)ではたびたび、外部からの
電力供給が途絶えたりしてきました。
IAEAの発表によれば、現時点でも愛撫電源供給が1本だけに
なって既に2か月が経過している、とのことです。

もちろん、発電稼働はしていないのですが、原発は停止中でも
核燃料の崩壊熱を冷却するために、外部からの電力供給を
必要とします。(放射性物質である限り、「勝手に」崩壊熱という
熱を出しますのでね。上の黒いメニューにある 付録 w-15) 参照)

再掲 放射性物質からは崩壊熱が出るので、原発の停止中であっても、グリッドから電力を原発に供給して崩壊熱を冷まさないといけない

Zaporizhzhia nuclear power plant has operated on single power line for two months, IAEA says
(この2か月間、ザポリージャ原発は送電線1本だけに頼って
機能していると、IAEA)

Semen Rubanさん
2026年5月23日

再掲 外部電力が必要 ~ まとめてみた

いつもどおり、
私の要約・日本語化
<  > 内は、私からの補足説明
です。
****************************************

この2か月間、ザポリージャ原発(ZNPP)は <外部電源の供給を>
供給線1本だけに頼っている。

情報源: IAEAのラファエル グロッシ事務局長による発表.

詳細: この3月24日にメインの外部電源供給線である750-kV のDniprovska線が遮断されて以来、ZNPPの外部電力供給は
バックアップ用の330-kV Ferosplavna-1線のみが担当してきている。
その間、同原発では外部電源供給の喪失という事態が3回も
発生している。

さらに5月21日に同原発からIAEAに報告があったところによると、
外部放射線モニターステーションとの通信の障害が発生した。
しかも、その原因は未解明である。

同原発の敷地内外には放射線のモニターステーションが数か所あり、
放射線測定値を日々IAEAに提出している。

再掲 今回の件では、ここまで事態は進展しませんでしたが~~
なお、「電源車」では長時間の稼働は無理です
別に原子炉を直接
攻撃しなくても・・・
ドローンで外部電源供給系統
(グリッド)を破壊

トロイの木馬などで非常用ディーゼル発電装置を稼働不能に
⇒ 原子炉の冷却不能 ⇒ メルトダウン ⇒ 巨大ダーティ ボム


背景:

・南ウクライナ、リウネ、チョルノービリの各原発上空では、
5月13日と14日のロシア軍による攻撃の間、飛行中の無人航空機
160機以上が観測されている。

・5月4日には、一次的に <ロシアに> 占拠されているZNPPの
敷地外にある外部放射線モニターステーションを無人航空機が
攻撃した。
・ 5月1日にはIAEAが新た原発の安定稼働に必要ななミッション
チームをウクライナに派遣、原発の安定した稼働に必要な変電所の
状態を調査した。

・ 4月14日にもZNPPがまた外部電源供給を喪失したが、これは
今回の戦争が始まって以降13回目の喪失であった。
*************************************************

何度やったら、気が済むの??
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

Nuclear Newswireによると、
Update on Zaporizhzhia — ANS / Nuclear Newswire
ZNPPが利用できる外部電源供給線はもともと、10本あった
そうです。(Off-site powerという段落) そんなにあったのに
全滅という事態が、すでに今回の戦争では13回も発生してる、
ってことですね。
もちろん、戦争という特殊状況ではありますが、それにしても
原発というものがいかに脆弱かつ危険な軍事標的か、実証する
事実ですよね。なにせ、原子炉自体を破壊せずとも外部電源供給
(送電線とか変電所など)を絶てば、メルトダウンの危険がある
わけですから。

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最高指導者:「濃縮Uはイラン国内に留まるべき」

イランの最高指導者:「濃縮Uはイラン国内に留まるべき」

Reutersウェブサイトより
Exclusive: Supreme Leader says enriched uranium must stay in Iran, Iranian sources say

やっぱりな~~
いったんU濃縮なんてことを始めてHEUなんてものを
手に入れると、なかなか手放したくはないでしょう。かなりの
施設も技術も、人材もエネルギーも使ったわけですから。
ここまで物騒で厄介な問題の「平和利用という隠れ蓑」になって
しまう核発電。
存続させる正当性が、どこにあるのでしょうか?

