北朝鮮の、新型クルーズ ミサイル発射実験 2

今回の北朝鮮のミサイル発射実験について、The New York Timesの記事、後半を紹介しましょう。
話は前半から続いていますので、前半をまだお読みでない方は、すぐ下の前半紹介を
まずお読みくださいな。

それと、英語の元記事は
North Korea Reports Test of New Cruise Missile as Arms Race Intensifies – The New York Times (nytimes.com)
にございます。9月13日付の記事です。

(私による日本語化)

この韓国のミサイル開発制限が解除されたことに対して、北朝鮮は怒りをもって反応した。「アメリカによる、北朝鮮への敵対的方針が如実に表れている」というのだ。

軍事アナリストたちによると、この解除により韓国は、かなりの破壊力を持つ大型弾頭を装備した弾道ミサイルを製造できることになった。これであれば、北朝鮮がその核兵器を保管している地下のバンカーも標的にできる。北朝鮮の指導層も、戦時にはこうしたバンカーに隠れる。

昨年、文在寅大統領が韓国国防部の国防開発庁(Agency for Defense Development)で会見を持ったおり、同大統領は韓国が「世界でも最大級の弾頭を有する短距離弾道ミサイルを開発した」と述べている。明らかに、ヒュンムー4(玄武4)のことだ。このミサイルは、防衛の専門家たちによれば、北朝鮮全土を2トンの弾頭で標的にできる。

北朝鮮が実施した一番最近のミサイル試射は今年3月25日のことであったが、その際同国は2.5トンの弾頭のある新型弾道ミサイルだと発表した。今月になって韓国のニュース メディアが報道したところによれば、韓国はそれ以上の強力な兵器を開発中だという。つまり、短距離弾道ミサイルで弾頭は3トンに達するという。

空から降ってくる壊滅

空から降ってくる壊滅

こうした兵器開発のつばぜり合いから見て取れるように、両国はお互いを標的にするミサイルの強力化を進めており、飛行距離も弾頭の破壊力も増強し合っている。しかも、迎撃もよりしにくいものを開発している。

「韓国のミサイルの破壊力を増強し、射程を伸ばし、命中精度も向上する。それにより、抑止を実現し韓半島の安全と平和を保つのだ」と語るのは、韓国の防衛相だ。今月の発言である。

北朝鮮が今回のミサイル試験のことを発表した2日後の水曜には、中国のワン イー(王毅)外相と韓国のチョン ウィヨン(鄭義溶)とがソウルで会見、二国間関係ならびに進展しない核兵器削減交渉について話し合う予定だった。

韓半島(朝鮮半島)の緊張が高まったのは2017年のことで、この年に北朝鮮は大陸間弾道弾の試験を3回、そして地下核実験の第6回目を実施、国連からの制裁を受けることになった。そうした試験の後で北朝鮮は、アメリカ本土を核弾頭の射程に収めたと主張した。

行違う二人 ・・・

行違う二人 ・・・

トランプ前大統領は2018年から19年にかけて金正恩と3度にわたり会見を開いたのだが、両首脳は制裁ならびに北の核兵器とミサイルのプログラムに関して、合意に到達できなかった。

昨年10月そして今年1月に行われた軍事パレードで北朝鮮は、新開発の大陸間弾道ミサイルそして潜水艦発射式の弾道ミサイルと見られるものを世界に示した。国連の核監視機関であるIAEAは先月、北朝鮮がその主な核施設であるヨンビョン核施設を再稼働した模様だと発表している。

だが北朝鮮はICBMおよび核装置の試験については、2017年以降実施していない。同国の建国73周年を祝う軍事パレードがこの木曜日に実施されたばかりだが、そこでも新兵器は見られなかった。

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ヨンビョンの再稼働? → 今回のクルーズ ミサイル試験、という流れは、
とにかく気がかりですね。
で、皆様にもお考えいただきたいのですが、こういう状況にあって日本が核発電や
再処理などのシステムを保有することで、本当に「潜在的核抑止」なんてものが実現するのか??? 上の黒いメニューの下の方、ページ g-3) から g-6) で取り上げた問題です。

 

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北朝鮮の、新型クルーズ ミサイル発射実験 1

やれやれ、ヨンビョンの原子炉再稼働に関する報道紹介をやっと終えたと思ったら、今度は北朝鮮が新型クルーズ(巡航)ミサイル発射実験です!

このタイミングからして当然、この新型クルーズ ミサイルに核弾頭を搭載するつもりか??と、世界は憂慮することになります!

