「付録の付録」に加筆

2022年8月現在、日本では、政権政党とカルト団体の癒着に
ついて世論が喧しいですね。

その ”家庭連合” (以下、”統一教会”)については、日本国内で
ある集団が遅くとも1970年代から、すでに警鐘を鳴らしていました。
それについて短く紹介する加筆を、上の黒いメニューの末尾にある
「付録の付録」の終わりにいたしました。

本ウェブサイトの本題ではない問題なので、「付録の付録」 としております。
ただ、「旧冷戦構造」 の ”後遺症” が今も世界に緊張や戦乱を招いている
現実の一面として、「勝共連合と自民党の長年の癒着」 を捉えることも
できるかと思います。
世界に核兵器が拡散してしまったのも、元をただせば 旧冷戦の招いた
ところですよね。

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ザポリージャ関連で、ロシアが予想通りの妄言

ザポリージャ関連で、ロシアが予想通りの妄言
(2022年8月16日)

インドの右翼系報道ウェブサイト、RepublicWorld.com より。
Russia calls on US and EU ‘to force Ukraine to stop shelling’ Zaporizhzhia Nuclear Plant | Russia Ukraine Crisis (republicworld.com)
(ロシア、アメリカとEUに、ウクライナがザポリージャ原発への
砲撃をやめるよう圧力をかけよと呼びかけ)

\(;; ^O^) / ははははは、やっぱり言い出しおった!!
皆さんも予想してらっしゃいましたよね! ザポリージャ原発の関連で、
ロシア政府がとんでもない要求を言い出しました。まあ、
「だったら初めから、原発の占拠だの基地化だのするなよ!」 って
ことなんですが、まあ報道を読んで苦笑しましょう!

いつもどおり私の抜粋・日本語化、< > 内は私からの補足説明です。

「あっちは、ずいぶん傾いてるわね」・・・って、自分は?? 私の20分クロッキーより

「あっちは、ずいぶん傾いてるわね」・・・って、自分は??
私の20分クロッキー

****************

最終更新: 2022年8月16日JST

ロシア、アメリカとEUに、「ウクライナがザポリージャ原発への砲撃を
やめるよう」 圧力をかけよと要求

日曜日 <8月14日> ウクライナは、ロシア軍がザポリージャ原発周辺に
砲撃を加えていると非難した。これに対しロシア高官たちはウクライナが
<同原発に> 攻撃を仕掛けているのだと、ウクライナ政府を非難した。

Mahima Joshi 記者

月曜日にロシアはアメリカやEU、その他諸国に対し、ザポリージャ原発
(ZNPP) 周辺での 「裏工作」をやめて、ウクライナに同原発への砲撃を
やめさせてほしいと求めたと、ロシアの通信社TASSは報じている。

ロシア外務省の情報報道担当局長Maria Zakharovaは、「ロシアとしては、
ワシントンやブルッセル <EUの本部>、その他諸国、特にヨーロッパ
諸国の政府に対し、ZNPP周辺での無責任な駆け引きや工作をやめて
直ちにウクライナ政府に働きかけ、同原発並びに隣接地域への砲撃を
やめさせてほしい」 と求めた。

「ウィーンにある諸国際機関 <IAEAなどのことでしょう> へのEU
代表団が、数か国による共同声明を発したが、これがZNPPの核や
物理的なセキュリティに対する脅威に関し、偏向した情報の塊と
なっている」 とZakharova は述べたと、TASSは報じている。
Zakharova はさらに、ザポリージャ州北西部にある都市Energodar と
ザポリージャ原発とへの攻撃はウクライナ政府からの指示に従って
ウクライナの武装集団が行っていることであり、それは疑いようも
ない」 とも語っている。

・・・ (以下略) ・・・
*************

まあ、ここまでで充分でしょ? ここまで予想通りの発言が国際舞台で
出てくると、苦笑するしかないじゃないですか。
上の記事をさらに紹介するよりも、ウクライナ側の報道を見てみましょう。

自分をまっすぐにして見直してみたら? 私の20分クロッキー

自分をまっすぐにして見直してみたら?
私の20分クロッキー

キーフに本社を置くUkrainian News Agency (1993年設立) の
ウェブサイトより。

Russia’s Nuclear Terrorism. Rada Asks UN To Introduce New Sanctions Against Russia Due To Enerhodar Shelling | Ukrainian news (ukranews.com)

(ロシアによる核テロリズム。<ウクライナ国家議会である>Radaは
国連に対し、<ザポリージャ原発のある> Enerhodarでの砲撃に応じ
ロシアへの新たな制裁を要求)

2022年8月15日
Таня Герасимова記者

**********************
<ウクライナの国家議会> Verkhovna Radaは国際社会に対し、
ロシアの核産業全般に対し制裁を発動するよう求めた。特に、
<ロシアの国営核企業> Rosatom が主な対象で、これはロシア軍
部隊によるザポリージャ原発への砲撃に対応した制裁だ。