U-235の濃度と用途
重要なチャートなので、しつこく再掲

Reutersの記事を、まずは見てまいりましょう。
いつもどおり、
私の抜粋・要約・日本語化
<  > 内は、私からの補足説明
です。
******************************

Exclusive: Supreme Leader says enriched uranium
must stay in Iran,
Iranian sources say
(独占報道: イランの最高指導者が濃縮ウラニウムは
イラン国内に保管せねばと発言 ― イラン情報筋)

Parisa Hafeziさん、Rami Ayyubさん

2026年5月22日

ドバイ発、5月21日 (Reuters)
イランの最高指導者が指令を発し、同国の核兵器グレード
近くまで濃縮したウラニウムは国外に出してはならないと
命じた。イランの情報筋で高い地位にある2名による。
アメリカとの停戦交渉でのアメリカからの要求の1つに、
<この高濃縮ウラニウムの国外保管があるが> イランの態度が
硬直化したことになる。
アヤトーラ モジュタバ ハメネイ師のこの指令により、
アメリカのドナルド トランプ大統領の不満がさらに募り、
アメリカとイスラエル vs イランの戦争終結のための交渉も
一層複雑化してしまいかねない。

イスラエル高官たちがReutersに述べたところでは、トランプは
イスラエルに対し、イランの保管している高濃縮ウラニウムを
国外に輸送すると確約、また如何なる和平協定にもその搬出の
条項を盛り込まねばならないとしたそうだ。高濃縮ウラニウムは、
核兵器の製造に必要だ。

再掲 すぐに作れる~
しかし相手が既にミサイルを持っているとき、これで抑止になるの??

・・・ (中略) ・・・

イスラエルのベンジャミン ネタニエフ首相は、イランから
濃縮ウラニウムを除去するまで、また代行武装組織への支援を
イランがやめ、さらに弾道ミサイル能力を廃止するまでは、
今回の戦争は終わっているとは見なせないと発言している。

・・・ (中略) ・・・

今回の戦争以前、イランは保管している60濃縮ウラニウムの半分を
国外に輸送しても良いという合図を発していた。これは、民生用
用途をはるかに超える濃度だ。

だが情報筋によると、トランプがイランを攻撃するぞという
脅迫を繰り返し示したため、イランは態度を硬化させたようだ。

・・・ (中略) ・・・

IAEA の推定では、2025年6月にイスラエルとアメリカがイランを攻撃した時点で、イランは60%濃縮ウラニウムを440.9 kg 保有していた。そのうちどれだけが今も残っているのかは、不明だ。

・・・ (以下略) ・・・
**************************************

再掲 武力では消えないもの ・・・

「武力」という手段が相手の態度硬化を招き、事態を悪化させて
しまった実例ですね。
それと、やはり核物質は「影や闇に」隠蔽されることのないよう、
全世界ですべて国連管理にでもしませんと ・・・

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ロシアの核エネルギー担当トップ、”ザポリージャ原発の状況は「取り返しのつかない」段階に”

Reutersのウェブサイトより
Russian nuclear head: situation at Ukraine’s Zaporizhzhia nuclear plant reaching ‘point of no return’ | Reuters

ロシアの核エネルギー担当トップ、”ザポリージャ原発の状況は
「取り返しのつかない」段階に入りつつある”

物事の筋を正すなら、もともとロシアが攻め込んで占拠し
ちゃった原発なのですから、ロシアが撤退して原発を
ウクライナに返せば状況は好転するはずなのですが~~

とにかく、Reutersの報道を見てまいりましょう。
いつも通り、
私の要約・抜粋・日本語化
<  > 内は私からの補足説明
です。
*******************************

再掲 戦争は、早く終わってほしい ・・・

Russian nuclear head: Situation at Ukraine’s Zaporizhzhia nuclear plant reaching “point of no return”
(ロシア国営核エネルギー企業のトップ、ウクライナの
ザポリージャ原発の状況が「取り返しがつかない地点」に
到達しつつある)