本日(13日)の報道記事の中では、The New York Timesのものが詳細なので、それを何回かに分けて紹介しますね。

2021年9月13日(JST)、The New York Times
North Korea Reports Test of New Cruise Missile as Arms Race Intensifies – The New York Times (nytimes.com)
(軍拡競争が過熱する中、北朝鮮が新型クルーズ ミサイルの実験を報道)

(私による日本語化)

(リード)

この実験自体は国連による制裁への違反ではないが、朝鮮半島で兵器の熾烈化が進んでいることが分かる

(本文   なお、元の記事本文中には、リンクが設定されている箇所が多数あります。上のリンクから、ぜひ原文をご覧ください)

Choe Sang-Hun記者

ソウル発 ― 13日月曜日の北朝鮮による発表によると、同国は新たに開発した長距離クルーズ(巡航)ミサイルの発射に成功した。この半年間では最初のミサイル試験で、この半島での韓国と北朝鮮の間の軍拡競争が過熱していることの表れでもある。

止めないと、いずれ~~

止めないと、いずれ~~

​この土曜から日曜にかけて行われたこのミサイル試験では、北朝鮮のミサイルは2時間ほど飛行した後、約1,500㎞離れた標的に命中した。北朝鮮の国営朝鮮中央通信の発表による。ミサイルは軌道を変更し、円を描いたのちに標的に命中したと、同通信は述べた。

国連の安全保障理事会は一連の決議を定めており、北朝鮮が弾道ミサイルを開発あるいは試験することを禁じている。だが、クルーズ ミサイルはその対象にはなっていない。弾道ミサイルと違い、北朝鮮がクルーズ ミサイルの試験を行っても、あまり警告を受けない。さらに北朝鮮の国営メディアによれば、同国の指導者である金正恩は、週末に実施されたこの試験には出席しなかった。通常なら、彼はここ何年か、主な兵器試験の監督を行っているのだが。

今回の試験から、北朝鮮が保有ミサイルの強化に引き続き務めていることが分かるが、その一方でアメリカとの核兵器廃止交渉は停滞している。月曜日に北朝鮮が述べたところでは、今回の長距離クルーズ ミサイルは「極めて重大な意味を持つ戦略的兵器」で、この1月の労働党の総会議で金正恩が発表した兵器開発目標の一環だ。

同国営メディアの報道によれば、今回の新型ミサイルにより北朝鮮は、「敵対勢力による軍事的な動き」に対抗する有効な抑止手段を手に入れた。

韓国とアメリカは9日間にわたる合同軍事演習を8月に実施している。この同盟2国による合同演習を行うと、北朝鮮が独自の軍事演習を行う、あるいは武器の試験を実施する、ということがよくある。今回の北による試験も、韓国が武装強化を加速していることを示す兆候が見られるさなかで行われた。

刺し合いのエスカレーション

刺し合いのエスカレーション

韓国は今月、潜水艦発射式の弾道ミサイルの初試験に成功している。韓国の高官たちはその詳細の公表を拒否しているが、同国のメディア報道によれば、このSLBM(潜水艦発射式ミサイル)は韓国の新たに建造したドサン アン チャンゴ級攻撃潜水艦から発射された。北朝鮮が潜水艦発射式弾道ミサイルの試験を始めたのは2015年のことで、翌年にはそれを「最大級の成功」であったと報じている。

北朝鮮による軍備増強を食い止めようとする国際交渉はほとんど実を結んでおらず、韓国はミサイルの強力化と独自のミサイル防衛システムの構築とによって、北朝鮮の脅威に対抗を始めている。

近年、アメリカはいわゆるミサイル ガイドラインを緩和した。これは、韓国が開発してよい弾道ミサイルの弾頭重量や射程に制限を設けるものである。北朝鮮が2017年に同国としては初めての大陸間弾道弾を発射したとき、当時のドナルド J. トランプ米国大統領は韓国の弾道ミサイルの爆薬重量の制限を押し上げた。今年5月にバイデン大統領と韓国の文在寅大統領とがサミット会談を持った時には、両同盟国は上述のミサイル ガイドラインを廃止することに合意、韓国は自由に長距離ミサイルを開発できることとなった。

******************
長いので、いったんここまで。残りは、次回に。

韓半島(朝鮮半島)の軍事的緊張や上述のヨンビョン再稼働のことを考えれば、
当然憂慮しておくべき発射試験でしたね。

日本で原発問題のセミナーなど開くと、いまだにオーディエンスからの質問には、
「原発事故 → 食品の汚染」
「でも、電気は足りるの?」
といった質問を少なからず見かけるのが、私としては残念です。

もちろん、そうした問題も重要ですが、日本政府が「それでも」核発電に固執している
大きな理由である「潜在的核抑止」に関する言及がオーディエンスからは少ないのが ・・・
セミナーの講師の方などは、はっきりと「核抑止」とか「核軍備」と明言して
らっしゃっていても、そんな現状なのですよ。