この制裁呼びかけはこの国家議会での決議草案第7667号で、可決には
最低で226票が必要だが、賛成301票で採択されたと、Ukrainian News
Agencyは報じた。

この草案を見ると、RadaはIAEA加盟各国の議会や政府に対し、ロシア
連邦が同原発を占拠しそこで砲撃や地雷敷設を行った事実を認めて
ほしいと求めている。そのため、世界の安全と存続が脅かされており、
これは核テロリズムに他ならない。

同決議はさらに、国連 (UN) やEU、欧州評議会、欧州安全保障協力
機構 (OSCE)、そしてIAEA に 対し、ロシアの核産業全体に対する
制裁を求めている。特にRosatom社、同社を構成しているすべての企業や
組織体、それらのすべての系列企業が対象の制裁であり、その所在地が
ロシア国内か国外かを問わない。さらに、ウクライナに敵対的なロシア
連邦の政策の実行に責任がありウクライナの領土での核テロリズムの
意思決定や実行に直接に関与したRosatomならびに系列各社の指導層に
いるロシア人個々人も制裁対象となる。

さらにIAEA総会に対し、IAEA加盟国としてのロシアの特権や権利の
一時停止、さらにIAEA理事会でのロシアの投票権のはく奪、IAEAの
後援の下で行われる技術協力プログラムや科学技術交流、国際研究
プロジェクにロシアが参加する機会のはく奪、そして国連とIAEA
合同セキュリティ チームの編成とザポリージャ原発への派遣、
さらには同原発の非武装化と武装ロシア軍部隊およびその装備の
同原発ならびに周辺地域からの撤退を求めている。この周辺地域には、
Enerhodarの都市も含まれる。
… (以下略)
*********************

視点を変えてみてみれば ・・・ 私のオイルパステル練習より

視点を変えてみてみれば ・・・
私のオイルパステル練習より


戦争の展開や状況については、情報戦やプロパガンダが常に絡み
つくので、いたずらにどちらかのサイドの主張を信じることは、
してはいけません。
しかし。本件に関しては、そもそも初めからロシア軍が原発の占拠
なんて馬鹿げた真似をやらかさなきゃ、この罵倒合戦そのものが起きて
いなかったことは明らかです。
こういう 「とんでもないテロ行為をしでかしといて、しかも反省
しないで被害者のせいにする」 テロリストまがいの国家が地球上に
ある現状で、原発にはどれだけの軍事リスクがあるのか ・・・
今後の日本の反原発派は、もっと核発電の軍事リスクを訴えるべき
でしょう。
現実に発生しているリスクなのですから。
そしてもちろん、この
敵国軍による原発占拠 ⇒ 巨大ダーティボム化リスク
以外にも
・ proliferation risks (核兵器拡散につながるリスク)
・ 言いがかりリスク (敵国が、“XX原発の陰で、核兵器開発が” という
言いがかりをつけて攻め込んでくるリスク。今回のロシアによる
ウクライナ侵略でも、この言いがかりがありましたよね)
があることを、お忘れなく。

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u-4) (ウクライナ) 作成中

固定ページ u-4) を作成中です。
ロシアがウクライナ侵略を始めたとき、チョルノービ原発は
ほぼ無抵抗に占拠されましたよね。
その時点から、私も含め多くの方々には疑問であった
事実です。

侵略開始以前からロシアのスパイ網が工作をしていたのが
大きな要因だったようで、それについてReutersが調査を実施、
Special Reportを公表しています。

2022年7月28日付の
How Russia spread a secret web of agents across Ukraine (reuters.com)
(ウクライナ全土に、ロシアが秘密のエージェントのウェブを張り巡らせていた様子)
というレポートです。
原文で読める方は、上のリンクで元記事をお読みくださいませ。

日本語版がネット上に見当たらないので、「英語の元記事を読めと
言われても ・・・」 とおっしゃる方々のため、
固定ページ u-4) では同レポートの大半を日本語化しております。

原発の軍事関連リスクを考えるうえで、重要なレポートです。
国家の正規軍が攻め込んでこなくても、国際テロ組織がスパイ網を
潜入させ、原発内部にスパイを忍び込ませたら~~??
そしてテロ組織が原発を占拠した場合、自衛隊も警察も
いたずらに手を出せないですよね。
ページ g-5) の終わりに紹介した実例も、お読みくだされば。

公開するまで、しばしお待ちくださいな!

