固定ページ s-1) もアップロードしました。
例によって、上の黒いメニューの下の方にあります。
SMRとはそもそもどんな原子炉なのか、それを説明しております。
固定ページ s-1) もアップロードしました。
例によって、上の黒いメニューの下の方にあります。
SMRとはそもそもどんな原子炉なのか、それを説明しております。
固定ページ s-0) もアップロードしました。
上の黒いメニューの下の方で、t-0) の1つ前にございます。
s はSMRの略で、10月に当時の自民党幹事長だった甘利さんが提唱していた
「小型原子炉」とは、SMRのことです。
はたして、
・ そもそも、LNGや石油価格が高騰 + 世界的に脱酸素の圧力が強い
⇒ SMR と短絡してよいのか?? (濃縮ウランの価格が今後急騰した場合、
今度は何をエネルギー源にすればよいのか?? それと、原発がCO2を
出さないっていうのは ~~)
・ いったい、SMRってどんな原発??
・ そのSMR、どこまで安全なの??
・ SMRなら、proliferation risks(核兵器拡散につながるリスク)はないの??
という問題を、合計4回に分けて取り上げます。
今回は s-0) で、問題の概要を。
固定ページ t-4) をアップロードしました。
「現在の核兵器がトリチウムなしでは役に立たない」というシリーズの、
最後の固定ページです。(少なくても、当面は。もし将来、新たなページが
必要になったら、追加で作成します)
有名な平和研究団体SIPRI による、「トリチウム凍結で、核兵器を
廃絶しよう!」という趣旨の提案を日本語で紹介しております!
皆様も、日本語圏にこの提案を紹介なさってくださいませ。
それにしても、この重要な提案の日本語版が見当たらなかったので、
このページを作ったのですが、いったい日本語の各種メディアは
何を考えているのか???
お待たせしました、固定ページ t-3) をようやくアップロードしました。
上の黒いメニューの下の方で探して、クリックしてお読みください。
アメリカ以外の核兵器保有国もトリチウム製造・抽出に取り組んでいる実例を紹介しております。
大変長いページになってしまい、時間がかかりました。
読むのも時間を要するでしょうから、ゆっくりとお読みくだされば、ありがたいです!
固定ページ t-2) もアップロードしました。
上の黒いメニューの下の方で探して、クリックしてお読みください。
現時点での「核爆弾」の種類を説明し、トリチウムがそこで何をするのかを
紹介しております。
これを理解すれば、
・ 現在の核兵器には、トリチウムとデューテリウムが不可欠
・ 「兵器利用」と「平和利用」の境界は、すでに現実に破られてしまっている
・ アメリカ政府が中国のCGN関連へのl重水輸出を禁止した真意とは~~
をご納得いただけるでしょう。
最近、アメリカ政府が中国CGN関連に対する放射性物質の禁輸を発令しましたが、
その対象物質には重水素(デューテリウム、Dまたは2Hと表記されます)も含まれています。
そのアメリカは、商業用原発での「意図的な」トリチウム(Tまたは3H)製造を行っています。
これには実は「現在の核兵器に不可欠な物質としてのDとT」という事実が
背後にあるので、固定ページのシリーズ t-x) ではその問題を説明しております。
今回のt-1) ではまず、上記の2つの事実そのものを短く紹介。
次回のt-2) で、TとDが核兵器で何をするのかを取り上げます。
上の黒いメニューで、下の方に t-1) があります。
クリックして、お読みくださいませ。
みなさま、
新しい固定ページとして、ページ t-0) をアップロードしました。
上の黒いメニューの中で、下の方を探してみてくださいませ。
取り上げているのは、今話題のトリチウム(3H)です。
でも、福島第一での汚染水の話じゃありません。
汚染水を「海水で薄めて、その海に放り出す」というのも実に馬鹿げた話で、
近所の漁業の皆様には迷惑千万な蛮行だと私は思います。
でも実は、トリチウムにはそれ以上に危険な側面があるのです。
もちろん、本ウェブサイトで取り上げるのですから、
「核発電と核兵器の不可分性」に関連した危険です。
それを、今後何ページかに分けて説明してまいりますね。
中国のICBMサイロ増設に対するアメリカやインドの反応をしばらく取り上げてきましたが、その間にJCPOA再建交渉の方は、どうなったのでしょうか?