ちょっと考えてみれば、今回の「ヨンビョン再稼働」と「クルーズ ミサイル」の問題からも、「発電と兵器の不可分性」が窺えますよね?
そして、もし、新型クルーズに核弾頭が装備されたら ・・・ 考えたくはないのですが、可能性を否定できませんでしょ?
言うまでもなく、クルーズ(巡航)ミサイルはレーダーなどでは極めて捕捉しにくい
ミサイルなので、ミサイル防衛システムもどこまで機能できるやら。。。
それと、日本語メディアでは「今回のミサイルの射程は1500㎞ほどあるので、
日本のほぼ全土をカバーできる」という点で騒いでいますよね。
はっきりとエラソーなことをヌカシテしまうと、私は日本語メディアの報道を見て、
「あったりめーじゃねーか!!!」と呆れました! 日本には米軍基地が各所にあるのですから、北朝鮮が新型ミサイルを作るのなら、日本のほぼ全土も射程に含むのは当然でしょう!
米軍基地を置くべきか・おかざるべきかという立場の違いとは無関係に、
現時点で米軍基地が存在している以上、北朝鮮としては日本もミサイルの射程内に
入れるはずですよね。

そんなわけで、やはり日本語メディアは相手にせず、The New York Timesの関連記事を紹介しているわけです!

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小出裕章 元助教の、核発電と核兵器の不可分性に関連した講演ビデオ

同じようなことを言っていても、私が言っていると誰もまじめに取り合って
くれない ~~ でも、元京大助教の小出裕章さんが講演でおっしゃったら??

その小出さんの講演ビデオで、あまり視聴回数が多くないものを見つけました!
名古屋岩の上教会という改革派(カルヴィン派)のキリスト教会が主催された
講演会の録画で、「第11回憲法カフェ「原発と憲法」 (講師:小出 裕章氏)」
というビデオが、YouTubeにありました。

第11回憲法カフェ「原発と憲法」 (講師:小出 裕章氏) – YouTube

2021年6月27日の講演です。
長いので、時間がない方は、1:26:30 からご覧ください。講演の後半ですね。
戦後の日本政府の国家的方針との関連という範囲内で、核兵器と核発電の
不可分性に関する話題が展開されています。
日本国憲法第9条を変えるべきか・変えざるべきか、という立場とは無関係に、
この「不可分性」という事実をお分かりいただけるはずです。

 

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北朝鮮、長距離クルーズ ミサイルの発射試験に成功??

The US Suns
North Korea ‘test fires new long-range cruise missile and hits target 1,000 miles away’ reports claim (the-sun.com)
(報道によれば、北朝鮮が新型長距離クルーズ ミサイルの発射試験に成功、1600㎞ほど離れた標的に命中)や

CNN
North Korea says new long-range cruise missiles launched: state media – CNN
(北朝鮮国営メディアによれば、同国が新型長距離クルーズ ミサイルを発射)

その他メディアが2021年9月13日の朝(JST)に報道したところによれば、
北朝鮮が新型長距離クルーズ ミサイル(巡航ミサイル)の発射実験に成功した、とのことです。やれやれ、ヨンビョンの原子炉再稼働の話題を紹介したところで、今度はクルーズ発射ですか~~!

明日(14日)にでも、詳しい記事を選んで紹介しますね。
現時点ではどの報道も、発射成功を知らせる短いものなので。

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ヨンビョン再稼働??問題に戻ります

では、北朝鮮がヨンビョンの原子炉を再稼働したのか??という話題に戻りますね。

38 Northという、北朝鮮問題に話題を絞ったウェブサイトがあります。
ヨンビョン再稼働か?という問題について、そこにある記事を紹介しますね。

38 North   August 30, 2021  BY: FRANK PABIANJENNY TOWN AND JACK LIU

North Korea’s Yongbyon Nuclear Complex: More Evidence the 5 MWe Reactor Appears to Have Restarted | 38 North: Informed Analysis of North Korea
(北朝鮮のヨンビョン核施設、5MWe原子炉が再稼働されているとみられる、さらなる根拠)
リンク先の英語ページに詳細な画像があるので、参照なさってくださいな。

(私による日本語化)
ヨンビョン核科学研究センターの商用衛星による画像を見ると、この5Mwe原子炉の稼働が再開したとみられる証拠が、さらに見つかる。国際原子力機構(IAEA)が最近発表した報告の内容と合致して、8月25日撮影の画像では、この原子炉そばを流れるクリョン川へと流れ込む新設の排水路に冷却水が排水されているのがはっきりと分かる。以前からこの排水の放出こそ、原子炉が稼働していることを示す主な兆候の1つとされてきた。だが、以前にこの原子炉が稼働していた頃とは異なり、発電装置のある建築からは、まだ上記のいずれも観察されていない。