Reuters報道
2026年5月19日

モスクワ発、5月18日(Reuters)-  ウクライナにあるがロシアが
占拠中のザポリージャ原発の状況が、同地域でのウクライナ軍に
よる攻撃のため「取り返しがつかない地点」に到達しつつあると、
ロシアの核エネルギー国営企業Rosatomのトップがこの月曜日
<5月18日> に述べたと報じられている。

ヨーロッパ最大の原発である同原発の管理運営は、今のところ
ロシアが配備した管理陣が担当しているが、その管理陣によると
ウクライナ軍による同原発への攻撃が3日間続いているという。

「取り返しのつかない地点に近づきつつあり、今や事態の鎮静化の
努力を全ヨーロッパが払わねばならない」と、Rosatomのトップで
あるアレクセイ リカチョフが語ったと、ロシアのメディアは
報じている。

「現状は、火遊びをしているようなもので、まず危険にさらされる
のが東ヨーロッパ諸国だ」

再掲 最悪、敵国のproxyテロ組織がこちらの原発をメルトダウンさせた場合、こちらから「報復核攻撃」はするわけに、行きませんよね。たとえこちらが核兵器を保有していても。

リカチョフによれば、同原発には約2,600 トンもの核燃料がある。
<現在は> 発電を行っていないが、核燃料を冷却するため冷却系の
作動は続けねばならない。<上の黒いメニューの終わり近くにある
付録 w-15) 参照>

Telegram <というソーシャル メディア> でこの原発の管理陣が
公表したところでは、もっとも最近あったドローン攻撃では
負傷者はおらず、施設の損害もなく、通常通りの稼働を続けて
いるそうだ。

さらにその公表内容によれば、国連の核監視機関であるIAEAの
常置モニターの画像を見ると、<17日> 日曜日にあった攻撃では
損害が発生したという。管理陣によれば、ウクライナ軍の砲撃が
輸送作業場に着弾したとのことだ。

・・・ (以下略) ・・・
************************************

再掲 原発を基地化されると~~

お分かりの通り、原発をはじめとする核施設を敵軍やテロ組織に
占拠された場合、その本来の保有国側はなかなか対処ができなく
なりますよね。実際、上記のザポリージャ原発の周辺は戦闘が
激しい地域なので、幾度も外部電源供給が途絶え、修理が
繰り返されてきています。外部電源の供給が途絶えると、最悪
メルトダウンに至りますので、実に厄介な代物なのです。
本当に「国防」を考えるなら、核施設は「敵にとっての格好の
標的」であるという事実をまず認識すべきでしょう。

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バラカー原発でドローン攻撃 ⇒ 火災が

インドのTimes Nowというのウェブサイトより
元の英語記事は、ここをクリック

テロリスト組織によるドローン攻撃で原発の
外部電源などに損傷 ⇒ 最悪、メルトダウンへ
というリスクについては、上の黒いゴチャゴチャのメニューに
あるページ g-10) g-5) g-6)  などで、たびたび指摘しております。

現実、今年になってからもザポリージャ原発でドローン攻撃が
あったとの記事は紹介済みですし(この下の5月5日付のポスト)、
今回も5月17日にUAEのバラカー原発でドローン攻撃 ⇒ 火災が
ありました。

再掲 今回の件では、ここまで事態は進展しませんでしたが~~
別に原子炉を直接
攻撃しなくても・・・
ドローンで外部電源供給系統
(グリッド)を破壊

トロイの木馬などで非常用ディーゼル発電装置を稼働不能に
⇒ 原子炉の冷却不能 ⇒ メルトダウン ⇒ 巨大ダーティ ボム

このバラカー原発でのドローン攻撃について、インドに本拠を
置く英語のニュース チャネルTimes Nowのウェブサイトに、
解説があります。

いつもどおり、
私の要約・抜粋・日本語化
<  > 内は、私からの補足説明
で紹介しますね。
************************************

