ページ c-5) を公開しました。
北朝鮮の核兵器開発とIAEAによる北朝鮮査察の略歴、
そして
IAEAとはそもそもどんな機関で、「核の平和利用」の
真意とは何だったのか??
をごく短く取り上げております。
例によって、上の黒いメニューで
c-5) をクリックなさってくださいませ。
ページ c-5) を公開しました。
北朝鮮の核兵器開発とIAEAによる北朝鮮査察の略歴、
そして
IAEAとはそもそもどんな機関で、「核の平和利用」の
真意とは何だったのか??
をごく短く取り上げております。
例によって、上の黒いメニューで
c-5) をクリックなさってくださいませ。
ページ c-4) を公開しました。
イスラエルの「隠し核兵器」の話を続けるとともに、
IAEAがそれを防止できなかったという自明な事実に言及、
反核(発電も、兵器も)団体などによる情報発信の
向上を呼び掛けております。
上の黒いメニューで、クリックなさってくださいませ。
ページ c-3) を公開しました。
イスラエルによる核兵器開発・製造とその隠ぺいの可能性を
取り上げています。
いつもどおり、上の黒いメニューで c-3) をクリックしてくださいませ。
ページ c-2) を設けました。
内容は、2007年の Operation Orchard(果樹園作戦)です。
いつもどおり、上の黒いメニューで c-2) をクリックなさってください。
ページ c-1) を設けました。
いつもどおり、上の黒いメニューで c-1) をクリックしてください。
ページ c-x) では、「”公認”核保有5か国」以外で、原子炉が核兵器に結び付いた、
または結びつきかけた、とされる実例を紹介してまいります。
初期の原子炉の用途とはどのようなものだったのか、それを紹介するページの b-3) ができました。
上の黒いメニューで、b-3) をクリックなさってください!
上の黒いメニューにあるように、ページ b-2) も公開しました!
アメリカにとって「冷戦」の相手であった旧ソビエト連邦での、
「初期」原子炉が何に使われていたのかを述べております。
近日中に公開する予定の b-3) ページでは、英国の場合を紹介する予定です。
みなさま、
3月に申しましたように、私のビーズ アクセサリーのビジネスを廃業し、
本ウェブサイトは「反核兵器・反核発電」のサイトに作り変えました。
その途上、アレコレ出来事があって、時間がかかりましたが ・・・
まずは「原子炉」というものがソモソモどういう存在であったのかを
ページ b-1) 以降で取り上げてまいります。
私の自己紹介は、ページ a-2) にございます。
内容に関するコメントは、私宛に直接、Eメールで
お送りください:
hidecius*jcom.zaq.ne.jp (<– * を @ に置き換えてくださいませ)
「一緒に、~~~の反核活動をやりませんか?」というような
お誘いも、歓迎です!
I have remodeled this whole website into an anti-nuke site (with
its focus on the inseparability between nuclear weapons and power).
My former bead accessory business is now abolished.
Now this new website is mostly in Japanese — sorry, if you don’t
read the language.
For the reason why it is mostly in Japanese, please click
“a-1)” on the black menu above and scroll down.
ここで、当然、次の疑問が生じるでしょう:
本来の用途であるプルトニウム製造用原子炉 = 軍事利用
それに蒸気タービン発電機をつなげたら = 平和利用
という理解困難な区別が、なぜ蔓延ったのか??私自身も、よく分かりません! 1950年代から60年代にかけての
日本での核エネルギーに関する言説を取り上げた書物なども
読んだのですが~~
1954年3月には、ビキニ環礁での水爆実験による第五福龍丸の悲惨な事故があり、
「放射能モンスター」の映画「ゴジラ」も出来たわけですが。
その翌年には、第8回新聞週間の代表標語として「新聞は世界平和の原子力」という標語が選ばれたりしています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mscom/84/0/84_KJ00009002044/_pdf/-char/ja
もちろん、「核兵器は悲惨を招く、核を使うなら平和利用を」という
願いも広く社会にあったのでしょう。でも、その「平和利用」の実体が、
上記のようなものだと~~
そして10年後
1965年5月には日本最初の核発電所、東海発電所が臨界に達しています。
こともあろうに、その原子炉はコルダ―ホール型でした。
そんなことは、日本語版Wikipedia にも明記してあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
もちろん、日本導入に当たり改良を加えはしましたが、主に耐震性の問題です。
コルダ―ホール型 (Magnox) 原子炉が本来、どういう用途のものであったのか?
それは、ここでも「英国の「初期」原子炉」で述べましたが、英語版Wikipedia をご覧になっても、明らかです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Magnox
— the Magnox was designed with the dual purpose of producing electrical power and plutonium-239 for the nascent nuclear weapons program in Britain —
とありますから、Magnox (コルダ―ホール型)原子炉とは本来、
発電と兵器用プルトニウム製造という二重用途のためのものです。
すると、なぜあまり反対がなかったのか??