10月6日付のTasnim News Agencyによる記事を見てみましょう。
Tasnim News Agency, October 6, 2021
JCPOA Talks to Resume Soon: Iranian MP – Politics news – Tasnim News Agency
(イラン議会の議員、JCPOA会談は近く再開)
(私による日本語化)
テヘラン発(タスニム) – イラン議会のある議員が明かしたところによれば、2015年の核合意を再建するための交渉を近日中に再開するための計画があり、それにはイランの最高国家安全保障会議が策定した戦略が盛り込まれている、とのこと。
イラン議会の国家安全保障と外交政策委員会のスポークスパーソンであるこの議員が、この水曜日(6日)にタスニムに述べたところでは、包括的共同作業計画(JCPOA)を再建するための会談は近日中に再開する。
このMahmoud Abbaszadehはさらに、西側の関係者たちの様子からもJCPOA再建会談は近日中に再開する見込みだという。ただし、正確な再開の日取りはまだ決まっていないそうだ。
「その会談実施に合わせて、(イランの)交渉団を結成することになろう」と、Abbaszadeh は述べた。
さらに同議員によれば、イランの最高国家安全保障会議がJCPOAの再建会談のための戦略を策定し、イラン外務省がその方策を実行するという。
JCPOA再建会談が最後に開催されたのはこの4月のことで、ウィーンでの会談であった。イランと同核合意のイラン以外の加盟諸国の間で会談が行われた。つまり、英国、フランス、ロシア、中国、ドイツである。
アメリカは2018年にこのJCPOAを脱退、この核合意で一度は撤廃された経済制裁を再開した。これに対しイラン政府は、JCPOA合意の第36条に定められている報復核処置を実施した。
来る交渉ではこの核合意を再建する可能性について、またアメリカのその合意への復帰可能性について、検討する。
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そうでなくても、ずっと下の今年9月23~28日前後の投稿で紹介したように、中東では
パキスタンの核兵器がアフガニスタンに入り込まないかという危険が存在しているのに、
そのうえにJCPOA再建ができず、結局イランも核兵器保有 ・・・ なんてことにならないよう、祈っております!
では、下の10月8日で重水素の中国への輸出禁止をアメリカが決めたことを紹介しましたが、一部読者の皆様には、「いったい、二重水素や三重水素(トリチウム)が、アメリカの安全保障とどう関係するんだ??」と不思議がってらっしゃる方々も、いらっしゃるかも。
そこで、新たな固定ページ t-x)(トリチウム)を作成中です。何ページかにわたって、トリチウムが如何に核軍備で重要なのかを紹介していきます。
しばし、お待ちくださいな。
Guarding Indiaにあるインドの反応、
長い記事を4回に分けて紹介しており、今回はその最後。
元の記事は、
Why China is building more missile silos – Guarding India
にございます。
中国の外務省も国防省も、上述のような観測に対して反応していない。一部の中国メディアの報道では、問題のサイロとされているものは風力発電所だという。そして、アメリカの学者たちやジャーナリストたちが「中国脅威論」を広めてしまっていると、避難している。
では、インドは憂慮すべきなのか?
今回の新設サイロを切り取って観察するなら、アメリカへの対抗を特に強化するためのものだと見受けられる。
だがもっと広い視点で見るなら、核武装に関する中国の両義性と最新式DF-26中距離道路可搬型二重用途ミサイルとに、インドは警戒の目を向けるべきだ。DF-26発射装置のうち16台は現在の増設の動きの間に、新疆ウイグルのコルラという場所に配備されている。そのミサイルの攻撃可能な射程と配備のタイミングとを考えると、インドも潜在的な標的の1つになりえる。
中国もインドも「核の先制攻撃をしない」という宣誓を発してはいるが、インドの弾道ミサイルに対する防衛能力は限られたもので、中国が核兵器について両義的な姿勢を保っていることは、インドにとっては心配の種だ。
アメリカにとっても、どの国にとっても、明らかな選択肢など存在しない。中国はNEW START (戦略兵器削減条約) には参加しないと公表している。中国外務省の軍事管理部門の書記長を務めるフー ツォンが最近述べたところでは、アメリカとロシアが保有す津核弾頭数は中国のほぼ20倍に相当し、「核兵器削減を目的とする交渉でその両国と一緒に中国も核弾頭数を減らすと考えるのは、現実的ではない」
アメリカの軍事管理を専門とする学者数名が主張しているところでは、米中間では15年間にわたり「トラック1.5」と呼ばれる核兵器交渉がアメリカ政府の出資で続けられてきたのだが、2019年に一旦停止となった。これを、再開すべきだという。停止された理由は、米中間の摩擦の増大、「価値の喪失」、Track 1対話を開始できなかったことが挙げられている。他の者たちの主張によれば、アメリカがミサイル防衛能力を更新しているため、戦略的な安定性に動揺が生じており、軍拡の管理がより複雑化してしまっている。
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やっと、これで全部です!