Explained: Why Drone Strike At UAE Nuclear Power Plant
Is A Major Blow to US-Iran Ceasefire
(解説: UAEの原発にドローン攻撃。それがアメリカと
イランの間の停戦に大きなダメージとなる理由)

エディター: Apoorva Shuklaさん
2026年5月18日

UAEのバラカー原発にドローン攻撃があり、火災が発生した。
そのため西アジアの緊張がさらに高まり、<戦闘再開への>
軍事的準備と外交努力の両方が目まぐるしく活発化する中、
イランとアメリカの間の脆い暫定的な停戦を脅かしている。

UAE唯一の原発 <であるバラカー> を標的にしたドローン
攻撃がこの日曜 <5月17日> にあり、周辺で火災が発生した。
そのため、あアジア西部には新たな緊張が走った。 イランと
アメリカ間の和平交渉が頓挫し、再建しようとする努力が
進む中でのこのドローン攻撃である。現時点で、だれも
犯行声明を発しておらず、UAEも本件を「理由なきテロ攻撃」
と呼んでいるものの、誰の犯行かは述べていない。

ドローン爆弾 + 非常発電機へのサボタージュ or サイバー攻撃で
メルトダウンに至る危険性が


UAE
の原発にドローン攻撃、火災発生

UAEのアブ ダビにあるバラカー原発で日曜にドローン攻撃が
あったと報じられているが、その後に火災が発生した。UAEの
アル ダフラ地域にある同原発の発電機での発生である。
原子炉4基を擁する同原発だが、今回の戦争で攻撃標的と
されたのは、これが初めてだ。

UAE国防省によれば、同国の西側にあるサウディ アラビア
との国境を越えて3機のドローンが飛来、さらに他の2機は
撃墜された。何者による犯行か、調査中である。

UAEの原子力規制当局がX(旧称 Twitter)で発表した
ところでは、この火災による原発の安全への影響はなく、
「すべてのユニットは、通常通り稼働している」との
ことだ。

再掲 どこで・だれが作ったんか、わかりまへ~ん

・・・ 中略 ・・・

イエメンに本拠を置く反乱組織フーティはイランから支援を
受けているが、UAEはサウディ アラビアとの協力関係の関係上、
フーティとの戦闘を展開している。バラカー原発がまだ建設中
であった2017年に同原発を標的にしたと主張していたのだが、
アブ ダビはこの犯行声明の事実性を否定した。AP通信の
報道による。

・・・ 中略 ・・・

放射性物質の漏出は、今回はなかったそうです

詳しい考察

今回のドローン攻撃に、UAEはどのように対応したのか?

UAE当局は、ドローン攻撃により発生した火災を鎮火した
ことを確認済みだ。負傷者は皆無で放射線による危険も
ないと、市民に確約している。バラカー原発のすべての
ユニットは正常に稼働していると強調しており、攻撃者が
だれなのかという判断を下すべく、調査が進行中で
あるそうだ。

今回の攻撃により、アメリカとイランの関係には、どのような
影響があるのか?

今回のUAEの核施設への攻撃のため、アメリカとイランの
間の既に緊迫している関係が、さらに複雑化した。両国間の
暫定的な停戦の継続と進行中の交渉についての憂慮が増大
している。アメリカとイスラエルに対する緊張が高まる中、
イランはUAEに対する敵対を高めているものと見られている。

・・・ 以下略 ・・・

************************************************

再掲 そもそも今回は、なんで外部電力を攻撃しなかったのでしょうかねえ?

犯行声明なども今のところ出ていないようですし、
不明事項が多いですね。
もしフーチ勢力によるものであれば、正規軍ではなく
テロ組織による原発へのドローン攻撃だったということに
なります。
ついに、私が以前から恐れていた不安が実現してしまった
ことになりますが、そうじゃないことを願っています!

