「原発問題プロジェクト」のための原稿を作成中

このところ、本「やかんをのせたら~~」への投稿が
滞っているのには、理由がありまして ・・・
ある団体のための原稿作成に追われているのですよ。

日本聖公会さんでは「原発問題プロジェクト」なる活動を
もう10年以上続けてらっしゃいまして、そのウェブサイトの
ための連載を私が担当することになったのです。
原発問題プロジェクト | 日本聖公会 正義と平和委員会 |

イラン戦争やウクライナ戦争など、現在進行中の諸問題の
裏に潜む核発電問題を紹介
→ 原発の原理や、「核兵器からの誕生」に始まる「核兵器との、
切っても切れない腐れ縁」を解説
→ 各種新型原子炉の説明
と流れる、長期連載の予定です。

上のウェブサイトにアップロードされたら、
ここでもお知らせしますね。しばしお待ちを。
1回目の原稿作成が終わったら、「やかんをのせたら~~」も
平常営業に戻ります。

先日、その連載のための打ち合わせがあったのですが、
担当者の方をお待ちしている間に、近所の学校のチャペルを
スケッチしてました。
クロッキーブックに鉛筆。

St. Magaret’s School, Tokyo
単なるスケッチ練習です

 

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60%濃縮Uはどうなっている?

The New York Postのウェブサイトより
英語の元記事はこちら

イラン vs イスラエル+US戦争の報道が喧しいですね。
「やかんをのせたら~~」ではもう何年か前から、イランのU濃縮と
それに関連する問題を取り上げてきました。ホルムズ海峡封鎖の
危険性についても、何度か言及してきました。

いよいよ「イランの核」をめぐる戦争が本格化しているのは、
残念な限りです。
速やかな停戦・交渉開始を祈っています!

で、日本語報道はホルムズ封鎖に焦点を合せたものが多いですし、
それはそれで仕方がないと思います。ただ、そもそも今回の
戦争の1原因である「イランの核物質」つまり60%濃縮Uは
どうなっているのか??

それに関する英語記事がThe New York Postその他に
ありますので、私の抜粋・要約・日本語化で紹介しますね。
いつもどおり、<  > 内は私からの補足説明です。
*******************************

Have mercy!
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

Iran claimed to have enough uranium for 11 nuclear bombs,
US envoy Witkoff says
(イラン、核爆弾11個相当のウラニウムを保有と主張
アメリカのWitkoff特使による)

Samuel Chamberlainさん
2026年3月3日

この2月の危機回避会談においてイラン高官たちがアメリカの
高官たちに述べたところでは、核爆弾11個を製造できるだけの
濃縮ウラニウムをイランは保有しているとのことだ。
<3月2日の> 月曜夜に、トランプ大統領の特使が明らかにした。

「イランの交渉担当者2名がともに我々 <アメリカ側の担当者> に
直接語ったことだが、60%の [濃縮ウラニウム] を460㎏掌中に
収めている。それを、臆することもなしに語っていた」と、
<アメリカの特使である> Steve WitkoffはFox Newsの
<ニュースショーのホストである> Sean Hannityに述べた。
「しかもその二人は、これが核爆弾11個に相当することも
自覚していた。そういう姿勢で、二人は交渉に臨んできたのだ」

トランプの義理の息子であるJared KushnerとWitkoffとは
この間接的な交渉を3回にわたって実施、これは2月6日に
オマーンで始まり、同月26日にスイスのジュネーブで終了した。
アメリカがイランに軍事攻撃を始めるのを回避するための努力で
あったが、これが最後となった。

Witkoffは回想する:「イランの交渉担当者たちが最初にJaredと
私に言ったのは、イランには保有する核燃料を濃縮する不可侵の
権利がある、ということだった。そうやって、交渉が始まった」

「我々は応えて述べた。そのとおりです、そしてアメリカには
イランの濃縮を止める不可侵の権利があると、大統領は
感じている」とWitkoffは話を続けた。

・・・(以下割愛)
*******************************

やれやれ~~
とにかく、戦争の早い終結を祈ります。
合わせて、核発電が核兵器開発の「隠れ蓑」になった実例の
1つが現在の戦争を招いており、全世界に悪影響を及ぼして
いる現実を忘れないでくださいね。

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付録 w-24) をアップロード

新しい固定ページ
付録 w-24) 外部電力が必要ってことは~~
をアップロードしました。

原発には、冷却などのために
外部からの電力供給が不可欠です。
その事実から派生する諸問題を、短くまとめたページです。

上の黒いメニューの終わりの方で、付録 w-24) を見つけて
クリック!