 

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BBC Newsより、ザポリージャ原発の内情

(2022年8月12日JST)

Zaporizhzhia nuclear workers: We’re kept at gunpoint by Russians – BBC News
(ザポリージャ原発の作業員: 絶えず、ロシア軍の銃口がこちらをにらんで)

James Waterhouse記者
BBC News、キーフ
2022年8月12日

ザポリージャ原発の情勢、頻繁に報道が入っています。
今日は、BBC Newsのものを私の抜粋と日本語化で。
例によって、< > 内は私からの補足説明です。

20-min croquis / 20分クロッキー
武器を持たぬものを捕虜に ・・・
私の20分クロッキー

**************
ロシア軍に占拠されているザポリージャ原発に勤務するスタッフ
がBBCに、同原発を軍事基地として利用しているロシア軍部隊に
銃口を向けられている現状を説明してくれた。

侵入部隊はヨーロッパ最大の同原発を今年3月初めに占拠、それ以来
選挙を続けている。だが、今も稼働作業に当たっているのは、
ウクライナの技術者たちだ。

ロシア政府はこのところ、同原発を 「盾」 として利用していると
非難されているが、実際占拠している部隊は同原発から周辺地域に
ロケット弾を発射している。

この木曜日 <8月10日> には、砲撃の激化が報じられた。国連
事務総長が、核施設の近くでの戦闘は 「大災害を招きかねない」 と
新たな警告を発した。

<同原発の> 作業員2名がBBCに、連行されるかもしれないという
日々の恐怖、そして核の破局を見るか 「より広い地域が放射性物質に
汚染されてしまうか」 のどちらかになりそうだ、という不安に
ついて語ってくれた。

・・・(中略)・・・

ウクライナ南部の都市ニコポルには、同国でも特に危険な
地点がある。

ドニエプル川の川岸にある、16㎞先にザポリージャ原発が見える地点だ。

ここではこの2週間ほど激しい砲撃が続いており、一晩で最大
120発のロケット弾の発射があったとの報告もある。

そのロケット弾はエネルホダル方面から飛んできた。この原発の
ある町だ。

そのEnerhodarとザポリージャ原発も、激しい砲撃を浴びている。

国連の核監視機関 <であるIAEA> の主張によれば、戦闘をやめて
検査官の現場調査を認めなければ、「核災害が発生するリスクが
現実に存在している」

ウクライナとロシアは、お互いを非難しあっている。実像はかすんで
見えにくいが、リスクの存在はだれの目にも明らかだ。

Shock! 20 minutes / ショックな瞬間、20分
あれは!?
私の20分クロッキー

「勤務日は、常時ストレスだらけです」 と語るのはSvitlana さん。
テキスト メッセージで、BBCに連絡をしてくださった。

Svitlana さんとその同僚のMykola さんは、現時点ではロシア製の
SIMカードしか使用できず、使える信号が限られている。なお、
2名の身の安全のため、氏名は偽名を使っている。

Svitlanaさんによれば、「もう以前のようには仕事ができません。
先週は、職場に来ることもできませんでした。危険すぎて」

「土曜日には、窒素酸素保管庫に砲撃があり、火事が発生しました。
何らかの奇跡的な要因で、そこの作業員の皆さんは死なずに
済んだのです」

Enerhodarの別の住民がBBCに述べたところでは、店舗や薬局などで
売られているモノの値段は、まだウクライナが支配している地域と
比べて4倍ほど高い。しかも、医師も不足してます。ほとんどの
ATMも止まってます」

Svitlanaさんは長年この原発に勤務しており、毎日近くに砲弾が
着弾しているという。

彼女はさらに、「心理的にも、この状況は大変です。<発電所内の>
いたるところをロシア兵士が武器を持って歩きまわっており、どの
作業員も銃口を向けられている」 とも述べた。

ロシア軍は、およそ500名の兵士をこの原発に配置したと、非難を
浴びている。最近の動画を見ると、軍用車両が原発内部へと入り
込んでおり、この原発が <ロシア軍の> 基地になっていることに、
Svitlanaさんは何の疑いも抱いていない。

「ロシア兵たちは毎日、軍用車両で出入りしています」 と、
Svitlana は述べている。

「発電所の建物に密接させて軍用の機械を置いているので、
ウクライナ軍は攻撃ができない」


やだ、怖そう ・・・
私の20分クロッキー

Mykolaさんからのテキスト メッセージには、こうあった。
「<原発の> スタッフは今や、ロシア軍の捕虜です」

「ロシア軍はインターネット接続を切り、固定電話だけを
残しています。食料は、ダイニング ルーム1か所にしか
ありません。その他の部屋などはすべて、ロシア軍基地に
なっています」

ウクライナの憂慮事項として、ロシア軍がこの選挙している地域
への砲撃を始めており、「ウクライナ軍が攻撃をしている」 と
いった偽りの主張をし始めている。つまり、「<今度の住民投票で>
ロシア併合に1票を投じるのが賢明だ。ロシアがここに根を下ろし、
皆さんを守る」 というわけだ。

ロシアが任命したザポリージャ地域の政治家たちは、この住民投票を
すぐに実施すべきという指令に署名をしている。ロシア政府は以前にも
虚偽の投票を実施しており、たとえばクリミアでの住民投票がその
一例で、2014年にロシアはクリミアを併合している。

Mykola さんのメッセージは、さらに続く。「屋上に上がることは、
一切禁じられている。見張り場所を屋上に設置しているためだ。
訓練ビルも、ロシアの兵舎になっている」