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パキスタンの前哨施設への攻撃で死者 ー Al Jazeera

Al Jazeera英語ウェブサイトより
Deadly attack on Pakistan outpost puts Afghanistan ceasefire at risk | Pakistan Taliban News | Al Jazeera

タリバンなどによるパキスタンでのテロ攻撃、停戦している
はずの今も続いている模様です。暫定的な停戦合意は
国家政府と国家政府の間での合意であるのに対し、テロリスト
組織は政府機関ではないので、停戦合意とは無関係に攻撃を
続けてしまうケースがあるので、怖いですね。
以前にも申しましたように、パキスタンには稼働中の原発が
あります。外部電源などへのテロ攻撃がないことを、
祈っています!


単なる100分デッサンですが、当日発生した軍事事件の報を
聞いた後だったので、平和を祈りながら描いたもの

いつもどおり、
私の要約・抜粋・日本語化
<  > 内は、私からの補足説明
です。
*******************************************
Deadly attack on Pakistan outpost puts Afghanistan ceasefire at risk
(パキスタンの前哨施設への攻撃で死者、アフガニスタン
との停戦が揺らぐ)

最近、パキスタン北西部でテロ攻撃が2件あり、20名以上が
死亡した。パキスタン政府はアフガニスタンのタリバン政権と
停戦合意を締結してはいるが、その足元が揺らいでいる。

AFPとReutersからの情報
2026年5月15日

パキスタン北西部にある治安維持用複合施設へのテロ攻撃が
あり、パラミリタリーの将校たち数名が死亡した。パキスタン
タリバン(TTP)が犯行声明を出した。

木曜日 <5月14日>、Bajaur地区にある地域基地のゲートに
武装集団が火薬の詰まった自動車を突っ込み、さらには
銃撃戦を始めた。治安維持関連の情報筋による。パキスタンと
アフガニスタンの国境地帯ではこのところ衝突が続いており
死者が出ているが、そのため両国間の脆い停戦合意も
危ぶまれている。

再掲 あれもテロか??
いや、あれば衝突事故やけど~~

今回の自動車は「大規模の爆発」を起こしたと、パキスタンの
ある役人が報道機関のReutersに語った。さらに武装集団は
キャンプ施設内を荒らし、「無差別に発砲」したとされる。

報道によれば、この攻撃でパキスタン兵8名あるいは9名が
死亡した。攻撃側では最低でも10名が死亡、治安維持
キャンプ側では約35名の治安人人が負傷したと、報道機関
AFPは報じている。

Bajaur市にいたReutersのあるジャーナリストによれば、この
複合施設から約20㎞離れた市場でも、この爆発音は聞こえた
そうだ。映像を見ると、施設の建造物のほとんどが破壊され、
炎に焦がされていた。
・・・・(中略)・・・・

再掲 お前のせいだ!いや、お前のせいだ!

死者の出る攻撃が激化
パキスタン タリバン(TTP)はパキスタン政府の転覆を
はかっており、報道向けに今回の攻撃に関する犯行声明を
発表した。

パキスタン政府によれば、アフガニスタンは武装集団を
かくまっており、そうした集団が攻撃を実行している。
だがアフガニスタンのタリバン政権はこれを否定している。

パキスタン タリバンとはアフガニスタンのタリバンとは
別組織だ。アフガニスタンのタリバンは、2021年に同国で
政権を掌握した。

今回の攻撃を最新のものとして、この地域ではこのところ
数件の攻撃があった。そのため、死者数が20名以上に
上っている。

例として、爆薬を搭載した自動車による警察署へのテロで
12名を超える死者が出た。また市場で爆発があり、少なくても
9名が死亡した。

さらにAFPの報道によると、同じBajaur地区のInayat Killi と
いう場所にある別のキャンプでも迫撃砲弾が着弾、治安維持
人員3名が負傷した。関係役人たちがAFPに告げた。

アフガニスタンでタリバンが政権を取り戻して以来、
パキスタンとの緊張は高まる一方だ。

この2月以降、この両国間の緊張が国境を越えた衝突に発展、
さらには「厳然たる戦争」になってしまったと、パキスタンの
国防相は語った。

再掲 引き続き、平和を祈っています!
私の、昔のスケッチより
東京・目白聖公会のインテリア

この3月にはいったん <非公式の> 停戦合意が締結されたが、
散発的な攻撃がまだ発生している。先月、両国政府は中国が
仲介する会談でこれ以上の悪化を回避しようとの合意に達した。