Magnoxの概念図 ・・ 熱したものは、冷やさなきゃ

Magnoxの概念図 ・・ 熱したものは、冷やさなきゃ

こうした、最近観測されている活動は、2018年春以降では初めての、原子炉の稼働を示す兆候である。今回の兆候が見られるようになって以来、この原子炉の内部と周辺では絶えず車両が行き来しており、メインテナンスないしはその他の原子炉指導のための活動を示すものと見られる。クリョン川にあるダムでも、ここ数か月にわたって作業が進行しており、これはこの5MWe原子炉と実験用軽水炉(ELWR)のための貯水池を設けるためとされている。この作業は既に完了したようだ。ただし、今後数週間内に来ると思われる季節性の洪水が、この貯水池にとっての試練となるだろう。

このELWRがすでに稼働を始めたことを示す明確な兆候は、今のところ見つかっていない。

同時に、7月初旬から現在までの一連の画像を見ると、使用済み核燃料の再処理を行う放射化学実験施設に水蒸気を供給する工場の稼働が7月初旬から今までは停止しているように思われる。今回のIAEAの報告にあるように、この2月中旬から7月初旬までという期間は、「5Mwe原子炉で中性子線放射を受けた使用済み燃料の中核部を完全に再処理する」ために必要な期間と良く重なるのだ。
*****************

1つ忘れて欲しくないことが。北朝鮮というと、すぐに「核兵器 → 世界を敵に回す、独裁者 → 早く滅んでしまえ!」といった反応がどこかから返ってくるのですが ・・・
ヨンビョンの5MWe原子炉については、「やかんをのせたら~~」のページ e) の下の方で短く説明しております。もとから、空冷式のMagnox炉(コルダーホール型原子炉)でした。同ページの「コルダホール型 (Magnox) 原子炉が本来、どういう用途のものであったのか?」という箇所にある通り、本来Magnoxとは、兵器用プルトニウム製造と発電という二重用途のための原子炉でした。
「ほらみろ、“将軍様”は初めから、核兵器を作るつもりだったんだぜ」とおっしゃる前に、このMagnox炉は、日本が最初に導入した商用原子炉でもあったのです。やはり、ページ e) をご覧ください。なぜ、国内の反核団体などから、強烈な全国的規模での反対運動が起こらなかったのか??今も私は、不思議でなりません。大半の日本市民が、「平和利用で~~す」と騙されていたのか??

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河野太郎さんの再処理サイクルへの反対については、他所でアレコレ報道されています

使用済み核燃料の再処理サイクル(もんじゅや再処理工場など)に対し、河野太郎さんが引き続き反対されていることは、すでに多くの日本語メディアで報道されていますよね。
なので、「やかんをのせたら~~」では、特に自民党内部の未報道情報とかが入手できない限り、取り上げません。他の日本語メディアの報道内容と同じような内容を、ここで重複して取り上げても、あまり意味がないので。

ただ、現実に日本の核燃料リサイクルや核発電を廃止に持っていくためには、政府や関連官庁に私たち市民が圧力をかけることは、当然必要です。ですから、自民党内や経産省などの内部での関連した動向や事情に詳しい方々からの、情報発信を願っております!

私自身は、自民党員でもありませんし(そもそも、昔から無党派ですが、自民と公明には投票したことが一度もありません)、今ではエネ庁にも出入りしていないので、そうした内部情報を得るすべがありません。反核の立場に立ち、しかもそうした内部事情に詳しい方々による情報発信を待望しております!

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ヨンビョンの件に戻る前に、シェルブール港から再処理した使用済み燃料出荷

ここでヨンビョンの原子炉再稼働に関する報道の紹介に戻る予定だったのですが、
今度はフランスから、使用済み核燃料の再処理に関するニュースです。
ヨンビョン関連の報道は、次回に予定しておきましょう。
それにしても、「やかんをのせたら~~」で取り上げないわけにいかない事件が
次々に発生してますね。いやな世界です!