「原発のスタッフがセキュリティ ゲートから出ていこうとすると、
連行されていく例が日増しに増えている」

この連行が何のためなのかは、不明だ。だが住民たちは、ロシアが
この地域の法律を決めるようになった場合について、陰鬱たる予想を
描いている。

Svitlana さんとMykola さんはまた、ロシア兵たちがいたる場所に
ゴミをまき散らしていることを指摘する。それでも、今のところ
原発のスタッフは原発施設のモニターをすることはできている。

another pose, 20-min / 別のポーズ、20分
どこに連れて行くのよ!?
私の20分クロッキー

(元記事はまだ続きますが、ここまでにしておきます)
*******************
他の報道によると、今のところザポリージャでの放射線レベルは
正常なようですが、いつまで ・・・

原発を推進している人たちは、こうした軍事関連リスクをまじめに
検討しているのでしょうか?
一方、反原発団体の多くは、いつになれば proliferation risksも
含めた軍事関連リスクを、強く・具体的にアピールするようになる
のでしょうか?

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ザポリージャ原発での砲撃により、「福島第一を上回る」 大災害の可能性

2022年8月10日 JST

オンライン ラジオのTimes Radioで、ザポリージャ原発の危機を
取り上げた番組を見つけました。
YouTubeに投稿された日付は、2022年8月10日 JSTです。

Shelling Zaporizhzhia power plants would cause a disaster
‘worse than Fukushima’
(ザポリージャ原発での砲撃により、「福島第一を上回る」
大災害の可能性)

Shelling Zaporizhzhia power plants would cause a disaster ‘worse than Fukushima’ – YouTube

Times Radioの番組。Mark Fitzpatrickさんのインタビュー
Mark Fitzpatrick, アメリカ国務省に26年勤務したのち、英国の
国際戦略研究所の南北アメリカ オフィスのエグゼクティブ ディレクター。
地域での核兵器拡散問題と核関連の危険防止が専門。
Times Radioは、英国のWireless Group、The Times、The Sunday Timesが
共同で運営しているオンライン ラジオ局。2020年6月に放送開始。


心配で眠れない ・・・
私の20分クロッキー

現時点で皆様の関心の高い問題だろうと思いますので、このラジオの
音声から直接、私が以下に日本語化して紹介しますね。音声から
直接なので、聞き間違いがあり得ることは、初めにご了承願います。
例によって、< > 内は私からの補足説明です。

7分弱程度のヴィデオですので、英語のニュース番組などを聞いて
わかる方は、ぜひ上のリンクから元の番組をお聞きになって
くださいませ。

******************
0:37 (実際にはこの番組は、0:37あたりから始まります)

Interviewer
ザポリージャでは危機が高まりつつあるという現状を見て、
国連は国際査察チームの原発現場調査を認めてくれと求めています。
この原発は旧ソヴィエト時代に建設されたもので、それが先週から
砲撃を受けているのですね。ヨーロッパでも最大の原発で、加圧水型
原子炉が6基あります。400万世帯に電気を供給できます。
それでは、核兵器拡散問題担当のセクレタリー、さらに英国の国際
戦略研究所の核兵器拡散問題や軍縮研究担当のディレクターを歴任
された、Mark Fitzpatrickさんにお話を伺います。
Patrickさん、Times Radioに登場いただき、ありがとうございます。

Fitzpatrick
こちらこそ、お目にかかれてうれしいです。

Interviewer
先ほど申しましたように、ヨーロッパ最大の原発での戦闘に
ついて国連は、「自殺的な」危険だと述べています。「 」 付きの
自殺的な(suicidal) ですね。そこでまず、放射線を伴うような災害が
実際に起きるという目に見える危険はあるのでしょうか?
もしあるのなら、それはどういった意味を?

Fitzpatrick
危険は間違いなくあります。6基の原子炉があって、今までの発電
稼働のなかで、使用済み核燃料も何千トンと溜まっています。それを、
今まで冷却し続けてきているのです。この冷却を常時続けないと、
もしその冷却プールへの電力供給が途絶えてしまうと、冷却プールの
水が蒸発してしまいます。この場合、<ザポリージャ> 原発は巨大な
ダーティ ボムと化してしまい、その放射性物質の漏れは日本の福島
第一事故の場合よりもひどいものに なるでしょう。外部電源供給が
途絶えた場合ですね。チョルノービの事故よりもひどい結果に
なるでしょう。


Writing on the wall —- (ダニエル書5章)
私の20分クロッキー

Interviewer
実際にそんなひどい大事故になりえるのでしょうか?

