ザポリージャ原発がどういう状況なのか、引き続き
気になりますよね。
6月7日 JST 現在、英語圏の報道を見ても最新の記事が
少ないので、困っております。
そうした中、Radio Free Europe / Radio Libertyの
ウェブサイトに、本日 (6月7日) 付の短い記事が
ありました。Reuters とAPによる情報のようです。
いつもどおり、私の抜粋・日本語化で紹介しますね。
<> 内は、私からの補足説明です。
ウクライナの国営核発電企業エネルゴアトムが、ウクライナ
南部にありロシア軍が占拠しているザポリージャ原発に
国連の核拡散監視機関 <であるIAEA> が使節団を
派遣するという計画を拒否した。
ヨーロッパ最大の原発である同原発は現在ロシア軍が
制圧しているが、この地域でロシア軍対ウクライナ軍の
激しい戦闘が繰り広げられる只中、今もウクライナの
スタッフが同原発の稼働を続けている。
今年の2月24日にロシア軍がウクライナ侵略を開始して
以来、同原発の状況をIAEAは懸念材料としていた。
「(ザポリージャ原発)に何らかの形で使節を送りたい
というIAEAのヘッドからのこの知らせだが、我々はこれが
同原発でのロシア軍の存在を正当化し、今回の軍事侵攻を
容認してしまうことにつながってしまうと考える」 と、
エネルゴアトムは ・・・ (中略) ・・・ 記している。
6月6日、IAEAのラファエル グロッシ事務局長は、
IAEAとして同原発に専門家による国際使節団を派遣する
よう努めていると述べていた。
6月5日には、ロシア軍の巡航ミサイルが同原発の上空を
「危険なほど低空で」 飛行したとエネルゴアトムは
述べている。
****************
最後の1文、実に心配になりますよね。
ご存じのように、原子炉そのものはかなり分厚い鋼鉄などで
出来てはいるのですが、外部電源の供給はグリッドから
電線などで行っているわけですから、もしやそれが爆撃などで
切断されたら ・・・ 最悪、メルトダウンにつながってしまいます。
では、今後もザポリージャ原発関連の報道を見つけたら、
本ウェブサイトで日本語化して紹介してまいりますね。