ZNPPの外部電力、1か月ぶりに復旧
UKRINFORMの記事より
Zaporizhzhia Nuclear Power Plant is out of month-long blackout — Hrynchuk
日本語メディアではReutersなどの記事を要約したものが
公表されていますが、「やかんをのせたら~~」では
ウクライナのUKRINFORMの記事を紹介しましょう。
いつもどおり、
私による要約・抜粋・日本語化、
< > 内は私からの補足説明です。
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再掲。Island operationという、
原子炉を少しだけ稼働させて、その発電で原子炉自体や使用済み核燃料冷却プールなどを
冷却するという場合もときにあるのですが、うまく調整して
持続するのが難しいようです。
結局、原発は外部からの電力を大量に消費する代物なのですね。
Zaporizhzhia Nuclear Power Plant is out of month-long blackout
— <ウクライナのエネルギー大臣である スヴィトゥラーナ>
フリンチュク
2025年10月23日
ZNPPに外部電力を供給する電力線の1つの修復作業を、
作業員たちが完了した。
Ukrinformによれば、<ウクライナの> エネルギー大臣
スヴィトゥラーナ フリンチュクがこの復旧について
Facebookで報告している。
同エネルギー大臣の投稿によれば、「エネルギー作業員
たちが、一時的に <ロシア軍に> 占拠されている
ザポリージャ原発への外部電力供給を復旧させた。これに
より同原発は、この1か月ほど続いた完全な <ステーション>
ブラックアウトから脱出したことになる。ロシアによる
全面的侵略が始まって以来、今回のステーション ブラック
アウトは10回目であった。750 kV のDniprovska 電力線の
修復が完了したのだが、それに続けて330 kV のFerospavna
電力線の修復作業が進行中だ」
フリンチュクが強調して述べていることとして、ZNPPでの
今回の1か月にわたる外部電力喪失は占拠しているロシア軍の
活動によるものであり、ロシア軍は体系的な砲撃を行って
同原発をウクライナのエネルギーシステムに接続している
電力線に損傷を起こしている。
さらに同大臣が強く訴えている点として、「今回の全面的
侵略の開始以来、ウクライナのエネルギー関連の作業員
たちはZNPPの電力線を42回修復してきた。同時に、核の
安全を長期的に確保できる唯一の方法は、非武装化を徹底
しザポリージャ原発の <ロシア軍による> 選挙を終わらせる
ことだ。そして、同原発をウクライナの原発事業者である
Energoatomの合法的な管理下に、完全に戻すことである」
・・・・ 以下略 ・・・・
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今後も、修復作業の進捗に関する報道を見つけたら
紹介しますね。
軍事活動の干渉なく、無事に修復が完了することを
祈っています!