Fitzpatrick
もちろん、その他の偶然に変化する要因もありますから、最悪の
シナリオを説明しているのですが、あくまで現実にあり得る可能性です。
安全性を高めるため、原発は充分な冗長性を持たせて設計されています。
原発への外部電源の供給が途絶えた場合、これはよく発生する問題なの
ですが、バックアップとしてのディーゼル発電機とその燃料が原発には
用意してあり、ディーゼル発電で冷却システムその他の稼働を維持します。
ところが戦闘が行われているようだと、そうしたバックアップ システムも
悪影響をこうむり、大災害のシナリオが現実化してしまうのも想像に
難くありません。

Interviewer
The Timesの今日の記事を見ますと、ウクライナでロシア軍が
使用している武器の中では、西側の電子工学が使われているそうです。
しかも、そうしたコンポーネントの多くは秘密裏に入手されたものだ
そうです。こうした報道を聞いて、西側はこうした技術漏出を防ぐために
もっと手を打つべきだとお考えでしょうか? どうお考えに、なりますか?

Fitzpatrick
そうですね、ウクライナ問題のもう1つの側面がそれですね。ロシアの
機器類の多くには、西側の高度なチップが使用されていると。そういう
報道は、私も読んでおります。ロシアはそうしたチップなどを合法的には
入手できないので、何らかの非合法な入手方法があって、それをロシアが
利用しているはずです。全世界のブラック マーケット システムなどですね。
チップは小さくて運びやすいので、誤った手に入ってしまいやすいものです。
西側の諜報機関は網を張り巡らせているはずですが、こうした技術漏出を
完全に防ぐのは困難です。

Interviewer
わかりました。
その他にも、多くの人たちにとっての不安の種があります。
海運の拠点でウクライナの船が一晩足止めを食わされたうえで出港した
のですが、それが先週末のことでしたね。そして、ガザでの爆発。
国際問題となると、いろいろなことが起きています。そうした事件が
あっても、ここ英国では新聞などのヘッドラインにもならない場合さえ
ありますが。Patrickさんは、ガザでの爆発などをご覧になると、
どうお感じになりますか?

Fitzpatrick
そうですね、世界中で火災が発生しているような。台湾では紛争の影が
ちらついていますし、ガザではすでに実際の紛争になっています。
私の考えでは、ガザの紛争は話し合いで抑え込むことが可能だとみて
おります。イスラエルも、攻撃に対して応戦していますが。
で、どう言えばよいのか、このインタビューの最初に話し合った
ザポリージャ原発の問題は、かなりスケールが違う問題で、
一種のダーティボムですよね。その深刻さを軽んじるわけでは全く
ないのですが、切迫のレベルは異なっています。

Interviewer
時間が迫ってきましたが、世界中で問題が発生している中、Patrickさんの
最重要問題は台湾だと。現時点で最も注目してらっしゃるのは、
台湾なのですね。

Fitzpatrick
そうでしょうね。台湾では、2つの超大国が交戦してしまう危険性が
あります。一方、ウクライナでは確かに超大国が1つ戦争をしていますが、
他の超大国つまりアメリカとヨーロッパ、要するにNATOは、注意深く
ロシア本来の領土には攻撃がなされないように配慮しています。ところが
台湾のシナリオでは、中国が台湾に攻め込んでくる可能性が少なからず
あります。そしてアメリカは、台湾防衛のために抗戦する可能性が。
まだそうなってはいませんが、そうなりやすい状態ですね。

Interviewer
Mark Fitzpatrickさん、いろいろ伺いたいことはあるのですが、今夜は
TIMES RADIOにご登場くださり、ありがとうございました。
******************


あ~~あ
私の20分クロッキー

最悪のシナリオ、つまりザポリージャ原発の原子炉すべてがメルト
ダウンしたり、and / or 使用済み核燃料冷却プールが蒸発した場合には、
福島第一の大事故程度ではすまない、ひどい放射性物質漏出に
なっちゃいますよね。一刻も早く、プーティンが正気を取り戻して
くれることを!

原発が巨大なダーティ ボムになりえることについては、上の黒い
メニューの if-3) でも取り上げております。
この種の軍事リスクを考えるなら、原発を建てるとは、とりも
なおさず 「敵国/テロ組織が巨大ダーティ ボムとして利用できる施設を、
わざわざ作ってあげる」 ことに他ならないのですね。

では、次回はMail Onlineによるザポリージャ原発の危機に関する記事、
残りを紹介する予定です ~~ 特に突発的な事件や展開などがない限り。

 

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「制御不能な」ザポリージャ 原発への砲撃が電力線を破壊 ~ 後半

Daily Mail の Mail Onlineより

Shelling HITS power line at ‘out-of-control’ nuclear power plant: Ukraine and Russia risk disaster | Daily Mail Online
(「制御不能な」 原発への砲撃が電力線を破壊、ウクライナとロシアに災害のリスク)

英国の “中間層読者” 向けタブロイドとして有名なDaily Mailの
Onlineより、2022年8月5日初投稿の記事。前半は下の8月6日に
日本語化紹介しました。
続きを、下に。
いつもどおり、私の抜粋・日本語化、< > 内は私からの補足説明です。

Matthew Lodge, Walter Finch, Chris Jewers記者からMailOnlineへの報告
最終更新: 2022年8月6日
***************