この「やかんをのせたら~~」ではたびたび、使用済み核燃料の再処理がプルトニウム
抽出の可能性をはらむので、IAEAも再処理には特に注意を払っていることを述べて
きました。
日本は今まで、その再処理を例外的に認められ、行ってきています。その際、フランスや英国の再処理工場を利用しています。ただし、今までのところ、MOX燃料を作るためで、原爆用プルトニウムではありませんが。しかし、「その気になれば」原爆用
プルトニウムだって作れるよ、という「潜在的核兵器保有能力」があることに
なりますよね。それが、「潜在的核抑止」につながるというのが、かなり無理を
してでも再処理を行う本音の理由でしょう ・・・

・・・ そう考えるしか、ありません。経済面を考えれば、再処理なんかやるより once throughつまり1回使用した核燃料は廃棄した方が安いのですから。つまり、電気の
ことだけ考えるなら、再処理などしない方が安価なのですね。
再処理 → リサイクルのためには「もんじゅ」のようなFBR原子炉が必要になるの
ですが、兆円規模の費用を投入したあげく、失敗して廃炉になりましたよね。
電気が欲しいだけなら、こんな巨額の無駄は初めからやらないことです。

で、再処理工程の一環としてフランスのシェルブールから日本向けに発送される
核物質に対して、グリーンピースの皆さんが抗議をしているというニュースです。
日本の到着港が分かるのなら、そこで日本の反原発団体なども抗議活動を
してみても面白いですね。

2003年設立でドバイに本拠を置くAl Arabiaという放送局の、英語ウェブサイトより。
おそらく、2021年9月8日付のものだと思います。

Al Arabia News, ?Sept. 8?, 2021   AFP Cherbourg

Greenpeace protests transport of nuclear fuel shipment headed for Japan | Al Arabiya English
(グリーンピース、日本向け核燃料輸送に抗議)

(私による日本語化)
AFP、フランスのシェルブール発

放射能が極めて強いプルトニウムを含んだ日本向け核燃料が、フランスのシェルブール港へと火曜日夜に運び込まれたと、環境問題監視団体のグリーンピースが報告した。同団体は、この輸送に対し抗議している。夜明け前にAFP(フランス通信社)の写真家がこの問題の貨物が厳重な警備の下で輸送中であるところを発見した。警察車両隊や徒歩の警官などによる重警備だ。シェルブール アン コタンタンの港でのことである。

闇に潜む核 ・・・

闇に潜む核 ・・・

グリーンピースも含めた反核活動家たちは、ある円形交差点をその車列が通過した際に抗議の意思を示した。

グリーンピースは混合酸化物(MOX)核燃料を「極めて危険な物質」だとしており、「高レベル廃棄物」として扱うよう主張している。したがって、フランス国外に出してはならないという。

ウラニウム燃料の原子炉を稼働させると、劣化ウランとプルトニウムが核分裂の副産物として発生する。それらを加工してMOX燃料を製造でき、それを他の原子炉で使えば、さらに発電ができる。

今回のフランスから日本向けの出荷は1999年からはじめて7回目となる。グリーンピースによれば、英国の船舶2隻がシェルブール港で、この貨物を積み込む。

「この積み込みはこの水曜日(9月8日)に行われ、それから日本の高浜に向けて出港する」とグリーンピースは述べており、さらにこの放射性物質で高浜の原子炉2基が稼働するという。

日本国内にはエネルギー資源が少なく、2011年までは国内の電力需要の約1/3を核発電で賄っていた。同年に福島第一原発で津波によるメルトダウンが発生した。

今年3月の時点で、日本で稼働中の発電原子炉は9基あった。福島での事故以前には、54基あった。
**************

「核保有5か国」以外ではなぜ日本だけ特別扱いで、再処理が認められているのか?それは、また後日取り上げます。

では、次回こそはヨンビョン原子炉の話題に戻れることを願いますが ・・・
今の世界では、話題を核発電と核兵器の不可分性に限定しても、次々と何が起きるか ~~~ 分かったもんじゃないです!

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アフガニスタンに戦術核が入り込む可能性は?? 皆様からのご教示を!

アフガニスタン情勢が世界の注目と憂慮を集めていますが、私は特にこの国に
ついて詳しくありません。

そこで、読者の皆様の中にアフガニスタンや周辺の情勢について詳しい方が
いらっしゃったら、ぜひ次の可能性(危険性)について、ご教示いただきたく、
よろしくお願いいたします。
yadokari_ermite[at]yahoo.co.jp

まで、情報などお知らせくだされば、ありがたいです!

有償の情報の場合には、最初に
・ 有償であること
・ その情報などのアウトライン
・ お値段
をお知らせくださいませ。

では、アフガニスタンの何について情報を得たいのかというと、ずばり:
??? アフガニスタンが内戦状態になり、紛争の当事者である武装勢力のいずれか、
あるいはすべてが、パキスタンなりイランなりから戦術核兵器を入手する可能性は???

あくまで、アフガニスタン情勢については無知な私の杞憂にすぎないことを、願います。

その戦術核をくれ!

その戦術核をくれ!