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原発への巨額の公金投入 ・・ まあ、皆様もご存じの通り

「原発の再稼働を急いで、電気料金を下げろ!」
そうした声が巷で聞こえるようになって、何年かに
なります。
しかし。
その原発に巨額の公金が投入されていたら?
仮に炎髪稼働で電気料金が下がったとしても、
その原発の背後では巨額の税金が投じられている
ことになりますよね。
税金を貪り取られて、電気代がいくらか下がったら
「原発ありがたい~~」と喜ぶような愚行は、
やめましょう。

物事は裏まで見ないと~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

その根拠となる記事の一例が、東洋経済オンラインに
あります。
2026年2月20日付です。
「原発は安い」の欺瞞を暴く経産省の内部試算 小泉純一郎氏が”脱原発”に転じたフィンランドでの光景とは? | 資源・エネルギー | 東洋経済オンライン

日本語の短い記事ですので、ご自分でお読みくださいな。

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柏崎刈羽で、TEPCO社員が ・・・

上の黒いメニューにあるページ g-6) などで、私は原発の機密情報が流出、テロ組織などの手に渡ってしまう危険性を問題にしてきました。

たとえば g-6) では、以下のように私は記しました:
・原発内部では、そのテロ組織のエージェントが原発職員になり、緊急用発電機器類をすべて破壊(自爆テロなど)
・そうしたエージェントの誰かが、Stuxnetのようなウォームを原発の管理コンピューターに入れてしまう

ここまでいかなくても、たとえば原発には冷却などのために外部からの電力供給が不可欠ですが、その供給ルートがどこにあるのか?これは、テロ対策などのために秘密とされています。でも原発運営企業は、どこまで秘密を守れるのでしょうかねえ?

テロリストのエージェントが忍び込まずとも、電力会社の従業員自らが守秘義務に違反するという事態が、現実に発生してしまいました。

朝日新聞社の報道、2026年2月24日
東電社員、スマホで秘密文書撮影 内容を社内16人に送信、柏崎刈羽:朝日新聞

呆れてものが言えない~~
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

やれやれ~~テロ組織や某国のエージェントが忍び込んだという事件ですらなく、TEPCO自体の従業員がやらかすとは ・・・

こんな企業に、たとえば原発の冷却用の外部電力供給ルートなどの重大な秘密を守れるのでしょうか??

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付録 w-23) 原発の冷却 II をアップロード

新たな固定ページ 付録 w-23) 原発の冷却 II をアップロード
しました。

内容は、付録 w-15) 原発の冷却って? (基礎的内容)
重複します。
それでもこの付録 w-23) を作ったのは、
巷での原発に関する発言を聞いていると、冷却という
基礎事項を無視した?分かっていない?発言を、
推進派からも反対派からも頻繁に耳にするからです。

各種反原発団体などが協力して「入門学習コース」の
のようなものを作成するのが理想的ですが、今のところ
そうした動きは見られないようです。

そこで、私個人ができる範囲内の情報発信として、
「原発の冷却」のような基礎事項を説明するページを、
時に作っております。

「私は、基礎事項は学習済み」とおっしゃる方は、
この w-23) は無視なさってください。
そうでない方は、付録 w-23) をクリック!

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中国軍部も認める「原発の軍事的脆弱性」

元はKangnam Timesウェブサイトより

「中国の致命的急所は沿岸原発100基」・・・
破壊なら永続的災厄と中国軍内部が警告!