原発を基地にしちゃうなんて、どうかしてる ~~~
私の20分クロッキー
今回の砲撃が行われた時、<英国の> 国防省 (MoD) は、占領軍
<ロシア軍> が 「原発のセキュリティや安全を踏みにじっている」 と
発表、プーティンの軍隊は同原発を建てとして利用していると主張していた。
ロシア軍が同原発を占領したのは今年3月のことであったが、
チョルノービのような大災害を招くのでは、という懸念を集めてきている。

同原発はまだ稼働可能ではあるが、<現時点でウクライナに> 15基ある
原子炉の状態が心配だと、専門家たちは語っている。特に、ロシア軍の
侵攻の間に原発目掛けた砲撃があったことが深刻な憂慮を呼んでいる。

MoD の発表によれば、同原発の周辺地域は砲兵部隊の基地として
利用されている。同原発に沿って流れるドニエプル川の対岸に配備されて
いるウクライナ軍部隊を標的にしているのだ。

IAEAではロシアとウクライナの両国に対し、緊急嘆願を発している。
IAEAの専門家を直ちに紛争の現場であるザポリージャ原発に派遣し、
状況を安定化させるとともに、核事故を防止させてほしい、という嘆願だ。

この派遣を実現できるかどうかは現時点では不明で、MoDは本日、
ロシアによる5か月の占拠を経た現時点での同原発の状態に関する
最新記事を発表している。


“Wise CEOs stay away from nukes”
私のパーカ作品

MoDはTwitterで毎日諜報関連の最新情報を発表しているのだが、
こう記している。「5か月間の占拠を経たが、ザポリージャ原発に
関するロシア軍の狙いが何なのかは、いまだによく分かっていない。
だが、同原発でロシア軍が今までにやってきたことを見れば、
この原発の正常な稼働のセキュリティと安全性とを損なっているようだ」

「ロシア軍はおそらく、同原発に隣接した地域で作戦を展開しており、
その地域に本拠を置く砲兵隊を利用して、ドニエプル川の西岸にある
ウクライナ陣地を目掛けて攻撃を仕掛けてきた。

「おそらくロシア軍は同原発の施設敷地全体を利用しているのだろう。
特に隣接しているエネルホダル市に部隊を休ませ、特別な保護施設で
ある原発の法的ステータスを悪用して自軍の人員や機器がウクライナ軍
からの夜間襲撃を被るリスクを軽減していると見られる」

今週既に <8月1-5日> アメリカの駐ウクライナ大使のBridget Brinkは、
ロシア軍が同原発を一種の核を利用した盾として利用しており、同原発
周辺のウクライナ人に対して砲撃を加えている、との 「信頼できる報告」 が
あると述べている。
・・・・(次回投稿に続く)・・・・
******************

まったく、ある程度以上稼働させた原発には大量の核ゴミが保管される以上、
「巨大ダーティ ボム」 になってしまうリスクが絶えずあります。
ですから、他国を侵略する場合、対象国の原発を占拠するのは、実に
戦略的には巧みなやり方です。でも、世界への汚染ばらまきリスクを考えるならば、
「正気の沙汰ではない、実に卑怯な」やり方ですよね。

では、ウクライナ側はなぜこうも簡単に、原発を占拠されてしまったのか??
それについては後日、Reutersの特別調査をさらに紹介しますね。

とりあえず次回は、上記のDaily Mailの記事の残りを。

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[原発と原爆] ABEMAのドキュメンタリー

何も目新しい情報ではないのですが、YouTubeに新しい日本語ヴィデオが
出ています。(ただし、最初の放送は2020年3月14日のことだそうです)

ABEMAドキュメンタリーの 「【原発と原爆】戦後日本の原子力問題 背後に
あったアメリカの核戦略」 というもので、
【原発と原爆】戦後日本の原子力問題 背後にあったアメリカの核戦略|ABEMAドキュメンタリー – YouTube
にございます。

タイムスタンプで 23: 57 あたりから、二次大戦後のアメリカの対日政策との
絡みで、核発電と核兵器の不可分性を示してくれています。
まあ、「やかんをのせたら~~」 を以前からお読みくださっているような、
基礎知識のある皆様にとっては、何も新しい内容はないと思います。
ただ、いまだに 「原発 = 平和利用、発電とCO2排出の問題」
という “認識の囲い込み” から抜け出せない方々には、お勧めします。

「見てみたいけど、23: 57以降を全部見ている時間はない」 という方は、
36:34 あたりからご覧ください。

Just a 20-min croquis, empty space contains something --- / 単なる20分クロッキー、うつろな空間には何かが ・・・
振り返って見ると、なんやらマヤカシが ・・・
私の20分クロッキー

ついでながら、42: 25 あたりから46:00 あたりに出ているように、
放射線による健康被害については、アメリカ政府の軍事・政治的圧力など
から、1950年代前半の時点ですでに 「因果関係」 がぼやかされています。
したがってこの因果関係を扱うには、反核勢力は放射線の健康被害に
関する専門家たちのブレーンを必要とします。私が 「やかんをのせたら~~」 で
この問題にあまり言及していないのは、軽視しているわけでは全く
ありません。逆でして、重要な問題で、しかも政治的圧力による
「ごまかし」 が80年近くも (広島の原爆投下から数えれば)
続いてきたからこそ、放射線の健康被害に関する専門家たちが扱うべき
だと考えているわけですね。私自身は、医学や生理学には門外漢です。