米中が核ミサイルを持って睨み合い → いずれか、または両者の核ミサイル増強、→ 第三国(ここでは、インド)にも波紋
という構図が明らかですよね。
やはり、核兵器を代表とする大量破壊兵器なんて物騒なものは、この惑星から廃絶するしか選択はないですね。
では、Guarding Indiaにあるインドの反応の紹介に戻ります。
長い記事を4回に分けて紹介しており、今回はその3回目。
元の記事は、
Why China is building more missile silos – Guarding India
にございます。
(私による日本語化)
3つ目の推測として、中国は新設中のサイロを「おとり」として使用する計画かもしれない
北京にあるカーネギー国際平和基金で核政策プログラムを担当している中国人学者Tong Zhaoの主張によれば、アメリカのミサイル防衛システムと精密攻撃通常兵器との向上を中国は憂慮しており、そのために中国の核兵器によっては抑止ができなくなってしまうのでは、と懸念している。Zhao氏が2021年3月に中国の全人代で主張したところでは、シージンピン(習近平)国家主席は中国軍部に対し、「最先端の抑止戦略能力を急いで作り上げるよう」指揮したそうだ。
最近発見されたサイロは、敵国に推測ゲームをやらせることで、核抑止の効果を増強しようとするものかもしれない。中国による、一種の「隠しんぼ」だ。サイロのうち1つ、あるいはいくつか、あるいはすべてに、ミサイルが配備されている可能性がある、というゲームで、敵国は攻撃を強化するにつれ、結局はサイロすべてを攻撃せねばならなくなる。わずか数基のミサイルを破壊するのに、敵国は核弾頭や精密誘導兵器を多数無駄に使わねばならないのだ。ことによると、サイロの中身はからなのだ、という可能性さえある。
これは、中国にとってはコスト効率に優れた戦略で、しかも核大国としてアメリカに匹敵しうるという中国のイメージを世界に浸透させることも可能だ。
アメリカは、今回のサイロ発見にどう反応したのか?
7月28,日、New York Times による今回発見されたサイロに関する報道について、Stratcom(アメリカ戦略軍)がリツイートを発表、「中国の核が世界にもたらす脅威の増大、そしてそれを覆い隠すヴェールが衆目を集めたのは、この2か月でこれが二度目だ」と述べている。
Richard司令官はこの4月の上院での証言で、 中国がICBM用サイロを大規模に配備していると述べた。Stratcomが中国によるサイロ建設の件を把握したのは、学者たちが衛星画像でそれを知るよりも早かったようだ。
7月の第1週にユーメンのサイロ場が発見された時には、国務省のスポークスパーソンが「中国の核兵器保有は拡大を加速、しかも以前予想されていたよりも高度なレベルに達する恐れがある。この増強は、憂慮すべきものだ。中国のねらいが何なのか、疑問が生じる」と述べた。ペンタゴンのあるスポークスパーソンが6月終わりにWashington Postに述べたところでは、「国防省のリーダーたちが証言し公に語ってきたこととして、中国の核武装が増強されており、今後10年間で倍以上に増大する」 アメリカ国防省の2020 China Military Power Report (2020年中国軍事パワー報告)の予想では、中国の核兵器装備はその当時で200基台の下半分だったが、今後10年間で倍以上に増えるであろう。
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さらに、次回に続きます。