だがその会談によっても正式な合意や停戦には至らず、状況は
予断を許さない。このところの一連の攻撃のため、両国間の
相互敵意は一層熾烈化してしまう危険性をはらんでいる。

国連が今週初めに発表したところでは、今年1月から3月まで
だけで、両国間国境をまたいだ軍事衝突のため少なくても
372名のアフガニスタンの市民が死亡、それ以外に400名近くの
負傷者が出ている。
****************************************

やれやれ~~
あまり報道されていない「実質的な戦争」ですが、早く平和が戻ることを祈っております!

再掲 情報が少ない・・・

 

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“Ten Reasons —” の日本語化テキストにマンガと補足説明

「ホーム」にある5月9日付の記事で、Ten Reasons To Reject
Nuclear Powerというフライヤーの日本語化テキストを
すでに紹介済みです。

上の黒いゴチャゴチャ メニューにあるページ v-1) で
紹介したように、アメリカのワシントンDC近郊に
本部を置く反核団体にBeyond Nuclearなる
グループがあります。
核兵器と核発電の両方の廃絶を求める団体で、この
2つの不可分性に気が付いている点で、目の付け所が
良いですね。

そのBeyond Nuclearのexecutive director、Linda
Pentz Gunterさんが最近、著作を出版なさったの
ですね。
No To Nuclear. Why Nuclear Power Destroys Lives,
Derails Climate Progress And Provokes War

という本です。
その本の付録として、主張の要点を10点に短く
まとめたものがありまして、大変的確かつ簡潔なもの
なので、日本語にして本「やかんをのせたら~~」で
公開してよいか問い合わせたところ、Lindaさんから
ご快諾をいただきました。

元の英語フライヤーをお読みになりたい方は、ここをクリック!
(* ジャンプ先のページはPDFですが、5月9日 JSTにブラウザーで
開いたところ、特に問題は発生しませんでした)

問題は、私が日本語化したテキストですが、やはり「翻訳」だけでは、日本語読者の多くにはわかりにくい箇所が多いと思うのですね。
そこで、<補足説明>とマンガを私が作成して追加した日本語テキストを、ページ v-2) として作成・アップロードしました。
これで、よくご理解いただけると思います!

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イラン、U濃縮を90%に???

ヨーロッパ広域のニュースTVネットワークEuronewsの報道、
MSNのウェブサイトより
元記事は、ここをクリック

イラン、U濃縮を90%に???

私が恐れていた問題が、現実化しつつあります~~
核兵器開発か??という問題を解消するには、武力で攻撃する
のは逆効果だという単純な理屈を、イスラエルとアメリカの
両政権は理解できないので しょうかねえ??

従来からイスラエルは、周辺国に核兵器開発の疑惑 ⇒ 爆撃
というパターンを繰り返してきました(Begin Doctrine、
上の黒いメニューで c-1) c-2) c-10) )が、
そういう方針自体を考え直さないと。
相手に回復力がある場合、爆撃後にもっと核開発が進んで
しまう危険性が・・・
という実例が、今まさに発生しつつあるのですね。

再掲 U-235の濃度と用途

では、Euronewsの記事を、
私の抜粋・要約・日本語化で
<  > 内は、私からの補足説明
で。
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Iran threatens weapons-grade uranium enrichment as peace talks falter
(和平交渉が滞る中、イランは兵器グレードへのU濃縮をするぞ
と脅迫)

Babak Kamiarさん
2026年5月12日

火曜日 <5月12日> にイラン政府は、アメリカが軍事攻撃を
再開した場合には、イランはウラニウム濃縮を核兵器グレード
である90%にまで高める可能性があると脅した。アメリカの
ドナルド トランプ大統領が先日のイランからの和平提案を
”まったく受け入れられない” と却下、停戦の継続が危ぶまれて
いる現状を受けてのことだ。

イランのダシュテスタン選挙区選出の議員でありイラン
議会の国家安全保障外交委員会(National Security and
Foreign Policy Committee)のスポークスパーソンでもある
Ebrahim Rezaeiが <ソーシャルメディアの> Xに投稿した
警告だ。90%濃縮という選択肢を議会で討議するぞ、と
いうものである。

ボトルから出てくるのはええけど、そのミサイルはいらんがな!!