さらに、46:00 以降では、アメリカが日本に 「安い電力ができるよ~」 と
いう触れ込みで核発電を導入したプロパガンダも紹介されています。この
「マインド コントロール」 はいまだに有効なようで、日本の財界や政界の
核発電信奉者の皆さんは、いまだに 「原発は安い」 をおっしゃいますよね。
対テロリズム対策や軍事面での 「巨大ダーティ ボム リスク」、
「言いがかりリスク」 (右の「アーカイブ」から2022年7月9日の記事を
参照)、さらに大国が核兵器を増産しようとした場合のウラニウム
供給リスク (付録 w-6) )、放射性ゴミの処分・管理コストなどは、
「経費」 に入らないようです!
このプロパガンダ問題については、軍事での重要な側面ですので、
「やかんをのせたら~~」でも扱っております。私自身、その昔は
クリエイティブ エージェンシーのディレクターとして、原発広報にも
関わっていましたし。

上の黒いメニューの底の方にある add-4) で、「原発問題」は実は1つの
分野じゃなくて、多数の問題系が入り組んでいるのだと説明しました。
そして、「やかんをのせたら~~」 は、あくまで軍事側面(それに
関連する、新型原子炉技術やプロパガンダ問題も含む) にフォーカスする
と断言しました。この適切さを、お分かりいただけるでしょうか?

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ザポリージャ原発の最新情勢、英国の Daily Mail の記事を紹介

ザポリージャ原発の状況が、心配ですよね。
英国のタブロイド、Daily Mailの8月6日更新の記事がこの問題を
詳しく扱っているので、例によって私が日本語化して紹介を始めます。

このところ、長いテキストの紹介を少しづつ進めようとしていますが、
・ 「核抑止理論の10の欠陥」も途中ですし、
・ 「チョルノービ原発が戦闘なしに陥落した事情、ロイターの調査」も
途中になっています。
もう1つ、「途中まで紹介」を加えることになってしまいますが、
いずれも重要な問題なので、ご了承を。

****************
Daily Mail の Mail Onlineより

Shelling HITS power line at ‘out-of-control’ nuclear power plant: Ukraine and Russia risk disaster | Daily Mail Online
(「制御不能な」 原発への砲撃が電力線を破壊、ウクライナと
ロシアに災害のリスク)

英国の “中間層読者” 向けタブロイドとして有名なDaily MailのOnlineより、
2022年8月5日初投稿の記事を紹介します。タブロイドなので、
表現が大げさであったりする点は、ご了解ください。
いつもどおり、私の抜粋・日本語化、< > 内は私からの補足説明です。

「制御不能な」<ザポリージャ> 原発で、砲撃が電力線を破壊。
プーティンの部隊が新たなチェルノブイリ級の災害を引き起こしかね
なかった事態の後で、ウクライナとロシアが非難合戦

せっかく都市が機能していても、砲弾がそれをすべて破壊してしまう場合が ・・・ 私の、かなり昔の作品

せっかく都市が機能していても、砲弾がそれをすべて破壊してしまう場合が ・・・
私の、かなり昔の作品

・ 今回の侵略の初期段階で、ロシア軍がザポリージャ原発を制圧
・ ウクライナはある砲弾が金曜日 <8月5日> に同原発を直撃したと
主張。ただし、放射線は検出されていない。
・ 3月の侵攻時にも、同原発に向けた砲撃があった。
・ <英国の> 国防省の主張では、同原発は反撃を遮る盾として
利用されている。
・ 同省によれば、ロシアは同原発を占拠することで、その現場での安全と
セキュリティをリスクに曝している。
・ 国際的専門家たちは同原発での核事故を憂慮し、同原発現地の調査を
求めている。

Matthew Lodge, Walter Finch, Chris Jewers記者からMailOnlineへの報告
最終更新: 2022年8月6日

核なき世界になりますように ・・・

核なき世界になりますように ・・・ 私のTシャツ作品

ロシア軍からの砲撃がザポリージャ原発の高圧線を直撃したと、
ウクライナの国営核発電企業が主張している。

<その国営企業である> エネルゴアトムによれば、この金曜日にヨーロッパ
最大の原発 <であるザポリージャ> をロシア軍の砲撃が直撃したが、
まだ稼働を継続でき、放射性物質の漏出は検出されていない。
同原発周辺地区は、現時点でロシア軍が制圧している。

この発表が出される少し前に、ロシアに占拠されているウクライナの
エネルホダル市のロシア軍が設けた自治体当局は、同原発の電力線が
ウクライナ軍の攻撃で損傷していると述べていた。

国連の核管理チーフ <IAEAの事務局長のこと> は、同原発が 「飛び交う
銃弾のため、まったく管理不能に陥っているが、まだウクライナ側の
スタッフが稼働を続けている」 と警告を発している。

今回の砲撃が行われた時、<英国の> 国防省 (MoD) は、
占領軍 <ロシア軍> が 「原発のセキュリティや安全を踏みにじっている」
と発表、プーティンの軍隊は同原発を盾として利用していると主張していた。
*****************

続きは次回に!