不思議でしょうがないです。日本社会をあげて、「平和利用」に浮かれていたのでしょうか??
導入しようとしている「原子炉」が本来どういう性質のものだったのか、反核団体なども調べなかったのでしょうか??
もちろん、当時はインターネットなどはありません。でも、書物は多数出回っていたはずです。原子炉のメカニズムがまったく公表されていなかったとも、思えません。
「核発電所」(原発)のメカニズムそのものを見ても、「核発電と兵器の不可分性」が窺えます。
下の4月11日の記事「英国の初期原子炉」では、「発電用でない実用原子炉」の紹介をしました。Windscaleは、プルトニウム製造用だったのですね。
でも、現在の軽水炉は?
では、現在の実際の核発電所の概略構造を見てまいりましょう。
それには、概略構造を示すイラストがあった方が良いですし、本ウェブサイトの remake に至った場合には、これまでの記事も書き直し、イラストを多数入れて読みやすいものにする計画なのですが~~
現在のところは、「暫定的な」記事ですので、そこまでできません。なにとぞ、ご勘弁を。
今日のところは、電気事業連合会のウェブサイトにある概略図をご覧くださいな。
https://www.fepc.or.jp/enterprise/hatsuden/nuclear/keisuiro/index.html
にございます。
世界的に、現存の核発電所のほとんどは「軽水炉」と呼ばれるタイプのもので(「重水炉」というのも少数ありますが、その説明は後日 [”後日”があれば] )、軽水炉はさらに「沸騰水型」と「加圧水型」とに分かれます。
まず、沸騰水型
電気事業連合会さんの上記ウェブページでは、まず沸騰水型を紹介してますね。
その図をよくご覧いただくと、原子炉内の圧力容器内に核燃料があります。つまり、ここで核分裂が起きて大量の熱が発生するのです。そこに、外部とパイプでつながった水がありますよね。(下の圧力抑制プールの水は、今は無視してください)
大量に発熱している機械に水を通せば~~そう、お湯が沸きますね。
ヤカンのお湯の場合、お湯が沸くと蒸気がヤカンの上に出ていきますよね。
原子炉の場合、その蒸気をパイプで原子炉の外へと送り出しているのが、図でお分かりになると思います。それが「蒸気機関」のタービンを回し、タービンに連結している発電機が回転して、電気を発生させる。つまり、「発熱体でお湯を沸かす → 大量の蒸気が出る → 蒸気でタービンを回す → タービンに連結されている発電機もまわって、発電する」というだけのことです、原理的には。
次に、加圧水型
電気事業連合会さんの上記ウェブページをスクロールダウンしていただくと、今度は「加圧水型」の略図が登場します。(「改良型沸騰水」は、原理的には上記と同じことなので、今は無視してください)
沸騰水型と、どこが違うのか?
・ 沸騰水型では原子炉の圧力容器内で蒸気を発生させ、それを直接原子炉外のタービンへとパイプで送っていました。
・ それに対し加圧水型では、圧力容器内の水には圧力を加えることで沸点を上げ、通常の「湧いてるお湯」よりも高温にします → それをすぐ右の蒸気発生器に送り、そこにある熱交換器(この図には、名称はありません)で、「外部からの水」(二次冷却系統)を沸騰させて、蒸気を発生させる → その蒸気でタービンを回す → タービンに連結されている発電機もまわって、発電する
要するに
「圧力容器内で蒸気を発生、直接タービンに」 なのか、
「圧力容器内では高温高圧のお湯を沸かし、熱交換器で外部からの水を加熱して蒸気を発生させる」 のか、
原理としてはそれだけの違いです。
いずれにしても、
基本的に原子炉は原子炉のままです。そこに何らかの形で水を送り込み、蒸気を発生させてタービンを回す → 発電機もまわる
つまり、
コンロにヤカンをのせて、ヤカンから出る蒸気で風車を回す → その風車に発電機が連結していて、発電する
というのと、原理は同じことです。
とういうことは ・・・
本来プルトニウム製造用の機械(原子炉)に蒸気機関タービンの発電装置をくっつけたものが、要するに核発電所(原発)ってことです。
ここで考えてください。
本来の用途であるプルトニウム製造用原子炉 = 軍事利用
それに蒸気タービン発電機をつなげたら = 平和利用
という区分を、従来はしてきたことになります。
こんな区分って、あってよいのでしょうか??
従来の「核の平和利用」というのがいかにマヤカシであったのかは、
上述のように「核発電所」の原理からも分かることです。
本当に「核の平和利用」と主張したければ、軍事転用につながりえない
新技術を開発・実用化してから、主張するべきでは??
それができないのなら、核兵器も核発電もやめるしかないでしょ?