本「やかんをのせたら~~」ではもう何年か、「軍事攻撃や
テロ攻撃に対して、原発は深刻な脆弱性になりえる」という
主旨の指摘をしてきております。
最近、中国軍内部からもそうした内容の指摘がありました。

日本語でも紹介されているので、↑ 上のリンク先をお読み
くださいな。

日本語での要約紹介は竹内智子さん。
2026年2月17日 JST

再掲 ダーティ ボムとは、こういうこと

原発が「巨大なダーティ ボム」になりえることは、
とっくに「やかんをのせたら~~」では指摘済みです。
たとえば上の黒いメニューでページ g-5) g-6) d-6) d-8)
d-11)  d-15) などをお読みくださいな。

もともと、原子炉もU濃縮も核兵器製造のための技術
でした。
それに「やかんをのせて」水蒸気タービンで発電を
行うようになった
⇒ その「やかん」が世界に広まってしまった
⇒ そして軍事攻撃に対する脆弱性であることが
明らかになってしまった
という実に皮肉な経過ですね。

ついでながら、
原発問題を単なる「電力VS事故リスク」で論じて
しまうことがいかに ”視野狭窄” か、ってことですよね。

広く見渡してみましょ
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース

忘れちゃ困る問題が・・・

・・・ それは、「原発には、冷却などのためにグリッド
など外部から電力を供給することが必須だ」という
自明な事実です。
2026年2月現在、ウクライナのザポリージャ原発や
チョルノービル原発(の残骸)では外部電力供給が
戦争活動で切られ、最悪の場合メルトダウンの恐れが
あるので、IAEAが慌てふためいてますよね。(チョル
ノービルは40年ほど前から停止してますが、放射性物質が
ある限り崩壊熱は出ているので、冷却は続けませんと)

つまり、原子炉そのものをワザワザ破壊しなくても、
それに外部電力を供給している送電網を破壊しちゃえば、
やはり原子炉は巨大ダーティ ボムになりえるわけです。
上の黒いメニューにあるページ u-3) g-5) g-6) などを
参照してくださいな。

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冷却」に関する新たなページを作成中

どうも現在の日本社会での核発電に関する論争というか
「口論」を聞いていると、proもconも基本的な技術的事実を
無視して相手を罵倒してしまっている、という現象が
イヤになります。

たとえば、
pro — 「電力需要の増大に応えつつCO2を減らすには、
原発しかない」
⇔ 実際には、事故がない状態での原発は冷却に
グリッドなどからの電力供給を必要とするのですが、
その外部電源の電力が例えば石炭火力だったら?
それと、外部電力の供給を少なからず必要とする以上、
原発を新設しても、その出力がそのまま「その原発が供給
する電力」になるわけじゃない。(特に、定期点検中は
原発は単に ”電気くい虫” になります)

con — 「事故があったら、どうするの?」
⇔ 原発事故は確かに大問題ですが、上のconからの主張とは
かみ合っていない。
ザポリージャなどで昨今、実際に発生している問題を見れば、
原発がグリッドからの電力供給を必要とするという事実を
情報発信する必要があるはずですが、そうした発信が
聞こえてこない。

基本的な事実を見ずに口論していても、結局は罵り合いに
終わってしまうでしょう。

やれやれ、というわけで大変基本的な問題ですが、
付録 w-15) と重複するのを承知で、原発の冷却に関する
基本説明をする固定ページを作成中です。

しばらくお待ちくださいな。

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トランプ政権、新型原子炉の一部に審査など緩和?

トランプ政権、新型原子炉の一部に審査など緩和?

Beyond Nuclear Bulletin, February 5, 2026で紹介されていたので、
下の記事を読みました。

–>  American Nuclear Societyの “Nuclear Newswire”、2026年2月3日付
元の英語記事は、こちら

なお Beyond Nuclear については、上の黒いメニューで下の
ほうにあるページ v-1) をご覧ください。申し込めば, weekly bulletinを
送ってもらえますよ!