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ロイターのスペシャル レポート、チョルノービ原発が戦闘なしで「陥落」したのは ・・・

2月終わりにロシア軍がウクライナ侵略を始めた際、
チョルノービ原発にはウクライナ側の防衛隊がいたのに、
すぐにロシア軍の手に落ちましたよね。
なぜそうなったのか、不思議でした。

そこで、Reutersも特別な調査を実施したのですが、
ウクライナのセキュリティや防衛関連の省庁の中に、
ロシアがエージェント網を張り巡らせていたようです。

How Russia spread a secret web of agents across Ukraine (reuters.com)
(ウクライナ全土に、ロシアが秘密のエージェントのウェブを張り巡らせていた様子)
というページで公開されていますが、
長い
日本語版が見当たらない
という2つの理由から、日本語読者の多くには
せっかくのスペシャル レポートの内容詳細が伝わらないと
思います。


聞こえてこない ・・・
私の20分クロッキー

(なお、こうした「言語障壁」のために
日本国内の反原発団体などに充分な情報が伝わっていない
問題を、従来から経験しております。
反原発団体などの皆様は、こうした言語障壁の
克服にも努めるべきでしょう。)

そこで、このスペシャル レポートの内容を、私が少しづつ
抜粋・日本語化して 「やかんをのせたら~~」 で紹介していく
ことにしました。
いつもどおり、< > 内は私からの補足説明です。

今回は、冒頭部だけです。

*****************
記者: MARI SAITO(キーフ)、MARIA TSVETKOVA(パリ)
2022年7月28日
2022年2月24日
ロシアからの侵略部隊の先頭装甲車両がチョルノービ中心部に到達したとき、
この悪名高き原発の防衛に当たるウクライナの部隊と直面した。

それから2時間
戦闘はなかった
ウクライナ国家親衛隊の169名からなる部隊は、武器を置いたのだ。
ロシア軍は、チョルノービを掌中に収めた。そこには何トンもの
核物質があり、またキーフに進軍するうえでの重要な集結地点でもある。
・・・・(中略)・・・・

ロイター スペシャル レポート
ウクライナ全土に、ロシアが秘密のエージェントのウェブを
張り巡らせていた様子

この、世界史上最悪の核発電災害の現場であるチョルノービの
陥落は、今回の5か月になる戦争での異常な事態として目立っている。
その他の地域での戦闘では、ロシア軍部隊が残忍非道に進軍、
その電撃作戦をウクライナ軍がしぶとく食い止めているのだが。

今回のロイターによる調査の結果、チョルノービでのロシア軍の
楽勝は決して偶然の産物ではないことが判明した。ウクライナ
国内に秘密のエージェントを深く潜入させておくという、
ロシア政府の長期的作戦が成功したのだった。

ロシア政府の今回の戦争への準備のことを良く知る5名の人物に
よれば、ヴラディミール プーティン大統領の側近にいる戦争計画
立案者たちは、こうした秘密のエージェントたちの協力により、
大した戦力を必要とせずにロシアは数日でウクライナのヴォロディミル
ゼレンスキー政権を解体、国外逃亡ないしは捕虜にできると考えて
いたようだ。

Another 20-min croquis -- tried to treat the model and surrounding space as a unity / 20分クロッキー。モデルさんと周囲の空間とを、一体として扱おうという試行
やってみると、予想より遥かにややこしかった ・・・
私の20分クロッキー

<今回の調査では> ロシアならびにウクライナの高官数十名を
インタビューするとともに、チョルノービで勤務していた人々の
行動に関する調査に関連したウクライナの法廷文書や調査官に
対する供述内容を調べた。その結果ロイターは、このロシアによる
秘密エージェントの潜入が、それまで一般に認められていたよりも
はるかに深いものであったことを突き止めた。インタビューした
高官たちとしては、ロシア軍による侵略計画についての
ブリーフィングを受けていた在ロシアの役人、またスパイの追跡を
任務とするウクライナの調査官の両方を含んでいる。
******************

次回以降、レポートの内容を少しづつ紹介してまいります!

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付録 w-2) に加筆 ~~ 「原発の夏バテ」報道

日本経済新聞の会員限定記事のリードより ・・・ 2022年7月31日

「火力発電や原発の ”夏バテ”」 について、日本経済新聞が
記事を掲載したようです。
リードを読む限り、熱力学第2法則から考えて、「あったりまえじゃ
ねーか!」 と呆れました。
関連する 付録 w-2) の終わりに、追記として記しておきました。
上の黒いメニューの下の方で、付録 w-2) をクリック!

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