英語でも日本語でも、インターネットの
各種ニュース ウェブサイトを現時点で
見ると、メドヴェージェフ 前ロシア
大統領が核戦争に言及した、との報道が
目立ちます。
ポーランド首相がアメリカの核兵器の
ポーランド配備を求めた発言を受けての
ことで、「言葉の応酬」とも取れますが、
そのポーランド首相の発言はソモソモ、
ロシアがベラルーシに戦術核を移動
させたことを受けてのことでして。
冷戦の終わり以降、世界的に「核戦争」
を過去のものとみなす風潮が広がって
しまいましたが、実際は核という脅威は
全くなくなってなどいないことが、こう
した場合に浮かび上がります。
ごく短い報道記事として、inshortsと
いうインドのノイダという都市に本部を
置く配信サービスによる記事を紹介
します:
Nuclear war can break out: Medvedev on Poland’s request for nukes | World News | Inshorts
2023年7月2日
いつもどおり、
私の日本語化
< >内は私からの補足説明
です。
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Nuclear war can break out: Medvedev on
Poland’s request for nukes
Former Russian President Dmitry
Medvedev warned the US that a “nuclear
war could break out at any time” if
Poland’s request to host NATO’s nuclear
weapons is fulfilled. The Polish govern-
ment made this request after Russia
shifted its nuclear weapons to Belarus for
storage, stating that it can’t “sit idle”.
Poland shares a portion of its eastern
border with Belarus.
「核戦争が始まる恐れも」と、Medvedev
ポーランドの<アメリカ> 核兵器配備
要請に対して
ロシアの前大統領Dmitry Medvedevは
アメリカに対して警告を発し、NATOの
核兵器を自国内に配備したいという
ポーランドの要請が実現した場合には、
「核戦争がいつ始まるか分からなくなる」
と述べた。ロシアは核兵器<の一部>
保管場所をベラルーシに移したが、それ
を受けてポーランド政府はこの要請を
出した。ポーランドも「座して見ている
わけには、いかない」ということだ。
ポーランドは東部で、ベラルーシと国境
を接している。
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単なる言葉の応酬で終わってほしいもの
です!
核兵器なんてものがある限り、
「お隣に核兵器が移ってきた!
うちにも配備しないと!」
すると、その「移した張本人」が
「核戦争になるぞ~~」
といった応酬はどこかで発生するもの
でしょう。
そして、その核兵器を製造するための
装置が、本来の「原子炉」ですよね。
「反核兵器」勢力と「反原発勢力」とが
分裂している余裕は、ございません。
統合した「反核勢力」が世界に吠える
べき時代なのですね。