もう少し詳しく説明しますと:

💣 まず、アフガニスタン国内情勢ですが、

今のところはタリバンが国内統一に成功したかのような報道が流れていますが、この国の中には「マスード派」だけではなく、ISIS-Kもいます。そして、タリバンによる一般市民の生活にまで至る統制に対し、市民の不満が鬱積したとき、いずれデモや暴動などが発生するでしょう。それを鎮圧しようとタリバンが武力を行使したら ・・・ 市民VS タリバン政権の実質的な内乱状態に陥らないという保証はありません。すると当然、マスード派やISIS-Kも介入してくると思いますよね。
結局、「多体問題みたいな内線」状態になる危険性がある、ってことです。
ここまでは、多くの皆様も予想してらっしゃると思います。

💣 そうした武装勢力の何れかが、パキスタンなりイランなりから、戦術核兵器を入手
私のようなシロートがこうしたシナリオを憂慮すると、「考え過ぎだ!」という声が
すぐにどこかから飛んできそうですが。
でも、まずは世界地図をご覧ください。アフガニスタンの周辺国といえば・・・

北側 ― キルギスタン、ウズベキスタン、タジキスタンなど

これら諸国にはウラニウム鉱山があり、旧ソヴィエト時代にはイエローケーキ、つまり
ウラニウム鉱石を生成したものを製造してました。

でもまあ、イエローケーキを6フッ化ウランに転換し、遠心分離機のカスケードで濃縮しないと、兵器用ウラニウムにはなりません。(上の黒いメニューで、ページ d-3) 参照) このシナリオではアフガニスタンで内戦が続くことを想定しているのですが、内戦が進行中の場所でウラニウム濃縮工場を作り操業できるとは、ちょっと思えません。

西 ― イラン

ここはかなり問題ですよね。JCPOA再建交渉に関する報道でご存じのように、すでに
60%以上までウラニウム濃縮を実施しています。西側の見方では、近い将来、同国は
核兵器を製造・保有するのでは?とみています。さらに西側の報道によれば、イランは
周辺のテロ組織にひそかに支援を行っている、とのことです。実際、The Hillという
アメリカのデジタル新聞の2017年1月時点での報道によれば、イランは既に当時、
アフガニスタンのタリバン(当時は、反政府勢力)に支援をしていた、とのことです。
How Iran aides the Afghan Taliban under America’s nose | TheHill
(アメリカの鼻先で、イランがタリバンに援助。その方法とは?)

それと、現在イランは西側からの経済制裁を受けていますので、外貨が欲しいはずです。
マネーロンダリングが必要になるでしょうが、アフガニスタンも非合法薬物でもってる
経済ですから、ロンダリングの経路は多数あるはずですよね。

東から南 ― パキスタン

これはもう、まともに大問題です!
まず、本日(9月8日JST)のニュースでも取り上げられているように、カブールでは
パキスタンがアフガニスタンのタリバンに支援・介入しているのをやめてくれ、
という抗議活動が進行中ですよね。
そしてパキスタンといえば、NPT(核不拡散条約)には加盟せず、核兵器はすでに
保有しています。(1998年に実験も成功) さらに厄介な、「カーン博士の闇の
核ネットワーク」もあります。(上の黒いメニューで、ページ f-3) を参照)

私の体、どうなっちゃうの?? 私の20分クロッキーより

私の体、どうなっちゃうの??
私の20分クロッキーより

これだけ条件が揃っているのですから、アフガニスタンの武装勢力の何れかが、特にタリバンが、戦術核を求める可能性はないとは言えないと考えるのですが、いかがでしょうか??

・ 「自国内で核兵器なんか使ったら、その地域、住めなくなるだろ!考えすぎだよ」とおっしゃる方も、いらっしゃるかも。
でも、私が心配しているのは「戦術核」です。核兵器はその威力または用途に応じて「戦略核」と「戦術核」とに分類されます。戦略核は、ICBMなんかに乗せて使うことが多く、広範な地域を破壊し汚染します。それに対して戦術核は小型で、限定された標的を破壊・汚染するために用います。つまり、たとえば山に囲まれた峡谷や盆地に敵が結集しているような場合、その結集地域に対して小型の戦術核を使用すれば、自分たちはそれほど影響を受けずに、敵を効果的に殲滅できますよね。

・「戦術核爆弾を入手したとしても、ミサイルにのっけるなり、爆撃機から落とすなりして、うまく起爆させないと、爆発しないよ」
それは、そのとおり。しかし。容易に起爆させられるよう設定した起爆装置があれば、「自爆テロ」という手があります。

・「みんな、COVID19で大変なんだ! 核兵器がどうのこうの、心配している余裕はないんだよ!」
そう考えてしまいやすいのですが、実は放射線は感染症にも影響する恐れがあるんです。
たとえば、放射線影響研究所のウェブサイトで、ページ
免疫系に及ぼす影響 – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
をお読みくださいな。

では、アフガニスタン情勢に詳しい方々の、ご教示をお願いしますね!

