「不透明にしておこう」… ならびに核の拡散

  • As I said below on March 25, I’m abolishing my beaded accessory business
    in several months. Then, I’ll remake this whole website into a new, anti-nuke
    site focused on the “historical inseparability between nuclear weapons and power”.
    The new website is to be written in Japanese since it is targeted at Japanese readers. Until then, I’ll occasionally post some articles about this inseparability
    here.
    (In case I leave this world behind before the website remake — just pardon me!)
  • 下の3月25日に述べましたように、あと数か月でこのビーズ アクセサリーのビジネスは廃業します。その際、このウェブサイト全体を新たな反核サイトに作り変えます。そのフォーカスは、
    「核兵器と核発電の歴史的不可分性」にあります。
    その作り変えのときまで、時折ここに、その「不可分性」に関する記事を投稿しますね。
    ご注意: 移行期間中の記事においても、数か月先の新ウェブサイトにおいても、あれこれ
    英語のウェブサイトや書籍からの引用をしますが、その日本語訳は致しません。
    私は翻訳者ではないので、正確な翻訳などできないからです。それと、著作権所有者に無断で翻訳・発表をすると、著作権法上の法律問題も発生してしまいます。できるかぎり、皆様も引用元の原文をお読みくださいね。
    なお、反核サイトへの作り変えより先に私が他界した場合には ・・・ あしからずご了承くださいな!
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    核兵器保有の有無に関する情報公開についてのイスラエル政府の姿勢は、
    前掲の “Uranium” の p. 108 に簡略に記されています。
    “The prime minister who succeeded Ben-Gurion, — formulated a policy of “nuclear policy,” or “opacity,” that remains state doctrine today. In short, Israel will not publicly confirm or deny that it has the bomb, —-”
    要するに、イスラエル政府は核爆弾の保有の有無については、公式に「持っている」とも「持っていない」とも言わない、ってことですね。

    IAEAなりアメリカ政府なりは、なにを??

    アメリカ政府は核兵器の拡散を嫌っており、だからこそAtoms for Peace (1953年12月の、国連での演説)という方針を打ち出して世界の核利用をコントロールしようとしたわけですね。IAEAの設立も、そうした狙いがあったわけです。
    じゃ、そのアメリカ政府あるいはIAEAは、このDimona 核施設をほったらかしておいたのか??
    いえ、査察には行ったのです。IAEAではなく、アメリカの調査者たちが。1965年1月、またその他の時期のことでした。
    英語版Wikipedia の “Shimon Peres Negev Nuclear Research Center” というページで、History —> Inspections という個所をご覧くださいませ。
    https://en.wikipedia.org/wiki/Shimon_Peres_Negev_Nuclear_Research_Center
    にございます。
    イスラエル側は国際的査察団ではなくアメリカの査察団が来ることを要求、そこでアメリカは査察団を派遣したのですが、イスラエル側が査察の出来る区域を限定、真実は確認できなかったようです。そこでアメリカ側は1969年に査察を打ち切りました。もちろん、「おそらく、核兵器を隠してるなあ~~」と睨んだわけですね。

    YouTubeでもご覧になれます

    Nuclear Threat Initiativeという団体が、Negev Nuclear Research Center – Israel というビデオをYouTubeに公開してくださっています。
    https://www.youtube.com/watch?v=MbsNGkMgC0Y
    にあります。

    英語で、もちろん日本語字幕などは、ありません。

    反核(もちろん、反原発も含む)市民団体などでNuclear Threat Initiative と
    交渉して、日本語字幕をつけたバージョンを作成しては、いかがでしょうか ・・・

    ・・・ そんなことを言うとすぐに、「人材がいない! 資金もない!」

    といった反応が返ってくるのですが、そういった情報発信も長期的に展開していかないと、
    そもそも反核市民団体が存在している意味が、どこにあるのでしょうか??
    単に「反原発デモに参加してます」だけじゃ~~
    デモというのは、それをしている間に周囲に声が聞こえるだけで、しばらくすると忘れ去られてしまいやすいものです。実際、2011~12年ごろには日本であれだけ見られた反原発デモは、2020年4月の今、どこに消えたのでしょう?? コロナウイルスのパンデミックでデモができないのなら、ネットでの情報発信などは??

    情報発信をするための情報収集人材や linguists、ビデオ編集者、国際団体などとの交渉担当者などの人材を絶えず募集し、育成するということを怠ってきた市民団体が少なくないように思います。(私自身、以前は反原発市民団体と関わっていたから、これを言ってるんです!)

    それと、エラソーナことをヌカすようですが、そうした市民団体の多くで長期的な戦略が欠落しているように思いました。
    1930年代あたりからの現代史を溯れば、このDimona 核施設の実例も物語る通り、原子炉と核兵器は不可分です。それを歴史上の実例をたどって広く社会に示し、「核発電(原発)は、単に電力と環境(それも、重要ですが)だけの問題じゃない、核兵器という死に至る問題が絡んでいるんだ!」と訴えていく ・・・ そういう市民団体と、私は関わったことがありません。「核兵器と核発電の関わり」を唱えている団体は多いのですが、具体的な事例やメカニズムを紹介していないのですよ!

    現在のコロナウイルスによるパンデミックの中、私がいつまでこの世にいるか分かりませんが(もう、まったく若くないので)、この世にいる限りはこの「不可分性」の事例を、ここで日本語で紹介していきたいと考えております。

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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