・・・(中略)・・・

イランの担当省がアメリカの要求を ”理にかなわない” と
却下して以来、トランプは現在の停戦が ”大がかりな救命
処置を受けている”と発言している。トランプは月曜日に国家
安全保障チームと会談、イランへの攻撃再開の可能性を
討議した。アメリカのメディア報道による。

一方、イスラエルのメディアによれば、イスラエル市民の
一部に 脅迫のテキスト メッセージが届いている。イラン発の
ものと見られている。「夜空に輝く太陽を見ることになるぞ」
という内容で、イランからのミサイルやドローン攻撃があるぞ、
ということのようだ。

・・・(以下略)・・・

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元をただせば、これがこうなって~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

たびたび申し上げてきたことですが、
U濃縮を3-5%(いわゆるひとつの ”平和利用”)にするか、
90%(核兵器グレード)にするか、
それは単なる程度問題です。
さらに、実際には60%でも核兵器に使用できます。
d-16) 参照)

核発電がある限り、この種の「核兵器の隠れ蓑になる」
危険性を消すことは、できません。

それと、これも私がたびたび申し上げてきた事実ですが、
核発電の裏で進む核兵器開発?という疑惑 ⇒ 今回の戦争
⇒ ホルムズ海峡封鎖 ⇒ 石油価格高騰 ⇒ 「もっと原発を!」
という世論
というパターンで、ここまで事態が展開してきましたよね。

出発点にあった核発電という「隠れ蓑」がなければ、そもそも
現在のような事態にはなって いなかったわけでして ・・・
世界に「隠れ蓑」がある限り、それを悪用する連中もいる
ことでしょう。
その「隠れ蓑」を暴くために武力を行使して事態をさらに
悪化させてしまう人たちも、いることでしょう。

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EPRを ”持ち上げる” 日本語報道

まずは、
フランス新型原発、日本メディアに公開 出力100%で初 安全性高めた設計、コスト増も
をお読みくださいな。

確かにEPRは ”事故安全性” を高めた設計になって
いますが、そのため建設工事が大変難しく、
工期延長 ⇒ 予算超過 を
一度ならず幾度も繰り返して
おります。

その事実については、本「やかんをのせたら~~」でも
たびたび指摘してきました。
al-4) (革新軽水炉) EPR | やかんをのせたら「平和利用」??-Heeday Francis (yadokari_ermite[at]yahoo.co.jp)

そこで参照先として、英語版Wikipediaの
該当ページへのリンクを張っております:
EPR (nuclear reactor) – Wikipedia

私の作品、”Star of Bethlehem”

(;; >~<) /  なんで、英語ページなの?
EPRの説明なら、日本語ページもあるよ:
欧州加圧水型炉 – Wikipedia

よくご覧になってください。この日本語ページの
出展元の多くは “Nuclear Engineering International” など
英語の文献になっております。

冒頭の日本語記事でも、
「・・・ 昨年12月に出力100%に到達して以降、日本メディアに公開するのは初めて。」
とありますよね。

やれやれ、良いか悪いかではなくて、まずは現実を
認識しましょう:
日本語だけで情報収集していると、偏りや視野狭窄が生じ
やすい、ってことですよね。
無論、そんな現実は今後、正していかないと。

だからこそ本「やかんをのせたら~~」では、
英語の記事をかなり引用・紹介しているのですね。

このすぐ下にあるTen Reasons —- もその一例ですし、
そこでもEPRの予算超過問題が取り上げられていますよね、
EPRという名前こそ、原文では登場していませんが。
さらに、気候変動対策は焦眉の急なのに、原発は10年とか
20年といった工期を必要とするので、気候変動対策には
ならない、という問題指摘もTen Reasons — には
繰り返し見受けられます。

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