Daily Mail の Mail Onlineより
Shelling HITS power line at ‘out-of-control’ nuclear power plant: Ukraine and Russia risk disaster | Daily Mail Online
(「制御不能な」 原発への砲撃が電力線を破壊、ウクライナとロシアに災害のリスク)
英国の “中間層読者” 向けタブロイドとして有名なDaily Mailの
Onlineより、2022年8月5日初投稿の記事。前半は下の8月6日に
日本語化紹介しました。
続きを、下に。
いつもどおり、私の抜粋・日本語化、< > 内は私からの補足説明です。
Matthew Lodge, Walter Finch, Chris Jewers記者からMailOnlineへの報告
最終更新: 2022年8月6日
***************
原発を基地にしちゃうなんて、どうかしてる ~~~
私の20分クロッキー
今回の砲撃が行われた時、<英国の> 国防省 (MoD) は、占領軍
<ロシア軍> が 「原発のセキュリティや安全を踏みにじっている」 と
発表、プーティンの軍隊は同原発を建てとして利用していると主張していた。
ロシア軍が同原発を占領したのは今年3月のことであったが、
チョルノービのような大災害を招くのでは、という懸念を集めてきている。
同原発はまだ稼働可能ではあるが、<現時点でウクライナに> 15基ある
原子炉の状態が心配だと、専門家たちは語っている。特に、ロシア軍の
侵攻の間に原発目掛けた砲撃があったことが深刻な憂慮を呼んでいる。
MoD の発表によれば、同原発の周辺地域は砲兵部隊の基地として
利用されている。同原発に沿って流れるドニエプル川の対岸に配備されて
いるウクライナ軍部隊を標的にしているのだ。
IAEAではロシアとウクライナの両国に対し、緊急嘆願を発している。
IAEAの専門家を直ちに紛争の現場であるザポリージャ原発に派遣し、
状況を安定化させるとともに、核事故を防止させてほしい、という嘆願だ。
この派遣を実現できるかどうかは現時点では不明で、MoDは本日、
ロシアによる5か月の占拠を経た現時点での同原発の状態に関する
最新記事を発表している。
“Wise CEOs stay away from nukes”
私のパーカ作品
MoDはTwitterで毎日諜報関連の最新情報を発表しているのだが、
こう記している。「5か月間の占拠を経たが、ザポリージャ原発に
関するロシア軍の狙いが何なのかは、いまだによく分かっていない。
だが、同原発でロシア軍が今までにやってきたことを見れば、
この原発の正常な稼働のセキュリティと安全性とを損なっているようだ」
「ロシア軍はおそらく、同原発に隣接した地域で作戦を展開しており、
その地域に本拠を置く砲兵隊を利用して、ドニエプル川の西岸にある
ウクライナ陣地を目掛けて攻撃を仕掛けてきた。
「おそらくロシア軍は同原発の施設敷地全体を利用しているのだろう。
特に隣接しているエネルホダル市に部隊を休ませ、特別な保護施設で
ある原発の法的ステータスを悪用して自軍の人員や機器がウクライナ軍
からの夜間襲撃を被るリスクを軽減していると見られる」
今週既に <8月1-5日> アメリカの駐ウクライナ大使のBridget Brinkは、
ロシア軍が同原発を一種の核を利用した盾として利用しており、同原発
周辺のウクライナ人に対して砲撃を加えている、との 「信頼できる報告」 が
あると述べている。
・・・・(次回投稿に続く)・・・・
******************
まったく、ある程度以上稼働させた原発には大量の核ゴミが保管される以上、
「巨大ダーティ ボム」 になってしまうリスクが絶えずあります。
ですから、他国を侵略する場合、対象国の原発を占拠するのは、実に
戦略的には巧みなやり方です。でも、世界への汚染ばらまきリスクを考えるならば、
「正気の沙汰ではない、実に卑怯な」やり方ですよね。
では、ウクライナ側はなぜこうも簡単に、原発を占拠されてしまったのか??
それについては後日、Reutersの特別調査をさらに紹介しますね。
とりあえず次回は、上記のDaily Mailの記事の残りを。