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北朝鮮の原子炉、稼働再開?? 2

北朝鮮がヨンビョンの原子炉を再稼働させた兆候があるという、ロイターの
8月29日付記事の紹介を続けます。

Renewed activity at N. Korea nuclear reactor ‘deeply troubling’, IAEA says | Reuters
(北朝鮮の原子炉で活動再開か、深刻な懸念とIAEA)

(私による日本語化)
カギを握る核施設

2019年にベトナムで行われたサミットで当時のDonald Trumpアメリカ大統領と会談した、北朝鮮の最高指導者である金正恩は、北朝鮮の核兵器や弾道ミサイル プログラムに対する国際的な制裁を解除してくれれば、ヨンビョンの各施設を解体しても良いと提案した。

その際、当時のトランプ大統領はその提案を拒否したとされる。それは、ヨンビョンが北朝鮮の核開発プログラムの一部にすぎず、多数あった制裁を緩和するには、見返りとして不充分だというわけだ。

「こいつ、裏でもっとピストル持ってやがる ・・・」

「こいつ、裏でもっとピストル持ってやがる ・・・」

現在のアメリカ大統領 ジョー バイデンの政権の言うところでは、同政権は北朝鮮に対し話し合いを申し込んできているのだが、北朝鮮側はアメリカが政策を変更しない限り、交渉をするつもりはないと答えてきている。

「この施設について、それをどうするのかという合意がもう長期間、存在していない」 そう語るのは、ジェームズ マーティン不拡散研究センター(James Martin Center for Nonproliferation Studies、CNS)の研究者であるJoshua Pollackだ。

今年6月、ヨンビョンで使用済み核燃料から核兵器で使用できるプルトニウムを抽出しようとする再処理作業が行われている兆候があるという警告を、IAEAが発した。(詳しくは、右をクリック →  read more

金曜日に公表された報告でIAEAは、この再処理作業は5か月間、今年2月中旬から7月初旬まで行われており、その期間から判断して使用済み核燃料の1つのバッチすべてが処理されたものとみられる。単なる廃棄物処理やメインテナンスであれば、もっと短い期間で充分なのだ。

この報告は予告なしに突然発表されたもので、「このヨンビョンの5MW原子炉と放射化学(再処理)作業場が新たに稼働しているという兆候は、実に憂慮すべきものだ」 と記載されている。

北朝鮮南西部のピョンサン(平山)にあるウラニウム鉱山と処理工場で発掘と精製作業が行われているとの兆候もあり、さらにピョンヤンの西のカンソンにあるとされる秘密のウラニウム濃縮工場でも濃縮活動が行われているとの兆しもあった。

上の黒いメニューで、該当ページをご覧いただけます。

上の黒いメニューで、該当ページをご覧いただけます。

北朝鮮が兵器用に分離した新たなプルトニウムを何らかの量、欲しがっていると考えてよいと、Pollackは述べている。さらに今年これまでに行ったスピーチで彼は、金正恩が同国が開発中の先端兵器のリストを発表したが、それが長いリストであったことを指摘、その中にはさらなる核兵器も含まれていたという。

「北朝鮮の核弾頭を求める貪欲は、まだ満たされていないようだ」
上記の報告者は、ウィーンよりFrancois MurphyならびにソウルよりJosh Smith。さらに追加的な報告を、ワシントンのDoina Chiacu。編集はPeter Cooney、Clarence Fernandez、William Maclean。

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それにしても、やれやれ、もともとこのHOMEのセクションに「核発電と核兵器の不可分性」に関連したニュース類を取り上げるようになったのは、固定ページの「 f-x) コスト – Go nuke, go broke」の制作のための情報収集や分析をしている間、空白期間にならないようにするためでした。しかし。実際にその種のニュース紹介を始めてみると、予想以上に次から次と問題が登場し、大忙しです。「本来の仕事」であるf-x) の制作がなかなか進みません。この種のニュースが存在しない世界に、早く暮らしたいものなのですが ・・・

次回は、アフガニスタンの今後について、皆様から情報を求めます。

その後、ヨンビョンの状況についての詳細を論じた記事を紹介し、
その後で中国のICBMサイロ新設に対するインドの反応の例を取り上げますね。

 

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北朝鮮の原子炉、稼働再開??

