今後の固定ページの計画

お分かりのとおり、本「やかんをのせたら~~」では、
基本的に
・ その時その時の「核関連」の出来事をHomeで紹介し、
・ 技術的・軍事的な問題などを掘り下げる場合には、
固定ページで取り上げる (そのため、上の黒いメニューが
膨れ上がってしまいましたが)
という構成で執筆を進めております。

で、その固定ページではこのところSMRに始まりTWR、
PBR、IFRなどなどと新型原子炉のproliferation riskを
問題にしてきました。必要に応じ、「事故危険性」に
ついても言及しつつ。
で、次回はMSR (溶融塩原子炉、SMRとは区別して
くださいね) をシリーズで取り上げます。

なんや、わけがわからへん、助けてくれ~~

なんや、わけがわからへん、助けてくれ~~

そして。
それをもって、新型原子炉を中心に紹介していくのは、
終了としますね
まだ取り上げていない新型原子炉としては、MSR以外にも
HTGR (高温ガス炉)
VHTR (超高温炉)
GFR (ガス冷却高速炉)
LFR (鉛冷却高速炉)
などなどもあるのですが、
・ いずれもまだ実用化までには何年もかかりそう
・ これが大事な点ですが、いままで「やかんをのせたら~~」
新型原子炉紹介をお読みいただいた読者の皆様であれば、
上記のHTGRやGFRなどの問題点についても、インター
ネットでそれぞれの説明をお読みくだされば、基本
メカニズムを理解し、問題点も察していただけると思います

核発電の軍事的リスクの基本をしっかりと学ぶことで、
将来の展開や変化にも対応しやすくしよう、
というのが「やかんをのせたら~~」の基本方針なのですね。
(ただし、「同位体」や「減速材」とは何かといった核発電
全般の基本や、「冷戦」や「キューバ危機」といった各軍事関連の
基礎事項は、「核発電の軍事的リスク」を学ぶ以前の「核を
考えるうえでの大前提となる基本」ですので、読者の皆様が
それらをすでにご存じであるものと想定しています。改めて
本ウェブサイトでそれらを説明することは、しません)

現実の世界では、「SMRなら、メルトダウンしない。既存
原子炉をSMRに切り替えよう」という提唱が、すでに日本では
去年秋から聞こえているじゃないですか。こうしたときに、
SMRの問題点を指摘できない反原発団体なんて、現実上、
どんな存在理由があるんでしょう??

「中華料理は、火力!」⇒ 「火炎放射器なら、火力最強! ⇒ 火事だ! SMRで既存原発と同じ発電量を達成するには、SMRが多数必要 ⇒ それだけ、核が拡散しやすくなる恐れ

「中華料理は、火力!」⇒ 「火炎放射器なら、火力最強!」 ⇒ ”大火飯店” が火事だ!
確かに、小さくすれば冷めやすい ⇒ メルトダウンしにくい。  でも、SMRで既存原発と同じ発電量を達成するには、SMRが多数必要 ⇒ それだけ、核が拡散しやすくなる恐れ

 

では、MSRのページ シリーズをアップロードした後には、
なにをどうするのか??

ウクライナ情勢からも明らかなように、核兵器の存在が
今後の世界を大きく左右しそうですよね。
そこで従来から常に問題になってきた、「核抑止」という
問題を考えたく思います。
私は国際軍事情勢の専門家などではないので、一人の市民が
「核抑止」問題をどう捉えるのか?という視点で。基本を
学びながら試行錯誤を重ねることになるでしょうが、
読者の皆様からのご意見などを求めつつやっていきたく
願っております。

20-min croquis / 20分クロッキー
やれやれ、先は遠そうだなあ~~
私の20分クロッキーより

About FrancisH

A freelance painter, copywriter, and beading artist
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