「革新軽水炉」関連のページ シリーズを作成中

AP1000, ESBWR, EPR, ATMEA, APWR, ABWR といった
「革新軽水炉」 については、「やかんをのせたら~~~」では
今まで触れてきませんでした。
理由は単純で:
・ 「やかんをのせたら~~」 は、核発電の軍事リスクに
焦点を絞ったウェブサイトです
・ 「革新軽水炉」 各種は、いずれも従来のPWRやBWRに
safety by design つまり 「設計段階から、事故対策を考えた」
対策を講じたものです。
つまり、proliferation risksなどを特に考慮したもんじゃ、
初めからないのですね
・ したがって、「やかんをのせたら~~」 で今まで
「革新軽水炉」 を扱わなかったのは、当然の帰結です。
単純な三段論法ですね。

「革新軽水炉」 各種では、軍事面のリスクが最初から問題に
されておらず、メルトダウンなどの事故への対策を考えた
設計になっているわけですね。ならば、本ウェブサイトでは
本来なら、取り上げないのが当然です

Another 20-min croquis / 20分クロッキー、もう1つ
プイ ! 私の仕事じゃない!
私の20分クロッキー

それに、革新軽水炉はPWRやBWRへの改良に過ぎないので、
「やかんをのせたら~~」をここまでお読みくださっている
皆さまであれば、関連文書をご自分でお読みになれば、
「事故危険性」 という面での問題点も、ご自分でご指摘に
なれるでしょう

ですから、右の 「アーカイブ」 で2022年5月をクリック ⇒
5月14日の記事に明記したとおり、革新軽水炉は取り上げない
計画でした。

ところが!

日本語の各種メディアで報道されているように、岸田政権は
新型原子炉の開発や導入を訴え始めています。
その新型原子炉のうち、本サイトで今までに取り上げたような
もの(IFR、TWR、MSRなど)は、多くがまだ開発中です。
すでに実用化されているものは、ほとんどが 「革新軽水炉」 と
呼ばれるものです。
つまり、革新軽水炉は、近年中にも新設される恐れが日本でも
生じてしまった、というわけですね。

なら、反原発団体などから、革新軽水炉の問題点を指摘する声が
上がってしかるべき ・・・

・・・ なのに、聞こえてきませんよね??
ああ~~

やむをえず、本ウェブサイトでも 「革新軽水炉」 各種を短く
紹介することにしました。

ただし:
革新軽水炉はいずれも、「事故危険性」を問題にした設計
でして,proliferationその他の軍事リスクについては、
従来の PWR や BWR と似たようなものです。
ですから、事故危険性に関する問題点を短く指摘するに
とどめます。
事故危険性という問題系なので、詳細を知りたい方は
原子炉工学を専門にしてらっしゃる方々に、ご相談願います。

それと、「軽水炉」 ではないですが、HTGRについても
英の新型原子炉計画に日本が参加へ…ヘリウムガスで熱取り出し、30年代の稼働目標 (msn.com)
にあるように、喧しくなってきました。
いずれ将来、詳しく固定ページで取り上げる必要があるでしょう。

では最初は、Westinghouse 社の AP1000 にしますね。
しばし、お待ちくださいな!

それにしても・・・
日本の既存の反原発団体や個人の皆様、
こうした新型原子炉の最新動向についても、
声を上げてください!
たとえば、アメリカのUnion of Concerned Scientistsなどは、
この問題について すでに2021年3月付のレポートを
公表してらっしゃいます!
ucs-rpt-AR-3.21-web_Mayrev.pdf (ucsusa.org)
にございます

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