前回の投稿の最後で、
では、次回は中国のICBM用サイロ新設に対する、インドの反応の例を。
と申し上げたのですが、そうしようと準備していたら、北朝鮮の原子炉再始動か??というニュースが。
「核発電と核兵器の不可分性」を訴えるのがミッションの本ウェブサイトとしては、これは無視できません。そこで、予定変更してその北朝鮮の原子炉の報道を紹介します。
なお、本ウェブサイトのページ e) のヨンビョンの原子炉に関する記載を最初にお読みいただくと、以下の報道が分かりやすくなるはずです。黒いメニューの中ほど、e) をクリックしてください。
インドの反応は、その報道を紹介した後で取り上げますね。
Reuters Aug 29

Renewed activity at N. Korea nuclear reactor ‘deeply troubling’, IAEA says | Reuters

(北朝鮮の原子炉で活動再開か、深刻な懸念とIAEA)

(私による日本語化)
ウィーンならびにソウル発、8月29日(ロイター)  北朝鮮には核兵器用のプルトニウム製造に使用してきた原子炉があるが、それを再稼働させた模様だ。国連の核査察機関であるIAEAが、年次報告書でそれを報じている。この鎖国国家は核武装の増強に努めており、それをこの報告書は強調している。

問題のヨンビョン原子炉は出力が5メガワット(MW)で、兵器グレードのプルトニウムを製造できるものとみられている。それが2018年末以来初めて、稼働の兆候を示していることが検知されたと、IAEAがこの金曜日(8月27日)付で公表した同報告は述べている。

「2021年7月初旬以来、冷却水の排出も含め、稼働を示すとも見られるような兆候がある」と、IAEAの同報告はヨンビョン原子炉について述べている。これは、北朝鮮の核開発プログラムの中核に位置するヨンビョン核施設にある原子炉である。

プルトニウムを増産すれば、北朝鮮は大陸間弾道ミサイルに搭載できる小型の核兵器も製造しやすくなる。そう語るのは、科学・国際安全保障研究所(Institute for Science and International Security)の所長であるDavid Albright だ。

「少なくても言えることは、北朝鮮はその核兵器を両・質の両面で増強したいということだ」とも、Albright は述べている。

もっと作れ!

もっと作れ!

北朝鮮の核兵器に関する諜報活動は限られたもので、その数量は正確には分からないが、Albrightの推定では毎年4個から6個の原爆を製造する能力があるという。

この月曜日にホワイトハウスが発表したところでは、この報告は「緊急に対話と外交を進める必要性を強調している」とされる。(さらに詳細は、ここをクリック→  read more ) この報告内容そして朝鮮半島の非核化を論じ合うため、アメリカは北朝鮮との対話を求め続けている。ホワイトハウスのJen Psaki 報道官は、あるニュース ブリーフィングでそう語った。

2009年に北朝鮮政府がIAEAの査察団を同国から追放しており、それ以来IAEAは北朝鮮に入国できていない。その時以来、北朝鮮は核開発プログラムを強硬に推し進めており、短期間で核実験も再開した。最後の核実験は、2017年のことだ。

出てけ!!

出てけ!!

現在、IAEAは遠隔で北朝鮮の核関連活動をモニターしており、主に衛星画像を利用している。

商用衛星の画像からは排水が窺えるので、この原子炉が再度稼働していることが分かる。そう語るのは、アメリカを本拠として北朝鮮を監視している「38 North」プロジェクトのディレクターであるJenny Townだ。

Townによれば、「今までなぜこの原子炉が稼働していなかったのか、それを知る手立てがない。貯水池ではこの1年間、作業が行われてきており、冷却システムには十分な水を確保できていたのだが」

「私としては、このタイミングも少しおかしい。今後何週間または何か月間かは洪水が発生しやすい予報であり、それは原子炉の稼働にも影響するはずなのだが」

昨年38 Northが発表したところでは、8月の洪水によりヨンビョン原子炉につながっているポンプ ハウスに損傷が発生した可能性があり、これはこの原子炉の冷却系統が異常な気候事象に対してどれだけ脆弱かを示している。

今年も季節性の多雨のため一部地域で洪水が発生したと、国営メディアが報じている。だが今のところ、このヨンビョン核科学研究センターという施設に対する脅威の報道はない。
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この報道も長いので、次回に続きます。

それにしても、このHOMEのセクションで「核兵器と核発電の不可分性」に関するニュースを紹介することを始めた時点では、「まあ、JCPOAの進展の件と、北朝鮮の動向が、当面は主な話題になるかな」とのんきに思っていたのですが~~
実際に始めてみると、JCPOAはもちろん、タイシャン原発の事故、中国北部でのICBM用サイロ新設といった緊急の憂慮すべき報道が続き、そして今回は北朝鮮の原子炉再稼働 ・・・
この「不可分性」は地球を震撼させていると言っても、過言ではありますまい。
しかし、日本語メディアではパンデミックの話題に続けてこうした核問題も取り上げるのか??と思っていたら、自民党の政局の話題ばかり。
そんな現状ですから、本「やかんをのせたら~~」で取り上げていくことに、まんざら意味がないわけじゃ、ないようです。

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