ここは見るな!って ~~

私の要約・抜粋・日本語化
<  > 内は、私からの補足説明
***************************
DOE、 先端型原子炉に対するNEPAの免除を発表

アメリカのエネルギー省(DOE)の発表によれば、国家環境政策法
(National Environmental Policy Act、NEPA)に定める認可や立地、
建設、稼働、再認可、廃炉の手順を、先端型の原子炉の一部に
ついては適用除外とするそうだ。

・・・(中略)・・・

背景: 核関連の法規制には最近、改正がなされているが、その多くと
同様、今回の発表も2025年5月にトランプ大統領が署名した核関連の
4つの大統領令(Executive Order (EO) 14301)「エネルギー省での
原子炉試験の変更」に由来する  ・・・(中略)・・・

先端型原子炉への手続きの免除に関しては、EO 14301 では「何十年間
にも及ぶ研究と工学的開発の成果として先端型原子炉のプロトタイプが
生まれた。それにはpassive safetyメカニズムが備わっており、原子炉
設計の物理的なアーキテクチャーも改善されており、稼働面での柔軟性と
性能も向上した原子炉で、核燃料の使用後の処分についてもリスクを
軽減したものであること」と追記している。

それを受け2025年6月30日、DOEはそのNEPA関連規制策定に関する
最新情報を公表、EO 14301の要請する変更を施行するとした。

で、何がどう変わったの?
私のクロッキー(速写画)、Croquis Cafeベース


新たな変更点:
 今回のDOEによる最新発表により、上述の変更が
さらに発展、要請されている最先端原子炉の手続き免除を正式な
ものとした。この免除を定めることで、先端型原子炉の一部に
ついては、環境への影響に関する評価や申告を作成する必要が
なくなる。

・・・(中略)・・・

まだ出来てないけど、開発中の新型クッキーってことで、宣伝はしとこう~


先端型原子炉とは? 「先端型原子炉」という言葉を聞くと、多様な
ものが思い浮かぶ。マイクロ原子炉、小型モジュール炉、第4世代
原子炉 <MSR, PBR, HTGRなどなど。上の黒いメニューで
ページ mr-1) , p-1) , h-1) など参照>、第III+世代原子炉 <ABWR,
AP1000などなど、ページ al-1) , al-2) 参照>、可搬式原子炉、
軽水炉以外の各種原子炉、などだ。言うまでもないが、そうした
用語を耳にすれば、回答以上に疑問が生じてしまう。具体的で広く
受け入れられている定義がないためだ。

42 USC 16271 という法律を見ると、先端型原子炉とは「2020年
12月27日現在で稼働中の各種原子炉よりも大幅の改良を加えた
核分裂式原子炉」のことと定義されている。そうした改良が
なされえる分野としては、内在的な安全性機能、廃棄物の削減、
核燃料の使用効率の向上、熱効率の改善、モジュールのサイズ、
稼働面での柔軟性、その他がある。同法にはさらに、核融合原子炉や
放射性同位体を用いた発電システムも含まれている。

NRC <アメリカの原子力規制委員会> では先端型原子炉のことを、
「現時点での原子炉とは基本的に、希ガスや溶融塩のミックス、
液体金属を炉心冷却に使うという点で異なっている。先端型原子炉と
いう場合さらに、現在の濃縮酸化ウラニウムのペレットをジルコニウム
の筒の中に配置したものとは本質的に異なる燃料素材や設計の原子炉も
検討に入れる」と定義している。

・・・(以下略)・・・

*****************************

再掲。原子炉と遠心分離機が核兵器製造に欠かせないことを、
お分かりいただけますよね?

言うまでもないですが、核兵器も核発電も「国家の方針」が強力に
関わります。
つまり、おかしな政治家を選出してしまうと、おかしな核政策や
核関連法規が出来てしまう、ってことですよね。

トランプ政権がこうした「核発電」の推進だけでなく、核実験の
再開など兵器の方にも力を入れている事実にも、注意が必要ですね。

私たちも、投票はよく調べよく考えて行いましょう。

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付録 w-22) をアップロード

新しい固定ページ 付録 w-22) をアップロードしました。

戦争などの世界情勢で、石油天然ガスなどの価格が高騰
→ 電気料金が大幅上昇 →「既存の原発を再稼働して、
電気代を下げろ!」
といった声が良く聞こえる昨今ですが、
じゃあ、
LEU価格が高騰したら??
さらに、Uは日本国内で自給できるの?
(実は100%輸入依存)
といった問題を指摘しております。

上の黒いメニューの終わり近くで、付録 w-22) をクリック!

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