アフガニスタン情勢が世界の注目と憂慮を集めていますが、私は特にこの国に
ついて詳しくありません。
そこで、読者の皆様の中にアフガニスタンや周辺の情勢について詳しい方が
いらっしゃったら、ぜひ次の可能性(危険性)について、ご教示いただきたく、
よろしくお願いいたします。
yadokari_ermite[at]yahoo.co.jp
まで、情報などお知らせくだされば、ありがたいです!
有償の情報の場合には、最初に
・ 有償であること
・ その情報などのアウトライン
・ お値段
をお知らせくださいませ。
では、アフガニスタンの何について情報を得たいのかというと、ずばり:
??? アフガニスタンが内戦状態になり、紛争の当事者である武装勢力のいずれか、
あるいはすべてが、パキスタンなりイランなりから戦術核兵器を入手する可能性は???
あくまで、アフガニスタン情勢については無知な私の杞憂にすぎないことを、願います。
もう少し詳しく説明しますと:
💣 まず、アフガニスタン国内情勢ですが、
今のところはタリバンが国内統一に成功したかのような報道が流れていますが、この国の中には「マスード派」だけではなく、ISIS-Kもいます。そして、タリバンによる一般市民の生活にまで至る統制に対し、市民の不満が鬱積したとき、いずれデモや暴動などが発生するでしょう。それを鎮圧しようとタリバンが武力を行使したら ・・・ 市民VS タリバン政権の実質的な内乱状態に陥らないという保証はありません。すると当然、マスード派やISIS-Kも介入してくると思いますよね。
結局、「多体問題みたいな内線」状態になる危険性がある、ってことです。
ここまでは、多くの皆様も予想してらっしゃると思います。
💣 そうした武装勢力の何れかが、パキスタンなりイランなりから、戦術核兵器を入手
私のようなシロートがこうしたシナリオを憂慮すると、「考え過ぎだ!」という声が
すぐにどこかから飛んできそうですが。
でも、まずは世界地図をご覧ください。アフガニスタンの周辺国といえば・・・
北側 ― キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタンなど
これら諸国にはウラニウム鉱山があり、旧ソヴィエト時代にはイエローケーキ、つまり
ウラニウム鉱石を生成したものを製造してました。
でもまあ、イエローケーキを6フッ化ウランに転換し、遠心分離機のカスケードで濃縮しないと、兵器用ウラニウムにはなりません。(上の黒いメニューで、ページ d-3) 参照) このシナリオではアフガニスタンで内戦が続くことを想定しているのですが、内戦が進行中の場所でウラニウム濃縮工場を作り操業できるとは、ちょっと思えません。
西 ― イラン
ここはかなり問題ですよね。JCPOA再建交渉に関する報道でご存じのように、すでに
60%以上までウラニウム濃縮を実施しています。西側の見方では、近い将来、同国は
核兵器を製造・保有するのでは?とみています。さらに西側の報道によれば、イランは
周辺のテロ組織にひそかに支援を行っている、とのことです。実際、The Hillという
アメリカのデジタル新聞の2017年1月時点での報道によれば、イランは既に当時、
アフガニスタンのタリバン(当時は、反政府勢力)に支援をしていた、とのことです。
How Iran aides the Afghan Taliban under America’s nose | TheHill
(アメリカの鼻先で、イランがタリバンに援助。その方法とは?)
それと、現在イランは西側からの経済制裁を受けていますので、外貨が欲しいはずです。
マネーロンダリングが必要になるでしょうが、アフガニスタンも非合法薬物でもってる
経済ですから、ロンダリングの経路は多数あるはずですよね。
東から南 ― パキスタン
これはもう、まともに大問題です!
まず、本日(9月8日JST)のニュースでも取り上げられているように、カブールでは
パキスタンがアフガニスタンのタリバンに支援・介入しているのをやめてくれ、
という抗議活動が進行中ですよね。
そしてパキスタンといえば、NPT(核不拡散条約)には加盟せず、核兵器はすでに
保有しています。(1998年に実験も成功) さらに厄介な、「カーン博士の闇の
核ネットワーク」もあります。(上の黒いメニューで、ページ f-3) を参照)
これだけ条件が揃っているのですから、アフガニスタンの武装勢力の何れかが、特にタリバンが、戦術核を求める可能性はないとは言えないと考えるのですが、いかがでしょうか??
・ 「自国内で核兵器なんか使ったら、その地域、住めなくなるだろ!考えすぎだよ」とおっしゃる方も、いらっしゃるかも。
でも、私が心配しているのは「戦術核」です。核兵器はその威力または用途に応じて「戦略核」と「戦術核」とに分類されます。戦略核は、ICBMなんかに乗せて使うことが多く、広範な地域を破壊し汚染します。それに対して戦術核は小型で、限定された標的を破壊・汚染するために用います。つまり、たとえば山に囲まれた峡谷や盆地に敵が結集しているような場合、その結集地域に対して小型の戦術核を使用すれば、自分たちはそれほど影響を受けずに、敵を効果的に殲滅できますよね。
・「戦術核爆弾を入手したとしても、ミサイルにのっけるなり、爆撃機から落とすなりして、うまく起爆させないと、爆発しないよ」
それは、そのとおり。しかし。容易に起爆させられるよう設定した起爆装置があれば、「自爆テロ」という手があります。
・「みんな、COVID19で大変なんだ! 核兵器がどうのこうの、心配している余裕はないんだよ!」
そう考えてしまいやすいのですが、実は放射線は感染症にも影響する恐れがあるんです。
たとえば、放射線影響研究所のウェブサイトで、ページ
免疫系に及ぼす影響 – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
をお読みくださいな。
では、アフガニスタン情勢に詳しい方々の、ご教示をお願いしますね!