・・・ もちろん、
・ プリント シャツなら、市場にいくらでも出回っている
といったマーケティング面での理由もありますが、私(わしお ひでき)が絵画をずっと創作してきたことも、理由の1つです。絵画というものが長い美術史のなかでは、「すでに終わったもの(いろいろな絵画が、とっくに出尽くしてしまっている)」と言われてきたのは、ここ20~30年のアート シーンをご覧の方々なら、誰でもご存知でしょう。(それに賛成するか反対するかは、別として) 実際、現代アートのギャラリーへ行くと、絵画を見ることは今では珍しく、ハイテクノロジーの応用やパフォーマンスを見ますよね。
しかし。 1) 人の手で創ったものの、再現不可能性(まったく同じものは、2つできない) 2) それが、衣類という「身体の一部」になるという、身体性 ~~
~~ この2つは無視できないと、私は見ているわけですね。特に、「手という身体の一部で作った作品が、着る人の身体の(一時的な)一部になる」という点は、大変面白いと思っています。